概要
漫画『ドラゴンボール』の作中で用いられる、戦う力を数値化した物。
フリーザ軍の兵士達に支給されるスカウターによって計測される。
フリーザの台詞「私の戦闘力は53万です」はあまりにも有名。
戦闘力が上昇すると火力やパワーだけではなく、タフネスやスピード面など攻防全てが上昇する。
スカウターにはタイプ別にそれぞれ測定限界があり、それらを超した者を観測するとショートしてしまう。
あくまでも気を探知する道具なため、銃火器などを用いても戦闘力は上昇しない。ただし、重りの入った道着やターバン・マントを脱ぎ捨てた場合には戦闘力が上昇する。
また、魔貫光殺砲を撃つ際のピッコロのように気を集中したり、気を入れたり界王拳を使った際の悟空の戦闘力が上がっているところから、割とリアルタイムに正確な値を測れるようだ。
原作においては主にラディッツの登場からフリーザ討伐までの間使用され、その間にインフレが進み過ぎた結果、人造人間・セル編の序盤に気を抑えた状態でフリーザ親子の前に現れたトランクスの数値を計測したのを最後に登場していない。それ以降は敵の強さを表す際「すごい戦闘力だ」など口語で述べるのみで、ほぼ気と同じ意味合いになっている。
原作だけではなく様々な媒体で戦士達の戦闘力が明かされているが、一部の数値についてはその整合性について疑問視される声もある(感情の激化などで戦闘力の増減が激しくなるため)。また同じ場面であっても、媒体によって数値が異なっている場合などもある。
気を探知するというスカウターの性格上、完全機械体の19号を測っても0となる可能性が高い。さらに、ややルール違反気味だが後々ベジータをボコボコにする彼女も0になると思われる(バトルカードダスでは数値が出ていたが、これはあくまでゲームシステムに則ったものと思われる)。つまり、スカウターに頼っていた頃の彼らがどれだけ暴れてもあそこで蹴躓く。
スカウター以外の戦闘力としては魔人ブウ編でバビディ一味がキリという単位を使用している。これは暗黒魔界で使用される単位であり、原作やアニメの他、ゲームではゲームオリジナルキャラクターであるトワ達が使用している。スカウターの戦闘力単位で換算すると、1キリが5万と解釈されている。
ドラゴンボール以降、他のバトル物でも戦闘力という表現はちらほら見かけるようになった。
他に強さを数値化した作品で有名なものには『キン肉マン』(超人強度)や『ONEPIECE』(道力)、(*七つの大罪』(闘級)などがある。
主なキャラクターの戦闘力
※作中に具体的な数値が登場した例
- 孫悟飯:1~10,000以上
- ラディッツにライフルを向けたおっさん:5
- 亀仙人:139
- クリリン:206~10,000以上
- ピッコロ:322~1,330以上
- 孫悟空:416~180,000以上
- フリーザの部下と戦ったナメック星人:1,000~3,000
- 栽培マン:1,200
- ベジータ:24,000以上
- ネイル:42,000
- ギニュー:120,000
- フリーザ:530,000~1,000,000以上(自己申告による)