「俺のベイビーちゃんの洗礼に立ち上がったのは褒めてやる。1000倍パワーで宇宙の果てまで吹っ飛びなぁ!」(Episode.10)
データ
登場話 | Episode.09「ステイクアウト・トラブル」~Episode.10「トラスト・ミー」 |
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身長 | 208cm |
体重 | 100kg |
出身地 | ザムザ星 |
罪状 | 監獄惑星プリズロン爆破の主犯として宇宙騒乱罪、及び大量虐殺の罪 |
ジャッジメント | デリート許可 |
CV、スーツアクター | 日下秀昭 |
概要
住民はナルシストが多いとされているザムザ星出身のアリエナイザー。そのためか歴代戦隊怪人でも屈指のかっこいい顔を持つデザインとなっている。
ザムザ星人は信頼関係を重んじ、嘘をつくことを何よりの重罪とする文化を持つらしいが、シェイクは平気で約束を破り信頼を裏切ることに何の疑問も抱かない卑劣漢。
犯罪に使われることを承知のうえで爆弾を制作し、他のアリエナイザー達に売りさばいていた。
常に英語交じりの口調で話すキザったらしい性格で、爆弾を「可愛いベイビーちゃん」と呼ぶ。ホージーとの問答で妙に息が合ってるように見えるのは気のせいである。
かつて宇宙警察に捕まり監獄惑星プリズロンに収監されていたが、エージェント・アブレラの力を借りてプリズロンを爆破して脱獄。多くの監守や囚人を虐殺すると、自分が作った爆弾の性能を強化する薬品を手に入れる為、薬品を預けた元恋人のザムザ星人マイラのいる地球にやってきた。
スペシャルポリスの情報によると、ザムザ星人の男性はライオンのような赤い髪と四本の角を持つが、女性は地球人に似ている。特に女性は美形が多いとか。
また元々狩猟民族だったザムザ星人は男性が超人的に強く、現代においても「恐るべき怪力」と「目から電撃を発する能力」として残っているとされる。
また、人の心を裏切る行為にはほかのどの宇宙人よりも厳しいザムザ星人の社会で「裏切り」という行為は考えられないらしい。
劇中での活躍
マイラの居場所を突き止め彼女の前に現れたが、事前に張り込んでいたデカレンジャーに発見されたため怪重機「シノビシャドー」で逃走。
改めてマイラと連絡を取り合い、目的の薬品を手に入れようとしたがバンの活躍で失敗。
シノビシャドーに乗り込みデカレンジャーロボと戦い強化した爆弾で苦しめ追い詰めたが(上記の台詞はその際のもの)、発射した爆弾を撃ち返されてしまいシノビシャドーが爆散。
自身は脱出したもののデカレンジャーの追跡からは逃げられず、直後に「監獄惑星プリズロン爆破の主犯として宇宙騒乱罪、及び大量虐殺の罪」でデリート判決を受け、ディーバズーカでデリートされた。
余談
脱獄に使ったドロイドや怪重機の代金を要求するアブレラに対して「爆薬が強化できたら(その売上で)払ってやる」旨の言葉を返していたが、上記の通りデリートされてしまったので踏み倒された模様。最期まで約束を守らず散って逝く様はまさに嘘つきの鑑。
後に登場するアリエナイザーたちの中に強力な爆弾を用いる者たちがいたことから、シェイクから購入した爆弾を彼らが(独自に改造したものも含めて)使用していた可能性がある。
モチーフはカブトムシ。
声を担当した日下氏は『鳥人戦隊ジェットマン』のグレイの声およびスーツアクターとして知られ、本作では他にもドギー・クルーガー/デカマスターやスペキオン星人ジェニオのスーツアクターも担当している。また、4年後の『炎神戦隊ゴーオンジャー』ではキタネイダスのスーツアクターおよびアンテナバンキの声を担当した。
出身星と名前の由来は小説『変身』の主人公「グレゴール・ザムザ」と劇作家のシェイクスピアに由来。『変身』の劇中にて、甲虫に変身したザムザから出身星名が取られたカブトムシモチーフの怪人という秀逸な仕様になっている。
関連タグ
力ずくで愛を奪うなんざ、モテねぇ野郎のすることだぜ! 卑劣漢
アラドン星人ギャンジャバ:こちらは種族全体が裏切りを行うという真逆の異星人。
アリエナイザーX:同じくカブト虫モチーフのアリエナイザー。
リバーシア星人ブリッツ・ヘルズ:こちらも又、種族の特性とは逆の性質を持つ。料金を踏み倒したのも同様。
宇宙暴走族ヘルメドー:こちらも宇宙監獄惑星を脱獄し、地球に悪さをしようとした繋がり。惑星を破壊したのはこの後。