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資本主義の編集履歴

2013-07-20 23:34:37 バージョン

資本主義

しほんしゅぎ

資本の動きが人々を動かして価値を産む経済体制。多数の定義があるが、マルクス経済学における定義が比較的明確で分かりやすいので、本稿では主にこれを用いる。

カール・マルクスは著書『資本論』の中で「生産手段が少数の資本家に集中し、一方で自分の労働力を売るしか生活手段がない多数の労働者(プロレタリアート)が存在する生産様式」として「資本主義」と定義した。


マルクス経済学における資本とは、社会に貨幣を投下し、投下された貨幣が社会を運動してより大きな貨幣となって回収されるという運動体のこと。資本が運動を続ける事で経済が拡大し、社会を活発化させる。


資本そのものは古くからあるが、資本の運動が社会全体を覆うようになり、資本主義と呼ばれるようになるのは近代の工業化(産業革命)以降である。ただし、ひとくちに「資本主義」といっても時代や国によって様々な形態があり、物々交換や無償奉仕(ボランティアなど)、家庭内労働、といった資本によらない価値の運動も共存しているのが普通である。


この資本主義の考察と批判から、社会主義という思想が生まれてくる。なので、資本主義は社会主義と対立するものという考えもあるが、社会主義と相反するものか、というと必ずしもそうではない。資本主義を社会主義の目的のために運用しよう、という思想もありうるからである。


資本主義経済から非資本主義的な要素をできるだけ排除し、より純粋な資本主義を指向する思想を市場原理主義という。


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資本主義の犬

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