ようこそ、大魔界へ‼
新たな世界、新たなドラゴンボール
概要
鳥山明の漫画「ドラゴンボール」の原作40周年記念として制作された新作アニメ作品。テレビシリーズは2024年10月11日金曜夜11時40分より、フジテレビ系列局(ただし一部系列局除く)にて放送。また、アニマックスでも約半月遅れで放送されているほか、FODなどによる配信も実施されている。
放送開始前の同年3月1日に原作者・鳥山明が逝去した為、原作者没後にオンエアされるアニメであると同時に、制作に直接関わった最後のテレビシリーズであり、そしてシリーズとして初めて年号が令和になった且つ深夜アニメ帯の放送となる(Webアニメや深夜枠の再放送を除く)。
本作のタイトル「DAIMA」は鳥山明による造語であり、日本語表記は「ダイマ」で、同作のピッコロ大魔王などで使われた大魔や英語のEvil(悪)などの意味を持つ事が明かされている。
未知の不思議な世界「大魔界」で繰り広げられる大冒険と激しいアクション、ドラゴンボールの世界観の謎にも迫る展開が繰り広げられる。
かつて魔人ブウを復活させたバビディの映像を眺める謎の二人組の姿と体の小ささを補うために久しぶりに如意棒を使って戦う悟空の姿が公開されている。
時系列は「魔人ブウ編」終了後(1年後)、トランクスが9歳の誕生日を迎えた頃から始まる(明確的なら「魔人ブウ編」と「オッス!帰ってきた孫悟空と仲間たち!!」の間)。そのため、Z完結後の新作劇場版・『超』シリーズが初出のビルス達、新形態や新設定が追加されたフリーザとブロリーは登場しない。
(『第7宇宙』等の『超』で登場した単語は出てくる。)
なお、東の界王神とキビトが分離しているが、これは本編の設定を踏まえた理由によるもの。
現状では『超』の世界線なのか、『GT』の世界線なのか、はたまた別の世界線なのかは不明。(この点は余談の項目にて。)
本作は原作40周年記念の節目作品であることや主要キャラクターが全員子供以前に若返ることから声優陣が一新されるのではないか?という噂があったが、フジテレビが開催した「フジテレビ アニメラインナップ発表会-2024-」にてシリーズを通して孫悟空やその他キャラを演じてきた野沢雅子氏が伊能昭夫氏と共に登壇。放送形態と共に野沢氏が続投し、悟空を演じることが発表された。
同日に投稿された青二プロダクションの公式アカウントのポストでは「命をかけて演じます」と野沢氏が意気込みを語っている。
他キャラクターの担当声優は現段階で発表されている範囲だと野沢氏以外は全員変更されているがあくまでも幼体化の都合なため声優交代と言う訳ではない可能性がある。少なくとも1話での通常のベジータやピッコロ等は前の声優が続投されている。ただしクリリンなど幼少時の頃から担当した声優も交代しており、ミニ時の声優陣が発表されたのが2話放送後であった為それらについては賛否両論。
また、これとは別にヤムチャも古谷徹氏が不祥事の責任を取る形で降板、鈴木崚汰氏に交代している。
あらすじ
魔人ブウとの戦いが終わり、平和になった地球ではトランクスの9歳の誕生日パーティーが開かれていた。
そんな中、とある陰謀により突然小さな身体に若返ってしまった悟空とその仲間達。
悟空は元の姿に戻るべく、同じく身体を小さくされた東の界王神(シン)、謎の少年魔人グロリオと共に、新たなる冒険の舞台・大魔界へと旅立つ。
登場キャラクター
登場キャラは回想シーンを除き、既存のPVで確認できるキャラ及び公開されている設定画に準ずる。
原作からの登場キャラクター
- 孫悟空(CV:野沢雅子(ミニも同様))
- ベジータ(CV:堀川りょう、三野雄大(ミニ))
- ピッコロ(CV:山口智広(ミニ))
- 孫悟天(CV:野沢雅子)
- トランクス(CV:草尾毅、代永翼(ミニ))
- ブルマ(CV:久川綾、中原麻衣(ミニ))
- チチ(CV:加隈亜衣(ミニ))
- クリリン(CV:田中真弓、金田アキ(ミニ))
- 人造人間18号
- マーロン
- ヤムチャ(CV:鈴木崚汰)
- プーアル
- ウーロン
- カリン(CV:魚建)
- 亀仙人(CV:金光宣明(ミニ))
- 牛魔王
- デンデ(CV:平野綾、後藤恵里菜(ミニ))
- ミスター・ポポ(CV:川津泰彦、斉藤貴美子(ミニ))
- ミスター・サタン(CV:櫻井トオル(ミニ))
- 魔人ブウ(CV:塩屋浩三、安室志穂(ミニ))
- 界王神(ミニ)(CV:太田真一郎、小林由美子(ミニ))
- キビト(CV:青森伸、半田裕典(ミニ))
- バビディ(CV:島田敏)
- 神龍(CV:大友龍三郎)
- ナレーション(CV:龍田直樹)
回想のみの登場
※デザインは超の物。
本作から登場するキャラクター
- グロリオ(CV:内山昂輝)
- パンジ(CV:ファイルーズあい)
- ゴマー(CV:森久保祥太郎)
- デゲス(CV:榎木淳弥)
- ドクター・アリンス(CV:日笠陽子)
- ネバ(CV:中博史)
- ワープさま/小ワープさま(CV:緒方賢一)
- タマガミ
- ハイビス(CV:れいみ)
- カダン王(CV:楠見尚己)
- 大魔女マーバ(CV:堀越真己)
- 魔人クウ(CV:関智一)
- 魔人ドゥー(CV:落合福嗣)
スタッフ
原作・ストーリー・キャラクターデザイン | 鳥山明 |
---|---|
企画 | 伊能昭夫(カプセルコーポレーション・トーキョー)/ 森下孝三 / 鈴木篤志 |
プロデューサー | 廣川拓 / 国広守 |
監督 | 矢島善孝 |
シリーズディレクター | 小牧文 |
シリーズ構成・脚本 | 柿原優子 |
アニメーションキャラクターデザイン | 中鶴勝祥 |
プロップデザイン | 升井秀光 |
美術監督 | 葛西茉耶 |
美術デザイン | 葛西茉耶 / 倉橋隆 |
色彩設計 | 永井留美子 |
CGディレクター | 池上義孝 |
撮影監督 | 和田尚之 |
編集 | 山岸歩奈実 |
音楽 | 山下康介 |
サウンドエフェクト | 鷲尾健太郎 |
オリジナルSEデザイン | 新井秀徳 |
音響制作 | タバック |
製作 | 東映アニメーション |
主題歌
ユニバーサルミュージックがドラゴンボール関連作に初めて提供する。
オープニング、エンディング共にDJ/プロデューサーのゼッドがプロデュースを務める。
オープニングテーマ
『ジャカ☆ジャ〜ン』
作詞:森雪之丞
作曲:ゼッド、KEEN(C&K)
歌:C&K
エンディングテーマ
『NAKAMA』
作曲:ゼッド、AI
作詞・歌:AI
どちらの曲も歌詞の中に鳥山明の名前が組み込まれている。
各話リスト
赤文字の箇所は太字で示している。
話数 | サブタイトル | 放送日時 |
---|---|---|
第1話 | インボウ | 2024年10月11日※ |
第2話 | グロリオ | 10月18日 |
第3話 | ダイマ | 10月25日 |
第4話 | オシャべリ | 11月1日 |
第5話 | パンジ | 11月8日 |
第6話 | イナヅマ | 11月15日 |
第7話 | クビワ | 11月22日 |
第8話 | タマガミ | 11月29日 |
第9話 | トウゾク | 12月6日 |
第10話 | ウナバラ | 12月13日 |
第11話 | デンセツ | 12月20日 |
第12話 | ソコヂカラ | 12月27日 |
※10分拡大。
余談
- 本作のサブタイトルが過去のTVシリーズに比べて、シンプル且つ短めになっている。サブタイトルコールの絵も背景と7つのドラゴンボールではなくなっている。また、ナレーターのサブタイトルの読み上げもない。
- 2話まではCMの前後のアイキャッチもなかったが、3話から復活している。
- 悟空が子供になる前例は、「ドラゴンボールGT」があるのだが、今作では悟空の仲間達も子供になっている(瞬間移動が使えないのは同様)。
- 「神と神」の後で、ドラゴンボールで分離したはずの界王神とキビトが本作の第1話の時点で分離済みになっている事から、一部の視聴者からは「『超』とはパラレルでは?」と推測されている声がある。尤も設定を変更したか、『超』での登場までにまたポタラで合体せざるをえない事情等があった可能性もある。
- ビルス等の破壊神が登場するかは不明だが第10話で第7宇宙以外の宇宙とそれぞれの宇宙の界王神は『DAIMA』の世界にも存在している事が判明した。
- 本作の舞台が「大魔界」なので、「ゲームオリジナルキャラであるトワやメチカブラ等のキャラが何らかの形でカメオ出演するのでは?」と期待している声も(映画の「スーパーヒーロー」では、ゲームキャラがカメオ出演している)。
- 本作第3話放映日の2024年10月25日は悟空/悟飯/悟天役の野沢雅子氏の誕生日であり、米寿(88歳)を迎えた。
関連動画
関連タグ
- ドラゴンボール
- ドラゴンボールZ ドラゴンボールGT ドラゴンボール超
- 2024年秋アニメ
- ドラゴンボールダイマ:表記揺れ
- Sparking!_ZERO:放送開始と同時期に発売された新作ゲーム。早期購入特典で「孫悟空(ミニ)」がプレイアブルキャラクターとして登場する。
- ドラゴンボールスーパーダイバーズ:同時期に稼働の新作アーケードゲーム。第1弾から何名かが参戦が決定されている。
- ドラゴンボールZKAKAROT:本作の冒険がDLCで開発中とのこと。