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ピュアドラゴン

ぴゅあどらごん

ピュアドラゴンとは、2000年にゲームアーツが立ち上げた企画、および本企画に関係するキャラクターのことである。

概要

ピュアドラゴンとは、2000年にゲームアーツが立ち上げた企画のこと。

かのピカチュウの生みの親、にしだあつこ氏がキャラクターデザインを担当しており、

そのキャラクター群は非常に愛らしい。

2000 - 誕生

 アンゴルモアの大王なんて降りてこなかった1999年を越し、

21世紀を迎えた2000年、ある企画が、ゲームアーツにて立ち上がった。

その名は「ピュアドラゴン」。

当時、ゲームフリークにて「ポケットモンスター」の制作に関わった後、

ゲームアーツへと移籍した、にしだあつこ氏がキャラクターをデザインしたこと、

主人公格のキャラクター、“チップ”と“ミッピ”をはじめとしたキャラクターの愛らしさ、

更にはゲームアーツのネームバリューもあって、ピュアドラゴンは話題を集めた。

色々な方面での展開を行う事が計画、ゲーム制作やアニメ展開も考えられ、

実際、小規模ながらも、実際に行われた展開もあった。

こうして企画は確かに進行し、事は順調に進んでいるように、

傍目には思われていた・・・のだが。

ある日、その音沙汰は突然、唐突に途絶えてしまう。

一体何があったのか、何があって企画停止となったのかを知る術はないが、

ともかく、当時ピュアドラゴンの今後を期待していた人々には、

残酷にも「歩みが止まった」という、ひとつの事実が突きつけられたのである。

そして沈黙がはじまり、ピュアドラゴンの存在は、

次第に、人々の記憶から薄れてゆく事になった。

2011 - 突然の復活

 音沙汰が無くなってより数年。その間、ゲームアーツ自体も、

「ラグナロクオンライン」で、良くも悪くも知られるオンラインゲーム運営大手、

ガンホーオンラインエンターテインメントの傘下に入るなど、

色々な激動の波にさらされたこともあり、

ピュアドラゴンの存在は、ごく限られた人々の記憶に残されるに任せ、

このまま流れに呑まれ消え去ってゆくかのように思われた。

・・・ところが。

その長い沈黙は2011年6月、唐突に破られる。

おそらく、忘れられてしまったが故、多くの人達が予想もしていなかった形で。

 ガンホーが2010年12月より配信を開始した、

iPhone/iPod/iPad向けのゲーム、「Twimon」。

このTwimonの期間限定配信キャラクターに、

・・・なんと、もうその姿は二度と見られないと思われた、

また、おそらく音沙汰が無くなった時、多くの人々がそう思ったであろう、

ピュアドラゴンの懐かしい面々が加えられていたのである。

しかも、過去制作された、アニメのパイロットフィルムを手土産に。

今後のピュアドラゴンの展開が、果たしてどうなるのか。

数年間に渡る、長い沈黙を破った先に、何が待ち受けているのか。

誰にも全く分からない、チップ達の新しい歩みは、今始まったばかりである。

小話的余談

●2001年6月に発売された、松下電器産業製PHS端末の内臓データに、

ピュアドラゴンのキャラクターである、天使の「ラブリー」と、

小悪魔の「クロリン」が使用されたことがある。

気になる人は「KX-HS110」と検索してみよう。

 ・・・また、上述のラブリーとクロリンは、

PHS端末以外にも、松下電器産業製のFAXに使用された他、

ウォーカープラスにおいて、キャラクターを使用したデータが配信されたりしたが、

何故か外部では、ラブリーは「モモリン」、クロリンは「クロスケ」と紹介されていたようである。

●かつてゲームアーツのWebサイトから飛べた公式サイトは、2007年頃まで存在していた。

ただし、2004年の途中から「全面リニューアル中」と表示されたまま、

事実上の閉鎖状態で、長い間放置されていた。現在では削除されている。

参考:インターネットアーカイブで見る公式サイトの遍歴

できたころ:http://web.archive.org/web/20021012112957/http://www.puredragon.com/

全盛期:http://web.archive.org/web/20040317000732/http://www.puredragon.com/

放置期:http://web.archive.org/web/20070613030645/http://www.puredragon.com/

関連タグ

ゲームアーツ

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