ラドン
らどん
貴ガスのため常温で気体で他の元素と化合しにくい。ラジウムが崩壊するとこの元素になるため、貴ガス共通の語尾"on"と組み合わせてラドンという名前になった。
ラドンの出る温泉もあるが、人体にどんな影響を与えるかについてははっきりわかっていない。
元々は『空の大怪獣ラドン』と言う別の東宝怪獣映画での主役。
超音速で空を飛ぶプテラノドン型の巨大怪獣で、ゴジラ同様に核実験で増加した放射能の影響で復活した古代生物。突然変異とかではなく元から怪獣クラスの巨大生物だったタイプ。
阿蘇山の地底にて卵の状態で眠っていたが物語中盤にて孵化、近場で蔓延っていたメガヌロンの群れを捕食して成長し、成体になると阿蘇から飛び立って九州各地で暴れ回り、後に現れた2匹目と共に駆除に出た航空自衛隊をその優れた高速飛行能力で翻弄した。
初代ラドンは最終的に2頭とも阿蘇山の噴火に巻き込まれて火口に墜落して死亡(墜落シーンの撮影時に片方の翼を吊っていた糸が切れる偶然により、力なく落ちていく感じが強調されている)し、以降は二代目(初代の子供とされる)がゴジラシリーズに登場し、以後同シリーズの怪獣として扱われるようになる。
武器は巨大な体で空を飛ぶ事で生み出すソニックブームで、ラドンが低空飛行するだけで市街地は軒並み更地になる。なお平成ゴジラシリーズに登場した別個体はファイヤーラドンになった際に口から熱線を吐くようになった。
- 初代ラドンも、口から煙状の高温のブレスを吐いてタンクローリーを爆破している。
- モンスターバースのラドンも、とあるいくつかの理由から公式に否定されるまでは火炎を吐けると思われていた(コンセプトアートでは火炎を吐く予定だった)。
飛行能力においては速度のみならずホバリング能力にも優れ、『三大怪獣地球最大の決戦』ではモスラを背に乗せた状態で、モスラが安定してキングギドラに糸を吐きかけられるよう、一定の高度・位置に滞空し続けるという芸当も見せている。
好物は古代トンボの幼虫である巨大昆虫メガヌロン(ちなみに後年の作品ではメガヌロンが成虫になった姿であるメガニューラやメガギラスが登場している他、人や家畜、クジラなども捕食する。
同族への仲間意識が強い面も特徴。初代ラドンもVSシリーズのラドンも命懸けで仲間を救おうとする場面が描かれている。
初のゴジラシリーズ登場作品『三大怪獣地球最大の決戦』で共演したゴジラ・モスラと共に東宝三大怪獣と呼ばれているのだが、ラドンのみ唯一自分の名前がゴジラと共にならんでいる作品が作られていない。ちなみに『三大怪獣地球最大の決戦』の短縮版ではタイトルが『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 地球最大の決戦』になっているという、どこかの地底怪獣みたいな酷い嫌がらせを受けている。
さらに『怪獣大戦争』の短縮版は『怪獣大戦争 キングギドラ対ゴジラ』と、出演回数こそ多いものの、タイトルに名前が入っていたのは主演作の『空の大怪獣ラドン』のみである。これ以外にも東宝三大怪獣では何かと扱いが悪く、モスラ3では敵怪獣が新怪獣→ラドン→キングギドラと変更される、ミレニアムシリーズでは餌の方が出世する、『ゴジラ FINAL WARS』ではその他大勢扱い、『GODZILLA 怪獣惑星』及び前日譚の『GODZILLA 怪獣黙示録(小説)』でも複数のエピソードで数匹の別個体が登場するものの雑魚扱い等々、かつての看板怪獣の割にはいまいち出番に恵まれない時期が長く続いた。本格的な復活は後述する『KOM』まで待つこととなる。
3体目の個体(2代目)が阿蘇山から出現。移動中にゴジラと遭遇して交戦していた所をモスラに地球を襲うキングギドラと戦おうと持ちかけられる。当初はゴジラともどもそれを突っぱねていたが、単身ギドラに挑むモスラを見て参戦を決意、ゴジラやモスラと連携してギドラと戦い、最終的に追い払うことに成功した。
前作の戦いの後、どこかの山の中で眠っていたが、X星人が自分の星で暴れるキングギドラへの対抗策にするということで、「怪物02」としてゴジラと一緒にX星に運ばれ、そこでギドラと再戦して撃退する。しかしこれはX星人の罠であり、X星人に捕まって操られてしまい、ゴジラ、ギドラと共に地球侵略の手段として使われてしまう。地球人の活躍でその支配から脱すると、ギドラと3度目の戦いを繰り広げた。
日本の「小笠原怪獣ランド」にてゴジラを始めとする多くの他の怪獣と共に共存していたが、地球侵略を企むキラアク星人に捕獲されてそのコントロールを受けてしまい他の怪獣ともども世界の主要都市を攻撃、自身はモスクワを襲撃する。キラアク星人のコントロールが溶けた後はゴジラを中心とした怪獣連合軍に入って、キラアクが最後に送り込んだキングギドラと戦った。
怪獣島に住む怪獣の一体として、怪獣総進撃の流用映像で登場。
X星人の地球侵略計画のために操られてニューヨークを襲撃、地球防衛軍の空中戦艦ランブリングと交戦し、一度目はX星人の思惑によりすぐに消え去るが、二度目の襲撃時にはランブリングを撃墜し、ニューヨークを壊滅させた。ゴジラ復活後は日本の富士山麓でアンギラスやキングシーサーと共にゴジラを迎え撃つが、ゴジラの圧倒的な戦闘能力の前に3匹まとめてノックアウトされた。
メキシコの活火山の内部で眠っていた灼熱の身体と翼を持つ巨大翼竜という設定。
詳細はRODAN(モンスターバース)を参照。
前日談小説『怪獣黙示録』、『プロジェクト・メカゴジラ』に複数体登場。
1体目のラドンⅠは2005年11月に白頭山から出現。南西に移動し北京にてアンギラスと戦ったが、生物兵器ヘドラによってアンギラスもろとも駆除された(このシーンは『怪獣惑星』のオープニングにて万里の長城で白骨化した姿が映っているがどう見てもただのプテラノドンにしか見えないが漫画版では白骨化しておらずちゃんと姿がわかる)。
ゴジラが出現した2030年代後半にはローマに居座ってイタリア半島を主な餌場にしていたほか、ゴジラがヨーロッパに出現してからはそれから逃げるようにユーラシア大陸の中央部に群れを成して移動、定着し、互いに敵対関係にあるメガギラスと共にシベリア経由で移動する難民たちを捕食したり、オペレーション・エターナルライトにて対空仕様のG-HEDと群れが幾度か戦闘を繰り広げたほか、オペレーション・グレートウォールでは鉱山内に幼体が侵入して餌であるメガヌロンとそれから逃げる行員を襲撃していた。
ちなみに『怪獣惑星』の初期案には「スズメの群れのように飛んでいるラドン」というのがあったがさすがに難しかったらしく没となった。
「ありえない生き物」の一種であり、浮世絵では「羅甸天狗」と記されていた。鳴き声は従来のものと同じだが、過去作の個体よりもはるかに翼竜らしい容姿と小柄な体格をしている。
種類も豊富であり、群れを成すケツァルコアトルスのような姿の小型個体と、トサカが1本で長い尾をもつ毒々しい配色のプテラノドンやズンガリプテルスのような姿の個体、さらには小型個体に似ているがドス黒くより巨大な個体が確認されている。
詳細はラドン(ゴジラS.P)を参照。
原作・原案を手掛けた作家・黒沼健の筆による小説。雑誌「中学生の友」の別冊付録に掲載された。内容はほぼ「空の大怪獣ラドン」と同じだが、細かい点が異なり、特にラストシーンが完全に異なる。
阿蘇山を襲撃されたまでは同じだが、ラドンはそのまま飛翔し、九州南部の海域に水没。そのまま姿を消す。死んだものと思われかけたが、本作のラドンは肺と同時にエラを有し、水中でも生息可能だった。海中にラドンを発見した自衛隊は、以前より研究されていた「凍結爆弾(人工的に氷山を作り出す特殊爆弾)」を使用。ラドンの潜む海域ごと凍らせ、その氷塊を内部のラドンごと爆破する作戦を実行し、ラドンを葬ったのだった。
- ゴジラと共闘することが多かったため、『ゴジラ FINAL WARS』ではとどめを刺されなかった。
- 『三大怪獣 地球最大の決戦』でのゴジラの意見に同調するラドンの言葉を小美人が意訳した「ラドンも、そうだそうだと言っています。」というセリフが一部でネタにされている。
- 英語表記が「Rodan」な為、前述のレジェンダリー版続報の際に「ロダン?」と1体だけ間違われたり、海外の反応系サイトで思いっきり「ロダン」と書かれてしまっていたりする。
- 『帰ってきたウルトラマン』第10話に名前のみ登場。劇中劇としてゴジラシリーズが存在しているらしく、「ゴジラ対ラドン」という作品がある模様。
- アリス・ギア・アイギスEXでは、何と北落師門の声にラドンが使われている。詳細はリンクを参照のこと。
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