概要
故郷のブキミ星が20年後に滅亡するため、地球を征服して移住しようと企む宇宙人。
そのため将来確実に移住の邪魔になる子供たちを狙った作戦を実行する。
なお、グザレ司令は先遣隊の司令官に過ぎず、黒幕などは不明のままだった。
ブキミ星人一覧
演:平田昭彦(最終話のみ)/CV:小林清志(最終話をのぞく)
ブキミ星人の司令官で、作戦に失敗した部下を粛清するなど冷酷な性格だが、その裏には滅亡の道をたどるブキミ星の民をどんな手段を使ってでも救いたいという悲痛な思いがある。
最終回にその姿を現し、意外な行動に出る。
テロン博士
演:二見忠男
第12話に登場。
若いピーグル伍長を補佐する任務を帯びた作戦参謀。
地球人のヘソを改造して操る技術を持ち、バンキッドペガサスを洗脳しようとしたがバンキッドマザーに妨害されバズーカ砲攻撃で倒された。
エヌーピィ軍曹
演:金子吉延
第15話に登場。
地球人でいうところの中学2年生ぐらいのブキミ星人。
小学生を殺害するため送り込まれたが、負傷したところをバンキッドに治療され心境が変わり、ブキミ星を裏切ったことからエヌバル少佐に粛清された。
ピエロン
演:花巻五郎
第22話に登場。
ブキミ星のスター俳優で、イーグラン大佐の命令で「タレント作戦」のために捕えられ催眠にかけられたバンキッドのメンバーに演技指導しようとするが失敗し、最後は円盤ごと撃ち落され死亡した。
ベルーヌ
演:今井美佐子
第25、26話に登場。
作中唯一の女性ブキミ星人。由美という名でバンキッドに近づくがバンキッドに命を助けられたことで心境が変化する。
士官
同じ星の出身とは思えないほど外見にバラつきがある。
名前はアルファベットをもじったものであり、途中から話が進むにつれ順番がAに向かって遡って行き、階級も上がっていった。
地味に声優陣が豪華。
登場話 | 名前 | アルファベット | CV |
---|---|---|---|
第1話「エンバン編隊“13”の謎」 | エスガル少尉 | S | 沢りつお |
第2話「モングッチ型落雷の謎」 | ブイズン中尉 | V | 仁内達之 |
第3話「ハマキ型母船出現の謎」 | ゼットルス大尉 | Z | 青野武 |
第4話「バラウナ型誘拐事件の謎」 | エムジン大尉 | M | 小川真司 |
第5話「テルーン型宇宙記号の謎」 | ワイゼル中尉 | Y | 辻村真人 |
第6話「アダムスキー型消滅の謎」 | ダブリュス中尉 | W | 沢りつお |
第7話「アベック型蒸発光線の謎」 | アルバレン中尉 | R | 山下啓介 |
第8話「ボール型落下物の謎」 | ユーブロ少佐 | U | 梶哲也 |
第9話「二重型吸水パイプの謎」 | エクスズ少佐 | X | 市川治 |
第10話「にせものは誰だ!」 | ティーフン中尉 | T | 池水通洋 |
〃 〃 | ティーバス大尉 | T | 朝戸鉄也 |
第11話「ラビよ自信を持て!!」 | オーダコフ大尉 | O | 市川治 |
第12話「おヘソを狙う宇宙人」 | ピーグル伍長 | P | 峰恵研 |
第13話「名犬オックス危機一髪」 | エルドン中尉 | L | 佐久間功 |
第14話「スワンの正月大騒動」 | キューガ大佐 | Q | 梶哲也 |
第15話「暴走宇宙人エヌーピィ」 | エヌバル少佐 | N | 辻村真人 |
第16話「罠にかかった兄弟飛行」 | ケイタポ少佐 | K | 沢りつお |
第17話「音楽バクダン青黄赤!」 | ジェーデ少佐 | J | 藤城裕士 |
第18話「ブキミ会議をぶっ壊せ」 | アイビルン大尉 | I | 朝戸鉄也 |
第19話「パパの変身·SOS!」 | エイッチドバ中佐 | H | 山下啓介 |
第20話「ママがブキミ星人に?」 | ジードウ中佐 | G | 辻村真人 |
第21話「よわむし父さん大活躍」 | エフゾロ中佐 | F | 市川治 |
第22話「ママの魔女にご用心!」 | イーグラン大佐 | E | 江見俊太郎 |
第23話「ヘンね、パパの超能力」 | ディーゲル大佐 | D | 沢りつお |
第24話「危し! 隠居の誕生日」 | シィベス少将 | C | 八代駿 |
第25話「来るなら来い! グザレ」 | ビイゴメス少将 | B | 池水通洋 |
第26話「さらば、バンキッド」 | エーガリン中将 | A | 梶哲也 |
兵士
所謂戦闘員。 士官と比べると知能は低く、頭にかぶっている脳のような部分を引き抜かれるとフラフラになって倒れてしまう。
関連イラスト
余談
珍妙な作戦は多いが、何故子供ばかりを狙うのかの理由づけがしっかりしている組織である。
第5話までの士官と兵士は美術の木目憲悟(第2期ウルトラシリーズの一部怪獣デザインも担当)がデザインしたと言われていたが、インタビューではUFOのデザインをしたことはよく覚えているが、星人は他のスタッフの仕事ではないかと答えている。
第6話以降のブキミ星人はウルトラマン・ウルトラセブンで有名な成田亨がデザインしておりとても抽象的な姿になった。一部は突撃!ヒューマン!!用にデザインしていたものであるという。
成田は自著で知人のプロデューサーから「新番組の美術が弱いから助けてほしい」と頼まれ参加することになり、とても面白いデザインができて気に入っていると語っていた。
低予算であったため、改造で全く違った姿にすることを前提にデザインされている。
本作は長年ソフト化に恵まれず「全怪獣怪人大百科」等では白黒写真での掲載であったことから、未見の世代からはどのような色彩かが知られていなかった。
近年CS放送やDVDで見られるようになり、思いのほかビビッドな色彩のデザインで驚かれている。
同じ種族なのに姿にバラつきがあるのは、作戦ごとに遺伝子を含めて改造されているからである。もしくは複数の惑星人の連合であるからなどと考察されている。
関連タグ
宇宙暴走族ボーゾック:同じく姿にバラつきが大きい宇宙人の勢力。
GOGO!ぷりん帝国:同じ理由で地球侵略を企む勢力。
兇鬼の掟:同時期に放送された作品に登場した敵。CVの担当声優陣が大幅にかぶってるだけでなく、バンキッドの周辺人物にそっくりな怪人もいる。