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『アタクシは魔女教大罪司教、『色欲』担当――
カペラ・エメラダ・ルグニカ様ってーもんです! きゃははははっ! 敬え、崇めろ、泣いて嘆願して惨めったらしく死に腐れ! クズ肉共! きゃはははっ!』

「慈悲深く優しいアタクシは、恋多き女でもあるわけですよ。この世の愛と尊敬を一人占めすると決めてるわけで、でも愛されるための努力を欠かすなんて怠けた真似も決してしねーんです。愛されるために、あなたの好きなアタクシになる。あなたにアタクシを見てもらうために、アタクシ以外のものからあなたの興味を奪う。もともと誰を愛してても構いやしません。最後の最後に、アタクシを選んでくれるなら。アタクシはそのための努力を欠かさない。アタクシ自身の魅力を上に上に上に上に上に上に上げて! アタクシ以外のクソ肉の魅力を下に下に下に下に下に下に下げて! この世の最も尊く美しいアタクシを、誰もが愛するようにする」


「ね? てめーはいったい、どぉぉぉんなアタクシが好きぃ?」

プロフィール

性別女性
名前の由来ぎょしゃ座α星カペラ(Capella)
能力『色欲』の魔女因子


概要


魔女教大罪司教『色欲』担当。

右のモミアゲだけが異様に長いショートヘアに、下着同然の衣服を身につけている金髪の童女(ただし、後述する権能の性質を踏まえるとこれが本来の姿でない可能性もある)。
腰の部分には巨大な瘤のような器官が二つ付いている。

もういないはずのルグニカ王家の名と、50年以上も前に若くして死亡したとされる「エメラダ・ルグニカ」の名を名乗っており、その素性は謎に包まれている。
ただ分かっていることは、生前のエメラダは大変美しく、聡明な人物であったようだが、その実態は残忍極まりなかったとされ、計り知れない闇を抱えた人物だったという。
その嫌われっぷりは尋常でなく、当時死亡した際には国民感情によって国葬すら行われなかった程。

人物

一人称は「アタクシ」。
記事冒頭にある通り礼節に唾を浴びせて踏み躙るような喋り方をする少女であり、その語り口調に違わず他人を見下し、踏み躙り、存在を凌辱することをこの上なく楽しむ悪辣な人物である。

担当する大罪通り価値観もそれに沿ったものであるが、端的に言うと「人は見た目が100%」を信じ込んでいる「世界中の人間に愛されたいふわもてガール」。
「この世の愛と尊厳は全てアタクシに独り占めされるだけにある」と豪語し、そのために後述する権能を行使して無理やり自分を愛させるように仕向ける究極のエゴイストで、そのやり方もかなりえげつない。

例えばある人物の愛を自分に向けさせるために、まず自分がその人物の好みである姿に変身し、次にその人物の身の回りの人物を「とてもじゃねーけど愛せねー」姿に変えてしまう事で相対的に自分の魅力を上げ、消去法で愛させるように仕向ける。

自らのエゴのために、醜い姿に変貌させて他者のもつ尊厳を平気で踏み躙り、他者のもつ『愛』の価値観を根本から否定し、他者の人権などの一切を排して「愛させる」事を強要するのである。

こんな側から見れば無茶苦茶なやり方であっても、絶対に自分を愛してくれるはずと本気で考えており、自身が間違っているなどとは欠片ほども考えていない。
自称「尽くす女」。

しかし、ここまでしてなお自分を愛してくれなかった場合でも、彼女はその人物を殺したりはしない。
「自分を愛してくれる可能性は生きてる限り残る」という思考の元、いっそ殺してくれた方がマシなレベルの仕打ちをした上で生かしておくのである。(後述参照)
本人曰く 「アタクシは博愛主義でやがりますから、殺すなんて野蛮な真似できやしませんよ。」

人間の語る『愛』など所詮自分たちの醜い劣情を綺麗に着飾らせただけの薄っぺらいものであるとしており、「結局は肉欲が全て」「見た目がその人の好みであれば性格なんて関係ない」と断じている。

この価値観を拒絶しようものならヒステリックになったようにがなりたて、我を忘れ明らかな敵愾心をもって襲いかかってくる。


「うるせーんだよ! メス肉からメスの臭いがして! オス肉のてめーからオスの臭いがすりゃー一緒なんだよ! 何も思ったことねーってんですか? やらしいこと考えたこといっぺんもひとかけらも一秒たりともねーって胸張って言えるってんですかよぉ? 一秒考えたらそれはもうオス肉とメス肉の関係じゃねーですか。何が違う! 何が違う! 何が違うか言ってみろやぁ!!」

「髪が撫でてーんじゃねーんですか? 唇に触れてーんじゃねーんですか? 体を抱きたいんじゃねーんですか? その薄汚い汁ダクの思考を、てめーらは愛だなんだって綺麗事で飾るんじゃねーですか。勘違いするんじゃねーってんですよ。愛が綺麗なもんだとか勘違いしてんじゃねーってんですよ。劣情を勝手にてめーらが美しい言葉で飾り立てて悦に浸ってるだけじゃねーですか!」


因みに逆に彼女の主張に賛同し、心から愛を示せば普通に喜んで何処かへ行ってしまうらしい。
…もっともこのどこまでも悪辣な彼女に心から好意を示せるかは別の話だが。

全てのものから愛されることを望む彼女だが、前述している通りその実本人は『愛』と呼ばれるものを「綺麗事」と断じている。
そういう意味ではカペラは真の意味で愛されることは望んでおらず、周りからの愛を一身に受け、自分はそれを上から見下ろすという構図を頭の中に描いている。

好き合っている者同士の片方を権能により醜い姿に変えて「これでも愛せるか」と吐き捨てたり、
2人のうちのどちらかに化け、適当に演技したのちに「ほら、やっぱり中身なんて見ちゃいねーんですよ」と嘲笑ったり、
妻の姿に化けて夫に自分を殺させて翻弄するなどの行動を普段から暇潰し感覚で行なっているらしく、
他者を徹底的に見下し、存在を陵辱してやる事を何よりの愉悦とする極めて悪質な外道である。

このように「人間なんてどいつも性欲の塊」と決めつける極端思考の持ち主であり、歪んだ価値観が完璧に凝り固まっているため、当然まともなコミュニケーションなんぞまるで不可能。
というより最早会話すらしたくないと思わせるレベルであり、何度も苦境を乗り越え、鍛えられたメンタルをもったスバルからですら「この場から逃げてしまいたい」「認識したくない」「身の毛がよだつ」「生理的に無理」とボロカスに評されていた。

作者曰く「大罪司教の中で一番のクズ」


エメラダ・ルグニカの名を語るが本人かどうかは不明。
劇中ではルグニカ王家への当てつけとエメラダの名を知る者への悪趣味な嫌がらせか、こちらの疑心暗鬼を誘うものかと推測されている。

また自身の血には「龍の血」が混じっていると語っており、それは王家に授けられるものであるという。
本来は大地に豊穣の恵みをもたらす血であるとされるが、彼女に流れるそれは呪いを授ける代物。身体に侵入すると激しい苦痛を伴って侵食していく。
しかし、上手く身体に適合すれば元の身体能力以上の力を生み出すことができる模様。負傷した部分に垂らせば重傷であろうと支障なく動かせるまでに回復する。(ただし患部を中心に黒い血管が張り巡らされたような状態となる)
が、適合できなかった場合、絶え間無い苦痛に苛まれることになるほか身体中に黒い斑と血管が浮き上がり、見るも無残な姿となってしまう。

劇中では負傷したクルシュと、スバルの右足の傷に垂らし、血に負けるかどうかを試していた。
のちに、血を垂らされたスバルの右足は図らずもレグルスとの戦闘に役立つことになる。


第5章にて、大罪司教達はそれぞれ目的を持って『水門都市プリステラ』を襲撃してきたが、その内カペラの要求は

「相思相愛の男女を二十組、制御搭に届けろ。――絶対に危害は加えない」

であった。

戦闘能力

魔女因子の保有者で、『色欲』の権能を行使する。

権能を用いない素の戦闘力は恐らく見た目通りだろうが、聡明で知られたエメラダと同じく非常に頭の切れる人物である。
劇中では自らの権能を利用して騙し討ちを狙った罠を仕掛けたり、逆に罠にかけられたとしても直ぐに意図に気づき、追い込まれても冷静に対処する等、今のところ戦闘中で予想外の出来事に狼狽えるといった姿は見られない。

また本人の主義故か観察能力に長けており、表情から相手の好みを割り出すことが可能。
だけにとどまらず、仮に相手が兜などを被り表情が見えない場合であっても声、仕草、喋りの間、首の角度で目線、態度、会話で性格、性質、好悪を判断し、完璧に相手の好みを把握してしまう。
最早長けている通り越して悍ましいレベルである。

権能

  • 『変異、変貌』

文字通り自らの姿を変異させ、どんな姿にも変貌してしまえる。
相手のどんな変態的な欲求にも答えられる、まさに『色欲』らしい単純明解な能力。

しかし恐ろしいのはその再現性の高さ。ただ姿を変えるだけならまだしも、カペラが変身したものはそっくりそのままその特性すら再現できてしまうのである。
例えば右腕を獣の腕に変えればその腕は相手の体を容易に吹き飛ばし、背中から大鳥の翼を生やせば飛翔能力を得、その羽は相手の体を容易く切り刻む。
劇中では他にも右腕を人食い花に変えて触手で相手を捉えたり、左腕をカマキリの鎌に変えて切り裂こうとした。

カペラは初登場時巨大な黒竜に姿を変えていた。とてつもない膂力と空を舞い上がれる飛行能力、それどころか炎を吐くことすらできる。

またこの性質故かあらゆる攻撃を受けようが元の姿に戻ることが可能であり、どんなに凄惨な暴力を振るわれようと忽ち傷が塞がっていく。
これが変異による傷の隠蔽かどうかは不明だが、少なくともカペラ自身は全くダメージを受けた様子は見せていない。それどころか本人はこの権能を「不死身」と表現している。
恐らく痛覚すら感じない模様。

なおこの権能は自分だけでなく他者にも及ぼすことが可能。
誰からも愛されたいカペラは自分を愛してくれなかった人たちに対して、自分以外のものから愛されないように悍ましい姿に変えて生き地獄を与えていた。
(このように相手を醜い生物に変えてしまうのは彼女なりの愛情表現であると言える)

その再現性の高さから、他者に及ぼす冒涜性は最早呪いに近い。

作者曰く変身の様子は液体金属のようにドロドロと溶けていくイメージ。
腰にある二つの瘤のようなもので変身後の質量をコントロールしている模様。






「耳心地いいことばっか抜かしてんじゃねーってんだよ! 内面がどーたら性格がどーたら気が合うだの相性だのグダグダうるせーってんですよぉ! 外面だろーが、外見だろーが、見た目がてめーの肉を刺激するからその肉に惹かれてんだろーが! 心に愛を感じるってんなら、そのキラキラした言葉で飾って、キラキラした目で見つめ合って、キラキラした口触りのいい寝物語を語ってた相手が、蝿になっても愛せるか試してみろってんですよぉ! 愛せるか、愛せねーだろ!? おぞましいもんなぁ!? 気持ち悪いもんなぁ!? 嫌悪感しか湧いてこねーもんなぁ!? てめーがてめーでさっきそう言いやがったんだもんなぁ!?」

「クズ肉が、アタクシを見てろ!」






スバル曰く「人間の尊厳と価値観を弄ぶ怪物」

余談

  • 過去

とんでもない外道である彼女だが、作者曰く何らかのトラウマを抱えているという。
実際にスバルから自身の価値観を否定されると、いつものハイテンションぶりが嘘のようにぶつぶつと恨み言を呟き始め、その後発狂したように暴れ始めるなど、その過去を匂わせる行動をとる。
そのトラウマさえ解消できれば、或いは気を許してさえしてくれる可能性もあるらしいが…
地雷ワードは「ありのままの君が好き」

  • 他の大罪司教に対して
クズ揃いの大罪司教達は自分たちのことは異常とは思っていないため、お互いにお互いのことをクズだと思っている。
カペラもそれは例外ではないが、本人の多弁さ故にその罵倒もバリエーションが多い。
「怨念慕情の変態メス肉」シリウス
「器極小の童貞野郎」レグルス
「人品卑しい悪食の下種ガキ」バテンカイトス
「筋違い勘違い思い違いの自慰精霊」ペテルギウス

  • その正体?
金髪の童女の姿形をとる彼女だが、唯一誰も見ていない場面で別の姿を見せた時がある。
その姿は露出の多い衣装に身を包み、リゼロの世界では珍しい黒髪を長い三つ編みにした妖艶な佇まいの女性…といったものであった。
言及されていないが、過去にその身体的特徴に似通った人物が登場しており、何らかの関係を窺わせる。

  • 「ママ」
第4章に至るまでスバルを襲い続け、現在エミリア陣営の捕虜として囚われることになった殺し屋の「魔獣使い」メィリィ・ポートルート
彼女は雇われの身であり、エルザと共にある人物の指令で動いている。その人物をメィリィは「ママ」と呼んでいるが…

関連タグ

Re:ゼロから始める異世界生活
魔女教 , 色欲 , ※ただしイケメンに限る
クルシュ・カルステン
カーミラ(リゼロ)

※第6章の内容を含みます※











































第6章にて、メィリィの人生を記した「死者の書」に彼女の母親(代わり)と思われる人物が登場している。
その人物はかつて育ててくれる環境も何もなかったメィリィにありとあらゆる躾を施したという。

しかしそれはメィリィのためではなく、メィリィに自分を愛させるために。

関連性は不明だが、その話し口調、そして何よりそこから発せられる歪かつ邪悪な行動から無関係とも思えない点も見受けられる。

「嘆け、アタクシのために。抗え、アタクシのために。生きろ、アタクシを愛するために」

「何もかも、なくした忘れた失ったなんて言いやがるんなら、アタクシが躾けてやろーじゃねーですか。――それが、『母親』の務めってもんですからね」

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