概要
東宝株式会社(とうほう、英語:Toho Co., Ltd)とは、映画製作・配給を主に行う会社。
日本の映画会社としては最大手であり、一般的には怪獣特撮映画を制作している会社として有名で、あのゴジラシリーズを制作したのも東宝である。もちろん決して怪獣映画専門というわけではなく、ジャンルを問わず数多くの映画を制作・配給しているのだが、映画全盛時代に特に特撮映画を数多く作っていたことから怪獣映画の会社として一躍有名になった。
※一般映画では「明るく楽しい みんなの東宝」をモットーに、『社長』シリーズ・『若大将』シリーズ・『国際秘密警察』シリーズ・『暗黒街』シリーズ・『独立愚連隊』シリーズ・『東宝クレージー映画』等を出し主に都会的な青春ものや喜劇もののシリーズ路線が主力だった。
またドラえもんなどの多くのメジャーなアニメ作品の劇場版を配給しているのも東宝で、映画会社としても特に有名。
誰しも一度は東宝配給の映画を見たことがあるはずである。
2013年、アニメレーベル『TOHOanimation』を立ち上げアニメ事業に本格参入。2022年にはアニメ制作会社のTIAをTOHO animation STUDIOとして子会社化、2024年にはサイエンスSARUを子会社化した。
なお、近年ニコニコ動画などでひそかに話題となっている行け!ゴッドマンや行け!グリーンマン、流星人間ゾーンも東宝の製作であり、東宝怪獣がスーツ借用で登場していたりもする(尤もそれを目的で見ない方が良い)。
2024年8月23日には、バンダイナムコホールディングスと、オリジナルIP開発などを目的とした資本業務提携を結ぶ。
トリビア?
- 社名の由来は『東京宝塚劇場』であり、宝塚の文字からわかるとおり阪急電鉄の関連企業で、阪急阪神東宝グループの一翼を担う企業であるが、一般的にはあまり知られていない。
- 実は東宝本社は主に不動産業による純利益が大きく(東宝系列の映画館が入っている、或いは入っていた建物のテナント料など)、「映画関係のサークルに入っていた大学生が、東宝(本社)に就職しようとしたら『映画関係の仕事がしたいなら関連会社に行ってくれ』と言われた」は「就活あるある」「映画関係者の若い頃の思い出話」の鉄板ネタとして有名である。その映画関係のうち映画館(映画興行)については子会社でシネコンを運営しているTOHOシネマズを参照。
特撮作品
怪獣映画
東宝怪獣を参照
その他の特撮映画
東宝特撮も参照
宇宙大戦争 惑星大戦争 さよならジュピター ガンヘッド 竹取物語
など
特撮以外の映画(配給作品も含む)
実写
七人の侍 十三人の刺客 隠し砦の三悪人 椿三十郎 子連れ狼 生きる
着信アリ プラチナデータ Another のだめカンタービレ ウォーターボーイズ
きみはペット 太陽を盗んだ男 宇宙兄弟 僕等がいた のぼうの城 ムルデカ17805
など
アニメ
ルパン三世 うる星やつら 映画ドラえもん とっとこハム太郎 映画クレヨンしんちゃん 劇場版ポケットモンスター 劇場版名探偵コナン 青の祓魔師
おおかみこどもの雨と雪 君の名は。 天気の子 鬼滅の刃 僕のヒーローアカデミア
など
関連タグ
東映 - KADOKAWA(大映・角川映画・日本ヘラルド映画) - 松竹:この3社と東宝で、一般社団法人日本映画製作者連盟(映連)を組織している。