「銃を抜いたからには命を賭けろよ」
「そいつは脅しの道具じゃねェって言ったんだ…」
「お前らの目の前にいるのは海賊だぜ」
「おれの大切な帽子だ」
「いつかきっと返しに来い 立派な海賊になってな」
※この記事は単行本未収録の重大なネタバレが含まれる場合があります。 |
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概要
赤髪海賊団大頭。
偉大なる航路の後半の海"新世界"を支配する大海賊四皇の一角である。
少年期は“海賊王”ゴール・D・ロジャー率いるロジャー海賊団に海賊見習いとして在籍していた。
同じく四皇の一角であるバギーとは共に海賊見習いとして乗船していた兄弟分であり、腐れ縁の間柄。
大海賊時代到来後は世界最強の剣豪ジュラキュール・ミホークとも渡り合った。
"黒ひげ"マーシャル・D・ティーチとは浅からぬ因縁を持つ。
主人公モンキー・D・ルフィが幼少期に出会った最初の海賊であり命を救った恩人であると同時に、ルフィの海賊像のモデルともなっている憧れの海賊でもある。
ルフィのトレードマークである麦わら帽子の元の持ち主で、ルフィに帽子を預けたのもこの男。
プロフィール
本名 | シャンクス |
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異名 | 赤髪のシャンクス |
年齢 | 37歳→39歳 |
身長 | 132cm(13歳時)→199cm |
懸賞金 | 10億4000万ベリー(12年前)→40億4890万ベリー |
肩書き | 四皇 |
所属 | ロジャー海賊団見習い→赤髪海賊団大頭 |
所属船 | オーロ・ジャクソン号→レッド・フォース号 |
覇気 | 覇王色、武装色、見聞色 |
武器 | サーベル「グリフォン」 |
出身地 | 西の海 |
誕生日 | 3月9日(シャンクス=3,9) |
星座 | うお座 |
血液型 | XF型 |
好きな食べ物 | キムチ炒飯、ロブスター |
嫌いな食べ物 | ブルーベリー |
趣味 | 放浪 |
好きな島と季節 | 春島の秋 |
イメージ動物 | ライオン |
イメージ花 | ホトトギス |
イメージ職業 | 風景カメラマン |
初登場 | 単行本1巻 第1話『ROMANCE DAWN-冒険の夜明け-』 |
WT100 | 12位(171,610票) |
CV | 池田秀一、島﨑信長(幼少期) |
人物
容姿
トレードマークである赤い髪と、左目の上に"黒ひげ"マーシャル・D・ティーチに鉤爪で付けられた三本の傷が特徴。
また、口髭および顎髭とすね毛を少し生やしている。
12年前にフーシャ村の海域でルフィを近海の主から守った際に左腕は隻腕となっており、現在も義手を装着すると行った処置はしていない。
基本的な服装は白いシャツと派手な柄をあしらったズボンにサンダル、そして黒いマントを羽織ったスタイル。
隻腕となってからは左腕の袖部分を常に縛っており、ズボンの柄は本編で登場するタイミングによって変わることがある。
また、元々左利きであるため、戦闘時に使用する名剣「グリフォン」を右の腰に携えている。
12年前まではゴール・D・ロジャーから受け継いだ麦わら帽子を被っていたが、フーシャ村出航時にルフィに預けている。
性格
「どんな理由があろうと!!おれは友達を傷つける奴は許さない!!!!」
基本的に非常に大らかな性格で、自身がどれだけ侮辱されようが、大抵の事は笑って済ませてしまう。
能天気でルフィを揶揄ったり、彼にエールを送りつつも「お前なんか海賊になれるか」という等、自由な発言も見られる。
また彼を幼少期からよく知る者曰く、ルフィ共々「悪い意味で前向き」なところがあるとのこと。作者も『FILM RED』特典40億巻にて「シャンクスはおとなげないです」と述べている。
だが、自分の友人を傷付ける輩はどんな理由があろうとも決して許さず、助けるためならば自分を犠牲にしてでも笑っていられる器の大きさと仲間や友達を大切にする心は幼少期のルフィに非常に大きな影響を与えた。
世界政府の上層部からもその動向を警戒されているが、自ら動いて事件を起こしたりするような事は殆ど無く、敵である"白ひげ"エドワード・ニューゲートに対しても、「敬意を払うべき男」と尊敬している等、大半の海賊とは一線を画す存在。
このような人物のため、センゴク、マルコをはじめ一部の敵対者からも一定の「信頼」を得ている。
ただし何らかの目的のために大きく動く場合、それを邪魔しようとする「敵」には容赦せず、五老星をして「暴れられれば手に負えない」と評される。
自分の持つ戦力に自信を持つあまり基本的に最初は敵を侮るような態度を取るビッグ・マムや黒ひげ、まずは相手の実力を図るために手加減した状態で戦うカイドウとは異なり、獅子は兎を狩るにも全力を尽くすという言葉の如く最初から情け容赦が無い点も恐ろしく、生半可な戦力と覚悟でシャンクスに挑めば、どんなに巨大な組織でも壊滅の未来がチラつく。
警戒心ゆえか、せっかちで人の話を聞こうとしないのか、はたまた二日酔いによる気分の悪さからか誤解が多く、ポートガス・D・エースらスペード海賊団が自身の元へ挨拶をしに来た時には、彼の挨拶の意味を「義弟のルフィがシャンクスに世話になった」ことから一度会って礼を言いたいと言うエースの意味とは違い「宣戦布告の挨拶」と勘違いしたのか刀を抜こうとしたり、ミホークがルフィの懸賞金がかけられた写真を見せに自身の元を訪ねて来た際には、ミホークに対して気分が悪いと言い「勝負でもしに来たか?」と凄んだりとウッカリが目立つ。
なお、どちらも自身の元へ来た目的がルフィの話題とわかるや、すぐ笑顔を見せて交戦的な姿勢を辞め、彼らを客として全力でもてなして、宴をしている。尚、ミホークからは気分が悪いのだろうと言われるも『祝い酒』と称して自身の二日酔いを構うことなく宴を開いた。
四皇という立場の事情もあるのだが、上記の温厚な様子を見せるのは自分の仲間やごく一部の身内(ミホーク、ルフィ、バギー)に限られており、劇中では自身がルフィの兄であると名乗る前のエースや白ひげ、キッドなど只ならぬ雰囲気で対応や対処をする事の方が多い。
実際独断で乗り込んできた海賊でしかないエースや自分や仲間に危害を与えかねないキッドなどそれ相応のきちんとした理由はあるとはいえ、ルフィの過去で描かれた様子とは思えない程ギャップ差が強いため彼の謎として語られることが多く、ネット上でよくネタにされる複数人説などが生まれた背景になっている。
酒癖
酒や宴会が大好きで、特に故郷である「西の海」の酒を好んで飲む。本人曰く「世界中の海を回ったが、肌に染みた水から作った酒を超えるものは無い」とのこと。よく仲間達と酒盛りをしているが、ついつい飲み過ぎて二日酔いに苦しんでしまう事も。
しかしそんな中でも、ミホークからルフィが海賊として名を上げ始めた事を伝えられた時には、飲み過ぎで気分を悪くしていたにもかかわらず再び宴を開いて飲み始めた。
人間関係
過去
40億巻で初判明したが、とある場所でロジャーたちに拾われ、ロジャー海賊団で幼少期を過ごしたために船員の多くと交流があった模様。
言うなれば彼は物心ついた頃より海賊だったという筋金入りである。
船長のゴール・D・ロジャーと副船長のシルバーズ・レイリーは特に慕っていた。
元バギー海賊団船長、現クロスギルド社長バギーはロジャー海賊団時代の見習い同士であり喧嘩仲間、幼少期からの付き合いで幼馴染の関係でもある。当のバギーはバラバラの実の一件から恨みを持っているとのことだが、その後も光月おでんから「こいつらは仲が良いのか悪いのか…」と言われるほど行動を共にしており、単なる不仲というわけではないと思われる。
バギーの方はシャンクスとは仲良く喧嘩をしつつも、シャンクスの何でも前向きに捉える部分を嫌っており、シャンクスに対して劣等感を抱えていた。
ロジャー海賊団が解散すると、赤髪海賊団の結成を始める。加入順は不明だが0巻ではヤソップとの出会いの場面も描かれた。
“鷹の目”ジュラキュール・ミホークと"黒ひげ"マーシャル・D・ティーチは恐らく赤髪海賊団結成後に出来た因縁関係。
現在はシャンクスが利き腕である左腕を失ったためにミホークは決着をつけることに興味を失い、彼との関係はライバルというより友人関係に近いものとなっているが、油断もしていなかった自らの左目に今なお疼く3本の傷を残したティーチに対しては強い警戒心を抱いている。
本編
命を助けて生き様を示したことでモンキー・D・ルフィには尊敬されており、シャンクスはルフィの憧れであり目標とでも言うべき存在となっている。
シャンクスもルフィのことを気に入っているのかたびたび彼の動向を気にしているような描写があり、ルフィの夢の果てについても知っている。
部下からの信頼は厚く、傘下の海賊達にも非常に慕われている。
また、行く先々で出会った人々からも好かれる体質のようで、フーシャ村やエルバフの住人たちからは歓迎され、信頼されている。また、子どもからはかつてのルフィのように航海に連れて行って欲しいと頼まれることもある模様。
一方でルフィの祖父ガープからは「ルフィを海賊の道に引き入れた元凶」として強い敵愾心を持たれている。
また四皇の首を狙う最悪の世代のユースタス・キッド、スクラッチメン・アプー、バジル・ホーキンスの海賊同盟が彼を標的としていた。
FILM RED
本編にはシャンクスの娘とされる世界の歌姫ウタが登場。
かつてフーシャ村に滞在し、幼い頃のルフィとも交流を深めていたウタだが、現在は海賊嫌いの性格となり、赤髪海賊団とも袂を分かっているようで…。
戦闘能力
基礎戦闘力
「来い…!!!おれ達が相手をしてやる!!!」
戦闘描写は未だに少ないが、その風格と威圧感は正しく「四皇」の名に恥じない大海賊として相応しいものであり、作中最高峰の実力者である。
シャンクスは「グリフォン」と呼ばれる長剣を所持しており、利き腕である左腕を失う以前には世界最強の剣士として知られる王下七武海の一角“鷹の目のミホーク”と互角の戦いを繰り広げていた。
また、シャンクスが四皇になったのは利き腕を失ってから4年経過した時点であること、彼が東の海から偉大なる航路に戻った際に左腕を失っていたことに誰もが驚いたという所からもその実力の高さが窺える。
強さを図る基準の一つとして、この世における最強生物と称される四皇の一角"百獣のカイドウ"がルフィの会心の一撃を受けた際に自身と対等に戦える人物として、ゴール・D・ロジャー、エドワード・ニューゲート、光月おでん、そしてロックス・D・ジーベックと並んでシャンクスを思い浮かべていた。
また、見習い時代の戦闘能力は不明だが、当時から腕の立つ剣士であったようで、11歳以下の時点でバギーからも「腕だけは買っている」と言われている。
また、船を去るおでんに対して手伝いを申し出るバギーに「足手まといだお前なんか!!おれなら…」と軽口を叩いており、自身の戦闘能力に自信を持っていた様子である。
はっきりとした戦闘シーンが描かれた『FILM RED』では、黄猿が操られた民衆に向けて放った「八尺瓊勾玉」を一撃で吹き飛ばし、全身を光子に変えて光速移動ができる黄猿の元へ一瞬で到達。
黄猿の喉元へ刃を突き立てるなど、移動速度と卓越した剣術で海軍大将を相手に凄まじい実力を見せつけた。
近年は本編が完結に向かい始めた事もあり、上述の劇場版含めシャンクスの人間性や戦闘能力も明らかになってきている。
劇場版での描写を見るに(シャンクスが無抵抗だったとはいえ)催眠で操られていた一般民衆の攻撃で傷を負っており、少なくとも耐久力はワンピース世界だと常識の範疇であり、同種族の怪物と比べるとそこまでタフでは無いと思われる。
剣術
剣術を使用する際は、膨大な覇気を使用して強者に対抗し、ロジャーが使用していた剣技を使用する。
覇気
3種類全ての覇気を扱う事ができる。
その実力は利き腕を失ってなお圧倒的で、極めて高水準に鍛えられている。
戦闘場面は未だに詳細に描写されていないが、その実力の片鱗が垣間見られるシーンが幾つかある。
覇気の威力もそうだが覇気の扱いにも長けており、レイリーと同じく覇気使いとしては達人級なのは間違いない。
覇王色の覇気
先天的な素質が無ければ扱う事ができない「覇王色の覇気」の覚醒者。
彼の覇気は先述の通り高水準に鍛え上げられており、その威力と範囲は桁違い。
不意に放てば自身の海賊団の新入り達は勿論、白ひげ海賊団のクルーでさえ若輩者は次々に泡を吹いて失神していき、モビー・ディック号にヒビが入り、海王類ですら一睨みで撃退してしまう程。
また、ワノ国の近海(滝登り前)から何里も遠く離れているであろう本土の花の都目前にまで迫っていた海軍大将の緑牛を威圧し、退散させた。
SBSによると魚人島で彼がルフィと同じような状況であった場合、レイリーと同様に10万人の魚人全員を一瞬で卒倒させることができただろうとのこと。
加えて、彼が明確な怒りや敵意を持って放てば、一部の海軍中将の意識ですら持っていけるほか、視聴者から一定の実力を買われているモモンガ中将でさえも片膝を付くほどの練度・威力を誇っている。
更に、そのときには黄猿が冷や汗を流していた。
他にも、白ひげと一太刀交えた際、互いの武器は触れていたものの天が割れたことから、一握りの強者のみが扱える覇王色を纏う技術も使える。
- 見聞殺し
40億巻で明らかになったが、彼の覇王色は気配のコントロールにより、相手の「見聞色の覇気」を無効化できる。
これにより、「見聞色の覇気」で行われる未来予知も無効化される。
補足として「未来を見せない」と書かれており、高精度の見聞色の覇気で未来予知を行う相手にとっては天敵となる。
武装色の覇気
まだ使用している場面は少ないが、当時海軍大将であったサカズキのマグマの拳を、剣1本(勿論右腕のみ)で容易く受け止めるなど、高精度の「武装色の覇気」の使用が出来るのがわかっている。
見聞色の覇気
こちらもまだ使用している場面は少ないが、ワノ国編で本土にいるアラマキの存在を近海に滞在していた自身の海賊船から察知するなど、気配察知ができる範囲が他の強者とは一線を画す実力者であると判明している。
また、一定数の実力者たちが使用可能な、見聞色の覇気による未来視も可能であり、作中では、キッドの”電磁砲(ダムドパンク)”によって、自身の傘下に甚大な被害が出る事態をいち早く察知し迎撃体制へ移っている。
相手の見聞色を無効化しつつ自身は先を予知しながら動ける事から、実際のシャンクスとの戦闘ではまずシャンクスに近付く事すらほぼ不可能と思われる。
技
本編
相手に急接近し、剣に膨大な覇気を込めると共に凄まじい衝撃波を繰り出す。「覇王色の覇気」を使用しており、ユースタス・キッドとキラーを文字通り一撃で粉砕し、その余波でキッド海賊団の船を半壊させる程の凄まじい破壊力を誇る。
在りし日のロジャーも使用していた技であり、事実上彼から受け継いだ技と言える。原作者曰く神避はロジャーの背中を見て覚えたとのこと。
シャンクスが技名のついた技を使うのは連載26年で初めてである。
アニメでは攻撃する直前に赤いグリフォンのような演出がされた。
ゲーム版
- 地を震る一撃
- 海を断つ一撃
- 空を裂く一撃
- 気を貫く一撃
- 天をも割る一撃
いずれも、「ONE PIECE UNLIMITED ADVENTURE」が初出。発売当時(2007年)の本編(コミックス準拠)はエニエス・ロビー編からスリラーバーク編にかけての最中であり、当然ながらシャンクスの技名は全く出ていなかった。なお、5つの技のうち、上から3つはAボタンを3回まで押すことで派生可能なシンプルな斬撃、「気を貫く一撃」はWiiリモコンを振る、もしくは一定時間振り続けることでタイミングをずらしながら突進でき、「天をも割る一撃」は巨大な衝撃波を飛ばす必殺技。
- 新世界の一撃
経歴
過去
ロジャー海賊団見習い〜船長の処刑時代まで
38年前、まだ赤ん坊だったシャンクスはロジャーたちがゴッドバレーで奪った宝箱の中に隠れている所を発見される。
以降、シャンクスは海賊見習いとしてロジャー海賊団に所属。当時被っていたトレードマークの麦わら帽子はロジャーから譲り受けたものと思われる。
白ひげ海賊団とは何度も相見えており、白ひげ達からも当時は同じく見習いだったバギー共々顔を覚えられる。また、とある島での交戦後にてはじめてマーシャル・D・ティーチと接触。三日三晩続いた両軍の交戦中一度も寝ていないという話をバギーから聞くが、当時は特に彼のことを警戒しておらず「人生を“倍”楽しんでる」という軽い認識を持っていた。
ある日ロジャー海賊団が「バラバラの実」を発見。それをまんまと手に入れたバギーが下船しようとしている場に何も知らずに偶然出会し、背後から声をかけた拍子にバギーが驚いて実を飲み込んでしまったため、能力者にしてしまう(このことでバギーからは恨みを買うが、以降も何かと連れ添って行動している)
ロジャーたちがとうとう“最後の島”への到達手段を見出し船を出そうとした矢先には、バギーが高熱を出してしまい、その看病のために自ら居残りを買って出る。
「行くんだったらおれ達は いつか自分の船で行くよ!!」
ラフテルからロジャー達が帰って来るとシャンクスは船長ロジャーに何やら質問をする。質問が終わるとどういう心境かロジャーの服を掴み大粒の涙を流していた。
25年前、"偉大なる航路"制覇を達成し「海賊王」と呼ばれるようになったロジャーだったが、その後不治の病により死期を悟り海賊団解散を宣言。
その1年後の24年前、ロジャーは自ら海軍に出頭し、故郷である"東の海"ローグタウンにて公開処刑されることになる。シャンクスとバギーはその場に駆け付け、船長の最期を涙ながらに見届けた。
赤髪海賊団結成
奇しくもロジャーの処刑が「大海賊時代」の幕開けとなり、多くの男たちが海賊として大海原へ乗り出すことになる。
シャンクスは、ロジャー海賊団のラフテル到着後からロジャー処刑に至るまでに気が変わったのか上記の発言から一転、ラフテルを目指す気はないと改め、その場でバギーに海賊団を立ち上げようと誘うも、シャンクスがロジャー船長の後に続いて次世代の"王"になると期待していた彼に拒絶されてしまい、その後は一人で小舟で海に乗り出し、仲間探しの旅に出る。
以降の明確な動向は未だ不明瞭だが、東の海ではウソップの父でもあるヤソップを仲間に引き込み、その後も多くの有力な仲間を集って赤髪海賊団を旗揚げする。メキメキと実力をつけ、剣のライバルとなった鷹の目のミホークとの決闘の日々は今では伝説と謳われるまでになった。
27歳の頃には10億ベリーを超える賞金首となっていた。
また、19年前から13年前の間に決して油断していなかった自分の左目元に今なお残る三本の切り傷跡をつけたマーシャル・D・ティーチを警戒するようになる(少なくともシャンクスとティーチの間で何かしらの接触があった事は間違いないが、この傷が付けられた時期、理由は未だに明確にされていない)。
ゴムゴムの実奪取
13年前、シャンクスは明確な理由は不明だが赤髪海賊団のメンバーと共に政府が護送していたゴムゴムの実を奪うために護送船を襲撃。
船には当時CP9であったフーズ・フーもいたが、シャンクスたちは特に目立つ外傷を受けることなく目的を果たした。
ルフィとの出会い
ゴムゴムの実を奪った13年前から約1年間に渡り、偉大なる航路を離れて東の海のフーシャ村を拠点に航海を続けていた。そこでシャンクスは村に住む少年のモンキー・D・ルフィと出会い、親しい関係となる。
やがて海賊を目指すことにしたルフィから航海に連れていくよう頼み込まれるが、海の楽しさだけでなく過酷さも知るシャンクスはその申し出を断り続けた。また、ある日にはルフィの夢の果てを聞いており、それが船長がかつて語った「あの言葉」と同じだったからか、シャンクスは涙を流して笑ったという。
山賊ヒグマとの一件
ルフィが覚悟を示すために自ら左目の下をナイフで刺した日、騒動の後にマキノの店でルフィと共に宴を楽しんでいたが、ある日政府から奪ったゴムゴムの実をルフィが(デザートだと思って)うっかり食べてしまい、全身ゴム人間になってしまった。
その後日、地元の山賊であるヒグマ一味にルフィが甚振られている場に出くわし、大事な友人を傷つけた報いに徹底的に叩き伏せる。しかし、頭目のヒグマはルフィを攫って海に逃亡し、シャンクス達への腹いせにカナヅチである彼を海に放り投げる。
さらにここで"近海の主"と呼ばれる海獣と遭遇。ヒグマは乗っていた小舟ごと噛み砕かれ、ルフィもその餌食になろうとしていたが、間一髪のところで駆け付けて溺れかけたルフィの救出に成功。
しかしシャンクスは近海の主の大顎から咄嗟にルフィを庇った際に左腕(上腕まで)を食い千切られてしまう。近海の主はシャンクスの“気迫”に気圧されて退散したものの、シャンクスは大きな傷を残すこととなった。
自身を助けるために彼の利き腕である左腕を失わせたことに後悔の涙を流すルフィだったが、シャンクスは一切後悔することはなく、ルフィを助けられたことを心から喜んでいた。
ルフィとの約束、フーシャ村出航
後日、とうとうフーシャ村を旅立つことになった赤髪海賊団は、ルフィと別れを交わす。
シャンクスは別れ際までいつものように憎まれ口でルフィをからかうが、それでも絶対シャンクスたちを超える海賊になり"海賊王"を目指すルフィの言葉に「新しい時代」を見出し、自身にとっても大切な麦わら帽子をルフィに“預け”「いつか立派な海賊になって返しに来い」と約束しフーシャ村を旅立った。
これより数年後シャボンディ諸島にてロジャー海賊団副船長であったシルバーズ・レイリーとの再会を果たしルフィのことを話している。
また詳細は語られていないが、海賊として更に名を上げたことで6年前には「四皇」の一人に数えられるようになったという。
また4年ほど前に新世界のとある冬島にて、「挨拶がしたい」としてルフィの義兄であるポートガス・D・エース率いるスペード海賊団と接触。
当初はこの意味を「決闘」と履き違えて警戒したものの、「弟が世話になった礼を言いたい」とエースがルフィの名を言った瞬間に警戒を解き、共に宴を楽しんだ。
第1部 サバイバルの海 超新星編
東の海編
偉大なる航路のとある島でキャンプをしている際にミホークが来訪。ルフィが海賊になり、3000万ベリーの懸賞金をかけられたことをミホークに教えられ、嬉しさのあまり二日酔い中で気分が悪い中(ミホークも強引に誘って)宴会を再び開いていた。
「きたか ルフィ」
空島編〜エニエス・ロビー編
赤髪海賊団の仲間と共に航海を続ける中、かつて自身に三本の傷をつけた“黒ひげ”ことマーシャル・D・ティーチが白ひげ海賊団の4番隊隊長サッチを殺害して逃亡したこと、そして白ひげ海賊団に加入して2番隊隊長となっていたエースがティーチの追走を始めたことを知る。その事件を受けてシャンクスは白ひげに宛てた手紙を書き、海賊団の新入りロックスターを白ひげ海賊団に派遣する。
しかしロックスターは白ひげに要件を見透かされたうえで一蹴されてしまったため、シャンクスは海賊団総出で海軍の艦隊を撃破してまで白ひげ海賊団の元へ向かい、ルフィがエニエス・ロビーを陥落させた数日後に白ひげと直談判を行うことになる。
「四皇同士の接触」ということもあり、世界政府は四皇同盟の可能性も考えていたようで、五老星は顔色を変え、海軍は最厳戒態勢をとった。
この時、覇王色の覇気で白ひげ海賊団を威圧しており、気絶したメンバーを見て憤慨していたマルコを冗談半分で勧誘していた。
白ひげが利き腕を失ったシャンクスにどんな敵にやられたのかを聞くが、「……“新しい時代”に賭けて来た…」と返しており、そこに後悔はなかった。
そして交渉に入り、ティーチの恐ろしさを知っていたシャンクスは、ティーチの企みが世界を更なる混迷に導く危険性を説き、白ひげにエースのティーチ追討を止めるよう頼んだ。
が、シャンクスの考えは重々承知だったニューゲートも、自分の静止を振り切りニューゲートやサッチの気持ちを思って飛び出したエースの面子を重んじて、ティーチの討伐は自分が命じたことだと偽って「おれに指図するなんざ100年早ェ」としてシャンクスの提案を拒絶し、交渉は失敗に終わる。
「誰にも止められなくなるぞ…!!! 暴走するこの時代を!!!」
頂上戦争編
シャンクスやニューゲートの不安通り、ティーチはエースを捕らえて王下七武海に加盟。
エースの公開処刑が執行されるマリンフォードにて海軍と白ひげ海賊団の全面戦争が行われることとなる。
シャンクスはこの機に乗じてマリンフォードに自らも乗り込もうとした四皇の一角百獣のカイドウを、海賊団総出で新世界で足止めした。
「………よくやった…若い海兵」
「お前が命を賭けて生み出した“勇気ある数秒”は…良くか悪くか」
「たった今世界の運命を大きく変えた!!」
マリンフォードには戦争の終盤に到着。白ひげとエースの亡骸を引き取ると共に、すでに両軍死者・重傷者だらけとなっていた戦場に対し、無益な死を止めるため終戦を宣言。センゴクもシャンクスを信用しその宣言を認め、戦いを終わらせることに成功した。
なおシャンクスはこの場で10年振りにルフィと再会するチャンスもあったが、この時は「今会ったら約束が違う」として敢えてその姿を見ようとしなかった。
終戦後は白ひげとエースの墓を白ひげ海賊団の面々と共に作り2人を弔う。その際に彼はエースの生き方にロジャー船長を重ね、「おれは船長に時には逃げて欲しかったし泣いて欲しかった」という自身の考えを前提としながらルフィに心中でエールを送った。
「いいかルフィ 勝利も敗北も知り逃げ回って涙を流して男は一人前になる」
「泣いたっていいんだ……!! 乗り越えろ!!!」
第2部 最後の海 新世界編
ドレスローザ編終了後
扉絵連載ではドレスローザでの一件後、ある荒廃した島で誰かの結婚式に出席しルフィの記事を眺める様子があった。
世界会議編
ルフィが四皇の一角ビッグ・マムを相手に暗殺未遂事件を起こし、15億の賞金首になった際に本編に再登場。
新聞でビッグ・マムに挑んだルフィの活躍を知り、再会が近い事に喜びを露わにする。
「………もうすぐ会えそうだな…ルフィ」
その後、シャンクスは何故か聖地マリージョアに赴き、フードを被った姿で世界政府の最高権力者"五老星"と面会。この時に五老星からは「君だから時間を取った」と言われていることから、敵対関係の海賊であり、なおかつ四皇でありながらも招き入れられるだけでなく、わざわざ会う時間を確保されるなどかなりの信頼、またはそうせざるを得ない程の特別な地位がある事が窺える。シャンクスも五老星に対しては敬語を使うなど一定の敬意を払っている模様。
そしてシャンクスはある海賊について語りはじめた。
ワノ国編
第二幕~第三幕 幕間
懸賞金が存命の海賊の中でも3番目に高い40億4890万ベリーであることが明らかになり、同時に彼が率いる赤髪海賊団が海軍本部から「四皇の中で最もバランスのいい鉄壁の海賊団」と評価されていることが判明した。
第三幕
決戦決着より一週間が経った頃、シャンクスはワノ国の近海まで船を寄せる。後にこの行動はカイドウがいなくなったワノ国に黒ひげが現れることを予想してのものだったことが示唆された。
ゴムゴムの実を覚醒させたルフィの顔写真を見ながら感慨に耽るシャンクスに対し、仲間たちは四皇になったルフィに会おうと提案するが、シャンクスは麦わらの一味の傘下に加入したバルトロメオによってナワバリにある旗を燃やされた件にケジメをつけることが先だという名目の元、再会を見送ることにした。
そして、ベックマンにとある提案した。
「なァベック そろそろ奪りに行こうか」
「“ひとつなぎの大秘宝”」
しかし、海軍大将緑牛が強引な手法をもって20年の支配から解放されたばかりのワノ国の人々を再び恐怖に陥れようとしていた事に加えて、まだ戦いの傷が癒えてないルフィを討とうとしていた事は純粋に気に食わなかったようで、船で突然「覇王色の覇気」を発動。新時代の担い手達を想起しながら発動させた覇気は遠く離れた位置にいた緑牛を威圧し、彼を撤退へと追い込んだのであった。
「何も卑怯とは言わねェがよ…‼︎海軍…」
「海賊の歴史を変えて疲れきった"新緑"達に…そりゃあちょっとヤボじゃないか?…………」
その後、シャンクスたちはワノ国の海域から離れたが、麦わらの一味の主力たち(ルフィ、ゾロ、サンジ、ジンベエ)はシャンクスの「覇王色の覇気」を感じとっており、ルフィは「懐かしい顔が浮かんだ!」と言い、とても喜んでいた。
終幕後
ワノ国近海で発動した覇王色の覇気を察知して駆けつけたマルコを船に乗せ、彼が現在住んでいるスフィンクスまで船を進める。
別れの際にはもう一度マルコを冗談半分で赤髪海賊団に勧誘するが、「大海賊の子守りはごめんだ」とからかわれて再び断られてしまった。
エッグヘッド編
「おいその前に一つ…確認を取って来い」
「「本当に今からおれと戦うか__それとも“ロード歴史の本文”を置いて消えるか選べ」と!!!」
巨人族の戦士の国エルバフにて、リトルガーデンから帰還していたドリーとブロギーと再会。経緯は不明だか何らかの親交があったらしく、港の酒場で酒を酌み交わしていた。
出航直前、ワノ国から記録指針に従って船を進めたキッド海賊団から砲撃を受け、シャンクスはエルバフを戦場にしないため、そして彼らが持つロード歴史の本文の写しを得るためにキッドたちに選択肢を与え、ドリーとブロギーに協力を要請して迎撃態勢を整える。
船にて傘下の海賊たちに船を退かせる指示を出しつつ、ホンゴウからキッドのデータを受け取るなど出撃準備をしていたが、キッドがビック・マムをも撃破した“電磁砲”を構えた際にその砲撃で発生する被害を見聞色で察知し、その大き過ぎる被害を防ぐべく即座に自ら単身で出撃。
結果、意表を突かれて動揺したキッドを“神避”の一撃で撃破し、更に余波でキラーも負傷させてキッド海賊団に降参を即決させる程の恐怖を与えた。
直後、キッド海賊団が持つロード歴史の本文の写しを得たシャンクスは早急に船を脱出し、ドリーとブロギーに“覇国”を撃たせて船を完全に破壊し、キッド海賊団を“壊滅”させた。
エルバフを出航した後は、ガルテル島に上陸して一ヶ月程前に赤髪海賊団の旗を燃やしたバルトロメオを島民の前で捕縛して尋問。
バルトロメオがルフィへの想いを正直に吐露し、ルフィに仕向けるための猛毒と偽って渡した薬品を一滴も残さず飲み干したのを見た際には感心したようで、船に戻ったときにはベックマンに「だって嬉しいじゃねぇか、ルフィがあんなに想われて」と笑顔で話していた。
しかし旗の一件を不問にした訳ではなかったようで、ヤソップがケジメとしてバルトロメオの船を破壊することを止めることは無かった。
余談
- 謎
四皇の一角に名を連ねるシャンクスだが、世界会議編では五老星と密会したため「実は政府側の人間ではないのか?」と疑われた。
かと思えばワノ国編では、13年前に政府の船からゴムゴムの実を奪っている過去が判明し、彼がどの立場で何を目的にして行動しているのかがはっきりしない。
そしてゴムゴムの実の秘密も明らかになるや「シャンクスはその正体を知っていたのか?」との新たな謎も生まれている。
また、聖地マリージョアの治安組織・神の騎士団にサーベルを所持するメンバーが在籍する事実が明かされ「シャンクスもその一員なのではないか?」との憶測まで出始めた。それに加え、"フィガーランド" の名を冠する天竜人が騎士団の最高司令官として登場したため、更に信憑性が高まっていった。
彼に対する謎は深まるばかりだ。
- 左腕について
近年ではいよいよもって四皇の戦闘が具体的に描かれるシーンが増え、その常軌を逸した実力に恐れ慄く読者が多いが、そうなるとどうしても”シャンクスの腕が『近海の主』にあっさり奪われた過去”についてとやかく指摘される場面が多い。
実はこの件の裏事情について、一部と二部の間のWJ2010年41号の歴代担当"偉大なる航路集会"にて明らかになっている。
連載前の2年半『ROMANCEDAWN』まで、作者尾田栄一郎の担当をし鍛え上げてきた久島氏は、『ROMANCEDAWN』の原稿を始めてみた時、よく出来ているものと思ったものの、読む人の心の奥を揺さぶるような決定的な部分が足りないと思い「ヤマ場での演出が足りないのでは?」と感想・忠告。
その感想を受けた翌週、尾田が考え直して原稿に追加されたのが、ルフィがシャンクスという人間の凄さを知る、彼が腕を失うシーンだったのである。
また劇中の事情としてもワンピース世界では、カイドウやリンリン、及び百獣海賊団やビッグ・マム海賊団の一部面々のような例外を除くと肉体の防御力については「武装色の覇気」を使わなければ普通に銃・剣は肉体に対して有効。
「金獅子のシキの頭に飛んできた舵輪の一部が事故で刺さる」「ロジャーが刃によって処刑される」「ルフィが映画『FILM Z』にて海楼石の弾丸でダメージを負う」「ドフラミンゴの処刑用銃で少なからずローがダメージを受ける」「ワノ国編にて、いくつもの銃の発砲に対し、ゾロがフランキーに盾の役割を頼む」など。
本来ならばまともに受ければダメージになる攻撃を、トップ層は悪魔の実の能力・見聞色・武装色でそもそもまともに受けないようにしているため、当時のシャンクスは海王類に食べられる寸前かつ溺れる寸前のルフィを救うために必死だったのだと思われる。
そもそも、このシーンは”シャンクスの「強さ」”ではなく”シャンクスの「凄さ」”をルフィが知るシーンである為、強さの観点で議論するのはあまり適切ではないだろう。
- 左目の三本傷
彼の象徴のひとつでたる左目の傷はティーチによってつけられたものだというが、どのタイミングでつけられたのかわかっていない。
シャンクスとティーチがその期間に邂逅したならば、シャンクスは赤髪海賊団結成後に白ひげ海賊団と一度戦闘を繰り広げた可能性があるが、そのような情報は現在出てきていない。仮に海賊団同士の戦いがなかったとしても、何故「ティーチがシャンクスに傷を負わせるような事態になったのか?」とする別の謎も生じてくる。
- 懸賞金額
シャンクスはルフィと会った時点で10億4000万ベリー。
当然海軍の注目度も高いはずだが、なぜかガープの故郷であるフーシャ村に来ていても彼とは一度も会っていない。
尚、現在は40億4890万ベリーだが、同時に明らかになったビッグマム、カイドウ、白ひげ、ロジャーと同じく万の桁は語呂合わせで作られており、彼は「シ(4)ャ(8)ンク(9)ス」。
ちなみにビッグ・マムは43億8800万ベリーで「88(はは)」があり、カイドウは46億1110万ベリーで「110(ひゃくじゅう)」、白ひげは50億4600万ベリーで「46(しろ)」となっている。
- シャンクス2人説
掲示板サイトを筆頭にネット上では度々、シャンクスが2人いるのでは?と言う説が長らく飛び交うようになっている。
それに対して作者・尾田栄一郎氏は「僕がよくやるのは、傷の描き忘れはよくやります」と話しており、単なる作画ミスが拡大解釈されている可能性を示唆した。
しかし、上記の『謎』の項目にある五老星とのやり取りでは、五老星は一貫してシャンクスを「君」と呼び、シャンクスの名ではほぼ呼んでいない点も気にかかる。
これをひねくれた見方をすると、五老星の目の前にいる人物が〈シャンクスと似て非なる別人〉だから「君」呼びに終始していた可能性 もあり得る(しかも、この際のシャンクスの横顔には、ティーチに負わされた瘢痕が見当たらない)。
更に上記の通り "フィガーランド" の名を冠する天竜人が登場し、その人物の過去の風貌はシャンクスに近似していた上、若い時分に「見ていろ子供達」 と口にしている。
更にマリンフォード頂上戦争では、シャンクスはそれに乱入しようとしたカイドウを足止めした後に、自らマリンフォードに乗り込み戦争の調停に入る降りも、まともに考えると「地理的・時間的の両面でシャンクス1人ではほぼ不可能ではないか? =シャンクスが2人居れば違和感がない」などの諸要素から、遂に『シャンクス2人説』から発展し『シャンクス双子説』まで発生し、上記の作画ミスの拡大解釈では済まなくなりつつある。
- 海上保安庁vs赤髪海賊団?
海上保安庁が演習中に使用した海賊船に、赤髪海賊団の海賊旗を使った事実がある。
- ゲーム
原作では今のところシャンクスの「本格的な」戦闘シーンは出てきていないが、その人気もあってバトルアクションがメインとなるゲームへの参戦も多い。たいていは最後の方に解禁される隠しキャラであり、その際は技名や戦闘描写が少なすぎるせいで戦闘描写のほとんどを0から作り込まれて参戦することとなる(そのため「失せろ」が技名になった作品もある)。同じく原作での戦闘描写があまりないミホークが一撃が重いパワー型の剣士なのに対し、シャンクスは手数に優れたスピード型の剣士の傾向が多い。
- 声優
シャンクスを担当している池田秀一氏は言わずと知れた『機動戦士ガンダム』のシャア・アズナブルの声優として有名であり、以降も赤に縁があるキャラを多く演じていた。
池田氏はシャンクス役に起用された当時「また赤に関するキャラ……」 とボヤきつつもエリート系のキャラを多く演じていた時期もあり「シャンクスはこれまでと方向性が異なるキャラで手探りながらも演じていて楽しかった」とも語っている。
本作の最重要人物の1人でもあるシャンクスだが、基本的に物語の節目でしか登場しない扱いや、25年以上経っても未だ多くの謎に包まれているため、前述の劇場版『FILM RED』に登場すると聞いた際に池田氏は「最初は回想シーンくらいの登場と思っていたらしっかり出番がある事について少し慌てた」と答えている(参考)。
『FILM RED』における池田氏の演技が評価され、第17回声優アワード助演賞を御年73歳(史上最年長)で受賞した。
- じゃんけんネタ
『FILM RED』公開の際に、麦わらの一味やウタがめざましテレビのコーナー「めざましじゃんけん」に出演し、映画の告知をしていたのだが、シャンクスももちろん出演。
その結果…→俺はパーを出したぞ
- イメージ動物について
先述の通りライオンである。ライオンは百獣の王と呼ばれる動物だが、ネコ科の猛獣の中では温厚でおとなしい性格で、子供の頃から大切に育てれば人間にも良く懐く。正しく彼に相応しい動物と言える。
- pixiv内でのイラストの扱いについて
pixivの規約改定により(出典)彼の左腕は・人または体の非合法的な切断に彼が該当し今後彼をpixivで描けなくなるのでは?と心配される事態となった。
- サーベル『グリフォン』の位列の件
ミホークの黒刀の大剣『夜』、白ひげの薙刀『むら雲斬』(いずれも最上大業物)と渡り合い、サカズキのマグマの拳をもガードしたシャンクスのサーベルだが、なぜか位列は伏せられており詳細は不明(この件は白ひげに加えて、やはり最上大業物『エース』を扱ったロジャーと渡り合ったシキの2振りの刀も該当する)。ゾロの大業物『和道一文字』がミホークの最上大業物に折られなかった件から大業物の可能性自体は0ではないが、四皇の位に就くシャンクスの格からすると、むしろ最上大業物でないほうが疑問となるかもしれない(異例として、ローの『鬼哭』は位列なし)。
関連イラスト
関連タグ
ONEPIECE 海賊 赤髪海賊団 覇王色 隻腕 赤髪 赤髪のシャンクス 剣士 恩人 能天気 勝てる気がしない チートキャラ
この帽子をお前に預ける この戦争を終わらせに来た そんなに恐いか?新時代が!!! 失せろ 麦わら帽子
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淡い記憶ルフィと赤髪の娘ウタ…アニメ版におけるルフィ&シャンクスの出会い