尼子騒兵衛

あまこそうべえ

日本の女性漫画家。代表作は『落第忍者乱太郎』

概要

“くノ一に年齢は無い”として年齢は基本非公表。射手座のO型。兵庫県尼崎市出身。

本名は片根紀子（かたね のりこ）。女性。

1983年『田舎押領使一家』（『別冊マーガレット』誌上）でデビュー。

1986年『落第忍者乱太郎』連載開始（朝日小学生新聞）

1993年『忍たま乱太郎』としてアニメ化（NHK教育テレビ）

2013年『映画・忍たま乱太郎 夏休み宿題大作戦!の段』に本人役で出演。

代表作の『落乱』は幼稚園生から小学生を中心に人気を博し、連載とアニメ放映が30年以上の長寿ということもあって幼少から追い続ける若い女性や、親子揃っての代を重ねた読者・視聴者も多い。

連載媒体が子供向けということもあってか、健全なギャグを心掛けており、過度な下ネタや、いじめに繋がりかねない容姿および身体的要素を揶揄するワード（デブ、ブス等）はNGにしている。

また友情に重きを置く姿勢のため、公式でパートナー或いは夫婦のキャラ以外恋愛要素も省いている。

『子供に嘘は教えない』という信念の元、乱太郎たちの暮らす室町時代末期の時代考証はかなり緻密且つ正確であり、本職の歴史学者にも評価される程。この事で歴史的な知識を楽しみたい読者層も獲得し、子供だけでなく大人にも楽しめる作風になっていることも人気の秘訣である。一方で当時の残酷な世界観（人身売買など）もマイルドにはしてあるがきっちり描いており、本編でこそ心ある大人に守られた箱庭に居る乱太郎たちだが、成長した彼らがいつか辿る未来にしんみりする読者も多い。

「くのいちのつどい」と呼ばれる宿泊型(女性限定)のファンイベントを不定期に行っている。

※ファンレターを出した読者に向けて案内が届く。

作品

落第忍者乱太郎

はむこ参る!

復刊ドットコム

尼子騒兵衛先生の絶版本復刊要望ページ

尼子騒兵衛先生の時代考証・言葉の考証

• 『忍たま乱太郎』の時代考証はガチ「時代考証を蹴散らして思う存分やる」という(飯間浩明さんの)ツイートに作者の尼子騒兵衛先生から指摘　(飯間浩明：日本語学者、辞書編纂者)
• 「太閤はん」は間違いで、正しくは「太閤さん」　(「歴史好き」量産請負人　幸村ゆかりの地で次の一手)　有栖川有栖(大阪生まれ大阪育ち、作品も関西中心の推理作家)
• 大坂城豊臣石垣公開プロジェクト(太閤なにわの夢募金・サポーター)
• 着物は特別な服としてブランディングしすぎて滅亡していく中、室町時代の庶民着物が再注目「忍たまみたい」「ほんとこういうのでいい！」