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cv松岡禎丞


「ワタシは魔女教、大罪司教『怠惰』担当、ペテルギウス・ロマネコンティ……デス!」

「アナタ、怠惰デスね?」

「愛に! 与えられた愛に対し! ワタシは、我々は、勤勉をもって応えなくてはならないのデス! 故に試練、試練を与える。試練をぶつける。この世界、この時代、この日々に、この時間に、この一瞬に、この刹那に、ワタシが魔女の寵愛を受けたことに意味を見出すために、愛に愛に愛に愛に愛に愛に愛に愛に愛に愛にににににににににににぃいぃぃ!!」


「脳が、震える」


プロフィール

年齢402歳
身長180cm(参考は最初の体)
体重50kg台(参考は最初の体)
名前の由来オリオン座α星ベテルギウス(Betelgeuse)
能力『怠惰』の魔女因子


人物

魔女教大罪司教『怠惰』担当。
深緑の髪をおかっぱみたいな長さで切り揃えて、虫のように無感情な目をした痩せぎすの人物。首を傾け、腰を曲げ、奇態な体勢で話すことを好み、また時折指を噛み潰したりと自らの肉体を自傷することを好んで行う、見間違える心配もないぐらい完全な変質者狂人
丁寧語で話し、「〜デス」という口癖が特徴的。

『怠惰』と冠されているのとは裏腹に『勤勉』であることを尊び、他者にもそれを強制するところがある。
魔女教の教徒達は皆、信仰対象である魔女サテラに等しく愛された存在であるとしており、その与えられた愛に報いるために『勤勉』に努める事を自らの存在意義とし、ゆくゆくはサテラを完全復活させる事をなによりの悲願としている。
自らの前に立ち塞がる障害は「試練」と称し、乗り越えるべき壁と捉え嬉々として挑戦する。また場合によっては自らを手こずらせる存在にすら「勤勉」と素直に賞賛し、掛け値無しの敬意を表する。

…とここまで聞けば奇態を晒しているだけで、経典に忠実な敬虔なる信徒と言った具合だが、問題なのは彼の頭の中にあるのは「与えられた愛に勤勉に報いる事」だけであるという点である。

「勤勉を尊ぶ」と聞けば聞こえは良いが、実際は悲願成就のために世界中を駆け回り、至る所で殺戮を繰り返す恐ろしくハタ迷惑で無用な働き者であり、彼に抗うために命をかけて戦う者も躊躇なく殺害し、あまつさえ目的を成せなかったことに対し「アナタ、『怠惰』デスね?」と罵る。

魔女への思いも他の教徒と比べものにならないほど強く、福音書の記述に従い、他の魔女教徒の誰よりも先駆けて活動することから、魔女教の中でも突出して大きな被害を出し、『強欲』と並んで世間の知名度が高い。魔女教の尖兵。

また狂ってこそいるが決して思慮が浅いわけではなく、先ほどまで興奮していたかと思いきや急に恐ろしいまでに冷静になり、的確な判断を下し行動することができる。

前述したとおり自分は魔女に愛されていると考えており、後述する『怠惰』の権能を「魔女の寵愛の証」と称し、自分だけに与えられた特権として行使できる事を誇りに思っている。
故に権能を看破されることは魔女からの愛を否定されることに他ならず、寄る辺をなくしたように激しく動揺してしまう。

サテラと同じ身体的特徴をもつエミリアを、サテラがこの世に顕現できる器となりうる存在であると捉えており、度々エミリアを捕らえようと襲撃している。
適合する器であったならば良し、そうでなければサテラと同じ姿をとった不敬として殺害することも厭わない。

自らの盲信のために罪のない多くの命を犠牲にすることに一切の責任を持たず、それだけの事をしておきながら殺されていった者たちには何の価値も見出さない。
それでいて自らの行動に何の呵責も生じていない怪物。それがペテルギウスである。

スバル曰く「勤勉の一言を免罪符に、他者の営みを身勝手な愛で塗り潰す『怠惰』」

また一見すると人間であるように見えるが、その実態は400年以上前から存在し続けている土の邪精霊。遥か前から肉体を乗り換えて生き長らえてきており、現在の肉体もただの器に過ぎない。
もともと手足も何もない存在であったためか肉体を得ていることに充足感をもっており、自傷行為を度々起こす理由は、痛みによって生きている事を実感できるためである。
このような事情から自らを「精霊を超克した存在」としており、単なる精霊と呼ばれることには怒りを露わにする。


物語中で一番最初に登場する大罪司教であり、魔女教の脅威と狂気を知らしめる強烈なインパクトを残すキャラクターであるが、作者曰く「大罪司教の中では一番まともな人物。」
実際、他の大罪司教は己の価値観凝り固まり、まっとうな会話が成立しないのだが、ペテルギウスの場合、魔女への狂信と感情の振れ幅が激しいことを除けば、比較的会話のキャッチボールは成立している。
元々魔女の匂いが強く染みついているスバルを魔女教の逸材となる存在となるのではないかと期待しており、彼に素質があれば仲間に引き入れようとしていた。

魔女に対する信仰心は非常に厚いが、逆にそれを利用されると弱い一面もあり、
劇中ではスバルは魔女教徒の証である「福音」を持っていなかったが、スバルが魔女に対する情熱を演技で語ると感激してしまい簡単に騙されてしまった。
スバル「ちょろいな、こいつ」


実は彼女とは過去に関係があり、彼女の親とも親交があった。

戦闘能力

魔女因子を保有しており、『怠惰』の権能を行使する。

最も各地で被害を出している存在であるが、彼自身の戦闘力は見た目通り貧弱なもの。
しかし、行使する権能がほぼ初見殺しに特化したものであり、事前情報がなければまず勝つことはできない厄介なものである。

それに加え、彼の正体が形のない精霊であるという特徴を生かした「憑依」を行うことができる。
これによって仮に今の肉体が滅びようとも別の肉体に移すことで不死身とも言える振る舞いをとる。
ほとんどチートのような能力だが、誰にでも憑依できるわけではなく、精霊に適性のあるものにしかできない模様。このためペテルギウスは自らの傘下に「指先」と呼ばれる適性をもった教徒達を侍らせており、有事の際に体を入れ替えている。

また肉体を乗り換える事を前提とした戦略も考えられており、仮にペテルギウスを死なせずに意識不明にしたとしても、別の指先がそれを察知した場合、現在の肉体を強制的に(自爆などで)自害させることで憑依を誘発させ、乗り移りを実行する仕組みが構築されている。
戦闘中に不利を悟れば自爆特攻を仕掛けてくる事も念頭に入れている。
(指先に関しては後述参照)

また、憑依、権能以外にも土の精霊であるためか土属性の上級魔法すら扱うこともでき、油断したスバルを返り討ちにする一幕もあった。

権能

  • 「見えざる手」

その名の通り不可視の魔手を操り、攻撃する。
この魔手の膂力は凄まじいものであり、森だろうと岩だろうと悉く破壊し、人体を触れただけで容易く抉るほどの威力を持つ。
更に出せる本数も射程距離もなかなかのものであり、あるとわかっていても回避は容易ではない。
また、手に自らをつかませる事で高速で移動したり、欠損した部位を補わせたりと、攻撃以外にも応用が利く。

ペテルギウス曰く「怠惰にして勤勉なる権能」

欠点としては、魔手の速度はそれほど早くはないという点と、不可視ではあるがあくまで実在した力場であるため土煙、水滴などを利用すれば朧げながら確認することができるという点。
見えてさえいれば全く攻略が不可能というわけではなく、タネさえ知られれば熟達した戦闘能力の持ち主には全くといっていいほど効果がない。

  • 「怠惰」
周囲に精神汚染効果をもつ黒い霧を爆発的に広げる。
食らったものは強制的に発狂させられ、戦意を挫かれる。しかし、こちらは相手の耐性に左右されるものであり、スバルには効果がなかった。
なお耐性のある者はペテルギウスの「憑依」の対象になるということでもあるらしく、適性があるかどうかを確認する目的で使用する事もある。
Web版のみで使用した技であり、書籍版、アニメではカットされている。


当たれば致命傷のダメージを与えてくる不可視の腕「見えざる手」、周囲に戦意を挫く霧を広げる「怠惰」、そしてそれらを乗り越えても一度では倒しきれない「憑依」
初見殺しに特化しており、正直言って始めの敵としてはやってられないほどの相手である。
スバルからも「記憶を引き継いでなければ100回挑んで100回殺される自信がある」と評されていた。

指先

ぺテルギウスそのものは肉体を持たない邪精霊なので、指先と呼ばれる配下に憑依する形で動いている。つまり邪精霊本体を滅するか指先すべてを潰さないかぎり、ぺテルギウスは滅びない。
指先は全部で十人いるそうであるが、作中ですべて登場していない。

女狂人

cv日笠陽子
四回目のループで最初のぺテルギウスを奇襲で倒しても、『怠惰』の脅威が終わってないことを印象付けるように登場をした。剣で地面を抉り、土の雨を降らせることによって見えざる手に対処したヴィルヘルムによって瞬殺された。

ケティ・ムッタート

cv家中宏
憑依される前にも自分の意思で動いている描写がある唯一の指先であり、行商人に化けて『怠惰』の活動をサポートする役割をしていた。三回目のループでスバルにオットーを紹介した人物である。

短髪女狂人

cv金元寿子
四回目のループでケティがヴィルヘルムを道連れに自爆した後、追いうちをかけるように登場。
スバルの挑発によって魔物の巣に誘導されてかみ殺される。

中年狂人

cv飛田展男
四回目のループでエミリアとパック相手に戦いを繰り広げる。
しかしパックの補助を受けたエミリアには敵わず、氷漬けにされる。

ナツキ・スバル

cv小林裕介
厳密には指先ではないが、スバルは精霊との相性が非常に良いので一方的に憑依された。
余談だが、どのループでもスバルに憑依した場合、ぺテルギウスは死んでいる。

余談

作者が初めてもらったファンアートが彼である。それを喜んだ作者がぺテルギウスを活躍させた結果、主人公の死ぬ回数が予定より2回ほど増えた。
…というかペテルギウスの活躍と死亡箇所を考えるとエミリアやレム達の死ぬ回数(特にレムはかなり悲惨な死)まで増えたと言える。

リゼロの後期オープニングテーマを担当した『MYTH&ROID』のアルバムにおいて、CMナレーションに予想外とも言えるサプライズで抜擢。KADOKAWAが提供している番組で見る事が出来る為か、ノーゲーム・ノーライフの再放送ではこちらの人物と中の人が同じと言う事で別の意味でも中の人ネタが実現した。
(なお、ぺテルギウスはCMバリエーションの1つ扱いの為、流れない時もある。もっとも、担当しているメンバーはインパクトの大きいメンバー揃いだが)

その後、リゼロコラボが行われる事になったオルタナティブガールズでは、まさかのCM担当として大抜擢される事に。前回のアレが好評だったのかは……定かではない。
また、ラスピリのリゼロコラボでは該当イベのイベントボーナス的な意味で凄まじい優遇っぷりで、該当イベントのストーリーで彼だけラスピリ、リゼロ主人公勢すら差し置いてフルボイスである。

そして白猫プロジェクトでのコラボイベントでも事件の黒幕として登場。第三章で死ぬ寸前にこの世界にやってきたようで、ナツキ・スバルをいつか魔女を殺す脅威であるから抹殺するという使命に執着している。
いっぽうでエミリアを魔女と誤認しており(冒頭で微かに過去を思い出している描写があるので、ペテルギウスの狂っている頭脳は大切な人だから魔女であると認識したのかもしれない)、彼女をかいがいしく世話をしていて、親切な人であると思われていた。

2018年11月末にはかんぱに☆ガールズとコラボを行っているのだが、社員になるメンバーに彼はいない中で、何故かコラボCMに抜擢された。さらに12月7日の更新では「ぺテルギウス討伐クエスト」が追加、ボスとして立ちふさがる。

そして2019年5月末にはプリンセスコネクト!Re:Diveとリゼロのコラボイベントで敵役として登場。
スバル達と共にアストルムに飛ばされ、そこで美食殿と邂逅。銀髪エルフのコッコロを見てアストルムでも何か使命があると感じ、こちらでも悪事を働いている。
「絶対攻撃・絶対防御」の権能(こちらは乱数調整による賜物)を持つクリスティーナとスバルの活躍により「見えざる手」の存在を暴かれ美食殿達に倒された。
ボスとしての彼は複数部位を持つ「マルチターゲット」を持つボスであり、強力な範囲攻撃がないとダメージを与えにくい。また、戦闘開始後50秒後に魔法攻撃力が大きく上昇する。

関連イラスト

ペテルギウス・ロマネコンティ


ペテルギウス・ロマネコンティ



関連タグ

Re:ゼロから始める異世界生活
魔女教 , 怠惰
ナツキ・スバル , エミリア(リゼロ)
サテラ(リゼロ) , レグルス・コルニアス




























※ここから先は第4章のネタバレを含みます※





































歪んだ愛に狂う狂信者、恨まれて当然の行いを繰り返す化生として登場した彼であるが、実は最初から狂っていたわけではなく、元はまともな人物であり、それどころか100年ほど前の過去にエミリアとその母代わりの人物、フォルトナと親交があったことが判明した。

愛称は「ジュース」
(英語表記ではGeuse、ペテル「ギウス」から取られたか)

ジュースさん落書き



その姿は柔和な顔立ちをした精悍な青年といった具合であり、現在のような目をむき出した痩けた凶相ではない。
性格も温和で物腰も柔らかく、今では考えられないほど落ち着いた雰囲気をもつ人格者。
当時から激情家でもあったようで、幼いエミリアの姿を見て感激したり、フォルトナとエミリアの仲睦まじい親子愛を見て感極まり号泣していた。

どういった目的か、あるいは現在で完全に形骸となってしまったかは不明だが、魔女教の設立者のひとりであり、当時から教徒として活動していた様子。
しかし教徒とは言ってもその中では穏健派であったらしく、少なくともフォルトナ達が嫌悪するような行動は起こしていなかったと思われる。
ただし本人は自らを「罪人」と評しており、当時から世界からは好ましい集団とは思われていなかった模様。

魔女教での立ち位置も設立者のひとりであった功績から、この頃から司教の座に就いていた。
が、魔女因子には適合できなかったため、レグルス曰く「正式に選ばれた司教」ではなかったとのこと。

詳細は不明だが、森にある「封印」の鍵となる存在であるエミリアを守るために森での生活を余儀なくされていたハーフエルフ達へ、志を同じくした教徒達と共に物資の供給などの支援をしていた。
エミリアの叔母で母代わりであるフォルトナ、そしてエミリアとの関係は良好であり、まるで本当の家族のように穏やかな生活を送っていた。

…しかし、そんな彼らに悲劇が起こる。
魔女教の過激派である『虚飾』の魔女パンドラが『強欲』担当の大罪司教レグルス・コルニアス、更に三大魔獣の一柱である黒蛇を引き連れ森の封印を暴くために強襲したのである。

過激派は森に手を出さないと教会での協定で確約されていたようであるが、それを完全に無視したパンドラの強行手段に覚悟を決め、適性のない身でありながら『怠惰』の魔女因子を無理やり身体に取り込み、エミリアを守るために『怠惰』の権能「見えざる手」で対抗しようとした。

4章ジュースのイメージで落書き



適性のない身であったため身を滅ぼすような苦痛を味わいながらも、それでもフォルトナと共にレグルスの足止めに成功していた彼であったが、業を煮やしたパンドラの権能に騙され、自らの手でフォルトナを殺めてしまう。
命を賭してでも守りたかった者を目の前で、しかも自分で破壊してしまったショックで、元々魔女因子により発狂寸前だった心は完全に崩壊。
その後自我を失った状態でパンドラに何事か吹き込まれ、パンドラと共に森を後にするのであった…

「私は――何のために!?」

「全て、愛のためです」
「あなたは、愛する人を救うために自らの魂すら捧げたのです。並大抵のことではありません。長く長く、魔女教を支えてきた日々も、全てはその愛のため。あなたの行いの全ては、愛の賜物。いと素晴らしき、愛の道標」
「そうですよ。何も恐れる必要も、悔やむ必要もありません。全ては必然。運命の導きだったのです。こうなるよう、道はここへ続いていた。『全て、愛のために』」

「愛の、ために……ぃ」









この事件から、おそらく現在の盲目的な愛に狂った異常者、ペテルギウス・ロマネコンティが誕生。
パンドラの権能の影響によるものか、あるいは精神が崩壊してしまったことが原因かエミリアのことは全く覚えておらず、それどころかサテラ復活のためにその命すら利用しようとする怪物となってしまった。
(エミリアもパンドラによって彼の存在を思い出せずにいた。)
紆余曲折の末、ペテルギウスはスバルに倒されることとなる。
『怠惰』の大罪司教としての彼は倒されて当然の外道ではあったが、かつてエミリア達を守ろうとした彼としては、やりきれない最期であったと言わざるを得ない。


このような境遇からpixiv内でもしばしば「哀しき悪役」のタグをつけられることが多い。
が、作者曰く彼は「実はいい奴だった」系の悪役には当てはまらないとしている様子。
話ぶりから、あくまで過去と現在のペテルギウスは別の人物であると割り切られているのかもしれない。

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