「まるマ」と表記した場合、原作の小説・アニメ・コミックなど全てを指す。
特別に区別する場合、アニメは「マニメ」、舞台「まおみゅ」などと表記される。
ちなみに「マ」を円で囲ったのは文庫の新刊予告をする際、目立つのではないかと言う出来心で加えられた。しかしながら、この思いつきはその後デザイナーなどに迷惑を掛けることとなる。（マ本p.19参照）
出版されているレーベルから分かる通りBLではない。
動向
【原作】
著者喬林知、表紙・挿絵は松本テマリが担当。喬林知の担当GEG（グレート・エディータゴトチンの略）
2000年にティーンズルビー文庫から発売。その後は角川ビーンズ文庫より200１年から現在も続刊中である。2010年に発売された『後ろはマのつく石の壁！』が最新刊である。（2013年現在）
2013年に角川文庫から角川ビーンズ文庫で既に出版済みの作品の装丁や一部の表現改めたほか、短編を追加し合本として発売。カバーイラストは六七質が担当。ちなみに2013年6月21日に魔王誕生編のカバーイラストが六七質によってpixiv内にアップされ、23日にデイリーランキング1位を獲得している。
【アニメ】
テレビアニメ(通称マニメ)はNHKで2004年からスタートし、第3シリーズとOVAが放送された。
マニメ独自のオリジナルストーリーが展開されている。監督西村純二
2013年に第１シリーズがBlu-ray Box化
【マンガ】
マンガ「今日からマのつく自由業!」は、「月刊Asuka」2005年6月号より松本テマリにより連載。コミック11巻からそれまで複数人が描かれていた表紙が単体で描かれるなど一新された。コミック版ではオリジナルの小話が追加されている。カロリア編からはサラレギーが登場するなど原作の内容が一部変更されている。
【ミュージカル】
2013年4月末に魔劇「今日から（マ）王！」～ 魔王誕生編～ (通称まおみゅ)が公開。内容は原作の「今日からマのつく自由業！」の一巻分にあたる。同年10月にＤＶＤが販売。
【その他】
ゲーム「今日からマ王! はじマりの旅」は2006年に、「今日からマ王! 眞魔国の休日」は2007年に、バンダイナムコゲームスより発売。
松本テマリイラスト集 ㋮Illustrations（２００９年）
マ本 Maru-ma Series Official Fan Book（２０１０年）
ストーリー
正義感と負けん気が人一倍強い高校生渋谷有利は、ある日、公園で中学時代の同級生村田健を助けようとしたが不良高校生たちに返り討ちにあい、公衆トイレの便器に顔を突っ込まれ、そこから異世界に流された。流された先で、超絶美形のフォンクライスト卿ギュンターから自分が王の魂を持って生まれ、「眞魔国」の王であること、魔族の長として人間と戦わなければならないことを告げられた。地球の文化や価値観の違いに戸惑いながらも、持ち前の正義感と平和主義で新米魔王として成長してゆく。
登場人物
【メインキャラクター】
ウェラー卿コンラート（CV：森川智之）
フォンヴォルテール卿グウェンダル（CV：大塚明夫）
フォンクライスト卿ギュンター（CV：井上和彦）
フォンカーベルニコフ卿アニシナ（CV：高山みなみ）
フォンシュピッツヴェーグ卿ツェツィーリエ（CV：勝生真沙子）
フォンクライスト卿ギーゼラ（CV：田口宏子）
リリット・ラッチー・ナナタン・ミコタン・ダカスコス（CV：松山タカシ）
ナイジェル・ワイズ・マキシーン（CV：麦人）
原作タイトル一覧
今日からマのつく自由業！（魔王誕生編）
今度はマのつく最終兵器！（魔王誕生編）
今夜はマのつく大脱走！ （魔王彷徨編）
明日はマのつく風が吹く！（魔王彷徨編）
閣下とマのつくトサ日記!?（地球過去編）
きっとマのつく陽が昇る！ 「カロリア編」
いつかマのつく夕暮れに！
天にマのつく雪が舞う！
地にはマのつく星が降る！
めざせマのつく海の果て！ 「聖砂国編」
息子はマのつく自由業!? （地球過去編）
これがマのつく第一歩！
やがてマのつく歌になる！
宝はマのつく土の中！
箱はマのつく水の底！
砂はマのつく途の先！
故郷へマのつく舵をとれ！
今日からマ王!?
眞マ国より愛をこめて
前はマのつく鉄格子！ 「刑務所編」
後ろはマのつく石の壁！
※（）は角川文庫版で合本収録した際の副題
