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🦈概要

軟骨魚綱板鰓亜綱に属する魚類の内、鰓裂(エラ孔)が体の側面に開く者の総称。

起源は4億年前まで遡り、若干の形態変化はあるが、基本的な身体構造は殆ど古代種と変わらない。

世界中の海洋に分布し、約500種が現存。一部の種は深海や淡水域にも進出している。

同じく板鰓亜綱の魚にエイが居るが、サメとは異なり鰓裂が下面に開く事で区別される。

鼻にはゼリー状の物質がたっぷり詰まったロレンチーニ瓶という電気センサーを備えており、

獲物や外敵が動く事で発生する微弱な電気信号をキャッチできる。

ネズミザメ科及びオナガザメ科のサメは熱交換を行う奇網という毛細血管の集まりを持ち、

体温を水温よりも高く保つ事が出来る分、水温の変化にも強い。

最大はジンベエザメの体長14m、最小はツラナガコビトザメオナガドチザメ等の体長20cmまで姿も大きさも様々だが、全長1~3mのものが多い。

ほぼ全てが肉食動物(ジンベエザメ、ウバザメメガマウスの3種は濾過食専門)であり、シャチなど一部の動物を除けば、海中最強の生物といえる。

強そうな外見から、創作では「強力な捕食者」や「悪役」として取り上げられがち。ただし人食いザメと呼ばれるような種類はそう多くなく、むしろ人間に食べられるサメのほうが多いくらいである。

映画ジョーズディープ・ブルーは有名で、ジョーズ成功にあやかる為に作られたサメのパニック映画は数多く存在し(クオリティでは前2作には及ばない)、サメ映画というカテゴリが出来た。特に最近のサメ映画においては頭が複数になったり、陸や空、果てには異次元にまで出てくるなど、もはやあらゆる面において見境がなくなっている。

🦈尾鰭欠刻

尾鰭上部には「尾鰭欠刻」または単に「欠刻」と呼ばれる三角状の切れ込みがある。

形状は種による差も大きく、種によっては三角の突起に見えたり、くびれに見えるものもある。

アブラツノザメやジンベエザメなど尾鰭欠刻を持たない種もいるが、ホホジロザメなどの頻繁に「サメ」のイラストのモチーフとされる種には概ねこの尾鰭欠刻が存在する。

しかし、多くの絵では見落とされがちだが、

この部分もサメの特徴の一つなので、押さえておけばサメマニアに喜ばれる…かもしれない。

ちなみに、欠刻の大きさは分類に使用される事もあるので、割と重要。

🦈種類

以下に知名度の高いサメ及び、代表的な種類を示す。

ネズミザメ上目

メジロザメ目

メジロザメ科

ヒレトガリザメ科

シュモクザメ科

トラザメ科

ヘラザメ科

ドチザメ科

チヒロザメ科

タイワンザメ科

アフリカドチザメ科

ツノザメ上目

🦈長所と短所

鮫の中でもホホジロザメは海中の捕食に特化した究極の姿とされる事がある。

しかし、一方で欠点が見えてくるのは、あまり進化していない生物全てに言える事である。

長所

  • 姿が大きく変わらない(必要な機能を全て備えた構造)
  • 高い遊泳能力
  • 高い知能

短所

  • 軟骨魚類なので、骨が脆い(後述)
  • 浮き袋が無い

脆い骨

基本的に軟骨魚類は原始的な魚である。

鮫もこの一種で、今日まで生き残ってきたのは優れた進化の証明だが、様々な欠点がある。

前述で運動能力が高いとしたが、「軟骨魚類にしては」であり、ホホジロザメなど一部のサメ類の特性で、他の魚類と比べれば遅い。(ホホジロザメは知能でこれを補っている)

頭蓋骨の他に目立つ骨は鰭の骨と背骨しかなく、内臓等を守る肋骨は未発達。

小型のイルカ等からタックルされるだけで致命傷を負ってしまう事がある。

イルカならまだしもぶつかってきた相手がシャチなどの重量級だったらひとたまりもない。

意外な弱点

サメの鼻先にはロレンチーニ器官という電気センサーが備わっているが、その分敏感。

それゆえ、鼻面に一発食らうと倒れるというのは間違いではない。

一発食らわせる必要はなく、サメは鼻先を撫でられると動きが止まり、

15分も撫でられていれば一種の昏睡状態に陥ってしまう。

しかし、人間が退化した身体能力を知能で補うのと同じく、

ある点で優れた能力が彼らを生かし続けているのである。

🦈その他

  • 鮫の事をワニ或いはフカ(鱶)と呼ぶ事がある。
  • スクアーロイタリア語で鮫を意味する。
  • コバンザメチョウザメは名前にサメとつくが、硬骨魚類なので、全く別の種類である。
  • 鮫は凶暴なイメージが強いが、それはホホジロザメ等の影響であり、人に危害を加える恐れのある種は少ない。

🦈用途

食材

中華料理ではフカヒレが珍重されている為、乱獲で絶滅する可能性がある他、

水俣病が発症しやすくなるメチル水銀に汚染されたものもあるので注意が必要。

サメの肉は鮮度が落ちるとアンモニア臭を放つが、日本インドスリランカアフリカの一部やメキシコでは日常的に消費される。

日本ではかまぼこはんぺん等の練り製品に使われる他、

地方によっては煮付けフライ干物として食される。

広島県三次市庄原市などの備北地域では『サメの刺身』を食べることもある。

皮膚

サメの皮は盾鱗と呼ばれる歯の様に小さな鱗で覆われている。これをワサビ用のおろし金に加工して使う。また、滑り止めとして日本刀の柄に使われる事もある。

アクセサリーに加工される場合がある他、かつてはテルビューチェレイオマノなどの武器となった。ちなみに沖縄では浮気防止の効果があるお守りらしい。

化石として発見されたサメの歯は昔天狗の爪だと思われ、神社で祀られている場所もある。

🦈関連キャラクター

21世紀平成戦隊

ゲーム

その他

キャラとしての傾向

そのイメージから、悪役や怖いキャラとされる事が多い。

その一方、姿のかっこよさから子供向け作品ではヒーローメカのモチーフとなる場合も多い。(ガオレンジャーガオブルーカーロボットゲルシャーク等。)

男児からはライオントラ等と並んで人気の動物で、男児向け作品のキャラや兵器等のモチーフでは陸がライオン、空がワシと来れば、水属性はサメがほぼお約束。

また上記の影響で、人を襲いそうな鮫ばかりモチーフにされている。

ブーム

🦈関連タグ

海洋生物 生物 動物

サメ娘 サメ映画 フカヒレ かまぼこ はんぺん

八戸線:線内に鮫駅が存在。

戸松遥:日本の女性声優。鮫に詳しく、鮫グッズも集めている。

はかせ(日常(あらゐけいいち)):鮫好きという設定。

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    グラールは仲間を次々と紹介し、最後にセルファを神巫である、と示す。その証拠となるのが入江に集まったサメたちだった。今やサメたちは静かに、そろってセルファを見つめていたのだ。 ワヒア翁は、子供っぽくふるまうセルファにも全く動じず、リサリサや、ハイアラニですらも、巫術師となった時にはまだ幼かった事など、昔の事を語る。 ☆-☆-登場人物一覧-☆-☆ アデル……真珠洋では鉄拳。騎士団元帥。海鷲一門当主。 エルドアル……真珠洋では小鳥。アデルの伴侶。親衛隊副隊長。主唱者。 グラール……幼名は疾風。アデルの弟。伴唱者。風の巫王。修練所三年生。 セルファ……幼名は小ザメ。アデルの末弟。従唱者。神巫。修練所初年生。 ランネ……柊と狼の戦士。セルファの従士たるべく命じられている。修練所初年生。 ギリアム……元呪師。ミシュリーヌの誓いの子。炎の巫王。修練所初年生。 タウアイ……ハイアラニの継嗣カヒナの弟。水の巫王。 ティリアン……幼名は子鹿。湖水洋出身の元弓兵。海鷲一門の後ろ盾を得ている。 ハイアラニ……真珠洋の巫術師の長。 リサリサ……鯨獲りの頭領。水の巫術師。 ヤヒカ……鮪漁師の長。 ワヒア……宮野司を名乗る翁。

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