「『王下七武海』とは…!! 世界でたった七人!!!」
「世界政府によって選ばれた 略奪を許可された海賊達!!」
「引き換えに必要とされるものは“圧倒的な強さ” “知名度”」
「彼らが政府側に与する事が 世の海賊達への脅威とならなければならない!!」
概要
世界政府によって公認された7人の大海賊の総称。七武海と称される事も。
海軍でも手が回らない程に海賊の増加・凶悪化した大海賊時代に戦力の増強も兼ねて設立された様子。
その選定基準の第一義は「政府に所属することで他の海賊への抑止力となる事」であり、一部の例外を除きインペルダウンならばレベル6に収監される程の猛者揃い。
政府に協力することを条件に、指名手配・懸賞金の解除と共に一定の条件の下、他の海賊や世界政府非加盟国からの略奪行為まで認められており、数多の海賊達への抑止力として期待されていた。
詳細
四皇・海軍本部と共に、海賊達の行く手を阻む偉大なる航路の三大勢力と称されており、四皇を海軍と王下七武海が抑える形となり、「四皇vs四皇vs四皇vs四皇vs海軍+王下七武海」の構図で世界の均衡を守っていた。
政府の傘下に入るため、海賊達からは「政府の狗」と蔑まれる一方、その強さ故に海軍と並び彼等にとって恐怖の存在(権力を手にしているので時には憧れの存在)である。
一方で海賊を狩る存在の為、サー・クロコダイルのように民衆の人気を集めるケースもあった。
名目上は政府の傘下組織の位置付けであるものの、メンバーは全員海賊である為に政府への忠誠心は皆無に等しく、政府の要請や命令にもまず応じる事態は無い。それどころか、七武海の権力を隠れ蓑に凶悪な犯罪を企むメンバーまで複数在籍している。
そのように何かを企てている者は加入方法もある種の例外になっており、基本的には政府から海賊への要請で行なわれるはずが、海賊の首を手土産にする形で実力を示して加盟を申請した実例や、世界政府への脅迫によって加盟した実例がある。
前述するような事情からスモーカーを初めとした、海軍には彼らを信用しない者も当然だが多く、特に海軍本部大将イッショウは称号を隠れ蓑にした犯罪が多く起こった事実から、この制度の完全撤廃を考えていた。
同じ王下七武海の称号を持つものの、強さや七武海撤廃後の世界政府への危険度は必ずしも互角ではなく、剥奪や脱退、称号撤廃によりマーシャル・D・ティーチやバギーのように四皇になる者や、ジュラキュール・ミホークやトラファルガー・ローのように四皇以上の懸賞金を懸けられる者、ジンベエやクロコダイルのように四皇の幹部や実質的な黒幕になる者もいる。ゲッコー・モリアは、七武海加入時と全く同じ額の懸賞金を懸けられているが、モリアに関しては生存が確認された直後の紹介であり、そもそも七武海の称号剥奪以降の新たな懸賞金の選定自体が行われていない可能性が高い。
最終的に七武海制度は撤廃されてしまう(詳しくは後述)ものの、その実力には信頼がおけることはベガパンク開発の七武海に代わる新兵器からも窺える。
来歴
時系列は新世界篇基準。
加盟・除名
約20年前に破竹の勢いで名を轟かせたサー・クロコダイルが、20代前半の若い時期に加盟。
約13年前に1度の遠征で8000万ベリーの懸賞金を懸けられたボア・ハンコックが、元々轟いていた九蛇の名と相俟って警戒した政府に要請され18歳の若さで加盟。政府と九蛇の協定により、海軍は女ヶ島の海岸より3km以内への侵入を禁じられた。
約11年前にフィッシャー・タイガーを喪っても尚進撃を続けていたタイヨウの海賊団2代目船長ジンベエが政府から要請を受けた。「魚人族が世界政府に近づけるのではないか、恩赦により海賊をやりたくない者達が国で暮らせる」と考えたジンベエは(恩赦による不安要素はあったが)加盟を決めた。
10年前、世界政府加盟国から天竜人への貢ぎ金『天上金』を奪ったドンキホーテ・ドフラミンゴが政府を脅迫し、加盟すると共にドレスローザの王位に就く。
4年前、当時七武海の一角であったハナフダという海賊がポートガス・D・エースに敗れ、除名される。政府はエースに海軍を介して七武海加盟を要請するもエースはこれを拒否。
その代わりとしてバーソロミュー・くまが五老星Cとのとある取引により七武海に加盟する。
また、くまの加入に対しジュラキュール・ミホーク、ゲッコー・モリアの反応があったことから、くまの加入は物語開始時のメンバーの中で最も加入が遅かったことになる。
2年前、クロコダイル率いるバロックワークスによる、アラバスタ王国転覆未遂事件が発覚し、クロコダイルが除名される。
この空席を埋める形でエースの身柄を手土産に持ってきたマーシャル・D・ティーチが加盟。
マリンフォード頂上戦争後、ジンベエ、ティーチはそれぞれ世界政府に敵対した為に除名、ゲッコー・モリアは力不足としてセンゴクより上の立場の者から命を受けたドフラミンゴによって消されかけるも、突如姿を眩ませたため、戦死扱いとして除名された。
そして、『元ロジャー海賊団の一員』の生ける伝説にして、インペルダウンの脱獄囚の猛者達を率いるバギーが、その経歴からくる知名度が抑止力になり得ると評価されて政府からの要請により加盟。
麦わらの一味が修行していた2年の間、トラファルガー・ローは自身の能力で手に入れた、100人の海賊の心臓を政府への手土産に、七武海に加盟した。
また、映画『FILM Z』にて、1年前に新たに1人加盟しており、その人物は9年前に元大将ゼファーの右腕を切り落とした実績もある実力者にして、悪魔の実の能力者である事実も判明している。その男がエドワード・ウィーブルなのかは現時点でははっきりと述べられていない(ローが能力者になったのは12年以上前のため、ローである可能性もなくは無い)。
ドレスローザ編にて新海軍大将藤虎が「王下七武海制度の完全撤廃を考案している」本心が明かされる。
そして、ローは麦わらの一味との同盟が明らかになると同時に、ドフラミンゴはドレスローザでルフィ達に敗北、今までの様々な悪事が露見した為、それぞれ除名された。
組織としての動向
設立時期は不明。約30年前にインペルダウンに収監された海賊バーンディ・ワールド(※アニメオリジナルキャラクター)は知らなかった為、大海賊時代に設立されたものと思われる。
尚、ワールドが暴れ過ぎた為に他の海賊の恨みを買い、その海賊達と海軍の連合軍によって討伐されているのだが、この『海賊と海軍の連携』の一件が、現在まで続いた王下七武海制度の原型・前身ではないかと推測される。
下記のように判明している分の加盟時期はバラバラで、メンバーに欠員は出易いようで、いつ形が落ち着いたのか、先代の元七武海の存在は不明。
マリンフォード頂上戦争では参加が義務であったために、ほとんどの七武海が政府側として参戦。政府側として参加しなかった七武海・元七武海も政府に敵対する形で頂上戦争に集結した。
その2年後、聖地マリージョアにおいて行われた世界会議で、七武海に実害を受けた二国の王によって議案にかけられ、白熱の協議の末に大多数の国の王達の賛同を得て、七武海は解体され、それに纏わる制度も全て撤廃される旨が決定。
その事実が世界へ公表されると同時に、各々のメンバーは海軍の精鋭部隊から攻撃を受けたが、この事態はある程度は想定していたらしく、一方的な制度廃止と海軍の包囲に焦ったのはバギーだけだった。ウィーブルは状況を理解できてなかったが、母親の一声で冷静に迎え撃つ姿勢を採っている。
そして、この七武海制度の撤廃により、在籍経験を持ったメンバーにより新たな組織が立ち上げられ、世界は新時代を迎えるに至る。
なお、政府もただ七武海制度が撤廃されるのも良しとしていたわけでもなく、新兵器の完成があっての決定だと思われる。この兵器が王下七武海の代替となるため、制度の撤廃でも問題ないとの判断があったかと思われる。
在籍した人物
ジュラキュール・ミホーク (“鷹の目のミホーク” / “世界最強の剣士”)
所属 | クロスギルド幹部 |
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懸賞金 | 不明→35億9000万ベリー |
除名理由 | 制度の撤廃 |
クロコダイル (“サー・クロコダイル” / “砂漠の王” / “Mr.0”)
所属 | 秘密犯罪会社バロックワークス元社長→クロスギルド幹部 |
---|---|
肩書き | カジノ「レインディナーズ」元オーナー |
懸賞金 | 元8100万ベリー→19億6500万ベリー |
悪魔の実 | スナスナの実(自然系) |
除名理由 | アラバスタ王国内乱煽動及び転覆未遂、その他諸々の犯罪行為 |
ドンキホーテ・ドフラミンゴ (“天夜叉” / “ジョーカー”)
所属 | 元ドンキホーテ海賊団船長 |
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肩書き | 元ドレスローザ国王 |
種族 | 元天竜人 |
懸賞金 | 元3億4000万ベリー |
悪魔の実 | イトイトの実(超人系) |
除名理由 |
|
バーソロミュー・くま (“暴君”)
所属 | ゲッコー海賊団船長→スリラーバーク海賊団船長 |
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懸賞金 | 元3億2000万ベリー→3億2000万ベリー |
悪魔の実 | カゲカゲの実(超人系) |
除名理由 | マリンフォード頂上戦争において行方不明となり、戦死扱い |
ジンベエ (“海俠のジンベエ”)
マーシャル・D・ティーチ(“黒ひげ”)
所属 | 白ひげ海賊団2番隊隊員→黒ひげ海賊団船長→提督 |
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肩書き | 四皇 |
懸賞金 | 0ベリー→22億4760万ベリー→39億9600万ベリー |
悪魔の実 | ヤミヤミの実(自然系)、グラグラの実(超人系) |
除名理由 |
|
トラファルガー・ロー(“死の外科医”)
所属 | ドンキホーテファミリー→ハートの海賊団船長 |
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懸賞金 | 2億ベリー→元4億4000万ベリー→5億ベリー→30億ベリー |
悪魔の実 | オペオペの実(超人系) |
除名理由 | “麦わらのルフィ”との海賊同盟表明 |
所属 | ロジャー海賊団見習い→バギー海賊団船長→海賊派遣会社バギーズデリバリー座長→クロスギルド社長 |
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肩書き | 四皇 |
懸賞金 | 元1500万ベリー→31億8900万ベリー |
悪魔の実 | バラバラの実(超人系) |
除名理由 | 制度の撤廃 |
エドワード・ウィーブル (自称“白ひげJr.”)
懸賞金 | 元4億8000万ベリー |
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除名理由 | 制度の撤廃 |
ハナフダ (“トカゲの王”)
懸賞金 | 不明 |
---|---|
除名理由 | ポートガス・D・エースに敗北したため |
余談
モデル
個性の強い人物が多い七武海だが、物語初期のメンバーに関しては、ロマンシング・サガ2の七英雄が設定のモデルになったと思われる。実際に設定を比較してみると、
- ワグナス… 国の支配を企み、敵国の同士討ちを狙う。男性でありながら身体に女性の特徴も併せ持ち、性別が不明瞭→クロコダイル
- ノエル…天才剣士→ミホーク
- ロックブーケ… 女戦士の村の女王。相手を魅了させる→ハンコック
- スービエ… 海流を操り攻撃を行う。半魚人→ジンベエ
- ダンターグ…神出鬼没の暴君。身体を強化改造→くま
- ボクオーン…各地で部下が暗躍している。酷い商売を行っている。人形使い→ドフラミンゴ
- クジンシー…ゾンビや霊体を主な配下とする嫌われ者→モリア
…というように、内容が酷似していることがよくわかる。
最初は登場予定はなかった
「ONE PIECE 総集編 THE 23RD LOG」では、七武海の登場経緯について明かされている。
『ONE PIECE』における当初の構想では、偉大なる航路突入後にすぐ四皇達との戦いが始まり、およそ5年・25巻程度で完結させる予定であったが、「こんな奴らいたらカッコイイなー」と思いついてしまったようだ(初登場時のミホークが七武海について言及されていないのはその名残かもしれない)。
「ONE PIECEが20年やっても終わらない元凶がコイツらです」と主張し、五とか二くらいにしなかったのは「七がカッコよかったからだよ!!」と答えており、描きたいもの描いたんだから後悔なんて少しあるそうだ。
生物名
ティーチを除くメンバーは、それぞれ名前に生物名が含まれている。
名前 | 由来の動物 |
---|---|
ジュラキュール・ミホーク |
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クロコダイル | |
ドンキホーテ・ドフラミンゴ |
|
バーソロミュー・くま |
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ゲッコー・モリア(ゲッコー・モリア) | |
ボア・ハンコック | |
ジンベエ |
|
トラファルガー・ロー |
|
バギー |
|
エドワード・ウィーブル | |
ハナフダ | 本名に動物名は含まれていないが、二つ名がトカゲの王 |
エースへの勧誘
ポートガス・D・エースも勧誘された経験があり、少なくとも過去5~2年間(新世界篇基準)に最低1人の欠員が出ている。バーソロミュー・くま、ジュラキュール・ミホーク、ゲッコー・モリアの誰かはその時期に加盟したと思われる。なお、上記の通り、エース自身が七武海を1人撃破しており、その穴埋めにくまが加入している。この2つの話が同一のものかは不明。
特権
七武海に許されてるのは海賊や、世界政府未加盟国からの略奪行為であるはずだが、海兵にも危害を与えている七武海の海賊団や商船を襲う七武海の海賊団の存在を踏まえると本格的な政府への敵対・反発以外なら大概はその特権で黙認されるようだ。
選定・要請
メンバーは常に7人を維持し、欠員が出ればその都度補充されるようになっている。
選定の為、海軍本部の元帥と中将、現職の七武海が会議を行うが、現職メンバー達はこれまで前述した通り海賊であるが故に非常に身勝手で、選定会議に参加する事は稀。クロコダイル討伐後の会議はドフラミンゴとくましか来なかったが(その後にミホークも来た)元帥は「6人中2人も来てくれるとは私の予想以上だ」と語った。
なお、選定には世界政府の最高権力五老星の意見も反映されているようである。ジンベエの加入は種族間の和解を象徴していたが敵対は実に残念だと五老星の1人は話している。
七武海入りを海賊に要請する際には「伝書バット」なるコウモリを用いて行われる。
過去
今やワンピースでは定番のパターンだが、登場した七武海の殆どが悲しい過去を経験している。
慕っていた恩人を殺されてしまった者など、内容は様々であるが、その多くが彼らの心に深い傷を残し、後の人物像や行動方針に大きな影響を与えている。
なお、未だに経歴が殆ど判明していない者達もいるが、少なくともミホークに関しては『過去に“海兵を恨む様な災難や大きな裏切り”に遭っており、もう人生にも疲れている』ことが単行本108巻のSBSにて明かされている。
物語が進む度に明かされる強さ
王下七武海の設定は初期から出ており、序盤や中盤でクロコダイルやモリア、ドフラミンゴを倒したルフィが後に四皇最高幹部に苦戦したことから一部の読者には四皇最高幹部の方がよっぽど強いと思われることもあった。
しかし、物語が進み、設定が明かされる内に彼らの本来の恐ろしさがわかるようになってくる。
たとえば…
- ミホーク…利き腕が健在だった頃のシャンクスと互角に渡り合った四皇相当の実力者で、今や彼に勝る剣技と評される世界最強の剣士。当のシャンクス本人は、四皇となった今でも剣技を主体として戦うことから、“個の強さ”に関してはシャンクス以上と言っても過言ではなく、恐らく基礎戦闘力は歴代七武海最強クラスだと思われる。七武海撤廃後は(不本意ながらも)四皇最高幹部となり、より世界中から畏怖されるようになった。
- クロコダイル…知略の恐ろしさは勿論のこと、嘗ては全盛期のレイリーに匹敵する戦闘力を誇ったバレットと互角に渡り合っていた。2年前は長らく新世界から退いていたため本調子ではなかった(それでもルフィを連敗させた数少ない強敵だった)が、基本の2つの覇気は体得しているようで、本来の実力は未だに計り知れない。現在は(不本意ながらも)四皇最高幹部となり、より世界中から畏怖されるようになっている。
- 黒ひげ(ティーチ)…無名時代から得体の知れない強さを誇り、臨戦態勢のシャンクスに傷を負わせている。それでいて知略・忍耐力も並外れており、何十年も己の実力を隠しながら、世界を獲るための緻密な計画を立てていた。また、特殊な身体や歴史研究の賜物か、悪魔の実の能力の扱いに異常な程長けており、複数の能力を身に宿す、能力者本体から能力を取り出すなどの技能を持つ。今では元七武海・最悪の世代・現四皇と、大海賊が持つ称号の殆どを手にしており、残るは海賊王のみである。
- モリア…若き日のカイドウと一時渡り合った実力者。そこから敗北して自省し、他力本願な性格に変化してしまったが、そうならなければ錬磨を経てより高みに達していた可能性がある。また、近年でも海賊として腐り切っている訳ではなく、仲間を救おうとゾンビ兵だけを引き連れて四皇本拠地に殴り込む胆力や、(大分弱った相手ではあったが)古代巨人族を一撃で仕留める攻撃力を持つ。
- くま…革命軍に幹部として名を連ねる戦士にして、バッカニア族の血を引く人間兵器。そのため、能力も強力だが基礎戦闘力も非常に高く、(再生されはしたが)意志をほぼ失った(=覇気が不十分な)状態で異形化したサターン聖を殴り飛ばし、重傷を負わせている。
- ハンコック…大海賊時代以前の猛者たるあのセンゴクに“強い”と高評価され、黒ひげの最高幹部を石化した上、当の黒ひげも『(一部の例外を除き)男なら能力に掛からないなんて不可能=自分(四皇)でも油断すれば負ける』と断言している(特にアニメ版では、「近付くだけで命を落としかねない」・「見つめられたら即刻アウト」とまで言い切っている)。また、山の如き巨体を誇る大型バレットを蹴りでよろめかせるなど、覇気を交えた身体能力も規格外。
- ジンベエ…本来の土俵ではない地上で四皇幹部を圧倒し、水上では(空腹でパワーダウンしていたとはいえ)暴走した四皇本人と張り合っていた。また、己の身を顧みずエースの処刑に大反対し、投獄されてしまう、四皇が放つ最大限の殺気に全く恐怖を抱かないなど、七武海の中でも屈指の胆力を誇る。現在では麦わらのルフィ(現四皇)の正式な仲間となり、操舵手兼一味の四強の一角を務めている。
- ドフラミンゴ…四皇の最高幹部に苦戦していた時期のルフィに負けたことから、クラッカーやカタクリの方が強いと思われがちだが、ルフィとの戦い時には長いこと“鳥カゴ”を展開していた他、その状態でローとルフィの決死の攻撃で漸く倒せたことから、かなりのハンデを背負っていた可能性あり。そして青キジの攻撃でも瞬殺されないことから十分実力者である。
- ロー…キッドとの連携込みとはいえ、最終的に四皇の首を打ち取り30億の賞金首になった。
- ウィーブル…まだ詳しい戦闘描写はないが、黄猿が「(強さだけなら)若き日の白ひげのようだ」と評する程のポテンシャルを誇る。また、元海軍大将ゼファーの腕を切り落とした疑惑もある。
- バギー…はっきり言って胆力・戦闘力は東の海レベルだが、四皇さえ警戒させるインペルダウンの脱獄囚、及び新世界の猛者達を従えてしまった謎のカリスマ性と悪運は(ある意味)脅威となる他、いざという時には大勢の心を打つ凄まじい根性を発揮する。要するに、ミホークが言う『この海で最も恐るべき力』の覚醒者の1人にして、モリアの掲げる『他力本願』を自然に成立させてしまう男である。このように、他の強者達とは異なるベクトルの強さを持ったことで、(結果的に)現四皇に選ばれた(他のジャンプ作品で言うなら、今や完全にあの英雄ポジションである)。
…といった事実の他、七武海撤廃後にほぼ全員の懸賞金がマルコやキングといった四皇No.2を上回ったことから伊達や酔狂で大海賊時代の抑止力を担ってたわけではないことがわかる。そもそも、海軍本部の総戦力や四皇達と並んで世界の均衡を保っていたのだから、弱い訳がないのだ。
そして上記の通り、ワノ国編終了時点では(“結果的に”ではあるが)合計5名もの元七武海が四皇及びその幹部陣営へと鞍替えしており、過小評価されがちであった物語中盤から一変。今や世界最恐クラスの海賊達となっている。
関連イラスト
イラストの検索方法
単に「七武海」と略されることが多く、pixivでも「七武海」タグで登録されている作品の方が多いためにイラスト検索の際は「七武海」で部分一致検索を行う事を推奨する。
関連タグ
ジュラキュール・ミホーク サー・クロコダイル ドンキホーテ・ドフラミンゴ バーソロミュー・くま ゲッコー・モリア ボア・ハンコック ジンベエ
イッショウ…七武海制度の撤廃を目的の一つに掲げる海軍本部大将。
ネフェルタリ・コブラ/リク・ドルド3世…七武海制度撤廃を推し進めた加盟国の王
私掠船(コルセア)…現実世界における政府公認海賊。最も有名なの人物がイギリスのフランシス・ドレイク。