「楽しくいこうぜ 何事も!」
「そう! 海賊は楽しいぜェ」
「海は広いし 大きいし!! いろんな島を冒険するんだ」
「何より自由っ!!」
概要
海賊旗は左目に3本の傷が描かれたドクロマーク。船の名前は“レッド・フォース号”。船首は竜を象っている。
主人公ルフィが憧れる一味である。
船長は比較的若めながら世界に対する影響力は絶大で、世界政府最高権力の五老星すら赤髪の動向を気にしており、別の四皇と接触しようものなら五老星が汗を流し、海軍本部は厳戒態勢となる。マリンフォード頂上戦争を終戦に導いたのも、この海賊団がマリンフォードに現れ交渉を行ったためである。
海軍からは「個々の実力が高く、バランスの取れた鉄壁の海賊団」と称されている。
事実2年前の時点でも、同じ四皇カイドウと小競り合いを起こしてもほぼ無傷であったり、船長は大将“赤犬”のマグマの拳を剣で防ぎ、副船長は銃を構えただけで大将“黄猿”に手を挙げさせて一時的に動きを止めさせるなど、抜きん出た実力を持っている。
また、後に明かされたがゴムゴムの実を手に入れる際に戦った敵船が、サイファーポールの船だったと判明。この時敵船に乗っていたのはCP内でも一目置かれていた者で、少なくとも偉大なる航路クラスの実力があったと考えられる。
そのため、フーシャ村を拠点にしてい第1巻第1話のルフィが少年時代だった過去の時点で、すでにそれに勝る程の実力を持った海賊団だった……どころか、その時点で船長のシャンクスにかけられていた懸賞金が偉大なる航路の中でも新世界の四皇幹部級の10憶超えの大海賊だったと判明した。
本人達の気風は立場不相応に温厚な平和主義だが、仮にも四皇を名乗るだけに決して緩い集団ではない。特に船長の「身内に手を出したら許さない」スタンスは一貫して貫いており、庇護の勢力や島々を守る影響力を維持する為にも、明確な害を加えてきた勢力は例外なく殲滅してきた。
一応、相手の事情や被害の有無をちゃんと確認してから判断は下しており、劇中で壊滅させたキッド海賊団やバルトクラブに対しては容赦のない姿勢が目立ったが、前者は事前に交戦を止めるか警告し、後者は命賭けで責任を負った覚悟に免じ母船轟沈程度に済ませた。
組織構成
現時点で船員の総数は不明だが、船長と副船長、そして数人の大幹部から指揮系統は成り立っており、傘下の海賊団もいる。
船長(大頭)
- “赤髪のシャンクス”
懸賞金40億4890万ベリー。
大幹部
副船長。
作者曰く、作中で最も頭の良い人物。ただし8巻時点。
コック。
常時骨付き肉を食べている肥満体の男。
- “追撃者(チェイサー)” ヤソップ
狙撃手。
以下、101巻のSBSで名前が判明した幹部。初登場はマリンフォード頂上戦争終盤。
アニオリで挿入された黒ひげ海賊団の幹部(後の「十人の巨漢船長」)と一対一で対峙するカットインから役職や戦闘スタイルがある程度推測されており、シャンクスがキーパーソンとなる映画『FILM RED』やその設定資料集で、原作に先駆けてより具体的な人物像が明かされた。
なお何名かは第1話でそれらしき人物が登場しており、彼らもルフィと面識があるとのこと。
電撃使い。
イラストの前列左から2人目。
音楽家コンビ
同後列一番右。
航海士
同後列真ん中。
船医
同前列一番右。
戦闘員
その他の船員
2年前に入った新入りで、当時の懸賞金額は9400万ベリー。
101巻のSBSによると実力者ではあるが幹部ではないとのこと。
元船員
音楽家
『FILM RED』に登場する歌姫で、船長シャンクスの"娘"。
12年以上前(原作第1話より前)にレッド・フォース号に乗っており、ともにフーシャ村に逗留していた時期があった。現在は袂を分かっている模様。
傘下
暴力や恐怖で傘下を厳格に統制していたビッグ・マム海賊団や百獣海賊団とは違い、雰囲気は非常に緩い。全員がシャンクスを慕っており、上司と部下と言うより友人関係に近い。単行本104巻のSBSによると「麦わら大船団のイメージに近い」との事。
キラーは「有名な顔も混ざってる、油断するな」と警戒しており、強者がいるのも確からしいが、同時に「ウチの傘下は『弱い』で有名」とシャンクスに言われており、「四皇の傘下」という肩書きに反して実力は低い者が多い。
対峙したキッドは新世界の海賊とは思えない威厳の無さに呆れていた。
本人たちも自分たちが「弱い」ことは自覚しており、「高名な赤髪海賊団の旗に守られて今日まで生き残ってきた」との事。
そのためシャンクスに対する敬意と忠義は深く、自分より遥か格上の相手に対しても正面から立ち向かえるほど。
なお、傘下からみかじめ料を取る制度は無い。
- ”ブルブルのプルル”
CV:山口茜
ブルジョワ海賊団姫(船長)。ツンデレでかわいらしい女の子。
トンタッタ族のマンシェリー姫に似ており、同族か、もしくは別の小人族と思われる。
また一味の名前がキャベンディッシュの出身「ブルジョア王国」と酷似しているが関係性は不明。
- ”慰霊刃(いれば)のフガー”
ソシアルクラブ船長(バンマス)。
年寄りの男性で、よく入れ歯を飛ばしているらしい。
- ”玉指”ゲロティニー
CV:沼田祐介
水たまり海賊団船長。喋るとよく舌を噛むらしい。
カエルのような風貌をしているが能力者か否かは不明。
- オリ婆
名前の通り、年寄りの女性海賊。シャンクスからは「敵より寿命に気ィつけな」と心配された。
- リナリア姉さん
ナイトバタフライ海賊団船員。「着火のリナリア」
余談
海上保安庁が演習中に赤髪海賊団の海賊旗を使っている。
最終章に突入して以降、赤髪海賊団は(命までは取っていないものの)キッド海賊団、バルトクラブと名だたる組織を悉く一掃している様子から、極一部の読者から「在庫調整担当」「リストラ執行役」と呼ばれるようになったとか……
関連イラスト
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『FILM RED』における設定画(YouTube Shorts)