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誘導分岐編集

  1. ギリシャ神話に登場するまたは怪物もしくは巨人
  2. ゲーム『ファイナルファンタジーシリーズ』の登場人物。⇒テュポーン先生
  3. ゲーム『東京放課後サモナーズ』の登場キャラクター⇒テュポーン(放サモ)
  4. ソーシャルゲーム『グランブルーファンタジー』に登場する星晶獣。→テュポーン(グラブル)
  5. Fateシリーズ』に登場するサーヴァント。→テュフォン(Fate)

概要編集

容姿は上半身が人間で下半身がヘビ、肩から無数のヘビが生えている。古代の壺絵では翼を持った姿で描かれている。

頭が天を擦り、両腕は世界の端から端まで届く巨体に凄まじい怪力、決して疲れる事がない脚、耀く目玉、発声するだけで山々を揺らし、全種類の声を介し、天地を焼き尽くす火炎を目や口から出す。台風 (Typhoon)の語源でもある。

蛇女エキドナの夫で、数多くの怪物の父親。デルフォイの信託所の番人であるピュートーンを乳母に持つ。

ティターン神族を迫害し、神々の王になったゼウスに復讐すべく、女神ガイアに生み出された。竜女デルピュネーはテュポーンの部下。


ゼウスとテュポーンの戦闘は天地を揺らし宇宙を焼いた。その有様は冥府ハデスティターン達も恐れる程。

一度はゼウスに勝利し、ゼウスの脚の腱を奪って幽閉するが、ヘルメスがゼウスの腱を取り戻し、諸神の助けでゼウスが復活すると形勢逆転。

追い詰められたテュポーンは運命の女神モイライを脅迫して何でも望みが叶う「希望の果実」を口にするが、実はテュポーンが口にしたのは全ての希望を奪う「絶望の果実」だった。食べた事で全身の力が抜け、戦闘不能になったテュポーンはゼウスによってシチリアエトナ火山の下に封印された。今でもエトナ山に噴火が多いのは、下敷きにされたテュポーンが暴れる為だと言われる。


テュポーンを恐れた神々が動物に姿を変えてエジプトに逃げたので、エジプト神話の神々が動物の姿をしているのはその為だとされる。また、パン神がカプリコーンに化けた事から「パニック」という言葉が生まれた。


テュポーンの子編集

テュポーンとエキドナの間に生まれた子は数多く存在しており、それは以下の通りである。


  • ケルベロス:三つの頭を持つ地獄の番犬。ヘラクレスとの対決が有名。
  • オルトロス:二つの頭を持つクレタ島の番犬。エキドナとの間に子を産んだ事で有名。
  • ケートスに似た姿をした海獣。
  • キマイラライオンの身体にヤギの頭にヘビの尾を持っている神獣。
  • スキュラ:上半身が美女、下半身が6匹の怪物となっているとされている。
  • エトン:神の怒りを買ったプロメテウスの肝臓を啄んだとされている鷲。
  • ゴルゴン:半人半蛇の女性の怪物。3姉妹であり、外見は最もテュポーンに似ている。
  • ヒュドラ:9つの頭を持つヘビまたはドラゴン。不死身の存在とヘラクレスを殺した猛毒を持っている。
  • ラドン:黄金の林檎を守護しているとされる100の頭を持つヘビもしくはドラゴン。
  • スフィンクス:エジプトで有名なライオンの体に人の頭を持つ怪物。

ただし、ケートスやヒュドラがテュポーンの子という設定は実は矛盾している。というのも、テュポーンが生まれたのはギガントマキアの後であり、それ以前に存在した彼らがテュポーンの子である筈がないからである。


関連タグ編集

ギリシャ神話 エキドナ ガイア

風属性 炎属性  怪物 巨人

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