※pixivでのタグ使用は“利吉”が主流。
プロフィール
概要
山田伝蔵の一人息子でフリーの売れっ子忍者。母親も一流の元くの一(おまけに美人)のため忍者界のサラブレッドとも言うべき人物であり、卓越した能力を持つ身近なプロ忍という事で、父同様忍たま達の憧れの存在となっている。
愛称は「リッキー」だが、原作では父親がその名前を呼んだときに思い切りズッコけ、「な、なんですか、それ…」という反応に、伝蔵が『忍たま乱太郎』の台本を見せ「最近お前のことをそう呼んでおるらしい」と、アニメ新シリーズの宣伝を親子で行うという楽屋ネタがあった。
人物
生真面目かつ常に冷静沈着で、本作では貴重な常識人キャラの1人。しかしそれ故に、周囲から振り回される事が多い苦労人でもある。
基本的には父を尊敬しているが、女装した父だけは敬遠している(初めて見た時は腰を抜かしたという)。彼自身は女装が得意。
田舎育ちである事にコンプレックスがあるらしく、シティーボーイを気取る節がある。そのために「卑怯者」と言われた時は、「秘境者」と勘違いして反応、ぼやきモードに入った(実際の所、忍者の世界は卑怯でナンボなので悪口にならない)。もっともゲリラ戦や潜伏活動が多い忍者の職業を考えると、むしろ有利な育ちと言えるのだが。
仕事に感けてなかなか帰宅しない父を家に帰らせるために、度々忍術学園を訪れているが、本人も父以上の仕事中毒。そのせいで親子喧嘩になった(2人は「飽くまで敵の目をごまかすための芝居」と言い切っているが)事も。
なお、母親が寂しさから結婚させようとしているという事で慌てた辺り、まだ所帯を持つ気は無い様子。
事務員の小松田秀作には、どう考えても忍者に向かない性質・忍者に対する認識の甘さ・忍者どころか普通の社会人としても危うい仕事振りにひたすら苛立ちを見せ、環境・性格的な面でも相性が悪い事もあって疎んじている。
(実際のところは、ほぼ一方的に利吉が小松田を苦手としていて、更に小松田は利吉が疎ましく思っている事に気付がず、全く反省していない)
原作及びアニメ32期62話『イライラするの段』では「イライラするんだ君を見ていると!」と言い放った事も。
ついでに言うと、田舎者の利吉がガチの都人である小松田に劣等感を刺激されている側面もある。
ちなみに豆腐好きなのだが、触れられる事はあまり無い。
容姿
顔のパーツ、特に目元は父親似だが、全体的な容貌は母親譲りでかなりの美男子。女装が様になるのも納得だが、人三化七の女装を毎度披露する山田を想像してかその親子関係は「忍術学園の七不思議」とまで言われている。
能力
売れっ子だけあって高い技量を誇り、忍術の腕もさることながら、知識や身体能力、弓矢等の武器の腕前等あらゆる分野に優れる。また父親譲りの火縄銃の名人でもある。
原作者プロット回である『イライラするの段』によると、忍術学園の卒業生ではなく忍術はくノ一で火縄銃の使い手である母や、外で様々な師(僧や剣豪など)、兄と慕う土井先生から独学で習得したとの事。忍術学園の様な体系的な学びを経ずして玄人なのだから、利吉自身の適性と才覚にも目を瞠るものがある。
映画『ドクタケ忍者隊最強の軍師』において
ある人物を暗殺をしようとする雑渡昆奈門の足止めのために、忍術学園卒業生の桜木清右衛門と若王寺勘兵衛と3人がかりで交戦した。
流石にタソガレドキ忍軍組頭には歯がたたずに敗れてしまう(それも手を抜かれていた事を利吉自身も察している)が、最終的には追い付き、暗殺を寸前で食い止めた。
余談
- アニメにおける土井半助やきり丸と並ぶ初恋泥棒の筆頭で、人気投票『初春の陣』ではその他グループ第1位、総合では土井とのデッドヒートの末第2位となったが、互いに2万5千票超の得票、差は約600票と僅かであった。
- 2022年に行われた『ベストコンビ投票』にて、土井半助の部門、山田伝蔵の部門で1位にランクインしており、その人気ぶりは健在である(ちなみに、土井先生の部門での2位は土井先生が顧問を担当している火薬委員会の委員長代理で、3位は土井先生をライバル視しているこの人であり、山田先生の部門での2位はこの人で、3位は土井先生をライバル視している人物の上司)。