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ジンベエ

じんべえ

ジンベエ(JINBE)とは、少年漫画『ONE PIECE』に登場する海賊である。
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体など痛うない………!!!
エースさん… 痛ェのは…………!!! 仁義を通せぬ… わしの心じゃァ!!!

───わしはこの男を 命に代えても守ると決めとる

失った物ばかり数えるな!!! 無いものは無い!!!
確認せい!! お前にまだ 残っておるものは何じゃ!!!

プロフィール

本名ジンベエ
CV郷里大輔(425話・430話)→宝亀克寿(442話 - )
肩書き王下七武海
所属リュウグウ王国ネプチューン軍兵士→タイヨウの海賊団2代目船長→麦わらの一味操舵手
所属船スナッパーヘッド号→サウザンド・サニー号
種族ジンベエザメ魚人
異名海侠(かいきょう)のジンベエ
懸賞金7600万ベリー(タイヨウの海賊団加入後)→2億5000万ベリー(タイヨウの海賊団2代目船長時代・王下七武海加入により撤回)→4億3800万ベリー新世界突入時)
出身地偉大なる航路 魚人島 リュウグウ王国(魚人街
年齢44歳→46歳
誕生日4月2日
星座おひつじ座
身長301cm(麦わらの一味最高身長
血液型F型(我々の世界でいうB型)
好きな食べ物もずく酢フルーツ
嫌いな食べ物パフェ
就寝・起床時間午前3時 ‐ 午前9時
イメージナンバー10
イメージカラー黄土色
一人称わし
能力魚人空手、魚人柔術
覇気武装色、見聞色
初登場単行本54巻 第528話『海侠のジンベエ』


概要

魚人島出身のジンベエザメの魚人で、“海俠(かいきょう)のジンベエ”の異名で知られる大物海賊
タイヨウの海賊団の元2代目船長。

大柄な体格と厳めしい強面の風体は威圧感を感じさせるが、性格は仁義を重んじる侠客
魚人族に伝わる古武術「魚人空手」「魚人柔術」の達人であり、魚人の特性(水中でも呼吸可能なので自在に動け、生身でも水圧に耐えられる)ゆえに水陸どちらでも戦える上、悪魔の実の能力者を相手に決して引けを取らない高い実力を持つ(彼自身は非能力者)。

かつてはリュウグウ王国ネプチューン軍の兵士であったが、スラム街以来の兄貴分である冒険家フィッシャー・タイガーが「タイヨウの海賊団」を旗揚げしたことを機に除隊し、以降は彼の下で海賊として活動する。
当初は魚人を虐げる人間(地上人)達への憤りを抱くタイガーに同調し、地上の海賊・海軍を相手に容赦のない戦いを続けていたが、奴隷の少女コアラとの邂逅と、死に際に明かしたタイガーの内情を知ってからは、魚人と人間との和睦の道を模索するように。そして四皇と呼ばれる大海賊“白ひげエドワード・ニューゲートが魚人島を「縄張り」と宣言したことにより保護下におかれた経緯から「白ひげのオヤジさん」と呼び慕っていた。

本編当初は世界政府傘下の“王下七武海”の一人として名を連ねていたが、白ひげ海賊団2番隊隊長“火拳のエース”の処刑に猛反発したことで大監獄インペルダウンに投獄される。
エースを救うために監獄に潜入していたルフィに助けてもらい、以降は七武海を辞め、共にマリンフォード頂上戦争に参戦。エースを失い放心するルフィを身を挺して救い出し、逃亡後も彼を精神的に立ち直らせた存在でもある。

2年後の新世界編では、白ひげの死後、新たに四皇“ビッグ・マム”ことシャーロット・リンリン率いるビッグ・マム海賊団傘下に加わるも、魚人島に圧政を敷くビッグ・マムに怒ったルフィが彼女に宣戦布告し、彼ら海賊団が万国にて直接対決を展開したことを機に杯を返上し、ビッグ・マムからの逃亡劇で仲間の魚人たちと共に殿軍を務め、そのまま消息を絶った。

ルフィからは、魚人島での出来事を経て仲間に誘われていたが、現在魚人島はビッグ・マムの傘下にある立場から「保留」としていた。しかしルフィは既にジンベエを仲間と認識しており、ホールケーキアイランドでの別れ際に

忘れんな ジンベエ!! お前の船長はもうおれだぞ!!!

と発言。そしてワノ国篇にて一味と合流し、正式に9人目の仲間となった。

一味の船に乗船した際には「操舵手」を務めており、海流や波の動きを把握して舵を取り、荒波をさながらサーフィンのように乗りこなしてみせるという常識離れした芸当を見せており、フランキーも「この船の本領を引き出す男」と高く評価している。

容姿

ジンベエ


身長約3mと魚人の中でも大柄な巨漢。肌は水色で、への字型の大きな口からは牙を覗かせており、特に下顎には一際大きな2本の牙が伸び、口を閉じても露出している。髪は金のメッシュが二箇所入った癖毛の黒長髪で、頭の後ろに髷を結っていおり、モミアゲと眉毛がゼンマイのようにカールを描いた金髪となっている(SBSで描かれた幼少期の髪色は明るい色だったので恐らく金髪が地毛。成長と共に少しずつ黒髪に染めていった模様)。牙も含め、サメというよりは唐獅子鬼瓦のような顔立ちをしている。
額から左頬にかけて稲妻型の切り傷跡が存在する。また胸の中央には、タイヨウの海賊団の証でもある太陽の刻印が焼き刻まれている。

衣装は概ね和服(着流しと肩にかけた羽織)姿で、生地の柄は場面によって変化はしつつも、衣装の構成は一貫されている。山のような巨躯も相まって、その風体は相撲取りやヤクザの親分を彷彿とさせる。

性格

一人称は「わし」で、古風な口調を用いる。
アーロンホーディ・ジョーンズなど、大柄なサメの魚人海賊は粗暴な者が多いが、ジンベエは『海侠』の二つ名の通り、義侠心に厚く仁義を重んじる性格の持ち主。

魚人島の平和を強く望んでおり、『億超え』の懸賞金が付いた海賊でありながら、島民からは非常に強い支持と信頼を受けており、親しみと敬意を込めて「親分」などと呼ばれている。また、竜宮城の出入りも基本的に自由に許されている。

嘗てはアーロンほどではないにしても人間に対して否定的な考えを抱いており、人間と分かり合おうとするオトヒメ王妃の活動にも冷ややかな反応を示していたが、タイヨウの海賊団での活動の中でのコアラとの出会い、そしてフィッシャー・タイガーの遺した思いを受け継ぎ、オトヒメや白ひげと触れていくうちに考え方が変わり、現在では相手が人間だからと言って一方的に敵視するような事は無くなった。

無論、相対した者が魚人島に害を成す危険性があれば黙ってはおらず、王下七武海の立場としてそういった輩には容赦しない。特に「大海賊時代」到来期に海賊に散々島を荒らされた過去があるため、自身が海賊でありながら海賊を嫌っており、政府からも「海賊嫌いの海賊」という希有な存在として認識されていた。
しかしタイガーの不殺の遺志を継いでいるので、どんな相手でも殺害する事だけは決して無い(規格外の強靱さに加え精神疾患に近い病を抱えるビッグ・マムという例外はいたが、未遂に終わっている)。
また例外として、親父と慕う“白ひげ”や主人公のルフィに対しては、島を守ってもらっていた事や個人の性格の良さから好意的に接している。特に白ひげについては、2年前の頂上決戦の際に七武海の称号を捨てて助太刀する程に慕っていた。

豊富な戦闘経験から緊迫時でも比較的冷静に判断を下し、時には慎重な手も使うが、時間が無い中で立案した作戦に名前も付けようと考えたり、自分があまり関わらない部分については大雑把すぎたりといったお茶目な一面もある。
麦わらの一味と一旦別れた後も、その一面は健在だったのか、計算ボケを覚えたのか、しれっとした顔で捕縛したブリュレ達を頭数にいれ、キレのいい突っ込みをされている。

アーロン一味との関係

かつて、ナミの故郷でもある東の海ココヤシ村」を支配していた“ノコギリのアーロン”(およびその一味)はジンベエの弟分の関係で、2人の兄貴分であるフィッシャー・タイガーが結成した「タイヨウの海賊団」の船員でもあった。

かつて自身の七武海加入と引き換えにタイガーの復讐の件で海軍に拘束されていたアーロンを釈放してもらったのだが、アーロンは彼の七武海入りを「政府の人間の狗になった」と非難。そこで2人は袂を分かち、アーロンはかつてのスラム街時代の仲間を引き連れて海賊団を抜けることになる。これに際しジンベエは「またアーロンが悪事に手を染めたのならその時は自分の手で止める」と考えていたが、それを予想していたアーロンは当時自分達が活動していた東の海の海軍第16支部の幹部を買収して、その情報がジンベエの元に届かないよう根回ししていた。このためジンベエは最後まで東の海でのアーロンの悪行に気付くことができず、その被害を被ったココヤシ村出身のナミに出会った際には、自決覚悟で謝罪を行なった。

白ひげ海賊団との関係

鶴の一声で魚人島に平和を齎してくれた”白ひげ”には多大な恩義を感じ、白ひげ海賊団の面々とは親しくしていた。

白ひげの部下である“火拳”ポートガス・D・エースがまだその傘下に加わるより前、白ひげを討って名を上げようとするエースと5日間に渡る一騎打ちに挑んだことがある。エースが白ひげ海賊団に加わってからは和解し、彼のことを「エースさん」と敬意を持って接するようになった。
エースの処刑が決定した際には、それによって引き起こされるであろう(実際に勃発した)マリンフォード頂上戦争や、その後の時代の混乱を憂い猛反発したことでインペルダウンに投獄され、拷問を受け続けても尚断固として反対の意志を貫いた。また、船員時代のティーチとも顔見知りで、この頃から得体の知れない不気味さを感じていた。

戦闘能力

海峡のジンベエ


評価

魚人空手魚人柔術を駆使した近接戦闘を得意とし、王下七武海に選ばれただけはあり、その実力は魚人の中でも最強クラス。戦闘経験・胆力・身体能力など、現状麦わらの一味の中でも一二を争う程の戦闘能力を持つと思われる猛者。
水中での戦闘を得意として、陸上戦では余り力になれないと自称しているが、陸上でもその実力は相当のもの。
漫画『ONEPIECE episode A』でのポートガス・D・エースとの戦闘では巨大な水の竜巻のような物を発生させながら彼に襲い掛かり、その後5日間戦っても勝負がつかないほどの力を持っている。本気を出せば災害のような規模の戦闘を可能にする

新魚人海賊団の面々は彼を「怪物」と評価し、その圧倒的な実力に戦慄していた。

四皇・ビッグ・マムがサニー号に乗り込んだ時は、大きく海に吹き飛ばされはするもののマムの攻撃を受け止めて、さらに逆にマムを海に吹き飛ばした。その時のビッグ・マムは食いわずらいが長引き痩せていたとは言え、マムと張り合う実力にペロスペローダイフクといった、マムの強さをよく知る上の兄弟も驚愕するほど。

以上のような強大な戦闘能力を持ちながら懸賞金は現時点で4億3800万ベリーと、額に関しては正直過小評価と呼べるもので、百獣海賊団最高幹部のクイーンですら恐れるビッグ・マムに全く物怖じせず、彼女に押されながらも渡り合える程の力を持つため、総合的な実力は四皇幹部クラス以上のポテンシャルがあると思われる。

武術

魚人空手及び魚人柔術の達人であり、何倍以上にも強化されたホーディのすさまじい水の弾丸を、その魚人空手の技量であっさり撃ち落としている。
魚人空手の特性により大気中の水分を通じて衝撃を伝えることにより、直接触れなくても相手に大きなダメージを与え、吹っ飛ばす事ができる。
体細胞や体液中の水分を振動させることで直接ダメージを与える「衝撃」なので、ルフィのように単純な打撃に耐性を持つ相手にでも攻撃は有効。

覇気

武装色、見聞色の覇気を習得しており、ビッグ・マム海賊団との交戦の合間にも覇気で防御する技を見せている。
少なくとも『ONEPIECE episode A』におけるエース戦の時点で既に体得しており、覇気の錬度はルフィよりもかなり年季が入っている模様。この時は武装色の高度な技術らしきものを使用している。

  • 唐草瓦正拳

魚人空手の技の一つ。一見するとただの正拳突きだが、大気中の水を利用して衝撃を伝え、距離を置いた相手や背後の相手にもダメージを与える。
ちなみに魚人空手にはこれと似たような技がいくつか存在するようで、同じくジンベエが使用する”鮫瓦正拳”、ホーディが使用する”海太鼓”なども水を利用して衝撃波を相手に伝える技である。

  • 五千枚瓦正拳
魚人空手の技の一つ。相手に直接拳を叩き込む。「正拳」と銘打ってはいるが、動きはアッパーカットに近い、打ち上げ正拳突きである。インペルダウンの獄卒獣を一撃でのしてしまうほどの破壊力。
なお、”○枚瓦”という表現は一部の魚人空手に共通する威力の指標のようなものらしく、他にもクロオビの”百枚瓦正拳”、ハックの”四千枚瓦正拳”、ジンベエの”七千枚瓦回し蹴り”などの技が存在している。
ちなみに柳田理科雄氏の計算によれば瓦5000枚を割る衝撃力は2400万t(TNT火薬5.6tの起爆に匹敵)で、3tの敵を6㎞上空まで吹っ飛ばせるらしい。

  • 海流一本背負い
魚人柔術の技の一つ。同じく魚人柔術の技である”水心”と併用して海水を掴み、背負い投げの要領で擬似的な海流を巻き起こす。
「液体」であれば何に対しても使えるのか、万国編では紅茶」でやってみせた(マンガでは紅茶に「かいりゅう」のルビ)

  • 槍波(やりなみ)
海中で使用する技で、水中から掌底の要領で巨大な水の塊を撃ち出し、対象を撃ち貫く。軍艦の外板に風穴が開くほどの威力。百獣海賊団の巨大戦艦に放った際は、一撃で船体に致命傷を負わせて撃沈させた

  • 槍波 群雨(やりなみ むらさめ)
槍波を拡散させて放つ。

  • 鮫肌掌底
相手の攻撃に合わせて掌底を打ち込み、攻撃を弾く。
ゲッコー・モリアとの戦いで使用。

  • 鮫瓦正拳
突進すると同時に強烈な正拳突きで攻撃する。水の衝撃を飛ばして攻撃することも可能。

  • 撃水(うちみず)
水の塊を投げつけるように打ち出す。
通常は単純な打撃程度の威力しかないとされるが、魚人空手の達人であるジンベエならその威力も桁違い。エネルギーステロイドによって覚醒したホーディ・ジョーンズの撃水をあっさり相殺してみせた

  • 七千枚瓦回し蹴り
回し蹴り。巨駆を誇るワダツミのE・Sで強化されたパンチを弾き返すほどの攻撃力。

  • 武頼貫(ぶらいかん)
魚人空手「奥義」。現状のジンベエ最大級の大技
拳に纏わせた水の塊を渾身の力で叩き付け、衝撃波と共に相手の体を撃ち抜く。その衝撃は100m近く巨大化したワダツミの体を容易く貫通し、横転させるほどの破壊力を誇る。
規格外すぎるタフネスを持つ“四皇”ビッグマムに対しては直撃させても流石に貫けなかったが、ジンベエの倍以上もあり、ギア4のルフィの“ゴムゴムの猿王銃”すら涼しい顔で受け止めるその巨体を後方に吹っ飛ばすほどの威力を見せた

  • 梅花皮(かいらぎ)
武装色硬化した両腕を十字に組んで敵の攻撃を防ぐ。ビッグ・マムの燃える巨剣「皇帝剣 破々刃」を一旦は受け止めて見せた。

  • 渦潮一本背負い
魚人柔術の技の一つ。ワノ国にてビッグ・マム相手に使用。彼女を軽々と背負い投げ、ロビンとの連携で遠くへ横転させた。

  • 火旋(かせん)
魚人空手の技の一つで、エース主役のスピンオフ漫画『ONEPIECE episode A』にて使用。
エースの“蛍火”を全て捌いて受け流した。

  • 閑羅瀬(しずらせ)
魚人空手の技の一つで、同じく『ONEPIECE episode A』にて使用。
エース自慢の火拳”を容易く相殺して見せた。

特殊能力・技能

魚と会話する能力を持っている。この能力は「魚を友」と考える思考が強い人魚族がよく有している能力であり、本来は「魚を支配する」思考が強い魚人族には珍しい。それゆえ、クロコダイルはそんなジンベエのことを粗暴な種族のハミ出し者と表現した。

さらに海流や波などの海の動きを把握することに非常に長けており、マムがサウザンド・サニー号を飲み込んで余りある大津波を起こした際も、彼がサニー号の舵を操り、波が覆い被さってくる際にほんの僅かの間だけ海面と波との間に出来る筒状のスキマ『グリーンルーム』を突破する(サーフィンの超高等技術を、人間ではなくサニー号ほどの巨体で敢行)ことで回避するなどの神業を披露した。

この大津波の際、既に航海士のナミですら回避を諦めていた事を鑑みると、航行・操舵能力や海流把握能力に限ればその才能はナミ以上ともいえる。だが、それを殊更に誇ることはせず、むしろそれを可能にしたサニー号の性能とナミの実力を褒めた。
ええ船とええ航海士もおる!! 操舵が良けりゃあこの船は無敵じゃのう!!!

スムージーの飛ぶ攻撃に悩まされた時も、ジンベエの操舵技術と仲間の指示で辛くも敵の攻撃をかわし続けた。

経歴

過去

30歳当時はネプチューン軍に所属する兵士で、同郷のアーロンからは「アニキ」と呼ばれていた。15年前、フィッシャー・タイガーが聖地マリージョアを襲撃し、世界政府と対峙したフィッシャー・タイガーを見殺しにはしないと軍を除隊し、タイガーが結成したタイヨウの海賊団に加入。タイガーに次ぐNo.2として主力を担った(この時期に7600万ベリーの懸賞金が掛けられた)。兵士時代から人間との融和を唱えるオトヒメ王妃には否定的だった(曰く「歴史が答えを出しとる」)が、長い航海で様々な人間達との出会いを経験し、次第に認識を改めていった。

12年前、フールシャウト島で待ち伏せしていた海軍本部中将ボルサリーノの部隊の急襲により、タイガーは瀕死の重傷を負ってしまう。ジンベエ達船員は攻撃をかいくぐってタイガーを救出し、彼の血液型と合致する「人間の」血液で回復させようとするも、タイガーは拒絶し、嘗て自分自身も奴隷であった過去、そこで受けた人間達からの非情な迫害を明かし、心で分かっていても拭い切れない人間への嫌悪感を吐露する。同時に、オトヒメ王妃の思い描く人間と魚人の融和には賛同しており、コアラの様な何も知らない“次の世代”が魚人島を変えてくれる事を願いながら息を引き取り、ジンベエは2代目船長としてタイヨウの海賊団を率いた。
一方、アーロンはタイガーを死に追いやった“人間”への激しい怒りから人間への無謀な報復に挑み、海軍本部中将ボルサリーノ(後の大将黄猿”)に捕縛され、インペルダウンに投獄されてしまう。

11年前、魚人族が政府に近付く為に政府からの誘いを受け、魚人族初の七武海となる。しかし、恩赦により釈放されたアーロンからは「政府の“人間“の……!!!“狗”になるんだなァ!!!」「大アニキは死んだんだ!!おれは 元の“アーロン一味”に戻る!!」として反旗を翻され対立、遂にはアーロンとの直接対決にまで発展する。実力の差は明らかで、アーロンを徹底的に叩き伏せるも、タイガーの下で立てた不殺の誓いや、ましてや同胞であり弟分のアーロンを息の根まで止める事はできず、彼らと離別することで決着を付ける。これにより、アーロンとその傘下であったクロオビチュウハチ達はジンベエの下を離れ「アーロン一味」として、彼の目が届かない東の海で蛮行を働くようになり、同じくマクロ、タンスイ、ギャロの三人も「マクロ一味」として人魚を狙った人攫い稼業を行うようになってしまう

ジンベエは、アーロンの暴挙に気付けば止めるつもりだったが、アーロンの裏工作(アーロンは海軍第16支部大佐ネズミに賄賂を贈り、支部の管轄内での横暴を黙殺させていた)により、それが露見するまで知る事ができなかった。その為、彼の野望を打ち砕いたルフィには感謝と謝罪の気持ちを抱いている。

第1部 サバイバルの海・超新星編

インペルダウン

バナロ島の決闘で“黒ひげ”マーシャル・D・ティーチに敗北した“火拳”ポートガス・D・エースが海軍に逮捕され、当時の海軍本部「マリンフォード」での公開処刑が決定した際、海軍は白ひげの襲撃によって起こるであろう一大争乱に備え、王下七武海を強制招集した。しかしジンベエは、大恩人であるオヤジさんに牙を向くことも、ましてや友人でもあるエースの処刑を見過ごせるわけがなく、拒否するどころか大暴れしてエースの処刑を止めようとしたため、大監獄インペルダウンに投獄されてしまう。奇しくも収監されたインペルダウンLEVEL6でエースと再会を果たし、力及ばず仁義を通せなかった己の不甲斐無さを悔やんだ。

処刑当日、エースがマリンフォードに連行されて間もなく、兄である彼を救おうとインペルダウンに潜入していたルフィとその協力者達が一足違いでジンベエのいる牢獄に到達する。前日エースを謁見しに現れたボア・ハンコックから「エースの弟」の存在を聞かされていたジンベエは、すぐに彼が件の弟であることを悟ると、元七武海のクロコダイルを解放しようとするルフィ達の会話に割って入り、エースを救いたい事とマリンフォードを自らの死に場所と定めた事を明かし、解放する様に懇願。ルフィも己の直感でジンベエの人格を悟ったのか、二つ返事で彼を解放した。その後はルフィやクロコダイル、革命軍エンポリオ・イワンコフなど錚々たる面々と共に、インペルダウンからの大脱走を決行した。

マリンフォード頂上戦争

マリンフォードに到着すると、海軍本部元帥センゴクに王下七武海からの脱退を宣言。白ひげ陣営としてゲッコー・モリアをルフィから退けるなどルフィをサポートした。
海軍の最高戦力にも、ましてや白ひげにすらも物怖じせず、遂にはとうとうエースを処刑台から解放してみせたルフィに対して、彼の信念を貫き通す姿に強い思い入れを抱くようになる。しかし、ルフィ達の努力も虚しく、エースは動けなくなったルフィを庇い海軍本部大将赤犬”に殺害され、白ひげも突如乱入してきた裏切り者の息子“黒ひげ”黒ひげ海賊団の総攻撃によって命を落とすことになる。

失意に打ちひしがれる暇もなく、直ちにジンベエは意識を失ったルフィを担いで戦場から脱出を図り、ルフィを殺害しようと狙う海軍将兵から身を挺してルフィを守る。特に“赤犬”から追撃中は、自身の胸を貫通してルフィの胸元に現在まで残る傷を負わされながらも、決して立ち止まらずに駆け続け、超新星“死の外科医”トラファルガー・ローの助勢を受けて彼らの潜水艇に逃げ込んだ。

ローの船での治療でルフィ共々一命を取り留め、ハンコックの厚意(というか完全にルフィへの好意)により女ヶ島で療養する。その約2週間後、敬愛する兄の死で自暴自棄に陥ったルフィを厳しく諭し、ルフィの精神を立ち直らせる事に力を尽した。これらの行いがあったため、ルフィはジンベエを恩人として認識している。

ルフィが心身共に回復傾向に入った頃、彼の知人でもあり海賊王の右腕でもあった“冥王”シルバーズ・レイリー一人で凪の海を泳いで女ヶ島に上陸。ルフィに対し2年間修行をする事を提案し、ルフィもこれに承諾する。そして、各地の海に散り散りになってしまった一味へこのメッセージを伝えるため、ジンベエとレイリーはルフィに協力し、再びマリンフォードへ上陸。戦争で命を落とした全ての者達への追悼が名目の「16点鐘事件」を起こす。マスコミはこぞってルフィの不可解かつ大胆な行動を大見出しとして取り上げ、結果として、ルフィの腕の「3D2Y」の暗号が一味全員に伝えられた。

その後は、無人島「ルスカイナ」にてレイリーとの覇気の修業に入るルフィに別れを告げ、2年後に魚人島で再会することを約束した。

第2部 最後の海・新世界編

魚人島

先の戦争で七武海を脱退したため、仲間共々魚人島に居辛くなってしまい島から距離を置いて暮らしていた。新魚人海賊団による王政に対する反乱騒動で海の森に逃げ込んだルフィと再会するが、彼がリュウグウ王国王女であるしらほしを連れ出していることに目玉をひん剥いて驚いた。

その後、初めて出会った麦わらの一味の面々に、魚人島とタイヨウの海賊団の歴史を説明すると共に、ナミに対してはアーロンの暴挙を止めることができなかった事に責任を感じ、弟分の被害者であるナミから罰を受ける覚悟だったが、ナミは自分が嫌いなのは飽くまでアーロンであり、魚人達への偏見を持っていないこと、同時に、例え辛い過去でもそれがあって今の仲間に巡り会えたことを伝え、「私の人生に勝手に謝らないで!!」と、彼女なりの優しい言葉でジンベエを許し、ジンベエも涙を流し感泣した。

リュウグウ王国に反乱を起こしたホーディ率いる新魚人海賊団の野望阻止の為、麦わらの一味と共にネプチューン達国王一家の処刑場であるギョンコルド広場に乗り込み、サンジとの共闘でワダツミを倒す。
長らく人間と造作も無い関係を築けず往生している魚人族を憂い、麦わらの一味が闇雲に戦いホーディ達をブチのめす凶暴な人間にならず、本当の意味で「魚人島を救うヒーロー」になるように尽力しながら勝利。

戦いが終わって直ぐ、ジンベエは負傷したルフィに輸血を行う。魚人島では人間に輸血拒否をされて死んだと言われている英雄・フィッシャー・タイガーの死や古い法律から魚人や人魚からの人間への輸血は禁止事項とされていたが、ジンベエがその輸血を行うことでか細いながらも確かに種族間の和平へと繋がる“タイヨウ”へと続く道が生まれた。

ルフィが一命を取り留めた後、一味入りを持ち掛けられたが、ビッグ・マムへの義理を理由にこの場では断り、「人の道に仁義を通し──スッキリと身軽になった時 今一度わしはお前さんらに会いに来ると約束しよう その時にまだ今の気持ちのままでおってくれたなら もう一度誘ってくれんか…“麦わらの一味”に!!!」として加入を見送った。

扉絵連載

ルフィ達が魚人島を去った後に描かれた表紙連載『カリブーの新世界でケヒヒヒヒ』では、一味が去った後に懲りずに魚人島で人魚の誘拐を目論んでいたカリブーを懲らしめ、新世界の海軍G-5支部に引き渡す。その後、表紙連載『ジンベエの海侠一人旅』では仲間達の元へ向かう道中、迷子の子海ネコの住処である遺跡が地上の港町に打ち上げられ、住処を失った海獣が暴れ回る事態に出くわす。騒動を起こした原因が魚人島永久追放刑を受けたワダツミである事を突き止め、騒ぎを収めると、同行を申し出たワダツミと共に町を出港する。万国に戻り、遺跡で発見した「歴史の本文ビッグ・マムに献上した。

万国

麦わらの一味の仲間になりたい気持ちを知るタイヨウの海賊団は、常に仲間達やリュウグウ王国の未来を案じてきたジンベエの気持ちを快諾。ビッグ・マム海賊団の傘下を抜けるよう決意。

万国で暴れていたリンリンに彼女が望んでいたお菓子を届けて暴動を止めることに成功。
正気を取り戻したリンリンに、ビッグ・マム海賊団を抜けたいと打診するものの、代償必須の無茶な「落とし前」を迫られる(百人単位で部下の命を差し出すように迫る理不尽なもの)。新聞に「脱退を取り下げた」と載り、ビッグ・マムから城への出入りも禁止される。

だが、ルフィ達を助けるため城に入りオペラを撃破。敵の本からルフィとナミを解放して、チョッパーたちと合流。ルフィにベッジを紹介して彼との同盟を持ちかけ、両者を引き会わせる。

結婚式が始まると、カタクリの弱点を突くことでルフィを助け出した。

そして彼は怒り狂ったビッグ・マムに相対することになる。彼女は自分の傘下から抜けることを気に入らず、自分に臆した者や死を覚悟した者の命を奪う魂の言葉(ソウル・ボーカス)を使い、ジンベエの命を奪おうとした。しかし、ジンベエにはそれが通用しなかった。

盃返上!


未来の『海賊王』の仲間になろうっちゅう男が 『四皇』ごときに臆しておられるかァ!!!
寿命を取らんのなら 盃は返上する!!
これにて ビッグ・マム海賊団をやめさせてもらう!!! ──どうも お世話んなりやした

その後は麦わらの一味の一員として仲間のために動く。自身の実力もさることながら元傘下としての知識や長年の経験により仲間を上手く導いた。

そして、ついに一味はビッグ・マムのナワバリの最終地点カカオ島にたどり着く。ルフィの救出にも成功して逃げられると思いきや、最後の最後で艦隊に囲まれる。万事休すかと死を覚悟したそのとき水中からとてつもない巨体が突如現れ助けられる。その姿である事に気づいたジンベエは水中に潜り、そこにアラディンタイヨウの海賊団といった仲間の存在を目にする。

彼らの活躍でその場を切り開く道が遂に生まれる。仲間への恩を改めて感じ、その場を任せてナワバリを抜けようとするが、そんななか敵の母船クイーン・ママ・シャンテ号が到着しある船を壊す。海面に漂う海賊旗には麦わら帽子を被った髑髏が描かれていた…。

実はアラディンワダツミに指示してサニー号を水中に隠し自分達の船を身代わりにしていた。船を失った彼らはジンベエのため己が身のみでビッグ・マム海賊団の艦隊や幹部に挑む。

しかし、ジンベエがそんな仲間を見過ごせるはずもない。そこでジンベエは彼らとともにビッグ・マム海賊団を食い止めサニー号を守るための殿軍としてこの場に残るとことを決意する。ルフィも船長としてジンベエの意思を汲みワノ国で待ってる!!! 必ず来い!!!と再会の約束を交わした。その後仲間と共に魚人の本気を見せつけ海流を操り敵の艦隊を完全に足止めする。

そんな彼らの前に食いわずらいから回復した万国統治者がやって来る。その後のジンベエ達の詳細は新聞で書かれておらず、読者をやきもきさせたが……


ネタバレ注意‼︎





























……どちらさんも お控えなすって!!!

手前生国と発しますは海底の国リュウグウ王国魚人街

方々のお兄(あに)いさんとお姐(あね)えさん方に厄介をかけながら

この度"麦わら"の親分さんに盃を頂く

駆け出し者にござんす!!

人呼んで "海侠のジンベエ"!!!

以後面体お見知りおきの上

よろしくお頼み申します!!!


ワノ国

麦わらの一味として上記の口上を引っ提げて遂に登場。長らく保留・延期が繰り返されたが、遂に9人目の仲間として、正式に一味へ参加する事になった。
これと同時に、彼の一味内での役職が「操舵手」となる事が改めて示された。
彼の操舵技術をナミチョッパーから聞いたフランキーは「”夢の船“の本領を引き出す男が現れた」と称賛した。

何気にルフィの仲間になる前から名前を挙げていた人物こそ居たものの、一船の船長経験者が仲間になるのはブルック(但し、彼はあくまで船長代行の立場だった)以来であり、王下七武海だった人物が仲間に入るのは初である。更に、種族的な意味でチョッパー以来の人外のクルーとなった(まぁ、人外っぽいのは他にも居るが一応種族は人である)。

そして懸賞金もゾロ・サンジを大きく抜いてルフィに次ぐ高さであり、麦わらの一味にとって(経験・実力・サイズ共に)間違いなく、大きいメンバーが入ったと言えるだろう。
これには流石のキッドロー驚きを隠せずにいた

ファンからは「タイヨウの海賊団の仲間たちはどうなったのか?」と心配されていたが、無事切り抜けたらしく送別会もして貰ったらしい。ちなみに遅れた理由は負傷者の手当てと送別会が長引いたからとのこと。流石魚人族である。

尚、麦わらの一味に後任声優が担当する登場人物が加入するのは史上初である(当時は郷里大輔氏だったが、2010年に逝去された為、現在は宝亀克寿氏が担当している)。

一味加入後は自身も忍者海賊侍ミンク同盟の討ち入り作戦に参加し、錦えもんの能力で百獣海賊団戦闘員の恰好に変装してから鬼ヶ島に潜入する。
なおこの時、正面から乗り込んでいったキッド海賊団に作戦を台無しにさせまいとルフィが一人先に突入した際、それを止めようとしたゾロを(彼が方向音痴だと知らなかったとはいえ)そのまま先に行かせてしまったり、百獣海賊団戦闘員の演技がどこかぎこちなかったりと、コミカルな一面も多く見せるようになっている。

余談

名前

  • “海侠のジンベエ”という名称はよく間違えて表記されることが多く、例えば名前のジンベエのことを「ジンベ」や異名の海侠を「海」などのようによく誤記される。似たような名前や言葉があるので注意しよう。

諫言

  • エースの死の悲しみのあまり、自身の身も顧みず暴れ回るルフィを止める為に、ジンベエは傷も癒えてない時点でルフィを取り押さえる。そして失ったものへの後悔と自責の闇を押し殺すように諫め、残っている仲間の存在を思い出させる事でルフィの再起を促した。
  • ペドロを悼んで麦わらの一味が泣く時も、ジンベエは泣かないどころか、泣いている皆を諫める。その薄情な態度に非難もあったが、それは絶体絶命の海岸で身を挺してサニー号を出航させた、ペドロの行動は紛れもなく勝利であり、マムのナワバリを抜けるまで自身の死をきっかけに味方が気を緩める事をペドロ自身が望んでいない事を理解していたから。ジンベエにペドロの思いを指摘された事で、麦わらの一味は気を持ち直して前に進む事を決意する。

能力

  • 魚人や人魚においても、海洋生物と会話出来るのが、特に王族に目立つ珍しい能力とされるのは、DCコミックのアクアマンの世界観と似ている。

関連イラスト

海峡の
Jinbe


One Piece:Jimbe 海俠吉貝爾
ジンベエ



関連タグ

モンキー・D・ルフィ ロロノア・ゾロ ナミ ウソップ サンジ トニートニー・チョッパー ニコ・ロビン フランキー ブルック
ONE PIECE 麦わらの一味 麦わら大船団 魚人海賊団 王下七武海 タイヨウの海賊団 フィッシャー・タイガー アーロン アラディン  シャーロット・プラリネ ワダツミ

白ひげ海賊団 エドワード・ニューゲート
ビッグ・マム海賊団 シャーロット・リンリン

魚人島 リュウグウ王国 ネプチューン オトヒメ しらほし

サー・クロコダイル
ゲッコー・モリア トラファルガー・ロー

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