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栽培マン

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さいばいまん

漫画『ドラゴンボール』に登場する生物。原作漫画では漢字の「栽培」にカタカナのルビがふられている。

解説

漫画『ドラゴンボール』「サイヤ人編」に登場する、種を土に埋め、水をかけると数秒で育つインスタント戦士。作中ではベジータナッパ地球来襲時に使用。6体が使われ、うち1体は実力では負けたものの自爆ヤムチャを倒している。

強さに関してはナッパ曰く「パワーだけならラディッツに匹敵する」とのことで、地球でZ戦士と戦った個体は戦闘力だけで言えば1000はゆうに超えているものと思われる(勿論ラディッツには知能やサイヤ人特有の能力や大猿化も有している為、単純にラディッツ=栽培マンと語れるわけではない)。

しかし種を植える際ナッパが「このなら、いい栽培マンが育つぜ」のような発言をしており、戦闘力1200は理論上の最大値で土の質が悪いと戦闘力は落ちるのかもしれない。

サイヤ人やフリーザ軍の下級戦士程度の力と命令を理解する程度の最低限の知能はあり、軍事的にはなかなか利用価値はありそうなのだが、その後の「ナメック星編」には登場せずフリーザ軍内では普及していないようである。

使われ方から見ても短時間で枯れるなど使い捨ての仕様になっている可能性もあるが、作中ではその前に全滅したので詳細は不明。

自爆はあくまでも最終手段として使われており、他にも頭を割って中から溶解を飛ばしたりもする。

アニメでの扱い

オリジナル描写では、幼少期のベジータのスパーリング相手として登場するもあっけなく殺されていた。

地獄から復活して大量発生するが、ウーブの活躍によって倒される。彼等とは初対面である孫悟天トランクス曰くゴキブリみたい」と気持ち悪がられた。

魔界製であることが判明。昔は大魔界の外を通して流通していた程にたくさんあったらしいが、現在は少なくなっているようで、大魔女マーバも残り2粒しか種を持っていない。フリーザの父コルド大王が魔人ブウを危険視しているが、おそらく大魔界の関係者との取引か何かで栽培マンの種を手に入れるときに聞いたと思われる。魔人クウを作り出すための材料として使われた為、元となったブウを作る為にも使われたのかもしれない。

ゲームでの扱い

  • 強襲!サイヤ人

初出演。色違いのザコキャラクター「カイワレマン」「キュウコンマン」も登場した。

  • 超サイヤ伝説

味方や別の敵キャラに変身する「コピーマン」という個体が登場。

  • ドラゴンボールZ(PS2)

プレイ不可の敵キャラとしてストーリーモードのみに登場していた。

  • Z2

前作と同じくストーリーモード専用の敵キャラとして登場していたが、人造人間編ではドクター・ゲロによって、色違いでありながらも復活させた。ただし名前はサイバイマンとそのままであるため、上記の『超サイヤ人伝説』とは一切無関係である。

  • Z3

セルジュニアと同時に新たにプレイ可能のキャラとして登場するが、一度倒されると次の栽培マンが登場すると言う交代制システムとなっており、3体1組である(その分1体当たりの体力は少ない)。これはこの作品のみで、『Sparking』や『レイジングブラスト』シリーズでは1体のみとなった。また『Z3』ではヤムチャに対して「自爆」が成功すると、どんなに体力があっても一撃で倒せるという隠し要素がある(しかも例のやられ姿と「ヤムチャさーん!!」というクリリンの叫び声まで入るというオマケ付き)。

  • Sparking

Ifストーリーでは、フリーザに立ち向かうサイヤ人軍の一員として登場し、雑魚敵でありながらもフリーザを自爆で倒せると言うシュールな攻略法があり、さらにそのエンディングでは自爆でクリリン、天津飯、餃子までも殺害している。

  • Sparking!NEO

ラディッツを主人公にした『運命の兄弟編』では、ラディッツが不良品を掴まされてしまったために、挙動不審になった事で彼に対して自爆した事がある。だがこの自爆のおかげでラディッツは記憶喪失になったと言う。『タッグバーサス』のIfストーリーでは主人公として登場し、誕生した栽培マンの中では唯一正義に目覚めた者として活躍するという無理がありすぎる内容で捨て駒扱いにされるのに嫌気が差し、自由に生きたいという意思で他の栽培マンやナッパを裏切り、悟飯と供に戦う。最後にナッパの攻撃から悟飯を庇うという本来ピッコロがいるべきポジションをかっぱらった行動を取り、敵であった自分を受け入れてくれた悟飯に感謝しながら散った。元々人語を話せないために悟飯から『チンプンカンプン』と言われるなど言葉は通じなかったが、味方してくれた事から悟飯から『栽培マンさん』と敬意を持って呼ばれるなどゲームスタッフからかなり重宝され、その後もナッパとセットで登場するなど実質ゲームスタッフお気に入りのキャラであることが窺える。

サブミッションで敵キャラとして登場する事が多いが、あるミッションでは誕生した瞬間、ひよこと同じ習性を持っているからか、主人公と目が合ったために主人公を主と判断し、仲間にする事が出来る。特に同じ自爆能力を持っている関係か、餃子との相性が抜群で、EXフュージョンでチャオマンに変身する事が可能。他にも敵キャラの中では、栽培マンが合体して大きくなった姿である、どこかで聞いたような設定のサイバイキングというキャラが登場する。

序盤に登場し、黒幕の力で大幅に強化されている。改変された歴史ではZ戦士を壊滅させているが、悟空との戦いは大猿化したベジータとナッパが行ったため直接対決はしていない。プレイアブルキャラクターとしても登場、派生種も「バージョン違い」として使用できる。バージョンによっては自爆が無かったり、サイバイビームという技もあったりする。

格闘ゲーム内におけるヤムチャとの掛け合いボイスによると、ヤムチャは彼に自爆された経験から相当なトラウマ意識を持っている様子。特に『タッグバーサス』の対戦ではヤムチャと組むと、『まさかお前とタッグを組むとはな…』と発言している。しかし『フュージョンズ』や『ゼノバース』ではそのトラウマから克服するため、栽培マンへのリベンジに成功した。

ナッパの必殺技として登場。発動コマンドを入力するとナッパが種を地面に埋め、そこから生まれて自動で戦ってくれる。原作同様ひっかき攻撃や溶解液、相手に抱きついてからの自爆などの技で攻撃する。入力時のボタンによって緑、オレンジ、青の3種類の色違いの栽培マンを生み出せる。

ヤムチャとのドラマティックフィニッシュではあの名シーンが完全再現されている他、ヤムチャが勝利した場合には反対にナッパが自爆に巻き込まれて死亡するギャグムービーも完備。クリリンと対峙した際にはドラマティックスタートが発動、拡散エネルギー波で複数体の栽培マンが一掃される原作再現ムービーが流れる。

シーズン2から実装されたレイダー『ベジータ』のレベル1のキャラとして参戦。

進化ゲージを溜める、HPが全て無くなる、一定時間が過ぎるという、これらの条件のうちのどれかを満たすとナッパに交代するという形で進化する。なお、進化ゲージを溜める以外の方法で進化してしまうとナッパの使えるスキルが減ってしまうというデメリットが発生する。

栽培マン自体の性能は純粋に弱く、気弾は1発ずつしか撃てず、舞空術を使えず、HPも低い。

しかし、サバイバーに対する格闘攻撃が自爆という特殊な物になっており、これを喰らったサバイバーは強制的にダウン状態になり、栽培マン自身は進化ゲージが一瞬で満タンになるという凶悪な性能になっている。ちなみにこの自爆攻撃の演出はヤムチャ戦での自爆をオマージュした物となっている。

スキルは当たればサバイバーの動きを封じる『溶解液』と指定されたポイントにワープする『生え替わり』があり、上述した自爆攻撃と合わせて奇襲に長けたレイダーと言える。

第1弾ではカード化されてない(CPU戦で敵チームに登場している)が、アクションスキル(ヒーローズシリーズにおけるCAAやTAA)として登場。原作よろしく、下画面で栽培マンを植える事で敵チームに攻撃する。フリーザ軍中心のキャラが持っており、ナッパを初め、何とフリーザ様も種を植えることができる。DAIMAで栽培マンの出生が判明されたので、DAIMAキャラが今後参戦された際に使用するのかもしれない。

外部出演としては『ファミコンジャンプⅡ』にもザコ敵として登場。

ゲームの進行具合によっては他作品のキャラのいる町の周辺に出てきたりするので、そこにツッコミが入ったりも。

派生キャラクター

各種ゲームソフトに登場した色違いのキャラクター達。

これらも大魔界で生産されていたのか、フリーザ軍で改良されたのかは不明だが、いずれも種から育つ生態は変わらないようで、『ゼノバース』での地球侵攻でカイワレマン以外の上位種が現れたのを見たナッパは、「他の種が紛れ込んでいたらしい」と言っている。

  • カイワレマン

水色の栽培マン。いずれのソフトでも、系統中最弱である。

初出演作『強襲! サイヤ人』では戦闘力200。必殺技はダメージと同時に防御力低下の効果を与える痺れ液(敵の動きを封じるわけではない)。

スーパーファミコン用RPG『ドラゴンボールZ 超サイヤ伝説』でも最弱のザコ敵として地球にのみ出現する。

こちらでの戦闘力は238と338で、必殺技を使用できない代わりに高確率で連続攻撃を行う。

ニンテンドーDS用ソフト『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』では戦闘力938。

  • キュウコンマン

体色はオレンジ色。カイワレマンの上位種。

初出演作『強襲! サイヤ人』では戦闘力350。必殺技はエネルギー波。

『超サイヤ伝説』での戦闘力は326と426で、地球にのみ出現。イベントでは地上に降りてきたミスター・ポポを4体掛かりで襲っていた。必殺技はやはりエネルギー波。

『ファミコンジャンプII』にも栽培マンの唯一の色違いとして出演しているが、同作でのみ栽培マンより強く設定されている(戦闘力7000。なお栽培マンは4200になっている)。

『サイヤ人来襲』では戦闘力1150で、カイワレマンと栽培マンの中間に戻った。

  • コピーマン

体色は。『超サイヤ伝説』が初出演作。

戦闘力は1000だが、必殺技としてプレイヤー側のキャラの誰かに変身することができる。

変身するとHPは本物と同じ、戦闘力は本物の3/4に変化する。

イベントではラディッツフリーザ第1形態に擬態して影武者を務める個体もおり、人語も喋る。

またネイルに擬態して本物を襲撃している個体も登場する。

  • テンネンマン

体色はピンク

初出演作『超サイヤ伝説』での戦闘力は2200と2400。

ナメック星でザコ敵として出現する。エネルギー波・連続エネルギー波に加え、本家栽培マン同様自爆も使用できる。

『サイヤ人来襲』では戦闘力1220で、やはり栽培マンより強い。

  • ジンコウマン

体色は灰色

初出演作『超サイヤ伝説』での戦闘力は4400と4800で、栽培マン系の中では最上位種である。

ナメック星でザコ敵として出現する。エネルギー波・連続エネルギー波に加え、2人に分身して同時攻撃を行う「ダブルアタック」という技も持つ。

『サイヤ人来襲』では戦闘力1250で、やはり系統最強である。

派生キャラとは少し異なるが栽培マンがベースなため記載。

表記揺れ

サイバイマン

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