茨城県の南部にある市。市域の過半が筑波研究学園都市となっている。
1987年11月30日に筑波研究学園都市区域内の3町1村が新設合併し発足。その後同じく学園都市区域に含まれる2町を編入している。
交通の便があまり良くなく、鉄道は2005年開業のつくばエクスプレスまで長らく空白地帯だった。(かつては周辺を関東鉄道から分かれた筑波鉄道筑波線が通っていたが、1987年4月1日に廃止。それでも筑波研究学園都市からは離れている。)
地域
つくば市は大きく分けると(狭義の)筑波研究学園都市、民間の研究団地、TX沿線の住宅街、開発前からの農村部の4つからなる。
(狭義の)筑波研究学園都市はつくば駅を中心とした南北に細長いエリアで、JAXA、筑波大学などの国の研究機関が集中するほか、やや離れた場所に農研機構、KEK(高エネルギー加速器研究機構)がある。建設から50年が経つが、公務員宿舎跡地の再開発が行われているため真新しいマンションや住宅街も多い。
民間の研究団地は市内に数か所あり、研究学園都市とほぼ同時期に開発されたエリアである。圏央道の開通以降は物流施設が急増している。
TX沿線のみどりの駅、万博記念公園駅、研究学園駅周辺は建設から20年程しか経っていない、つくば市で最も新しいエリアで、住宅街や商業施設が急速に整備されている。特に研究学園駅周辺は副都心と位置づけられ、市役所やイーアスつくば(ショッピングモール)がある。
開発前からの農村部は田舎扱いされがちな一方で、つくば市のシンボル筑波山や山麓の北条・小田、城下町の谷田部など歴史ある地区も多い。また旧茎崎町は牛久駅に近いため小規模な住宅街が点在する。あと、あまり知られてないがブルーベリーと芝の栽培が盛ん。
つくば市をモデルにした作品
ポヨポヨ観察日記:舞台の「ちくば市」はつくば市がモデル。
また、つくば市を舞台にした作品となると、市役所内にフィルムコミッション室(つくばフィルムコミッション)を設けて、テレビや映画の撮影誘致活動を行っているため、かなりの数が存在する。つくば市のロケ地としての利点は、東京都心から比較的近距離であること、研究所などにデザイン的に優れた前衛的な建物があること、学術・研究都市として計画的に整備された理路整然とした街並があること、手付かずの自然があることをあげることができる。つくば駅前のつくばセンター広場(ノバホールやco-enがあるあたり)がスーパー戦隊・仮面ライダーシリーズ等の特撮番組のロケ地としても有名なのは、メイン画像の黄瀬やよいさんが説明している通り。
関連人物
主な出身有名人
縁のある主な有名人
筑波大学の記事も参照。
- 毛利衛 (宇宙飛行士) 市内在住。
- 浅野いにお (漫画家) 市内の高校出身。
- 田上明 (元プロレスリング・ノア社長・元所属プロレスラー) 市内で「ステーキ居酒屋チャンプ」を経営、在住。
- 平沢進 (ミュージシャン) 市内(筑波山山頂?)に拠点を置く。