シアノ
しあの
「いつかわたしも あいして みたい」
概要
植物の国にある原初の森に連なる存在。
かつては普通の人間だったが森と同化したため「半樹」となった。緑精が呼んだ人間に種を渡す役目を担っているために、人間の形を保っている。そのため、人間だったころの記憶と感情を失っており、名前や年齢など詳しいことは不明である。喋り方はすべてひらがな表記。
自分の力で動くと莫大なエネルギーを消費するため、ほとんど歩かずに普段は長い眠りについている。また、力が無くなると植物のように枯れていってしまい、全体的に黒くなってしまう。
元々が人間だったため言葉は話せていたのだが、森と同化して緑精と言葉を使わずに共有できるようになり、しばらく言葉を忘れていた。また、森には時間も無かったため、時間のこともわからなかった。そんな時にマトリクスに出会い、言葉や時間、意思というものを教えてもらった。シアノという名前も彼がつけたものである。そんな彼の存在が、感情が無いシアノにうっすらと感情を与えていった。
現在は、彼を待つ時間が長いため、気晴らしに文字のつづりを勉強している。言葉は合っているのだが、あてはめ方が違うため、元の言葉よりも見づらくなってしまっている。
髪は古い髪がまとまって樹になり、年輪のようになっている。また服は植物で出来ており、生え変わったり、枯れたりをしており、首にはベルを下げている。
『緑精還術』と呼ばれる術で味方を回復する。回復するときは地面から緑精がでてくる。