CV:金元寿子
概要
スマイルプリキュア!の登場人物。雷の力をもつキュアピースに変身する。
とっても泣き虫だけど芯が意外に強く、一度交わした約束は破らない頑張り屋さん。
家庭科部と漫画研究部を掛け持ちしている。
人物像
基本的に気弱な引っ込み思案な為、人との関わり合いを避ける傾向にある。
また、絵柄が子供っぽいと考えていることから絵を周囲に見せることは少なく、さらに自分より絵が上手いと思っている人に対してはコンプレックスを持っている。
しかし、そんな彼女の腕前は写実画からデフォルメまで幅広く描け、さらに簡単なものなら非常に手早く描き上げる程であり、プロと遜色ないレベルである。
因みに運動神経と身長は5人の中で最も低い。
失敗を強く恐れているほか、物理ダメージにも弱く、アカンベェといった怪物に対しても酷く怯えていた。
主に「精神的及び物理的な痛み」「威圧的な者や危害を加えてくる者」「プレッシャー」などに人一倍恐怖を感じているものと思われ、はっきり言って争い事に全然向いていない。
しかしその一方で、友達の為なら生身でアカンベェの前に立ち塞がったり、苦手な運動を克服してみせたりと、強い勇気と根性を意外に見せてくれることも。
また、親しい間柄では明るく饒舌で、ときにふざけたりちょっとしたイタズラをすることもあり、さらに好きなこと・興味があることになるとテンションが上がって周りが見えなくなり暴走することがあるが、嫌いなもの・関心がないものにはやる気を途端に無くすことがある。
また、女子がよく怖がる物事や不思議な出来事に対する耐性はかなり高く、他のメンバーが本気で怖がっている中、むしろそれを嬉々として楽しんでいる(実は、そういった場面で涙目になり一番怖がっているのは緑川なおだったりする)。
また、スーパーヒーローや巨大ロボット、ゲーム等が好きで、その感性は同年代の女子よりも小学校低学年の男子に近いのでは?とファンの間では言われている。
名前の由来は、母・ちはるが「千の春」のように優しい人だったことから、「母と同じように、春のような優しい子に育ってほしい」という願いを込めて旧暦で3月を意味するやよい(弥生)と後述の亡き父が名付けた。
家庭
父:黄瀬勇一(故人)
母:黄瀬ちはる
団地暮らしの母子家庭で、母親のちはると2人暮らし。
父親の勇一は彼女が5歳の頃に他界しているが、死因は不明である。
そういった環境で育ってきたため家事の手伝いをよくしており、その腕は折り紙つきである。
また、いつの間にかみゆき達も家庭事情を把握していたが、やよいの心の整理は既についているようで、お互い特に気にすることなく会話していた。
尚、母子家庭であることが判明するのは19話だが、実は9話冒頭にて勇一の写真を確認することができる。
プリキュア覚醒後の変化
5人とも、プリキュア覚醒前後において心の変化があるのだが、とりわけやよいは顕著に表れている。
覚醒前は引っ込み思案で自分に自信がなかったが変身後は明るい性格へと変化している。
というか元々明るい子ではあったのだが引っ込み思案な性格のせいでそれが表に出ることがなかっただけなのだが……。
憧れのヒーローになれたことと自分を晒け出せる友達と出会えたことで彼女の中でなにかが変わったのだろうか。
また、基本的に受け身で諦め癖がありネガティブ思考に陥りがちだったが、様々な経験を経ることで徐々に改善されていっている模様。
例えば苦手としていた運動には消極的だったが18話のリレーの後、20話のバスケでは苦手意識こそあるものの積極的に参加しようとしていた。文化祭では服のデザインを担当し、その発表の際にクラスメイトに机を囲まれたり、41話にて自ら漫画コンクールへ挑戦する意思を見せるなど、初期では決して見られなかったであろう姿を見せている。
pixiv及び周囲の反応
キャラクターデザインと設定が公開された際にその愛らしさから人気が爆発し、放送前から非常に多くのイラストが投稿され、現在のプリキュア単体キャラの中でも変身前、変身後共にトップクラスの人気を誇る。
さらにその人気は日本のみならず海外にも及んでおり、海外版2ちゃんねること『4chan』では「Very cuuuuuuuuuuuuuuuute!!」「Pika pika, pikarin~!」「Sunny is cute, but ins't more cute than glorious Peace.」などといった書き込みが投稿されている。→新作プリキュアの『黄色』が海外でも爆発的人気
しかしながらその設定や見た目などは人によっては媚びていると捉えられることもあり、あざといという声も多数挙がることとなった。
このあざといは現在は主に褒め言葉(かわいいという意味)としてネタ的に使われることが多いが、ファンの中にはこの言葉を嫌う者も少なからずいるので使用の際は十分注意すべきであろう。
各話ネタ
漫画だけでなく料理も得意で、第4話でキャンディのキャラ弁を作っている他、第19話でもちはるとともに料理していた。また、第25話で海に行った時も弁当を持参し、キャンディと一緒に楽しそうに食べている。
更にはスーパーヒーローにも憧れており、プリキュア覚醒直後の第5話では通りすがりのスーパーヒーローを自称したことも。
他にも、第6話ではみゆきが5人変身した後の決め台詞を発案したときに一人だけ目を輝かせたり、第7話ではプリキュアの秘密の場所として特撮映画の撮影セットを選んだり、第9話では目覚まし時計が特撮ヒーローものだったりしている。
第12話では「修学旅行での自由時間の行先」が議題になった学級会にて、「太陽マンのヒーローショー」なる候補をあげたりしている。
アカンベェと初めて対峙した時は怖がって逃げ出してしまうなど泣き虫。その割には第11話にて虫は苦手ではなくむしろ可愛いと思っていたり、高い所でも嬉々として渡っていたりと、若干怖いもの知らずな一面もある。お化けも平気らしく、第28話の肝試しでは超常現象に終始目を輝かせ、楽しそうだった。
キャラクターソングの歌詞にも「お化けだって友達になれるわ」というフレーズがある。
これらの要素から、緑川なおとは正反対である。
またゲーム好きらしく、第14話では迷子になっておばさん達から飴をもらった際に「RPGみたい」と言って目を輝かせていた。
第16話によれば不得手な教科は数学…というより「1+2+3+4」という簡単な算数すらとっさに計算出来ず、時間切れで捕まった。
第28話のラストで夏休みの宿題は数学を筆頭に宿題が全然手つかずであった事も明らかに。
そして、第29話では主にヒーローショー通いで宿題に手を付けなかった事を深く後悔し、『ウルトラはっぷっぷー』な状態に。その後、れいかに手伝ってもらう事になったが予想を遙かに超える量が残っていた為、結局間に合わず翌日、補習を受ける羽目になってしまった。
第18話では、運動は不得手で小学生の頃はいつもビリだったと語っていた。
クラスメイトからも陰口を叩かれていたが、本番のリレーでは彼女の諦めずにがんばる姿を見て声援を送っていた。
ただし、29話では大玉転がしだけは得意だったと語っている。
第20話では漫画が得意なのを生かし、透明人間になったみゆきとあかねのために顔を描いたが、少女マンガのように「目をキラキラさせた顔」だった(みゆきには好評だったが、あかねには不評)。
第24話ではメインの5人全員が妖精化する。その時に使った語尾は「やよ」。
第26話ではツインテールの浴衣姿で登場し、輪投げでヒーローもののフィギュアを手に入れた(曰く「ずっと欲しかった」とのこと)。
第30話では、世界中の風景と、各国での記念写真を撮影。
写真撮影が大好きなようである。また、後期EDでも自身が被写体で写真撮影していたことから、やよい自身、コスプレ願望があるのかもしれない・・・
行きたい観光地としてはアメリカの自由の女神を挙げていた。なぜなら、お気に入りのヒーローが自由の女神がある場所でかっこよく敵を倒したからだという。
第33話では皆で映画の撮影に臨んだが、この時のやよいの役は団子屋の看板娘であった。
第34話では、絵本の世界のキャラに扮したファッションショーで赤ずきんの衣装を学園祭のステージで披露した。
第35話では、ロボットオタク(特撮好きの影響だと思われる)が判明し、『鉄人戦士ロボッター』というロボットアニメを見て目を輝かせていたり、ロボッターの玩具を買うために並んだり、ロボッターの図鑑をれいかに見せたりしていた。
(曰く「ロボッターは地球のみんなの笑顔を守るスーパーヒーロー」とのこと)
プリキュアロボにやよいが搭乗するも操縦できず、騒動の後「特訓する」と言っていた。
第36話ではあかねの話がブライアンのことばかりであったために、「ブライアンのこと、好きなの?」と問いかけ、みゆき、なお、れいかと共に問い詰め、みゆきと共に告白することを勧めた。その中で、イラストで想いを伝えさせようとあかねが描いた絵を見て、絵心がないことに呆れていた。さながら、第1話での立場が逆転してるようであった。
第38話では仲間と共にマジョリーナが発明したコドモニナールを浴びて子供化した。身も心も幼児化してしまったせいか仲間が話をしている最中にも地面に絵を描いていた(描いていたのはマジョリーナだったがうまく描けていたようでみゆきに褒められていた)。
その後仲間と共にマジョリーナ探索に出かけたものの電車ごっこになってしまい、さらにどんぐり集めに夢中になってしまう。そこで見つけた風船を追いかけていると転んでしまい大泣きしてしまうがなおに慰められる。
さらに5人同様幼児化したウルフルンとアカオーニが現れ、一緒に鬼ごっこやだるまさんがころんだをして遊んでいたが、マジョリーナが現れアカンベェを召喚。5人は幼児化したまま変身したが、その時のピースは変身時の名乗りに必殺じゃんけん・グッチョッパーを出していた。
その後戦闘になったものの、ピースは自分のピースサンダーに驚いて泣き出してしまう始末。仲間たちもうまくいかず絶体絶命に思われたが、マジョリーナがモトニモドールを持っていたため紆余曲折の末に5人は元に戻りロイヤルレインボーバーストでアカンベェを浄化した。
第41話において5人の話を聞いていたクラスメイトに漫画コンクールに応募してみてはどうかと言われ、すぐさま承諾、幼い頃から温めてきたオリジナルキャラクター、ミラクルピースを主人公とした漫画を描くこととなった。(このミラクルピースは彼女が抱く理想が詰まったスーパーヒロインで、憧れの存在なのである。)
しかしなかなか上手くいかず挫けそうになったところに追い詰められたアカオーニが襲撃してくる。
その戦いの最中に自分の中の夢や憧れ、漫画に対する想いを再確認した彼女は覚醒を果たし、凄まじい雷光を身に纏いアカオーニを圧倒した。(そのときの彼女の姿はさながらスーパーサイヤ人のようであった)
アカオーニを退けた彼女はその後漫画をしっかりと描き上げ、みんなに披露した。それは、これまでひとりでなにかをやり遂げることが出来なかった彼女が初めてひとりの力で全てをやり遂げた瞬間であった。
(最終回で応募した漫画は佳作を受賞したことが明らかになった。)
関連イラスト
変身前の姿と変身後の姿のタグの使い分けに関する注意と配慮について
プリキュアに変身する前の姿しか描かれていないイラストに対して、変身後の姿である『キュアピース』のタグを付ける行為は、変身後の姿のイラストだけを見たい人にとっては検索妨害になってしまうので、そのような行為は避けるべきである。
また、変身後の姿しか描かれていないイラストに対して、『黄瀬やよい』等の変身前の姿のタグを付ける行為に関しても同様に避けるべきである。
中にはもちろん、変身前後の姿の両方のタグが付けられている事を気にしない人もいるだろうが、検索の際に気になるという人もいるため、そのような人への配慮としてタグの使い分けをしっかりと行う事が推奨される。
関連タグ
スマイルプリキュア キュアピース 凛々しいキュアピース 100%ヒーロー