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概要

言語をその起源に基づいて系統別に分類したグループの一つ。

例外もあるが、基本的にはインドスリランカの言語と思って差し支えない。というよりも、「ドラヴィダ」という語自体がサンスクリットで南インドの諸言語やその話者を指すdrāviḍaに由来するものである。

北インドで用いられているインド・ヨーロッパ語族インド・イラン語派の言語群とは全くの別物ではあるものの、ヒンドゥー教の影響でサンスクリットから多数の借用語を取り入れるなどの影響を受けている関係で共通項も少なくない。

古代インダス文明で用いられていた言語群は未だ解読が完了していないもののドラヴィダ語族に属する言語だったのではないかとする説が有力である他、古代ペルシアエラムで用いられていたエラム語についてもドラヴィダ語族との関係が指摘されている。

小分類

現代のドラヴィダ語は主に南部、中南部、中部、北部の4グループに分類される。

南部ドラヴィダ語派

タミル語マラヤーラム語カンナダ語など

ドラヴィダ語族の有力言語の多くがこのグループに属する。

中南部ドラヴィダ語派

テルグ語、ゴーンディー語など

ドラヴィダ語族最大の話者数を抱えるテルグ語はこちらのグループ。

中部ドラヴィダ語派

コーラーミー語など

マハーラーシュトラ州やオリッサ州のいくつかの少数言語のみが含まれる。

北部ドラヴィダ語派

クルク語、ブラーフーイー語など

ビハール州周辺のいくつかの少数言語が含まれる他、ブラーフーイー語はパキスタンに話者が分布しており北インドに残ったドラヴィダ語として知られる。

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言語

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ドラヴィダ語族
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