概要
黄金の林檎を眠らずに守っていた百の頭を持つ、もしくは尾に顎があり身体全体が口であるというドラゴン。
別名ラドン、ラドゥーン、ラードゥンともいい、色は茶色く口から炎を吐く力を持っていた。
テュポーンとエキドナの子であるといわれ、十二の試練の十一番目に黄金の林檎を採りに来たヘラクレスによって口の中に蜂の巣を、または弟ヒュドラの毒矢を喉に投げ込まれ倒された。
別の伝承では、ヘラクレスに天空を支えてもらう代わりに林檎を取りに行ったアトラスに眠らされ、林檎を奪われたともされている。
死後、神々に林檎園守護の功績を認められ竜座となった。
創作での扱い
恐竜戦隊ジュウレンジャー
第13話「射て! 黄金の矢」に、大きな蛇の手足が小さな蛇の集合体という解釈のドーラモンスター「ドーララドゥーン」が登場した。魔法の弓矢から放たれる林檎の種で、植え付けられた子供の若さを吸い取ってしまう。
女神転生シリーズ
初出は『デジタル・デビル・ストーリー女神転生Ⅱ』。種族は”妖獣”で鰭のある青い蛭のような姿だった。
『真・女神転生』では目のないサメのような醜い姿の黄色い”邪龍”として登場。大破壊後の上野~秋葉原地下街のボスで、倒すと転送ターミナルで行方不明になっていた愛犬パスカル(ケルベロスかグレートパスカル)を正気に戻して仲魔に戻すことができる「黄金のリンゴ」が手に入った。 →妖獣ラドン