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「現実を見ろクルーガー!宇宙には正義などという見えないものよりズッシリ重い札束が大好きという奴らがまだ掃いて捨てるほどいる!」
「私を倒して終わりと思うな!この宇宙に人類がある限り絶対に犯罪は無くならない!!誰の中にも私と同じ欲望があるのだ!!」


CV:中尾隆聖 スーツアクター:岡本美登

データ

  • 身長:240cm
  • 体重:130kg
  • 出身地:レイン星
  • 罪状:銀河消滅及び惑星間戦争における大量殺人の罪
  • ジャッジメント:デリート許可


概要

住人は雨が大好きだというレイン星出身の死の商人
知能に優れた宇宙人は数いれど(ゲルマー星人など)、彼らレイン星人はとりわけ秀でていて宇宙一頭が良いと言われる程。
無論アブレラも例外ではなく、むしろレイン星人の中でも特に優れた頭脳を持っているが、その知性は全て悪事と金儲けのために使われている。その力を正義と平和のために使えば表彰ものだったろうに……。
 
ちなみに脳以外全ての部分を改造したサイボーグで、頭部にシリンダー状のカプセルを被った奇妙な恰好をしているのはその内部が脳を守る培養液で満たされているから。
 
「エージェント(仲介業者)」とはいうが結構強く、黒いマントからは衝撃波を発生させ身を守ったり、無数のコウモリになり姿を眩ましたりすることが可能。また腕からの電撃や火球を放つ。
しかし戦闘が本職というわけではない(というか裏で暗躍するのが本分のコイツが表だって暴れるわけ無い)ためか、テレビ本編のラスボス担当だが最強の怪人という訳ではないようだ。
またデカレンジャーと直接戦闘になった回数はEpisode.44、50の2回だけ。
 
ちなみに通常形態はきちんと腕が存在しており、飛行形態に変化すると腕とマントが同化して翼になるという仕組みである。

宇宙犯罪者アリエナイザー達に巨大ロボ「怪重機」や戦闘員「ドロイド」の販売・レンタルを行う他、様々な武器を売りさばいて荒稼ぎしてきた結果、多くの銀河や星が滅びる事態を招いてきた。金儲けの為に時には顧客のアリエナイザーや善良な宇宙人すら利用し、捨て駒に使う事も辞さない。なおあくまでエージェントに過ぎないためか、顧客の犯罪行為にはノータッチ。
また巨大化保険のサービスも行っており、実験と称したジューザ星人ブライディの巨大化やギガンテスに巨大化に必要な体力増強剤を渡している。
表立って行動する事はほとんどなく、アリエナイザーの派手な暴れっぷりの陰で暗躍し続けてきた為、デカレンジャーも中盤を過ぎるまで、その存在を把握できなかった。

宇宙一頭のいいレイン星人はその頭脳を駆使し、技術を次々と開発し星を発展させた。同時にドーピング(決して悪いものばかりではない)などで肉体の強化も行って来た。
その様にして長い歴史の中で超進化を繰り返していく中、レイン星人は皆違った見た目になり、皆違った理由で星を離れるようになってしまった。そのためレイン星人程統一性のない宇宙人は存在しないらしい。
宇宙警察が当初彼の出身惑星を特定できなかったのもこのためと思われるが、この点は彼以外のレイン星人が登場していない(近年のように種族名の流用が無い限り同族が登場する確率は低い)のでやや説得力に欠け、統一感の無さなら寧ろヘルズ3兄弟アルゴル星人の皆さんも大概である。それともこいつらを凌駕するくらいに共通点が無いのだろうか?

劇中での活躍

宇宙全体としては後進の惑星である地球をマーケットにしようとするも、デカレンジャーにより次々とビジネスや顧客のアリエナイザーを潰される。
それでも、中盤まではあくまでも自らの商売を優先し、デカレンジャーや地球署との干渉は必要最低限避けるスタンスを崩す事がなかったが、Episode.43で「大きな商売」となる筈だった宇宙生物ブラウゴールを使った陰謀をデカレンジャーに阻止された事で、彼らや宇宙警察に対して本格的な敵愾心を向けるようになり、Episode.44では『宇宙警察なんて怖くないキャンペーン』を行い、自ら雇ったボクデン星人ビスケスを使って、地球署やデカレンジャーを標的にしたゲリラ的なテロを仕掛け、自らもデカレンジャーと直接交戦すると、宇宙警察に対して真っ向から宣戦布告をした。

最終的に地球において被った損失額が100億ボーンを越えるに至り、遂に堪忍袋の緒が切れ、Episode.48において、予てから計画していた商売度外視の地球署壊滅作戦に乗り出した。
クラーン星人ジェリフィス討伐の為にデカレンジャー達が出払っていた隙を突き、この作戦の為だけに開発した最強の怪重機アブトレックス(の移動形態 アブトレーラー)でデカベースに突入すると、多数のドロイドや、かつてドギーに逮捕され、特殊刑務所に投獄されていた最強最悪のアリエナイザー達で編成した傭兵軍団を率いてデカベースをジャックし、デカベースロボで街を破壊したばかりでなく、それによっておびき寄せた宇宙警察の主力部隊を、衛星軌道上に仕掛けた大規模な罠で一掃することを目論むという、宇宙警察の信用失墜と壊滅を狙った前代未聞の大犯罪であった(デカベースに関する機密情報はディアマンテ星人ドン・モヤイダスピリト星人ビョーイギガンテスウージョン星人ジンチェから契約の一環として入手していた)。

しかしバン達デカレンジャーの決死の活躍により、デカベースを奪還された(ジンチェの一件から白鳥スワンが「占拠された際に署内の制御を取り戻す隠し機能」を組み込んでいた)末に「銀河消滅及び惑星間戦争における大量殺人の罪」でデリート判決を受け、デカレンジャーの動揺を誘うために冒頭下段の台詞を口にするが彼らは動じず、レッドは堂々と

「それでもオレ達は信じてる…宇宙に生きてるみんなの中に、正義の心だって永遠に燃え続けてるってな!」
「それがある限り、悪の栄える未来はないんだ!!!」

と反論。そしてディーバズーカでアブレラを撃破。ようやく引導を渡したのだった。

成り行き上、物語最後の敵=ラスボスになってはいるが、全ての黒幕というわけではないし、彼の関与しない犯罪やアリエナイザーも作中には多数登場する。
アブレラも数あるアリエナイザーの一人でしかなく、彼が言い残したように「宇宙に人間が存在する限り」犯罪は起こり得るし、犯罪が無くならない限り宇宙警察の活動は終わらない。
デカレンジャーの敵は特定の組織ではなく、「宇宙に蔓延する全ての犯罪」なのである。

後続作品にて

『マジレンジャーVSデカレンジャー』ではインフェルシアを飛び出した冥獣人デーモンのアボロスを弟子に迎えていたことが判明した。後述の再登場が可能だった為、アブレラの着ぐるみ自体はこの時期でも残っていたはずだが、アボロスとの共演シーンは撮られていない。

『劇場版海賊戦隊ゴーカイジャー 空飛ぶ幽霊船』では、ロスダークにより怨念が呼び寄せられ、イーガロイドらを引き連れてゴーカイジャーを襲撃した。

『特捜戦隊デカレンジャー 10YEARSAFTER』では、カイト・レイドリッヒの手によってクローンとして復活しており、デカレンジャーに復讐すべく巨大化して襲い掛かるも、デカブレイクが操縦するライディングデカレンジャーロボが駆け付けたことで妨害され、ジャッジメントクラッシュとジャスティスフラッシャーの連続攻撃を受けてあっけなく倒された。

余談

通常、スペシャルポリスによるデリートはアリエナイザーを一片の細胞すらも残さずに消し去るのだが、先述のように『10YEARSAFTER』にて彼のクローンが登場していた。そのことから、アブレラの生前に彼と接触したカイトがその細胞を採取し、それを基に培養・改造して作り出したものと思われる。とはいえ、アブレラの唯一生身である脳から採取できた(もしくはサイボーグ化前に採取したと思われるが)あたり、両者の合意があったのかもしれない。

脚本の荒川稔久は初期のインタビューで「徐々にアブレラの背後にある組織を出していく」と語っていたが、最終的にはアブレラ自身が黒幕と言う事になった。先述する断末魔のセリフはその設定の名残である。また、実際に海外版では彼の背後にボスがいたりする。

名前の由来はumbrella(英:雨傘)。種族名のレイン星人(英:雨)や彼が劇中で使っていた金額の単位・ボーン(英:骨。恐らく傘の骨とかかっていることから、レイン星の通貨単位と思われる)と併せて、蝙蝠傘に引っ掛けたネーミングである。
また、「レイン星人アブレラ」の本名(「街を引き起こされた悪事に曇らせ、嘆き悲しむ人々の涙雨に泣き濡れる中咲き誇る蝙蝠傘」の意か)は事件が解決した際のバンの決め台詞「これにて一件コンプリート!メガロポリスは日本晴れ!!」(「街が取り戻された平和に晴れ渡り、人々に笑顔が戻った光り輝く晴れ空なら蝙蝠傘はもう必要ない」の意か)と対句になっているととれるかもしれない。

また、『デカレンジャーVSアバレンジャー』で読んでいた書籍は小学館から販売されていた公式書籍『愛蔵版 爆竜戦隊アバレンジャー超全集』である(いわゆるメタネタ)。

声を担当した中尾氏は『電子戦隊デンジマン』26話にて吹雪豪役で俳優としてゲスト出演しており、スーパー戦隊シリーズへの出演は24年ぶりとなる。怪人の声優としての出演はこれが初であり、6年後の『天装戦隊ゴセイジャー』では流感のウチュセルゾーを、11年後の『手裏剣戦隊ニンニンジャー』では晦正影の声を担当した。

関連タグ

特捜戦隊デカレンジャー アリエナイザー 雷属性 火属性

レイン星人アブレラ:表記ゆれ。公式サイトの紹介ではこの表記も名前として併記されており、作品終盤でアブレラの正体が明らかになった際宇宙警察側はこの名称で呼称している描写もあった。
闇商人ビズネラスーパー戦隊シリーズにおける「死の商人」悪役繋がり
晦正影:声の人つながり
シャギー:中の人が同じ商人繋がり。こちらは、敵味方を手玉に取るトリックスター的存在。

ジョーカージャアクキング:同時期のニチアサ作品におけるラスボス。


スーパー戦隊ラスボスリンク
デズモゲヴァルスアブレラ絶対神ン・マ

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