「すごいものや、立派なものに愛されて、優しく大事にされると、息が詰まっちまう。そんな価値、自分にあるのかって…騙してるみてえな罪悪感さえするのさ。…粗末に扱われりゃ、腹を立てるくせにな。」
「あんなに信用してたやつに、嫌いだったなんて言われたら落ち込むじゃねえか。」
概要
スマートフォン向けアプリゲーム『魔法使いの約束』に登場するブラッドリー×ネロのBLカップリング。
賢者の魔法使いでありながら、北の国の盗賊団を率いた過去を持つ囚人のブラッドリーと、東の国で料理屋を営むネロに一見接点はなさそうだが......?
プロフィール
ブラッドリー | ネロ | |
---|---|---|
誕生日 | 12月13日 | 9月8日 |
身長 | 182cm | 178cm |
所属 | 北の国 | 東の国 |
魔法道具 | 長銃 | カトラリー |
特技 | 喧嘩 | 料理 |
呪文 | アドノポテンスム | アドノディス・オムニス |
お互いの呼び方 | ネロ | ブラッド |
CV | 日野聡 | 杉山紀彰 |
過去
以下、微ネタバレ注意
「ここまで認めてくれたあんたの、相棒を名乗って、恥ずかしくねえ男でいるよ。絶対に。」
「てめえがいりゃあ大丈夫だって。頼りにしてるぜ、相棒。」
上述のように、ブラッドリーは北の盗賊団を率いるボスという過去があり、ネロはその時の相棒だった。しかし、ある時ブラッドリーが討伐隊に捕まり囚人となり、流れるように盗賊団は解散してしまう。その後、ネロは盗賊団を抜けた後に足を洗い東で料理屋を営んでいた......というのが現在に至るまでの出来事である。
ちなみに、ネロはブラッドリーが囚人になったから距離を置いて足を洗ったのではなく、ブラッドリーへの不満が積もりに積もって愛想を尽かしていた、というのが事実。ネロは今でこそ東の国の魔法使いだが、出身は北の国であり、北の国の魔法使いである。(ちなみに、今作では賢者の魔法使いとして選ばれた国と、本人の出身地が異なることはよくある)北の国は神秘の力が強く、厳しい自然環境の中で弱肉強食の考えが根付いているため、力の弱い魔法使いは自然と淘汰されていく。そんな中で、ネロを拾い上げたのがブラッドリーであり、言わばネロにとってブラッドリーは命の恩人である。ネロは魔法使いとしての実力はブラッドリーに劣るものの、美味しい料理で団の士気を上げ、いざとなったらダーティな手段も迷いなく選びとれる決断力や手先の器用さが評価され、『盗賊団のナンバー2』としての地位を獲得する。それまではブラッドリーを『ボス』と呼び、フランクながらも敬語を使っていたが、これを機に『ブラッド』と愛称で呼ぶようになり、二人の距離は縮まる。好条件の時の洞窟をアジトにしなかったのも、厨房を作ったのはいいものの、煙が出ていかなかったからで、それでもネロは『自分で小屋を建てて外で作るからいい』と言ったが『それは寒くて可哀想』という理由で、このエピソードからもブラッドリーがネロを重宝していたことが伺える。
ネロ曰く、ブラッドリーは『北の国の魔法使いには珍しくリーダーシップがある』『あれだけ我慢や努力が出来るやつはそうそういない』とのこと。また、ブラッドリー曰く、ネロは『心を開くまでは大変だが、一度気に入った相手のためなら相手にとって最も居心地の良い環境を作り上げる』『俺がいないとやっていけないやつだと思っていたが、実際は逆だった』とのこと。お互いを大切に思う気持ちはあったが、大切に思うからこそのズレが生まれていたのだ。
ちなみに、ブラッドリーが捕まったのはヘマをしでかしたからではなく、フィガロの差し金である。『人間と魔法使いが仲良く共存できる世界を作る』ことを目標に掲げているフィガロは、人間の魔法使いに対する印象を良くするため『盗賊団の親玉を捕まえた』という正義のストーリーを演出したのだ。スノウとホワイトもこの件には一枚噛んでおり、北の魔法使いがいかに恐ろしいかよくわかると思う。(南の魔法使いといってはいるが、フィガロは北生まれ北育ちの純粋な北の魔法使いである。このことはルチルとミチル以外には周知の事実である)
ブラッドリーが囚人となって以来、しばらく会うことのなかった2人だが、賢者の魔法使いに選ばれたことで再会する。ブラッドリーはネロとの再会を喜んでいるが、ネロは過去に盗賊をしていたことがバレるのを嫌がっている。
しかし、ネロとブラッドリーが人目に着くところで楽しそうに談笑する姿は賢者らに目撃されていたり、ブラッドリー専用の夜食を作りおいていたりと「本当に隠す気あるのか?」というレベルで距離が近い。賢者に詮索されると「ブラッドリーとはここで知り合った」と必死に取り繕うが、自然に愛称で呼んでしまうなどすぐにボロが出る。簡単に言うと不仲営業。ネロがブラッドリーの過去の態度に怒り、賢者の魔法使いにその関係をあまり知られたくない、と思っていることは本心だが、ブラッドリーに意識改善の兆しが見られており、また後者の理由も自分の過去のせいで他の皆に迷惑をかけたくないから、というネロの仲間を思う気持ちから来ているものなので、二人が大勢の前で相棒として背中を預け合う関係に戻るのも、そう遠くはないのかもしれない。
カードストーリーなどぇ、ネロの途中の料理をブラッドリーがつまみ食いしてネロにキレらているところがしばしば見られる。夫婦か。