歯

は

口の中にある、白くて硬いもの。物を噛むためにある。

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1 歯について

1.1 比喩的用法

1.2 兆候として

2 関連タグ

口を入ってすぐのところ（口腔）にある、白くて硬い物体。

歯について

日本人では通常子供の歯は最大で20本、成人なら28本あるが、「親知らず」が生える人はそれ以上生えている場合もある。人類の進化に伴って人間の歯の数は減っており、日本人では親知らずがちゃんと生える人は少ないが、白人や黒人では親知らずを含め32本の歯が生えている人が多数派である。ちなみに犬の歯は42本ある。

歯はその形態と役割によって、物をかみ切るための前歯（門歯）、とくに硬い物をかみ切るための糸切り歯（犬歯）、噛み切ったものをすりつぶすための奥歯（臼歯）の3種類に分類される。歯の表面は非常に硬くて白いエナメル質、その内部にあって歯の全体を支える象牙質、歯根部にあって歯を組織に固定するセメント質、象牙質の内部にあって血管や神経が通る歯髄で構成される。エナメル質には知覚がないが、虫歯や歯周病その他の理由で象牙質や歯根が露出すると、冷たいものを口にしたり歯ブラシで触れたりなど様々な刺激で痛みに悩まされることになる（知覚過敏）。

歯の色（表面のエナメル質の色）は個人差があり、純白の人もいればうっすら黄色がかった人もいる。したがって、歯が黄色いからと言って気に病む必要はないのだが、歯の美しさが重視されるアメリカ合衆国では漂白治療（ホワイトニング）を行う場合が多い。

歯は酸に侵されやすい。虫歯になると歯が溶けて孔が空くのは、虫歯の菌が酸を作り出すためである。虫歯により表面のエナメル質が溶かされ、その内部の象牙質に達すると急激に進行するので、虫歯は早めに治療すべきである。ちなみに、頻繁に嘔吐を繰り返していても、やはり歯が胃酸に侵されて細くなる。