アルテ(大久保圭)
あるて
※Wikipediaからのコピーの為、確証はありません。
16世紀初頭のルネサンス期。
フィレンツェの裕福でない貴族の娘であるアルテは絵を描くことにのめり込んでいた。父が亡くなり、男に気に入られて結婚し「まともな生活」を送ることを望む母と反発し、アルテは家を飛び出す。画家となるべく画家工房を回るが、アルテが女であるというだけで相手にもされない。唯一、自分の絵を見てくれたレオの工房に引き取られるが、レオは貴族娘の我儘と思い、弟子にするつもりもなく「テンペラ画の地塗りを一晩で20枚作る」という無理な課題を命じる。翌朝、課題を仕上げたアルテにレオは画家を目指す動機をたずねたところ、職人(画家)になるのが目標ではなく、自分自身で生きる道筋をみつけたいと答えた。レオは自身が物乞い出身であり、アルテと似たような動機で画家を目指したことから、アルテの弟子入りを許す。
女であるというだけで、周囲の反発も多いがアルテは持ち前の明るさと頑張りで壁を乗り越え、徐々に理解者を増やしていった。
ヴェネツィア貴族のユーリは、そんなアルテが働いていた様子を見て気に入り、アルテを姪の家庭教師にと雇おうとするが、アルテはこれを断る。レオの師匠の娘・ルザンナが身重の身体でレオに会いに来た。夫が亡くなり、夫の実家から持参金を返してもらおうとしたのだが、相手にされないというのだ。それを知ったアルテは、ユーリと掛け合い、ルザンナの助けとなることを条件に、ユーリの申し出を受け、ヴェネツィアへと旅立つ。
ヴェネツィアでは、これまで何人もの家庭教師が辞めていったユーリの姪カタリーナの家庭教師となる。礼儀作法も完璧で何一つ教えるようなことのないカタリーナだったが、両親の前では礼儀作法のできない娘を演じていた。事情を知ったアルテはカタリーナとのわだかまりも解かし、ファリエル家夫人(カタリーナの母)とカタリーナの肖像画を描き上げる。スポンサーになるというユーリの申し出を断り、アルテはフィレンツェへと戻った。
ヴェネツィア大貴族の肖像画を描き、なおかつ申し出を断ったという噂もあって、フィレンツェのレオの工房に戻ってきたアルテに貴族たちから夫人や令嬢の肖像画の作成依頼が舞い込むようになる。女性ならではの視点で描かれる肖像画は顧客を満足させたが、女性であるがゆえに宗教画の注文が来ないといったような壁にも当たった。その一方で、アルテのさらなる成長のために、レオ以外の親方の下で修業させるべきではないかという話が持ち上がってくる。
現在原作漫画は11巻まで発売中。(2019年7月20日時点)
2014年の「NEXTブレイク漫画RANKING」では、15位に選ばれた。
2019年7月に製作が発表された。放送時期は未定。