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概要

不可視なる神の意志(インビジブル・プロヴィデンス)とは、Re:ゼロから始める異世界生活の主人公ナツキ・スバルが使用する能力である。

中二病が止まらな(ry

スバルが魔女教大罪司教「怠惰」担当ペテルギウス・ロマネコンティを撃破した後に手に入れた能力で、スバル自身にしか見えない、漆黒の魔手を出して操る能力

ペテルギウスが使用していた「見えざる手」と非常によく似た能力だが、ペテルギウスのそれとは規模が全く異なる。ペテルギウスは百本以上の見えざる手を同時に行使したが、スバルは手を一本しか出せないうえに、射程もごく短い。威力も低い。

それだけでなく、使用した後のペナルティも大きい。「自分が汚されていくような喪失感」であったり、「得体のしれないものが目覚めるような感覚」がある。また、血反吐を吐くレベルの苦痛に襲われる。

 ただ、6章では威力、射程共に初使用時より上がっており反動も息が切れる程度になっている(ただ、使いすぎると強烈な頭痛に苛まれる)。スバルはこれを「魔女因子が身体に馴染んできたからではないか」と考察している。

 また、ペテルギウスは背中や足元から魔手を出していたが、スバルは胸から出している(主にアッパーカットの形で放つ事が多い)。

魔法とは全く違った概念である「権能」による能力であるため、魔法の使用に不可欠なゲートが破損したスバルでも使用できる。

発現理由

スバルがペテルギウスを撃破した際、ペテルギウスの持つ怠惰の魔女因子がスバルに引き継がれた。

その後、スバルの身体に魔女因子が馴染みやすくなるように「強欲の魔女」エキドナが手を加え、しばらくして発現した。

なぜ魔女因子が取り込まれたか、なぜ能力が再現されたか、その理由は詳しくわかっていない。

スバルが「強欲」担当の大罪司教、レグルス・コルニアスを撃破した後も、同じように彼の能力の一部が引き継がれている。

以下ネタバレ

原作五章(水門都市プリステラ編)において、スバルは魔女教大罪司教「憤怒」担当シリウス・ロマネコンティと「強欲」担当のレグルス・コルニアスを同時に相手取る事態に陥る。

状況を打破し、レグルスに確保された愛しのエミリアを救出するため、スバルはインビジブル・プロヴィデンスをレグルスに向けて使った。その行為自体は無敵能力を持つレグルスに対して有効打にならなかった。が――

「見つけた。見つけた。見つけた。見つけた。ああ、あああ! ああああ! そう、やっぱりそうでした! ごめんね、気付かなくてごめんね? ごめんね? ああ、良かった。そうですよね。やっぱりあなたは、帰ってきてくれたんですね!?」

インビジブル・プロヴィデンスの行使を何らかの方法で察知したシリウスが、その能力を使うスバルを、夫(と勝手に言っている)のペテルギウスと勘違いした

その勘違いが、更なる火種を招くことになる。

最初こそはレグルスはシリウスの世迷言だと気にしなかったが、その後のエミリア奪還に向けての闘いで叫ばれた。

スバルの「見えざる手」の発言にレグルスは狼狽する羽目になる。

レグルス・コルニアスとの戦闘中、レグルスを無敵たらしめる「獅子の心臓」がエミリアに移った際も、この能力による対処が試みられた。

結果、"見えざる手"はエミリアの身体を傷つけることなく、獅子の心臓のみを破壊した。

これは、ペテルギウス(=ジュース)の過去に深く関係していると考えられる。

「大丈夫。――私、二人のこと、信じてるから」

 誰と、誰のことだろう。

 スバルと、スバルの知らないもう一人に、エミリアの信頼が向けられて。

 でもひどくあっさりと信じられた。

 ――この手はきっと、エミリアを傷付けることはしないのだと。

「なんだ。――そこにいたんだね、ジュース」

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