この杜王町の今回の事件に関わる仗助たちを見ていて……ひとつだけ言える事を見つけたよ
この町の若者は『黄金の精神』を持っているという事をのォ
かつて わしらもエジプトに向かう時に見た………
「正義」の輝きの中にあるという『黄金の精神』を………
わしは仗助たちの中に見たよ………それがある限り大丈夫じゃ………
彼らの示した その「精神」は吉良の事件を知らない他の人々の心の中にも教えなくとも 自然としみわたって行くものじゃ
そして次なる世代にもな………
概要
黄金の精神とは、荒木飛呂彦の漫画『ジョジョの奇妙な冒険』に登場する言葉である。
初出は第4部最終話のジョセフ・ジョースターのセリフから。
「正義」の輝きのなかにある精神のことを表す。
また、似たような言葉で「人間讃歌は『勇気』の讃歌ッ!!」というものもある。こちらは第1部の登場人物、ウィル・A・ツェペリの言葉で、人間の勇気の素晴らしさを表したもの。
具体的に言うと…
上記の台詞を除いてその概念や該当者について明言されているものではないため、人によりその解釈は違うが、歴代主人公たちの言動からは以下のようなものを見ることができる。
- 目の前の恐怖に屈しない勇気
- 弱者を思いやる優しさ
- いかなる困難をもはねのける精神力
- 自身の矜持と責任に殉じようとする覚悟
- 自分の宿命をありのままに受け入れる潔さ
- 悪質・卑劣・無責任な言動や思想を批判・糾弾する誇り高い意志
由来
名前の由来は、ニール・ヤングのアルバム『Harvest』の収録曲のひとつである、「Heart of Gold」からと思われる。
ちなみに、ニール・ヤングを名前の由来とする重ちーも、黄金の精神を感じさせる場面がある。
関連タグ
友情・努力・勝利:漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』の掲載作品の基本となる三つのテーマ。
吐き気を催す邪悪:おおむね対義語
漆黒の意思:おおむね類義語
目的のためなら殺人や犠牲も厭わないほどの強い意志。
最初に指摘されたのは第7部のジョニィ・ジョースターだが、第8部の東方定助も同様のものを見せている。黄金の精神がジョースター家に共通するように、新しい世界のジョースター家に受け継がれるものなのかもしれない。