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概要編集

古くから物語伝承において、英雄敵対する魔物等の悪役によって若い女子がさらわれ、悪役の本拠地に幽閉される(そして主人公に救出される)という展開が存在する。その中でも特に、お姫様のような高貴な身分の女性が捕まってしまう事が多い。


西洋だと「若い男が怪物を倒し、妻を獲得して英雄となる」パターンが童話の王道鉄板だとされており、怪物に囚われた女性というのはサクセスストーリーのキーパーソンを務めることになるため、必然的にやんごとなき身分であることが増えるのだろう。


日本だと上記のような鉄板パターンはないため、童話では怪物退治に女性が絡まなかったり女性が怪物に絡まれはするが囚われの身にはならなかったりと微妙に「囚われの姫」パターンから外れた物語が多いようである。


描写としてはの一室に閉じ込められる、牢屋などのに入れられる、あるいは拘束されたり足枷をつけられる等がある。

ファンタジー色やSF色が強い作品だと、固められたり、水晶玉培養液etcに閉じ込められたりする。


ファミリーコンピュータ時代のアクションゲームやRPG等においてはメインヒロインであるお姫様が敵にさらわれて主人公が助けに行くというストーリー展開がよく見られた。


単に「主人公の弱みを握る為に浚われるだけ」という設定だと、主人公の仲間の男性キャラ、子供、マスコットキャラクター、一般市民複数etcもこのポジションを担当することが多く、同じく古くから見られた展開である。


なお、本記事のような女性が囚われているシチュエーションに興奮する嗜好・性癖を、業界ではDID(Damsel in distress)と呼ぶ。


偽物の囚われの姫編集

「囚われのお姫様が思い入れがなかったり、いきなり存在を明示される人物だと、敵に捕まって足を引っ張られたように感じる」という意見が出ることがある。

この問題の対策として、


  • ヒロインピンチもののように、拘束されたお姫様が自力で必殺技を発動してピンチを回避する(少女漫画だとヒーローなどの好きな人物を心の起爆剤としてイヤボーンすることが多い)
  • 囚われのお姫様をもう一人の主人公とし、男主人公がお姫様を助けに行く様子とお姫様が囚われた場所で色々する様子を二点透視で交互交互に描く
  • お姫様を助けに行く陣営に女主人公を入れるか、お姫様を捕らえた人物をラスボス系ヒロインにし、助けられるお姫様とのダブルヒロイン制にする(ヒロイン論争が起こりやすいデメリットがある)
  • お姫様が悪役に動物やアイテムに変えられて、味方陣営に混ざっている(冒険の途中で呪いが解けて人間に戻るのが、囚われのお姫様を助けるのと同じ展開になる)
    • こちらも「蛙の王女」など、古典から見られたパターン
  • 不幸な境遇に追いやられた姫騎士が、いつモンスターに犯されるか・謀反の罪で敵国に処刑されるか分からない状況で健気に戦い続けている(ヒロピンを救って仲間に加えるのが囚われのお姫様を助けたのと同じ展開になり、助けが来なかったバッドエンドifはエロ二次創作のみで描かれる)
  • 可憐なお姫様が魔界ブラックホールのような場所に取り込まれて悪堕ちして戻ってくる(囚われることより戻ってくるほうに焦点が当たっている)
  • 魔物が村を襲いに来た時に、村を安全でいさせるために若い娘を生贄として差し出し、その娘を英雄の主人公に助けに行かせるクズ市民を読者に嫌われるように描く(魔物を倒した後で報酬が手に入ってももう遅い
  • 男主人公と悪役がマッチポンプのバトルを楽しんでいて、彼らに振り回されるお姫様がそこを理解しており、捕まっている状態でパワーアップアイテムなどの助け舟を出す(某ピーチ姫のように、お姫様が本当は強いのが分かるパターン)
  • ヒドイン」が恋心のみで男主人公を追って危険な戦場にやってきて、男主人公が「危険だから帰れ」「戦いの途中で女性を守る余裕はない」と警告しても帰らず、わざわざ敵に捕まってしまう様子を描いて、ヒロイン以外の人物にも通じる社会問題を提示する(子供だと「子供だから仕方ない」、母親だと「息子を心配するのは当たり前」、男性だと「竿役」、モブ市民だと「主人公に尻拭いをさせるな」、主人公と仲良くない人物だと「恋人がいない不審者」で済まされそうな役割を、霊媒役のヒロインにやらせるパターンで、ヒロインの駄目な家族のせいでヒロインが家出してしまう問題も提示できる)
  • 惚気のヒーローとヒロインが安全な場所でベタな英雄譚のごっこ遊びをしていて、周りが全員二人の仲を応援している
  • 強い男主人公が、狙われたお姫様を庇い、女装をしてお姫様の代わりに攫われ、敵を倒す
  • 高貴な身分の女性ではなく、か弱い村娘のメインヒロインが攫われ、後に村娘が王家の血を引いていると判明する
  • 女囚が牢屋の番人を色仕掛けで騙して脱獄する(→そうはならんやろ
  • 主人公が敵の基地が偽物だと見抜く(囚われの姫以外にも使われる表現)
  • 主人公がモタモタしているうちに、助けを待っている人物(お姫様とは限らない)がそのまま酷い目に遭ってしまう(ギャグ漫画以外でもある)

などの亜流の展開が描かれることがある。

自分のお城(悪役のお城ではない)で窮屈な気分になっているヒロインを開放的な男主人公が外に連れ出すシチュは、ヒロインの家族の性格と男主人公の性格の設定で印象が180°変わるため、叙述トリックと結び付けられやすい。


有名な「囚われの姫」編集

ピーチ姫スーパーマリオブラザーズ
助けてください、マリオさん...
セリス・シェールファイナルファンタジー6
セリス
  • 弱冠18歳にしてガストラ帝国の元将軍。
  • 初登場時がすでに裏切り者として鎖に繋がれている状態で、加えてハイレグという過激な衣装から、彼女に性癖を大きく影響された人が大勢いるであろうことは想像に難くない。
  • このままながめてるのもいいか
クラリス・ド・カリオストロルパン三世 カリオストロの城
クラリス
  • ヒロイン。
  • カリオストロ公国の大公家の姫であるが、伯爵家のカリオストロ伯爵により結婚を迫られてカリオストロ城の一室に幽閉されてしまう。
ラプンツェルグリム童話『ラプンツェル』
ラプンツェル
ローラ姫ドラゴンクエスト
センシティブな作品
レオナ姫ドラゴンクエスト ダイの大冒険
凍れるレオナ
プリンセス・プリンプリン魔界村シリーズ
もう一周プリンセス
  • ある国の姫。初代『魔界村』のみ「ギネヴィナ」という名前がある設定だった。
  • 魔界村はどれも、魔物に拐われた彼女を救出するという目的のゲームである。しかし極めて全クリが困難な魔界村シリーズの特性上、オープニングでしか彼女を見たことがないという人も多いだろう。
  • またタイトルによってはラスボス直前に強制的に彼女が「今さら言うなよ!」と叫びたくなるような、あることを伝えるため最初に戻される(=二周しないとラスボスと戦えない、つまり全クリできない)という展開が用意されており、「鬼畜」というイメージを持っている人もいるかもしれない。
アリシアライブ・ア・ライブ
アリシア姫とシレネ・アルメリア(ムシトリナデシコ)
  • 中世編に登場する、ルクレチア王国の姫。
  • 奇妙なことに20年前攫われた母とまるでそっくりな運命を辿るかのように、復活した魔王とおぼしきモンスターに連れ去られる。
  • しかしその後の運命は、母を大きく凌駕した、衝撃的なものだった。

関連タグ編集

 お姫様 姫騎士

悲劇のヒロイン 囚われの身の女の子

牢屋 監禁 幽閉 よいではないか/帯回し くっ殺


箱入り娘…四角いものに入っている

シャボン玉フェチ…丸いものに入っている


七瀬ゆいお姫様モチーフの作品で、事実上のこのポジションになってしまっている。

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