2020年2月20日にダウンロード数が100万を超え、同年4月11日に200万を突破した。
同年3月に料理機能が実装され、親愛度を高めることによって親愛ストーリー (全キャラ各10話) が読めるようになった。ネタバレを含むため、メインストーリー読了後に読むことをお勧めする。
同年4月よりゼロサムコミックにてコミカライズが連載開始。作画を担当するのはシノノメウタ先生(Twitter)。
同年8月に魔法舎機能が実装され、料理機能に加えて魔法使いの部屋に遊びに行くことや、賢者の書に綴ったプロフィールなどを見ることができるようになった。
同年12月にイベスト解放キーが実装され、過去のイベントストーリーが読めるようになった。規定アイテムとの交換で月に10個入手可能なため、アイテムに余裕のある新規賢者は毎月交換することをお勧めする。
プロデューサーレターVol.7にてアニメ化プロジェクトの始動が発表。

世界観

「月に愛されたこの世界は、傷だらけでとても美しい。」

魔法使いと人間が共存する世界。

その中心となる大陸には5つの国が存在し、その土地柄や人柄は国によって様々。

この世界では、空には大きな月が浮かび、人々はそれを〈大いなる厄災〉と呼び、畏怖している。

年に一度、その強大な力をふるって世界を襲う〈大いなる厄災〉に対抗し、〈賢者の魔法使い〉と呼ばれる選ばれし魔法使い達の戦う日々が、今も続いている。

( 公式サイトより引用 )

用語解説

※※※ネタバレを含みますのでご注意ください※※※

▼ 人々

賢者	魔法使いによって異界から召喚される、魔法使いを導く存在。これまでに何千人もの賢者が召喚されていると推測される。前の賢者は忽然と姿を消しており、前の賢者との思い出は憶えていても、名前や顔を憶えている者はいない。姿を消した歴代賢者の行き先は不明。
魔法使い	人間から1万人に1人ほどの確率で生まれる。後天的に魔法使いになることは不可能。数百から数千年の時を生きる長命種。魔力の成熟とともに肉体の成長が止まるため、外見と中身の年齢が伴っているとは限らない。髪・爪・体液等が魔法や呪いの媒介になるため、強い魔法使いたちは痕跡が残らないようにしている。そのせいか強い魔法使いほど集団生活を好まない傾向にある。魔法で性別を変えられるため、生物的にも思考的にも性別の概念はあってないようなもの。基本的には出生時の性別で過ごしているようだ。命を落とすと体が結晶化した後に砕けて石になる。
賢者の魔法使い	賢者によって召喚され〈大いなる厄災〉を退ける役目を背負った20人の魔法使いの総称。各国から4人ずつ無作為に選出され、選ばれた魔法使いの体にはユリの花のような形をした紋章 (下記画像参照) が浮かび上がる。紋章の位置や大きさはそれぞれに異なる。どんな理由があろうと役目を辞退することは不可能。寿命で魔力が著しく衰えるか、死ぬまで役目が解かれることはない。欠員が生じた場合は当代の賢者が儀式を行い、欠員分だけ新たに召喚する。

人間	育った環境によって感情に正負の違いはあるが、人間とは決定的に違う魔法使いを差別/区別する者が多く、魔法使いだと知った上で対等に接してくれる者はほぼいない。身近に似た姿かたちの上位種がいるせいか進化や発展を諦めているような節があり、国ごとに差はあるものの文明水準はそれほど高くない。

▼ 国々

言語は大陸で統一されており、背景・スチル等からローマ字の鏡合わせであると推測される。

中央の国	大陸の中心に位置する。他の4国すべてと面しているため、交易で栄える豊かな国。戦乱の時代に後に初代国王となるアレク・グランヴェルと聖者と呼ばれた魔法使いが志を同じくし、人間と魔法使いから成る革命軍を組織して建国したと伝えられている。中央の魔法使いは指導者気質で真面目。物事を額面通りに受け取る純粋で裏表のない性格で、正義感と向上心が強く、強固な信念と目的を持っている。中央の人間は生まれながらに恵まれている魔法使いは人に尽くすべきだと考えている。
北の国	大陸の北に位置する。潤沢な魔力に満ちた雄大な自然が残る極寒の国。息さえも凍る寒さで年中雪に覆われており、永久凍土の大地には作物が実らず、人間が暮らすには厳しい土地。北の魔法使いは獰猛で攻撃的。弱肉強食的で個々の魔力が強く、他者と協力する必要がないため仲間意識がない。コミュニケーション不足で精神年齢が低い。北の人間は魔法使いに平伏し、神のように敬い、その庇護を受けることで生活している。
東の国	大陸の東に位置する。全百巻を超える事細かな法典に縛られた国。争いのない暮らしを追求した結果、街中での会話や子供が外で遊ぶ時間まで法典によって定められた。都心に近いほど法典順守の意識が強い。東の魔法使いは勤勉だが人嫌い。根に持つ性格で怒らせたり傷つけたりすると面倒。個人主義的だが仲間意識を持った者には非常に優しく、情の深い面もある。東の人間は平和を脅かしかねない魔法使いを異端者だと言い、毛嫌いしている。
西の国	大陸の西に位置する。魔法科学技術によって富が集まる先進国。都心は富裕層の邸宅や高級店が軒を連ね、郊外には工場が並び立つ。その裏では貧民街が形成されており貧富の差が激しい。西の魔法使いは享楽的で気まぐれ。独特な感性と確固たる美意識を持つ職人気質だが、いたずらや賭け事、芸術、派手なものを好む一風変わった者が多い。西の人間は話を聞かずに好き勝手をする魔法使いをあまり信用していない。
南の国	大陸の南に位置する。荒野や岩山が多い片田舎のような発展途上国。不便さゆえに魔法使いと人間とが助け合いながら生活しており、他国と違って両者の間に隔たりがない。南の魔法使いは朗らかでマイペース。人助けを好む心優しく親切な者が多い。個々の魔力は弱いものの、息の合った集団行動でそれを補うチームワークの良さを持つ。南の人間は不便な暮らしを助けてくれる魔法使いを親しい隣人のように思っている。

▼ その他

《賢者関連》

魔法舎	中央の国にある賢者と賢者の魔法使いのための宿泊施設。結界で入り口が隠されている。高級ホテルほどの設備が備え付けられた大豪邸。各国を易く往来できる塔も敷地内に建てられている。
賢者の書	賢者が書いた手記。魔法舎の図書室には歴代賢者が書き残した全ての本が収められている。

《魔法使い関連》

魔法	魔法使いが心と自然とを繋げることで起こす不思議な力。魔力の源である心の強さが魔法の強さに直結する。
精霊	自然に宿る不思議な存在。中央の国には中央の精霊、北の国には北の精霊が住んでおり、その性質はその国の魔法使いたちと似ている。自然の少ない場所や混沌とした場には精霊が少ない。精霊に認められる/好かれることで、魔法使いはその国の魔法使いとなる。
呪文	魔法使いがそれぞれ持つ不思議の力を宿した言葉。言葉が自分に合っていないと本来の力が出せないこともあり、非常に重要。何度でも変えることができる。
魔道具	強い魔法を使う際に使用する媒介。長く所有した想い入れのあるものに不思議の力が宿り、魔道具になる。長い時を生きる中で変わることもある。簡単な魔法では魔道具を使用せず、指先で魔法を操る。
マナエリア	魔力を高めたり、安定させたり、精神を落ち着けたりするために心の拠り所としている想い入れのある場所や原風景。
アミュレット	マナエリアから離れた場所でもマナエリアと同程度の効果を得ることができるアイテム。マナエリアに関係・連想するものであることが多い。
マナ石	傍目には美しい石 (下記画像参照) だが、正体は魔法使いや魔法生物の亡骸。魔力の塊であるため、マナ石を食べることで石に含まれた魔力を自分のものにすることができる。更なる力を求めて殺し合う魔法使いもいる。

約束	上記の通り心と自然とを繋げて魔法を起こす魔法使いにとって、約束は自身の心に誓うこと。それを反故にした魔法使いは魔力を失い、二度と魔法を使えない。そのため魔法使いは約束をしないが、一度結んだ約束は決して破らない誠実な存在だと言える。

《厄災関連》

大いなる厄災	月の呼称。気が遠くなるほど昔から年に一度世界に接近しては賢者の魔法使いに退けられている。毎年難なく空に押し返せていたのだが、前回の厄災は例年以上に強い力で接近し、10人もの賢者の魔法使いを石にした挙句、大陸全土に大きな爪痕を残した。例年よりも近づいた影響で、微弱な魔力を宿していた魔法生物や、思念のこもった遺物などが暴走し、様々な問題を引き起こしている。
花かけらの波	厄災によって傷ついた世界を修復するために現れる、宝石のように輝く花びらの群れ。
厄災の奇妙な傷	前回の戦いで厄災と近づき過ぎた賢者の魔法使いが受けている奇妙な影響。その影響は様々だが、賢者が魔法使いの手を握ることによって緩和することができるようだ。

《魔法科学関連》

魔法科学技術	世紀の知恵者・ムルが発明した、人間でも魔法使いのような不思議の力をつかうことのできる技術。マナ石を動力源としており、主に西の国で開発が進んでいる。
塔／タワー	各国と魔法舎の計6ヵ所に存在する塔。内部の石板にマナ石をはめ込み、行き先を指定してエレベーターに乗り込むことで、指定した別の塔に移動することができる。魔法科学を使用した転移装置のようなもの。

登場人物

▼ 賢者

真木晶 (まさきあきら)　※デフォルト名

「魔法使いたちと、友達になりたい。家族みたいな、仲良しじゃなくていい。ほんの小さな、信頼を築きたい。」
本作の主人公。性別の選択が可能。帰宅中に突然賢者として召喚され、繰り返される〈大いなる厄災〉の襲来によって壊れかけた世界を救い、世界の真実を解き明かすために一癖も二癖もある魔法使いを導くことになった。真面目で利発でユーモアがあり、自己犠牲的。基本的に誰に対しても誠実で公平。猫と美形に目がなく、語彙力が高くて時々ポエミー。
前の賢者様
CV：野島裕史
前任の賢者。名前は不明。主人公と同じ日本人で、要領が良くお喋り好きな黒髪の青年。ブラック企業に勤める社畜だった。前回の厄災戦の最中に忽然と姿を消している。魔法使いたちに捻じ曲がった異界の知識・文化を教えており、そのせいで主人公が度々余計な心労を負っている。大雑把でふざけた人だが、魔法使いへの親愛の情は深かったようだ。

▼ 魔法使い

《中央の魔法使い》

オズ (Oz)	アーサー (Arthur)

CV:近藤隆	CV:田丸篤志
多くの人々に恐れられている最強の魔法使い。冷酷で心無い魔法使いと言われている。他者に干渉されることを煩わしく思っており、人前に姿を現すことは少ない。	中央の国の王子。優しい性格で、人間と魔法使いが共に暮らせる平和な世界を望んでいる。少し天然なところも。同じ中央の魔法使いのオズとは面識があるらしい。

カイン (Cain)	リケ (Riquet)
CV:神原大地	CV:永野由祐
中央の国の元騎士団長。気さくで面倒見がいい兄貴肌。剣技が得意で魔法を使わなくても強い。誰とでも仲良くなれる性格だが、北の魔法使いのオーエンだけは例外。	とある教団で神の使徒として育てられた。そのため、世間知らずなところがある。真面目で素直な性格で、魔法の力は人を助けるために使うべきだと思っている。

《北の魔法使い》

スノウ (Snow) ※画像左	ミスラ (Mithra)

CV:鈴木千尋	CV:高橋広樹
双子の魔法使いホワイトの片割れ。普段は子供の姿だが、大人の姿になることも出来る。実は数千年も生きているという噂。思慮深く堂々としているが、たまにお茶目な一面も。	濡れたような色気を放つ美青年。柔らかい言葉遣いで一見紳士的だが、中身はかなり野性的。強大な力を持ち、いつかオズを倒し最強の魔法使いになると思っている。
ホワイト (White) ※画像右
CV:寺島拓篤
双子の魔法使いスノウの片割れ。いつでもスノウとともに他の魔法使い達を優しく見守っている。仲良しで息ぴったりの双子。だが、ホワイトには大きな秘密がある。

オーエン (Owen)	ブラッドリー (Bradley)
CV:浅沼晋太郎	CV:日野聡
毒舌で皮肉屋な性格で、他人の恐怖や悪意を好んでいる。他の魔法使いたちにも警戒される危険な人物。中央の魔法使いのカインとは過去に因縁があり、特に険悪な仲。	元盗賊団のボスで、現在は囚人。大食らいで好戦的な性格。横暴な乱暴者だが気さくで頼り甲斐のある一面も。美味しいご飯が好きで、ネロの作る料理を気に入っている。

《東の魔法使い》

ファウスト (Faust)	シノ (Shino)

CV:伊東健人	CV:岡本信彦
呪い屋をしており、真面目だが陰気な性格。人間に対して強い嫌悪感を持っており、賢者の魔法使いの役目に関しても消極的。だが、時に驚くほどのリーダーシップを見せることも。	気が強く、物怖じしない性格。若いながらも強い魔力を持っている。ブランシェット家の小間使いで、ヒースクリフは幼馴染。身長が低いことを少し気にしている。

ヒースクリフ (Heathcliff)	ネロ (Nero)
CV:河本啓佑	CV:杉山紀彰
東の国の地方の大貴族、ブランシェット家の子息。恵まれた容姿や能力とは裏腹に、人見知りで引っ込み思案。幼馴染のシノのような、はっきりとした自己主張に憧れている。	東の国の料理屋。面倒を避け、魔法使いであることを隠して暮らしていた。無気力かつ他人に無関心。だが、面倒見がよく心配性な一面を見せることも。苦労人気質。

《西の魔法使い》

シャイロック (Shylock)	ムル (Murr)

CV:立花慎之介	CV:仲村水希
西の国で魔法使い専門の酒場を経営していた。マイペースな性格で独自の美的センスを持つ。同じ西の魔法使いのムルとは友人だが、飼い主と飼い猫のような関係に近い。	昔は知恵者と呼ばれるほどの天才学者だったが、ある事件をきっかけに魂が砕け散り、トリッキーな猫のような性格になっている。〈大いなる厄災〉に特別な感情を抱いている。

クロエ (Chloe)	ラスティカ (Rustica)
CV:天﨑滉平	CV:三浦勝之
明るく社交的な性格。しっかり者だが落ち込みやすく、たまに自信を失ってしまうことも。仕立て屋を目指しながら、魔法の師匠であるラスティカと旅をしている。	のんびり屋だが、上品で紳士的な性格。弟子のクロエと世界中を巡り、自分のいなくなった花嫁を探している。生活能力が低く、クロエに世話を焼かれていることが多い。

《南の魔法使い》

フィガロ (Figaro)	ルチル (Rutile)

CV:森川智之	CV:土岐隼一
南の国の医者。知識が豊富で優しい性格だが、飄々としていて、どこか計り知れない雰囲気を持つ。社交的で顔が広く、国を問わず魔法使いにも知り合いが多い。	ミチルの兄で学校の教師。優しくおっとりとした性格。幼い頃に両親を亡くし、周囲の人々に助けられながら兄弟で暮らしてきた。魔法使いと人間が共生する未来を信じている。

レノックス (Lennox)	ミチル (Mitile)
CV:帆世雄一	CV:村瀬歩
寡黙な羊飼いの青年。一見近寄りがたい雰囲気だが、とても誠実で、フィガロや他の南の魔法使いたちからの信頼も厚い。魔法を使うよりも、素手で戦うほうが得意らしい。	ルチルの弟。生意気なところもあるが、甘えん坊な末っ子気質。素直で正直で一生懸命な少年。強い魔法使いになるためフィガロのもとで修行中。中央の国のリケと仲がいい。

▼ その他

クックロビン (Cock Robin)	カナリア (Kanaria)
CV:野島裕史	CV:大原さやか
ドラモンドの部下で中央の国に勤める書記官。気さくな性格だが、魔法使いを怖がっている。カナリアと新婚。	クックロビンの妻。しっかり者で面食い。誰にでも分け隔てなく優しく接する。
ドラモンド (Drummond)	ヴィンセント (Vincent)
CV:櫻井トオル	CV:安元洋貴
中央の国の魔法管理大臣。賢者の魔法使いたちを統括するべく日々奮闘している。	アーサーの叔父。中央の国の政務を行なっている。
ニコラス (Nicholas)	ノーヴァ (Nova)
CV:増元拓也	CV:野島健児
魔法科学兵団団長。魔法科学を尊崇している。	謎の人物。

略称	まほやく
棲み分け	まほやく男女CP、まほや腐 / まほやくBL、まほ百合
コラボタグ	Fate×まほやく / 魔法使いの本丸

中央の魔法使い	オズ、アーサー、カイン、リケ
北の魔法使い	スノウ、ホワイト、ミスラ、オーエン、ブラッドリー
東の魔法使い	ファウスト、シノ、ヒースクリフ、ネロ
西の魔法使い	シャイロック、ムル、ラスティカ、クロエ
南の魔法使い	フィガロ、ルチル、レノックス、ミチル

イラスト・漫画	まほやく100users入り→まほやく500users入り→まほやく1000users入り→まほやく5000users入り→まほやく10000users入り
小説	魔法使いの約束小説50users入り→魔法使いの約束小説100users入り→魔法使いの約束小説300users入り→魔法使いの約束小説500users入り→魔法使いの約束小説1000users入り