概要
対襲撃部隊(Counter Assault Team)とは、アメリカ合衆国シークレットサービス(USSS)傘下の特殊部隊である。通称はCAT。
1979年に創設され、その任務は大統領をはじめとする警護対象者が、重武装のテロリストなどに襲撃された場合に反撃し、その隙に警護対象者を退避させる隙を作ることである。
隊員は数年間シークレットサービスで勤務したベテランの中から特別な訓練を受けた特別捜査官らで構成され、警護時にはアサルトライフルなどで重武装したり、あるいは襲撃者が狙撃手の場合に備え、それに反撃するカウンタースナイプ班などを編成する。また車列警護に際しては、特殊な防弾車両に分散乗車し、車列襲撃時に即座に下車して対応する。
最近では2024年のドナルド・トランプ暗殺未遂事件にて、警護対象だったドナルド・トランプを銃撃した狙撃犯に対し、対襲撃部隊の狙撃手が即座に反撃して被害拡大を防いだことで知られる。
関連動画
日本にも大統領来日時などにおいて部隊が展開することがあり、下動画でも2023年の広島G7サミットにて対襲撃部隊の隊員が確認できる(9分46秒~)。他サイトでの再生が禁止されている動画のため、リンクのみ掲示。