概要
歯と歯ぐき(歯肉)のすきま(歯周ポケット)から侵入した細菌が歯肉に炎症を引き起こし、さらには歯を支える骨(歯槽骨)を溶かしてグラグラにさせてしまう病気である。
基本的には下がった歯肉を自力で戻すことはできない。
歯周病にならぬよう、しっかりと歯磨きをすること。
歯周病になってしまった場合は早めにクリニックで診てもらうこと。
歯周病の段階
歯周病には段階が存在しており、歯周炎、軽度、中等度、重度、末期症状である。
軽度
歯ぐきがしっかりと引き締まっている、歯ぐきに赤いところが出てくる、歯を磨くと出血する、歯が浮いたような感じがする、歯ぐきにかゆみを感じる
中等度
歯ぐきが時々赤くはれて痛む、歯ぐきから血や膿みがでることがある、口臭が気になる、冷たい物を食べると歯がしみる(知覚過敏)
重度
歯ぐきがブヨブヨして血や膿みがでる、歯がぐらぐらする、口臭がひどい、食べ物が噛みづらい
なお、上記のうち全てが当てはまっていない場合もある。
中等度から重度は歯がぐらつくが、中等度は前後左右、重度は前後左右上下にぐらついてしまう。(前後左右上下?)
下がった歯茎は戻せるか?
自力では戻すことは困難であり、大抵は移植手術などだが、ヒアルロン酸注入という方法もある。
ヒアルロン酸注入の場合は3回注入で3週間以上で戻る。
もちろん、手術以外で戻せるなどの話もある。
結論として、自力で戻すことは難しい。
だが移植手術以外にヒアルロン酸注入という方法もあるということ。
なお、移植手術は難しく、移植手術を行える歯医者は少ないなど…
歯周病になってしまった場合の自宅ケア
- 鎮痛剤を飲む
- 氷水、冷たいタオルで頬を冷やす(直接ではない)
- 疲労回復、運動やお風呂はなるべく控える(入ってはいけないわけではない)
- 適切な歯磨き(45度で優しく磨く)