『※』はたたりめ堂、または『よどみのキャンディショップ』の商品、『△』は六条研究所の商品、『☆』はアニメオリジナル商品。()内は初登場した巻数や話数を指す。
一覧
- 最後にわら麩(第7巻)
黒砂糖の香ばしい甘みが広がる軽い食感の麩菓子。食べると、ここ一番の大事な勝負の時に実力以上の力が出て必ず勝つ事が出来るが、相手が弱かったり子供だからと手を抜いて戦うと負けてしまう。
- サイン・コイン(第15巻)
羽ペンを持っている手と宝石を持っている手が刻まれたコイン形チョコレート。食べて念じると自分の所有物に銀色の字で名前が浮かび上がるが、他人の所有物をも自分の物にしようとすると、それを返すまで名前が“どろぼう”になってしまう(本名を言おうとしても口が上手く動かなくなる)。
- 先取りメガネ(第13巻)
プラスチック製の玩具のメガネ。掛けると漫画雑誌にまだ載っていない続きのページが現れて、一気読み出来る。ただしこのメガネで読んだ漫画を後で刊行された時に買わないと、周囲から悪者扱いされた上に無視されて、孤立してしまう。
- シークレットタブレット(第15巻)
食べると一粒につき1つの秘密を守れる様になるタブレット(周囲に秘密を話してしまいたい欲求を打ち消してくれると同時に、話そうとしても舌が痺れた様に動かなくなる)。
効果を消したい場合はその秘密を紙に書けば消えるが、その場合は使用者の秘密が1つ他の人に暴かれてしまう。ただし、他人を傷付けたり苦しめたりする様な守らなくてもいい秘密に関しては、ノーカウントとされる。
- シェフ・ショコラ※(第7巻)
シェフの格好をした悪魔を型取ったチョコレート(目は赤い砂糖玉。コック帽とエプロンはホワイトチョコレート)。よどみの持つ『悪鬼の型ぬき』で作られた7つの菓子の内の1つ。
これを食べるどんな人でも最高のシェフになれるが、食べた人の性格によっては暴君の様になり、料理の味の虜になった人を言いなりにしようとしてしまう。
- 地獄の正義 閻魔あめ※(第7巻)
閻魔大王の頭の形をした赤い飴。食べると正義感が強くなるが、やがて自分の正義感が暴走して周囲に身勝手な正義感を振りかざす様になり、最終的に破滅する。
- 舌鼓(第18巻)
打つとその音色が響く限り、音色を聞いた者はどんな食べ物でも美味しく感じられる様になる鼓。ただし粗末に扱ったり壊したりすると、その人はどんな食べ物も不味く感じる様になってしまう。
紅子曰く作るのが非常に難しいらしく、作れたのは1個だけだったとの事。
- しっぺがえしメンコ(第2巻)
カプセル入りの10枚入りのメンコ。白いメンコに仕返ししたい相手の名前を書いて、それを1枚だけある悪魔のメンコでひっくり返すと、その相手に仕返しが出来る。
ただし、仕返しの方法はこちらで決められないため、仕返しの内容がとんでもない事になる事もある。
- 実力ボンボン(第1巻)
ナッツ入りのボンボン。努力している者が食べると、その努力と実力に見合った評価を受けられるが、努力を怠る者が食べると没落する。
- ジュエリージェリー(第10巻)
宝石の様な美しいゼリー菓子。食べると宝石に関するセンスが抜群に良くなるが、宝石のきらめきにとらわれ過ぎると心に余裕がなくなり、一つの事でくよくよと悩み続ける事になってしまう。
- 瞬間冷糖
実写映画に登場したオリジナルのふしぎ駄菓子。氷の形をした飴で、1粒食べると体が涼しくなる。しかし一度に沢山食べると、一瞬で体が凍り付いてしまう。
- 正直ニッキ(第8巻)
食べると自分の心に正直になれるニッキ飴。心を閉ざしてしまった人などにぴったりの商品だが、あまりにも自分の心に正直になってしまうため、作り笑いも出来なくなる。そのため、役者を目指す人は食べない方がよい。
- しわとり梅干し(第3巻)
食べると皺が消える緑色の梅干し。1日数粒食べれば皺が無くなって肌がつるつるすべすべになるが、食べ過ぎると「しわ逆流」が起こり、逆に肌がしわしわになってしまう(アニメによると、1日3粒が適量とされている)。
1粒だけ入っている赤い梅干しを誰かに食べさせると、その人に皺を移せる。
- 新品ピン(第5巻)
銀色の『新』という字が刻まれている10円玉くらいのピンバッジ。これを付けると、着ている服や履いている靴が新品になるが、留め具が弱くて落ちやすい。また人に貸した後で自分が使うと、何を着てもボロにしか見えなくなる「おんぼろの呪い」がかかる。
- すいすいソーダ水(第11巻)
ほんのり甘くてレモンの様な爽やかな風味で、魚の形をした瓶に入っているソーダ。飲むと人混みの中を誰かとぶつかったり、足を踏まれたりする事なく魚が泳ぐ様にすり抜けて進める。ただし行列の前には行けない。
- スカウトまんじゅう(第17巻)
目玉が描かれた饅頭。食べると人の才能を見抜けられる様になり、相手の胸元に「先生」、「大工」、「ラグビー選手」、「バレリーナ」、「エンジニア」などといった具合に、才能に関する職業が水色の文字で浮かび上がる。なお、銭天堂の商品を購入した者は商品名及び効力が金色の文字で、たたりめ堂の場合はくすんだ灰色の文字で浮かび上がる。
アニメ版では、スカウトした相手を蔑ろに扱うと効果は消えるという注意事項が追加された。
- スクープクレープ(第13巻)
生クリームの中に丸いチョコレートが入っていて、目玉の様なトッピングをしたクレープ。
食べるとスクープが近付いた時に「ピコーン」という音が鳴り、その音が大きくなっていく方向に向かうとスクープを得られる。ただしそれなりの装備と覚悟がないと、自分が危険な目に遭い、最悪の場合死ぬ危険も。
- すっぴんビューティー△(第16巻)
ペットボトルに入った飲料水。飲むといつでも薄化粧をした状態になる。ただし日焼けに弱くなるため、注意しないと顔に斑の様なシミが無数に浮かび上がってしまう。
- スピーチジュース(第5巻)
毒々しいピンクと黄緑の液体が入り混じった不気味な見た目のジュース。これを飲むと、誰もが引き込まれる程スピーチや朗読が上手くなる。ただし人の悪口を言うと、顔にピンクと黄緑のまだら模様が浮かび上がってくる。
- スリスリリンゴ※(第8巻)
黒に近い深紅色で、齧ると果汁たっぷりで蜜の様に甘いリンゴ。元は銭天堂に商品として売り出すために置かれていたリンゴをよどみが盗み出し、改悪した物。
これを食べると貴重品の放つ光(貴重品は青い光、銭天堂の品は赤い光)を感じる事ができ、それを欲しいと思えば、スリの様に簡単に盗む事が出来る。
ただし、『怪盗ロールパン』の様にあまりいい気になってこの能力を使うと、自分を上回る幸運の持ち主(警察関係者など)からしっぺ返しを食らう可能性がある。
- ずるずるあげもち※(第4巻)
食べると、勉強をしなくてもテストの結果が分かり満点を取れる揚げ餅。ただし解答欄に答えが映って見える都合上、知る事が出来るのは問題に対する答えだけであり、解法までは分からない。
- 正義の味方・ヒーロー刑事(デカ)プリン(第2巻)
食べると文字通り、どんな悪事も見逃さない能力が備わる大きくてワイルドなプリン。しかし自分が悪事を働いた場合は、たちまち大きな災いが降りかかる。
「悪事を見逃さない」という性質上、『怪盗ロールパン』や『スリスリリンゴ』などの犯罪に関する能力を得た相手には、滅法強い。
- 先頭糖※(第11巻)
薄紫色の金平糖。食べると行列の先頭になれるが、先生に真っ先に当てられたりなどの一番面倒な役割を任されたりしてしまう様になる。
- 相談だんご(第19巻)
食べると周囲からあれこれ相談される様になる。ただし、同じ人間から相談事を何度も続けて受けてしまうと、その相手に異常に執着されてしまう。こうなった場合は逆から「ごんだんだうそ」と唱えれば、効果を取り消せる。
- 底なしイ~カ(第9巻)
食べると胃の中に貪欲なイカ、通称“胃イカ”が住み着き、満腹になってもいくらでも食べられる様になり食欲が持続するスルメ。そのため食いしん坊にはうってつけの駄菓子。
ただしよく噛んで飲み込まないと、胃イカが暴走して際限なく食べ続けてしまう。
- そのままママレード(『にゃははな毎日 銭天堂の招き猫たち』)
瓶詰めのママレードの様だが、詳細は不明。
- 育て手(第18巻)
両の手の平の形をした根付。どういう風に育って欲しいかを考えながらこれで撫でると、使用者の望み通りに対象が育つ。
ただし使えるのは動植物のみであり、人間に使うと願いとは真逆の効果が表れてしまうのだが、それにも拘わらずこの商品を使って自分の思い通りに我が子を育てようとする親があまりにも多かったため、現在は製作をやめている。