概要
イタリアの南部、シチリア島東部(シチリア自治州)に位置する。
標高は富士山より少しだけ低い3,323mの高山で、地中海の島では最高峰。
またイタリア及びヨーロッパ最大の活火山でもある。
玄武岩などで構成される巨大な山体はなだらかな円錐形で、世界で最も活動的な火山の一つとされており近年も含めて有史以降記録に残る噴火は多い。
過去には死者が推定1万人以上出した噴火が2回はあるともされており、大規模な地震も多く記録されている。
2013年にはユネスコにより、山頂部周辺などの国立公園区域が世界自然遺産に登録された。
通常の登山では、立ち入りが許可されている標高2,920mの噴火口区域までバスやロープウェイを乗り継いで行く事は可能である。
ギリシャ神話においては、主神ゼウスが魔神のテュポーンを下敷きにして封印した場所とされている。不死身であるテュポーンは今も生きており、封印から逃れようと度々もがくのでエトナ山が噴火すると考えられていた。
ゲーム作品の『魔界戦記ディスガイア』シリーズに登場するエトナの名前は、この火山に因んでいる。