ふしぎ駄菓子(や行)
ふしぎだがしやぎょう
『※』はたたりめ堂、または『よどみのキャンディショップ』の商品、『△』は六条研究所の商品、『☆』はアニメオリジナル商品。()内は初登場した巻数や話数を指す。
- ヤマ缶詰(第4巻)
食べると、何となくテストに出てくる問題が分かる様になるフルーツ缶詰。相応の事前勉強は必要だが、その代わり出題範囲がピンポイントで分かるため、無駄な勉強をしなくて済む。
- 闇憑きポップコーン(『あやし、おそろし、天獄園』第1巻)
善良な人間が食べると闇に取り憑かれて性悪な性格となってしまうが、元から性根の歪んだ人間が食べるとポップコーンそのものに取り憑かれ、際限無くポップコーンを求める様になり、名前通りの「やみつき」状態と化してしまう。しかもそうなってしまえば、他の物を口にしても味を感じる事が出来なくなり、このポップコーンでしか飢えを満たせなくなる。
ただし、食べた人物を心から心配してくれる相手からの差し入れを口にすると、効果が消える。
- やりなおしおこし(第10巻)
空色の和紙の袋に入っている、渦巻の形をした醤油の香りがするおこし。
食べると記憶が消える代わりに、時間を戻して好きな所からやり直せるが、どこからやり直したいのかをよく考えないと全て無駄になってしまう。紅子曰く、銭天堂の商品の中でもとりわけ強い力を持つ物らしく、滅多な事では客に出さないとの事。
- 優秀シュークリーム(第20巻)
勉強や仕事で伸び悩んでいる人が食べると、優秀になれるシュークリーム。ただし元から優秀な人が食べると真逆の効果が表れ、全ての能力が下がってしまう。
- 夢あめ(第18巻)
六角形の箱に入っている飴。食べると見たい夢を見られる様になるが、現実と夢の区別をつけなければどんどん飴の力にのめり込んでしまい、やがて「ずっと眠ったままでいたい」「夢から覚めたくない」と願う様にすらなってしまう(そのため、現在は製作をやめている)。
- 妖刀糖(第18巻)
薄茶色の水晶の形をした飴。食べると妖刀と恐れられるくらいの刀を作れる技術を手に入れられるが、驕り高ぶって鍛冶屋の心構えを忘れるとその力を失ってしまう。なお時代の流れに伴い、現在は製作をやめている。
- 欲かむガム(『あやし、おそろし、天獄園』第2巻)
瓶詰めの風船ガム。欲しい物を思い浮かべながら膨らませると風船の中にその欲しい物が浮かび上がり、風船を割ると手に入る。
更に、才能や能力などの形の無いものであっても可能だが、膨らませる度に使用者の中から欲が抜けていき、欲を使い果たすと空気の抜けた風船の様に萎んだ姿となってしまう。
- 横取りゼリー※(第8巻)
食べると他人の手柄を横取り出来る鳥の形をしたゼリー。ただし「愛」は横取り出来ない(怪童曰く、よどみが愛を苦手するためらしい)ため、それを無理に手に入れようとすると、自分の手柄が他の人にどんどん奪われて他の人のものになってしまう。
- 夜更かし菓子※(『あやし、おそろし、天獄園』第2巻)
幕間の『スタッフの休憩』にて登場。詳細は不明だが作中では天獄園のスタッフの休憩時に与えられており、「異様なほど甘く、危険なうまさがある」「食べると同時に、体から一気に疲れが抜けていく」との記述がある。しかしそれと同時に、中毒性もある模様。
- 酔わんようかん(第9巻)
食べると乗り物酔いしなくなる羊羹。ただし乗り物に乗っている時にアルコール類を飲むと、一度に複数の酔いには対応出来ずに気持ち悪くなってしまう。