⛰️概要
高く隆起した地形。
それが群がったり連なったりしたものをものを山地や山脈と呼ぶ。
その成り立ちについては、富士山や阿蘇山などの火山のように地中のマグマが地表に噴出して出来る場合や、日本アルプスやヒマラヤ山脈などのように大きな陸地と陸地が衝突して山地や山脈が作られる場合などがある。
平地にポツリと存在する丘や丘陵地の高台を「山」と呼ぶことも多いが、一般的には山地や山脈を指す。
ただし、山地や山脈へ属さない単一の山でも富士山やキリマンジャロなどのような巨大な独立峰もある。
人類にとって山は、有史以前の古来より食料・水・鉱物などの採取の場であり、暦や信仰対象、軍事上の拠点化や戦略においても非常に重要な存在であり続けた。
そして近代へ入ると登山という行為のスポーツ化や、学術研究・青少年育成などの手段としての教育化がされるようになり、現代においては先進国を中心にレジャーとしての一大アウトドアコンテンツとなっている。
また「落ち葉の山」や「手紙の山」などのように、自然形成の堆積物や人為的に1ヶ所に積上げられた物体を「~の山」と呼ぶ場合も多い。
山に関する記録
世界で一番高い山
エベレスト(8,848m)
ネパールと中華人民共和国の国境にまたがるヒマラヤ山脈の盟主。
日本で一番高い山
富士山(3,776m)
周りに高い山脈がないため一年を通して強風が吹き渡っており、特に閉山期の雪山登山の難易度は「ヒマラヤレベル」ともされている。
なお第二次大戦までは、日本の統治下にあった台湾の玉山(3,952m)が我が国の最高峰であり新高山と呼ばれていた。
真珠湾攻撃の暗号電文「ニイタカヤマノボレ」でも知られている。
日本で一番低い山
日和山(3m)
かつては約6mの高さであったが2011年の東日本大震災で崩壊。
その後地元住民らの再整備で現在の高さとなり大阪府大阪市の天保山を下回った事から日本一の低山となった。
各地の主な山
海外
北海道・東北
関東
秩父山地(北部)
丹沢山地(南部)
中部
北アルプス(飛騨山脈)
中央アルプス(木曽山脈)
南アルプス(赤石山脈)