その他曖昧さ回避
標高は約654mで、「奥久慈男体山」とも呼ばれる。
複数の登山道が整備されており、初級者から上級者向きまでバラエティに富む。
概要
栃木県北西部の日光市に位置する成層火山で、標高は2,486m。
日光連山(火山群)の主峰で、主に輝石安山岩などで構成されている。
「二荒山」、「黒髪山」、「国神山」などの別名がある他、円錐状の均衡の取れた美しい山容を持つ事から「日光富士」とも呼ばれている。
山域は日光国立公園の奥日光に所属。
おおよそ2万年ほど前に現在の形となったと考えられており、噴火活動によって西麓に湿原の戦場ケ原(2005年にラムサール条約湿地に登録)、南麓に中禅寺湖を形成した。
現在までの約7,000年間は噴火活動を停止しているとされている。
初登頂は、奈良時代であった782年の僧の勝道(上人)による開山であると伝えられており、男体山を御神体とした山岳信仰の修験の山として開かれた。
山頂には日光二荒山神社の奥宮、麓の中禅寺湖のほとりには同じく中宮祠が建立。
現在も山全体が同神社の境内となっており、今日では参拝以外のスポーツ目的での登山のコースとしても人気である。
ただしいずれの登山道も急傾斜や往復で平均7時間、山頂までに山小屋やトイレがないなど、中上級者向きとされている。