概要
「スマイルプリキュア!」の(現段階での)主要人物である星空みゆき、日野あかね、黄瀬やよい、緑川なお、青木れいかが1つのイラストに描かれている作品に付けられる。
プラスとしてキャンディなどが描かれていることがある。
5人の仲の良さ
5人全員がプリキュアに覚醒してからは5人でいる描写がほとんどである。
なんと言ってもこの5人、すごく仲が良い。実在するグループに例えると、GLAYや嵐並であるだろうと推測される。
また、休日にもよく一緒に遊びに出かけたり、みゆきの祖母の家にも一緒に行くなど、固い絆で結ばれている。
第17話にて
FUJIWARAの楽屋での出来事でFUJIWARAから、
フジモン「君らめっちゃ仲がええなー」
原西「お笑いやれんでー!」
とお笑いの才能があると評され、5人での出場を勧めた。
実際には、本人たちの意図したネタが思ったとおりにいかず、gdgdなやりとりだったにも拘らず、爆笑の渦を作り出した。
その後5人は失敗したことをそれぞれ謝りあい、許しあっていた。
FUJIWARAを模したアカンベェとの戦いも、FUJIWARAに正体が知られるが、原西の即興ネタというサポートによって勝利し、FUJIWARAに笑顔を守ることを約束した。
第18話にて
体育祭のリレーを誰にするかで、なおが立候補し、みゆき、あかね、やよい、れいかと出ると言い、4人を驚かせた。なおはこの5人でリレーを走りたいという想いの志願だった。
リレーの練習では、なおはあかねをトップバッターで勢いをつけようと考え、みゆきにはバトンリレーの練習を、れいかには頭よりも身体を動かすことを、やよいにはもっと走り込みをと、的確なアドバイスをした。やよいは迷惑がかかるのではと思い、辞退しようと考えていた。体育祭前日に周りから「勝たなきゃ意味がない」という陰口があったからだ。
そして体育祭当日、競技は順調に進み、リレー種目になった。そこでアカオーニがバッドエンド空間に染め、5人は戦いに巻き込まれる。その中で「協力しても意味がない、弱いものは弱い」という発言に対し、マーチは「違う!仲間が一緒じゃないとできないことがある!」と一蹴し、力を合わせてレインボーヒーリングで浄化した。
その後、リレー種目であかね→みゆき→れいかへとバトンを繋ぎ、2番手につける。れいかからやよいにバトンが繋がり、3人に抜かれるが、最後方のランナーに抜かれかかったときに粘りを見せ始める。その頑張りに周りがやよいを応援し始め、クラスが一体となり、そのままなおへとバトンを繋ぐ。なおは、「5人の力・・・!力を・・・・合わせて!」という想いで3人を抜き、2番手へ浮上する。・・・が、あと1人抜きかかったところで転倒する。転倒中に抜かれはしたものの、最後まであきらめずに走りぬいた。
結果は最下位であり、
なお「ごめん・・・みんな・・・あたしのせいで・・・」
と自分を責めたが、なおの走りにみゆき、あかね、やよいは走りきった嬉しさのあまり号泣。
あかね「なおー!なおー!」
みゆき「すごかった!すごかったぁ~!!」
やよい「あきらめないでよかった、よかったよ~!」
れいか「最後までバトンをつなぐことができましたね・・・」
とれいかも涙ながらに語った。なおも、
なお「あたしも・・・みんなと走れてよかった・・・」
と、クラスのみならず、視聴者のみんな、はたまたアフレコした声優陣(なお役の井上麻里奈は、前日に自宅前の道路を全力疾走した程、収録に気合を入れていた)も感動を呼び、5人の絆がさらに深まった。
第22・23話にて
ジョーカー相手に惨敗した5人。
そこでみゆきは他の4人に「本当に大切なものはなんだろうか?」と問いかけ、それぞれそのことについて考えるが、その答えが見つからなくとも、5人ともキャンディを助けたいという想いが一致し、集合場所で5人が揃い、バッドエンド王国へ救出に向かう。
そこで待ち受けていた三幹部とジョーカーが立ちはだかるが、キャンディ救出をみゆきに託す。劣勢であったが、「救出してみんなで笑顔で帰る」という強い想いが力になり、三幹部およびジョーカーを撃退し、キャンディを救出した。ピエーロ復活で、「まだやることがある」と立ち向かった5人であったが、ピエーロの力にはかなわなかった。しかし、ロイヤルクイーンがペガサスを目覚めさせ、プリンセスフォームに変身し、ピエーロを撃退した。
結束力の背景
放送終了後に刊行された『スマイルプリキュア!コンプリートファンブック』(学研パブリッシング)には、スマプリチームの結束力の強さについて、当事者による証言が収録されている。
例えばシリーズディレクターの大塚隆史は、「七色が丘中学校は2つの小学校の生徒から構成されており、なお&れいかとやよいはそれぞれ別の小学校に通っていた。1年時にあかね、2年時にみゆきが転校してくるが、2年生になるまでクラスはバラバラだった」と裏設定を明かし、「みゆきの目線でゼロから人間関係を構築していきたい。そうしないと説得力がない」ととその企図を明かしている(p84)。
また田野アサミは、自身が演じたあかねについて「屈託のない性格でクラスのみんなとはすぐに仲良くなれたが、特定の人と深く仲良しなわけでなく、2年生になりみゆき達と出会うまでは人に弱音を吐いたりできない子ではなかったか」と指摘し、「プリキュアになったおかげで、あかねは人前で泣けるようになった」と評している(p70)。
そして福圓美里は、みゆきが、自分がそれまで演じてきた役のほとんどと対照的なキャラクターである事に戸惑い、一方でメイン主演の重責を担う立場との間で苦しんでいたが、『プリキュアオールスターズNS』収録後、「『スマプリ』は『みんなで力を合わせて頑張る』のがテーマで、一人だけ肩肘張るのは違うんじゃないか。みゆきはしっかりとした子じゃないし、周りの声優さんがしっかりとした人が多いから、みんなに助けてもらおう」と思い直し、進んで素を出していくようになった事で「肩の力が抜けた」っと振り返っている(p68)。
設定の工夫と、声優たちの思いが上手くつながって、あの結束力が生まれたと言えよう。
それぞれのスペック
勉強力
みゆき・・・かなり低い
あかね・・・低い(英語苦手)
やよい・・・低い(数学苦手)
なお・・・低い(歴史苦手)
れいか・・・大変高い
運動神経
みゆき・・・中ぐらい
あかね・・・かなり高い
やよい・・・かなり低い
なお・・・大変高い
れいか・・・比較的高い
足の速さ
みゆき・・・中ぐらい
あかね・・・かなり速い
やよい・・・かなり遅い
なお・・・大変速い
れいか・・・中ぐらい
部活
(太字は運動部)
みゆき・・・チアリーディング(ただし、作写には書かれていない)
あかね・・・バレーボール
やよい・・・漫画・手芸(ただし、作写には書かれていない)
なお・・・サッカー
れいか・・・弓道
身長
みゆき・・・やや低い
あかね・・・中ぐらい
やよい・・・低い
なお・・・やや高い
れいか・・・やや高い