「さぁ、舞台の幕を引くとしようか――!」
プロフィール
誕生日 | 1月1日 |
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年齢 | 19歳 |
身長 | 184cm |
体重 | 70kg台 |
加護 | 剣聖の加護、他にも色々 |
CV | 中村悠一 |
人物
当代の「剣聖」である、赤毛に碧眼の美青年。
「騎士の中の騎士」と称され、その戦闘能力は作中最強。初代「剣聖」、レイド・アストレアをも凌駕する。
五歳の頃に剣聖の加護を授かり、十にも満たないころから王国の命令を受け、様々な役割に従事している。14歳のころからは近衛騎士でも活躍している。
自身の力に溺れることもなく、周囲への思いやりにも溢れ、正義感も強いという完璧超人。
対策もなしに正論を振りかざすのは違うとも考えており、当初は盗みを働いたフェルトを非番であることを一つの理由として見逃そうとするなどの良い意味で騎士らしくない柔軟さも見られた。
しかし、完璧すぎるが故に他人の心情を理解できない面もあり、「英雄にしかなれない男」とも評されている。幼少のころから今の人格が完成していたとのことだが、父ハインケルの言いなりだった時期があり、同じようなことが再度起こるのではないかと王国に懸念されている。
現在は誰に強制される訳でもなく、彼自身が信じる物差しに従って行動しているが、プリシラからはあれほど、在り方と在り様の歪んだ存在はついぞ知らぬと言われているように物語の端々でその異常性が示唆されている。
初代「剣聖」レイドの子孫で、「剣鬼」ヴィルヘルムと先代「剣聖」テレシアの孫にあたる。
所属はルグニカ王国騎士団で、副団長であるハインケルは父に当たり、同僚のユリウスやフェリスは親友である。
スバルに対しては出会った当初から友好的だが、その詳しい背景については謎もある。
本編第一章での出会いをきっかけに、フェルトの騎士として王選に参加することとなる。
能力
アストレア家に代々受け継がれる『剣聖の加護』以外にも豊富な加護を持ち、そのほかにも必要な加護を望むだけで手に入れられる能力を持つ。
4歳のときからすでに使いこなしている様子が見られる。
とはいえ、今ある多数の加護の半分程度は生まれつきらしく、その騎士としての才能は、テレシアが一目見ただけで「震えるほどの才能に恵まれている」と表現するほど。
その才能を証明するかのように、5歳で剣を初めて持ったにもかかわらずすぐに父ハインケルに勝ってしまったり、ヴァンの剣名をもらって名前を改めた8歳の時点で近衛騎士のほとんどに勝てるくらいに強かった。その強さから同時期に国外へ輸出入を禁止されており国境付近に近づくのもあまりよいとされていない。
ゲートに生まれつき欠陥がありマナを体外に排出できないため魔法が使えない。本来ならばマナが消費できないのは大変なことなのだが、彼の場合は身体能力にマナを回すことで対処している。
また、他人のゲートに干渉して急速にマナを吸い上げることでその人を気絶させることもできる。フェルトを気絶させたのはこの技術によるもので、あんまり手酷くやるとゲートに後遺症が残る荒業だが、ラインハルト曰く、生まれつきなので加減は心得ているとのこと。
彼が本気を出した瞬間に大気中のマナがラインハルトに殺到するため、本気のラインハルトの近くでは魔法が使用不能になる。また、微精霊が怪我の治療をしてくれるので、多少の傷なら一瞬で回復してしまう。
加護
剣聖の加護
2代目以降の歴代剣聖が持つ加護で、剣聖だと自覚できる加護、尚且つ斬れないものが斬れる加護である。アストレア家の血族に引き継がれている。龍剣レイドを抜くことができ(ただし、龍剣を抜けるタイミングは非常に限られている)、剣才を最大まで引き出す。
相応しいときになれば次代に加護が引き継がれる。
作者曰く、
『極端な話、ラインハルトは剣聖の加護なしでも大体あのままです』
ひええ。
その他の加護
- 揚げ物の加護 : 揚げ料理の加護。所持していると揚げる調理で究極の腕前になる加護である。正直使い所があんまりなさそうな加護であり、唐揚げ作りなどで重宝する(しかしながら勿論、異世界に唐揚げなんてある訳がない。他に揚げ物で美味しいものはあるのだろうか)。
- 味王の加護 : どんな作業工程を経ても美味しい食事が作れる優れものの加護である。正直、ダークファンタジーのラノベに必要あるのか?と疑問になるものであり、この加護があれば揚げ物の加護、煮物の加護、焼き物の加護はお役御免である。
- 活け造の加護 : 魚介類などの盛り付けを美しくできる加護である。正直、使い所に困る加護であり、この加護を使って活け造をした場合に、異世界の人々に美しさがわかるのか。甚だ疑問である。
- 風受けの加護 : 風属性の魔法の効果を8割吸収する加護である。ラインハルトをチート化する要因であり、他にも火避けの加護、泥抜けの加護、水捌けの加護、闇払いの加護、光解きの加護などの加護が存在する。
- 風避けの加護 : 風の影響や抵抗を一切受けず、その加護の効力は繋がれた竜車に対しても反映され、客室も風の影響を受けない。本来は地竜が持つ加護である。色々万能なものであるがしかし、加護というのも万能ではなく、地竜の場合は一度加護の効力を発揮したとなると、再度の加護の展開には少し時間がいる。恐らくラインハルトは再度の加護の展開に少し時間がいらない。
- 風の子の加護(web版は百薬の加護) : 病理一切を受け付けない加護である。元気なラインハルトくんの健康の秘訣のようなものであり、この秘訣を真似することは出来ないだろう。
- 騎獣の加護 : あらゆる動物を乗りこなせる加護である。『あらゆる』動物に乗りこなせるものであり、人間を乗りこなすことも可能であると考えられる。
- 不死鳥の加護 : 死んでも自動で蘇生できるが、蘇生後は失われる使い捨て式の加護。ただし、上述のチート能力によって何度でも再取得可能なため、「一度きり」の使用制限もラインハルトの前では意味を為さず、彼を本当の不死鳥にしてしまっている。
- 他にも数多くの加護を持つ。
- 騎乗の加護、教育の加護、霧の加護、雲の加護、解毒の加護、再臨の加護、塩の理の加護、仕様の加護、初見の加護、新天の加護、審判の加護、先制の加護、蒼天の加護、続・不死鳥の加護、退魔の加護、鍛錬の加護、綱引きの加護、転写の加護、伝心の加護、泥抜けの加護、盗人避けの加護、煮物の加護、早駆けの加護、光解きの加護、火避けの加護、服飾の加護、不死鳥の加護、武神の加護、湖の加護、水捌けの加護、蒸し物の加護、無手の加護、盛り付けの加護、矢当ての加護、焼き物の加護、夜天の加護、闇払いの加護、矢避けの加護、雷雲の加護、理髪の加護、流血の加護、涙天の加護……などなど
関連イラスト
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Re:ゼロから始める異世界生活
フェルト(リゼロ)
テレシア・ヴァン・アストレア ラインハルトの祖母。先代剣聖
ヴィルヘルム・ヴァン・アストレア ラインハルトの祖父。
レイド・アストレア 初代剣聖
ハインケル・アストレア ラインハルトの父。現アストレア家当主。
獅子王司:中の人繋がりで、双方武力最弱の小林裕介の仲間である最強。
司波達也:なろう出身作品の中の人繋がりかつ作中最強の存在。
もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな
以下ネタバレ
祖母テレシアの戦死にはラインハルトが密接に関わっている。テレシアからラインハルトへの『剣聖の加護』の移動が起こったのは、ラインハルトが五歳の時。テレシアが息子を守るために参戦した白鯨討伐戦(大征伐)の真っ最中だった。
そして、激戦の中、テレシアの前に1人の少女が現れる。
戦場にいるはずのない、場違いな少女に違和感を覚えたテレシアは即座に斬りかかる。『剣聖の加護』抜きでも最高峰の剣士としての実力を持っていたテレシアだが、その少女の能力の前に敗北、戦死する。
仮に『剣聖の加護』が残っていたとしても、少女に勝てた可能性は限りなく低いと言わざるを得ないが、彼女の代わりに『剣聖の加護』を授かったラインハルトはヴィルヘルムに対し罪悪感を抱く。ヴィルヘルムとラインハルトの不和はここに端を発している。
世間的にはテレシアは白鯨に殺されたと認識されているため、この後ヴィルヘルムは家を出て旧姓トリアスを名乗り、敵討ちのため白鯨の撃破に心血を注ぐ。
父ハインケルは同時期に妻が病に倒れた事、自分の臆病による母の死、近衛騎士でありながら五歳の息子に剣で敗北、という三重苦により歪んでしまう。
妻の病は「眠り姫」というものであることが明かされている。
5章でラインハルトが、魔女教に利用されていたテレシアの亡骸をヴィルヘルムとハインケルの目の前で倒し、「祖母を倒したことは間違っていなかった」と宣言した事により、ヴィルヘルムとラインハルトの決別は決定的なものとなる。
なお、ラインハルトの実力は未だ全容がはっきりとはしておらず、現状どの世界線でも本気の彼を実力で打倒した者はおろか、拮抗した者ですらほとんど皆無である。多くのルートで世界を滅ぼそうとした星獣化状態のパック、作中最強クラスとも言われる「礼賛者」ハリベルや帝国最強の剣士である「青の雷光」セシルス・セグムントでさえ敗北している。
曰く、本気のラインハルトと互角に闘えるのは全盛期の神龍ボルカニカくらいらしく、割と簡単に世界を滅ぼせる力をもつ。
人間だと唯一、アヤマツルートのスバルのみが精神的・社会的な再起不能状態に追い込むことに成功してはいるが、多くの実力者を死に戻りによる謀略で葬り去ったIFスバルたちもラインハルト本人の肉体的な打倒はついに成し得なかった。
また、物語を彼の視点から描写しようとするとネタバレ祭りになるらしく、作者は意図的に彼視点の描写は避けているという。剣聖の加護以外の加護に関しても、ラインハルトが剣聖一族で特別才能に恵まれたからではなく、ラインハルトがラインハルトだから持っているのだとか。他にも、質問箱で読者から寄せられるラインハルトに関する質問の多くは物語の核心に迫るものが多いらしく、彼自身の温厚な性格に反して、物語の主要登場人物の中でも不可解な謎が多いキャラクターとなっている。