概要
正式タイトルは『フレッシュプリキュア!』。
(※検索タグでは「!」を付けないイラストが多かったので、便宜上こちらの項目に纏めてあります)
2009年2月1日 - 2010年1月31日まで全50話が放送された。
従来シリーズにはなかった様々な新要素が取入れられ、その多くが後のシリーズに継承されている(1年完結前提の物語構成、EDでの3DCGによるダンス映像など。詳細は後述)。そのため、プリキュアシリーズが長期に渡り安定して続けられる様になった礎が本作によって築かれたと認識するファンも多い。
また、本作よりプリキュアシリーズは人気に関わらず1年で物語が完結し、翌年度からはキャラと世界観を変えた別のプリキュアが登場する新作を作るという制作体制が取られる様になった。
スタッフ
『GS美神』以降『おジャ魔女どれみ』『明日のナージャ』まで朝日放送日曜朝8:30枠(以下、本枠)プロデューサー(P)であった関弘美が東映アニメーション企画部長についたことで、プリキュアシリーズを長期的に継続させて行くために制作体制改革が行われることとなった。
その最たるものが、SD(シリーズディレクター)・シリーズ構成・キャラデザという主要三職全てを1年ごとに交代させることである。これは現場の疲弊を少しでも軽減させる目的として行われた。
よって、本作以降は上記三職は2年以上継続することはなくなっている。これら三職が交代するなら作品の空気感も全く変化してしまうので、必然的に本作からは物語が1年完結となり、1年ごとにキャラも世界観もリセットされるスーパー戦隊シリーズのような制作体制が取られる様になる。
このため、前年から引続く形で『プリキュア5』3期を制作というプランは企画初期より除外。全く新しいプリキュア『フレッシュプリキュア!』が製作されることとなった。
関が企画部長の職に就いていたのは2012年までで、プリキュアシリーズでは『スイートプリキュア♪』が最後の企画作品となるが、彼女が掲げた「1年交代」の方針は現在まで継承されている。
また、第1作『ふたりはプリキュア』より東映アニメーション担当Pを務めていた鷲尾天が『怪談レストラン』『ノイタミナ』担当に異動し、代わって当時『ノイタミナ』を受け持っていた梅澤淳稔氏が本作より2代目担当Pに就いている。
ただしこれは関の改革の影響ではなく、鷲尾は前年作『Yes!プリキュア5GoGo!』を最後にプリキュアPから身を引くことが『GoGo』企画時点から本人の希望で決定していたことである。
ちなみに、2代目Pとなった梅澤は『スマイルプリキュア!』まで4年間プロデューサーを務めることとなるが、彼がPを務めた作品は全てタイトル末尾に何らかの記号が付くという共通性がある。
なお、梅澤が本枠に関わるのは初めてのことはない。梅澤はかつての『GS美神』『ご近所物語』のSDでもあるため、本枠に対しては関同様、帰参者である。故に当時プロデューサーであった関とも旧知であった。
上述の通り、関弘美氏の改革方針のため、主要三職は前作までとは別のスタッフに交代された。
シリーズディレクター(監督)は1 - 15話までが志水淳児単独、16話以降は座古明史と2人体制。両者共にその後のプリキュアシリーズ作品で現場スタッフの一員として関わり続けている。
キャラクターデザインは香川久。プリキュア達の頭身が過去作よりも上がった上モデル並のスタイルになったため今までのファンを驚かせた。
シリーズ構成及びメイン脚本を担当したのは前川淳氏。テレ朝のニチアサ番組として前川がシリーズ構成を務めたのは『魔法戦隊マジレンジャー』以来であり、この枠における東映アニメーション少女向けテレビアニメとして前川が脚本参画した作品ではサブ参加を含めれば『おジャ魔女どれみ』(無印)以来となった。余談であるが、前川は『どれみ無印』での自身担当回でこれらの前段階かと思われる様なネタを仕込んでいる。
テーマ・特徴
プロデューサーの交代により、前作までにない要素が取り入れられたため、タイトル通り「フレッシュ」な作風となっている。
最も大きな変更点はプリキュアたちを「力なき人々を守るヒーロー」として位置づけたことである。
「そんなのは初めからじゃないのか」と思われる人もいるかも知れないが、前作までのプリキュアはあくまで「悪い連中に狙われている妖精たちを助ける」のが目的であった。敵組織も妖精が持つアイテムの奪取や妖精自体の捕獲が目的であり、そのために妖精を護衛するプリキュアと戦っている。無関係な一般人に手を出すことは滅多になかったし、無差別な破壊行動もラスボス戦以外ではほとんどなかった。一般人がたまたま敵の攻撃に巻き込まれることもごく稀にしか描かれなかった。(戦闘になると周囲が異空間のようなものに包まれて、一般人が全くいなくなっているのがお約束だった)
しかし本作では敵組織は積極的に人間たちを不幸な目にあわせようとしている。そしてプリキュアたちは人々の幸せや笑顔を守るために妖精の力を借りて戦うことになる。
男児ヒーローものの王道的構造を踏襲したわけだが、このコンセプトは本作以降も継続され、シリーズの根底の要素となった。
本作のもう1つの新規要素はプリキュアの視聴者層の幅を広げるために「プリキュアなんて卒業したという小学生低学年くらいのおませな女の子にも見てもらえる作品」を目指し、キャラクターたちのデザインや性格が今までよりもやや大人びた形で演出されたことである。
特に胸の膨らみがちゃんとわかる衣装になっているプリキュアは長らく本作が唯一であった(2017年のキュアマカロンからはしばしば登場している)。今までNG扱いだった水着シーンも第2話で解禁されて大きいお友達を驚かせた。
なお、水着の件以外にもプリキュア全員がそろう第1話から第3話は、第4話以降よりも大胆な台詞や演出が多めに仕込まれている。後の梅澤Pのインタビューによるとプロデューサー就任にあたってどこまでが許容ラインなのか試す試金石としてあえて第3話あたりまでは「中学生くらいの少女という設定なら不自然ではない」というシーンを増やしたということ。この時点で特に苦情がこなければもう少しいろいろと大胆な演出を序々に盛り込んでいくつもりだったようだ。
しかし結局はお母さんたちの許容ラインを超えていたようで、第2話の蒼乃美希の水着シーンが扇情的だったということと、同じく美希が「同級生の男子どもを色香で惑わしている」ようにも捉えられる挑発的な言動があったことについて苦情が寄せられたということ。この結果、美希のキャラクター性に若干の変更が加えられた。
ただし、「大人びたがる女児が憧れそうなもの」の要素を意識するということ自体は後の作品にも踏襲されることになった。(ダンス、ファッション、スィーツ、アイドル…)
おませな小学生にも見てもらえるようにということで、ストーリー性もそれまでより重視され、一年を通して大きな謎が段階的に明かされていく仕掛けになっている。
段階的謎解きのストーリー構成は本作以降もプリキュアシリーズの基本となったが、これは「謎が段階的に明かされるタイミングで新玩具を盛り込む」ことで玩具販促とアニメの盛り上がりをリンクさせやすいことも背景にあるだろう。
また、本作以前の作品ではプリキュア側が敵キャラクター側へ感情移入する描写を極力避けるようにしていたのだが、本作ではその方針を180度転換。倒すべき敵キャラクターたちとの間に奇妙な友情が芽生え、プリキュアシリーズ初の「敵から味方に寝返ってプリキュアに覚醒する女幹部」も登場した。これについても、本作以降も定番化している。
※これは『デジモン』・『おジャ魔女どれみ』シリーズで「光堕ち」ネタを展開した関プロデューサーの得意技だった。
モチーフ
プリキュアたちのコスチュームからアイテム(玩具)まで、クローバーのマークがデザイン上のモチーフとして多用されている、敵の目的が不幸を作り出すことなので、プリキュア側には幸運の象徴である四葉のクローバーをモチーフとしたということのようだ。
四葉のクローバーの葉はそれぞれ「愛」「希望」「祈り」「幸せ」を意味してると伝えられるが、この四概念は本作のプリキュア4人に一つずつ対応している。
ダンスは上述した「女児が憧れそうなもの」を意識して取り入れられた要素で、プリキュアたちは普段はダンスチームに所属しているという設定である。
このことから、本格的なダンス技術を学び、それを自身のものまね芸(松浦亜弥等)に取り入れているだけでなく、振付師としても活動している芸人・前田健のインストラクションによるオリジナルダンスをプリキュアたちが踊っている様子を、高精度な3DCGを使って再現するというエンディングアニメーションが作成され、アニメと無関係な界隈からも話題になった。
3DCGによるダンスエンディングは、ダンスがモチーフではない後発の作品にも受け継がれるプリキュアシリーズの定番要素となる。
ただその一方で、プリキュアたちの変身バンクやバトル時のアクションにダンスの動きが込められるなどという関連要素は本作には採用されていない。
変身後のプリキュアの名前はフルーツの名前(桃、ブルーベリー、パイナップル、パッションフルーツ)から採られているものの、フルーツのモチーフはプリキュア名と名乗り台詞以外では作品にはほとんど反映されていない。コスチュームデザインにもフルーツの意匠は意識されていない。ただ、各プリキュアのイメージカラーについては名前に使われているフルーツの色と合わせている。
また、3人時代には変身前の名字にもイメージカラーが反映されていたが、東せつな加入でそのパターンは崩れた。ただし、風水において北=ピンク、東=赤・南=青・西=黄が概ね幸運色とされており、その観点では繋がりが残っているといえる。
なお、4人ということから必殺技や戦闘アイテムなどにはトランプのスートがモチーフとして使われているが、基本モチーフの「四つ葉のクローバー」と被ることからか余り目立つ形にはなっていない。
ストーリー
第1部・4人のプリキュア
数多く存在するパラレルワールドの1つである管理国家ラビリンス。そこは人々の全ての営みが国家によって管理された夢も希望もないディストピアである。
ラビリンスを支配している総統メビウスは全パラレルワールドの征服を目論み、それを達成するために必要な無限メモリー「インフィニティ」を入手するべく、部下達を地球の四つ葉町へと送り込んだ。
一方、ラビリンスと同じくパラレルワールドの1つに妖精達が住む国・スウィーツ王国があった。
そこの長老・ティラミスは一早くメビウスの目論見を察知。長老はその野望を阻止するため、伝説の戦士・プリキュアに全てを託すこととした。長老がプリキュアの森で祈りを捧げ、プリキュアへと変身する力を与える妖精「ピックルン」の封印を解くと、覚醒した4体のピックルンはプリキュアを探し求め、次元を越えて地球の四つ葉町へと飛び立って行く。
四つ葉町にたどり着いたピックルンは、元気一敗の女の子・桃園ラブと、その幼馴染である蒼乃美希、山吹祈里の携帯電話に乗り移り、彼女達にプリキュアへと変身する力を与えた。そして、ピックルンを目印に4人のプリキュアを探しに来たスウィーツ王国の王子・タルトと不思議な妖精・シフォンと出会ったラブ達は伝説の戦士・プリキュアとしてラビリンスの野望を打砕くため、そして皆の笑顔を守るため、ラビリンスの刺客達と戦いを繰広げる。
ラビリンスとの戦いの中で、ラブ達4人はゲームセンターで4つ目のピックルン・アカルンを見付けるが、ピックルンは案の定クレーンゲームの中で眠っており、ラブはゲームでそれを取ろうとするが、アカルンの寝相は余りにも悪過ぎて、手に入るのはゲーム内のヌイグルミばかりで、結局は取り逃がしてしまうのであった。
ラブ達がアカルンを探している中で、東せつなという不思議な少女が現れて、ラブは仲良くなるが、美希は警戒する。そこにラビリンスの幹部・イースが操るナキサケーベが出現。ラブの同級生の姉にしてダンスの師匠の知念ミユキに正体がバレてしまう。全てを知ったミユキはラブ達の協力者となることを決定。そしてあるライブで、またもやイースとの戦闘が来てしまうが、そのイースこそがせつなの正体であった。ラブはイースに悪いことをさせないために彼女を止めることを決意。1VS1での決闘の末に和解を果たすが、その直後にイースはメビウスによって縮められていた寿命が尽きて絶命してしまう。
すると、そこにアカルンが飛んで来てイースは蘇生すると同時にキュアパッションに覚醒。最初は罪の意識からラブ達の仲間になることを拒んだが、紆余曲折を経てプリキュアとしてラビリンスと戦うことを選んだ。
第2部・シフォンの正体
プリキュアが4人揃うとイースは「東せつな」としてラブの家で居候する。ある日、タルト・シフォンは「シルコアマの森」の祠に保管してあるクローバーボックスを取りに1度帰郷するが、その帰郷にラブ達がアカルンの力で付いて来ちゃった!タルトはティラミスにプリキュアを紹介すると、森の祠に向かうが、その森に封印してあった魔人をタルトを慕う妖精・アズキーナが彼の別れを惜しむあまりに蘇らせてしまった。しかし、タルトの説得でアズキーナはプリキュアと協力して、クローバーボックスを回収して魔人を封印。
こうしてクローバーボックスを手に入れたラブ達は、それを持ってラビリンスとの戦いに挑むのだが、ある日シフォンの体に異変が起こり、『我が名はインフィニティ。無限のメモリーなり』と不吉な言葉を残して姿を消してしまう。翌日シフォンを探すラブ達の前にティラミスが人間界を訪ねてくる。
スイーツ王国の予言によると「王国に四葉の赤ん坊が落ちて来た時、悪しきものがその赤子を狙って全世界を支配する」と表されている。その悪しきものがラビリンスでシフォンの正体がインフィニティであり、ティラミスはシフォンをラビリンスから守るために、タルトにシフォンを預けてプリキュアの捜索を依頼する。
例えシフォンがインフィニティでも友達であるから、ラブ達は世界の平和とシフォンを救うことを決意してクローバーボックスでシフォン取り戻すが、ラビリンスもシフォンの正体に気が付いてシフォンを狙うようになる。各してシフォンと世界の平和を巡るプリキュアとラビリンスの戦いが始まろうとしていた。
第3部・シフォン争奪戦
シフォンの正体がインフィニティと知ったラブ達はシフォンが時折インフィニティになる度にクローバーボックスを鳴らしては元に戻すという日々に悩ませながら、ラビリンスの首領・メビウスが差し向けた女幹部ノーザがサウラー達を率いて新たな怪物ソレワターセを使用して度々彼女を奪おうとする。
もう直ぐダンスコンテスト再開が近付く中、プリキュア達は占いの館に潜入して、ノーザ達に戦いを挑む。タルトもシフォンもプリキュア達の力となり、ノーザ達と交戦。
そして12月某日、待ちに待ったダンスコンテストの日が訪れ、ラブ達は見事準決勝に進出するが、ノーザの怪しき草笛によってシフォンはインフィニティ化してしまう。タルトはクローバーボックスを鳴らすが、まったく効果がなくシフォンはノーザ達にラビリンスに連れて行かれてしまう。
ラブ達はシフォン救出のため、スイーツ王国に向かいティラミス長老に相談しようとするが、スイーツ王国はラビリンスに管理され、長老達はメビウスに操られてしまう。ただ1人、難を逃れたアズキーナを連れ、人間界に逃げ帰ったラブ達はアズキーナから全世界がラビリンスに管理されたことを聞き、クローバータウンの住人にプリキュアの秘密を明かして、ラビリンスに向かう。
第4部・決戦ラビリンス
ラビリンスを訪れたラブ達であるが、ノーザ達の襲撃で離れ離れになってしまい、キュアベリーとキュアパッションはサウラー・ウェスターと戦闘になり、タルトとアズキ―ナは漸くシフォンを見つけるが助けることは出来なかった。それでも諦めない気持ちを放出して一行は1つに集結して、ラブに助けられた少女やタルト達と仲良くなった住民達やパッションと和解したサウラー達の応援を受け、ノーザとクラインを倒すのであった。
サウラー・ウェスター達も仲間に加わり、いよいよメビウスと最終決戦が始まる。圧倒的な力に押しつぶされそうになったプリキュア達であるが、プリキュアの諦めない心が聖なる力となり、遂にメビウスを倒し、シフォンを取り戻すのであった。
全世界を救ったプリキュアはダンスコンテストで優勝を果たすとそれぞれの道を歩み、タルト達もスイーツ王国に帰るのであった。
登場人物
プリキュア
妖精
ピックルン
スイーツ王国
管理国家ラビリンス
上層部
幹部
怪物
プリキュアの家族
桃園家
蒼乃家
山吹家
四つ葉町の住人
クローバータウンストリート
ダンスユニット「トリニティ」
四つ葉中学校
三色だんご
その他の生徒
- 由美(CV:一色まゆ)
ゲストキャラクター
劇場版の敵キャラ・ゲストキャラ
小説版キャラ
放送リスト(注意:この項目はネタバレを含みます)
備考・関連タグなどは自由に記入して下さい。
話 | サブタイトル | 初登場キャラ※1 | 備考/関連タグ | 放送日程 |
---|---|---|---|---|
1 | もぎたてフレッシュ!キュアピーチ誕生!! | 桃園ラブ、蒼乃美希、山吹祈里、シフォン、タルト、ミユキ、桃園あゆみ、由美、長老、イース、ウエスター、サウラー、ナケワメーケ | ラブが占いの館でせつなと出会う。ナケワメーケの出現で、キュアピーチに変身しプリキュア・ラブサンシャインを披露し浄化する。/スイッチオーバー、我が名はイース、不幸のゲージ | 2月1日 |
2 | つみたてフレッシュ!キュアベリー誕生!! | 蒼乃レミ、一条和希 | 美希がキュアベリーに変身し、プリキュア・エスポワールシャワーを披露する。/幻の水着回、蒼乃美希水着騒動、アフロ髪のラブ、濃縮還元、カロリーゼロ、保存用サイズ5割増 | 2月8日 |
3 | とれたてフレッシュ!キュアパイン誕生!! | 山吹正・山吹尚子・桃園圭太郎・カオルちゃん・タケシ・ラッキー(犬) | 祈里がラブ・美希と踊りたいことを躊躇するが、プリキュアとなったことで決意する。キュアパインに変身、プリキュア・ヒーリングプレアを披露。/蒼乃美希のアイドル妄想、ダブルプリキュアキック初披露 | [[2月15日]0 |
4 | シフォンが迷子?町中もう大騒ぎ!! | 魚屋 | シフォンがラブ達のお世話を受入れず、街中に飛び出し、悪戯をしてしまう。/ウエスター初参戦、ノビノービ、キュアビタン | 2月22日 |
5 | 遊園地でドキドキ!ワクワクデート気分!? | 知念大輔、沢裕喜、御子柴健人 | 美希が、ラブ、祈里と連れて、知念、沢、御子柴と遊園地デートをする。/101回目のプロポーズ、いずみゆうえんち、いいかげんにしろくろ、パンダ?、目がしろくろ・・ | 3月1日 |
6 | 消えたハンバーグ!大好きなものを守れ!! | メビウス | ラブが、人参嫌いのせいで、母と喧嘩している最中、サウラーの企みで、街中の人々の大好きなもの(ハンバーグ、ゲーム機、最後にはお母さん)が消えてしまう。/ケシケシ | 3月8日 |
7 | せつなとラブ友情のクローバー! | 東せつな※2 | ラブがせつなと再会し、街を案内し、ラブがくじで引き当てたクローバーのアクセサリーをげっとしせつなにあげる。そのすきにリンクルンを奪おうとするが失敗する。/チックタック、時間よ止まれ | 3月15日 |
8 | シフォン大ピンチ!ピーチの新しい力!! | - | ラブが、シフォンのキュアビタンの作り方について、悩んでしまう。キュアピーチが新アイテムを入手し、ラブサンシャインフレッシュを披露する。/キュアスティック初披露/チュチュチュリース | 3月22日 |
9 | 美希の夢私プリキュアをやめる!! | クライン | 美希がティーン雑誌の読者モデルオーディション最中にナケワメーケが現れ、ピーチ、パインの戦いに加わり、最終オーディションを棄権してしまう。/花見、チェリーッス、わるいのわるいの飛びません!、トリプルプリキュアキック披露 | 3月29日 |
10 | タルトが祈里で祈里がタルト!? | 祈里が、ナケワメーケの入れ替わりマシンによって、タルトと入れ替わってしまう。/入れ替わり、キュアパインになったタルト、おれがあいつであいつがおれで、ダブルプリキュアパンチ披露、くるくるーガッシャーン、新年度初の放送 | 4月5日 | |
11 | ミユキの怒り!もうダンスは教えない!? | レイカ、ナナ | ラブたちの遅刻にミユキが怒りダンスを教えなくなるも、そのラブたちからの謝罪を受け和解する。大輔のお姉さんがミユキさんだったことに驚く。/ダンスユニット「トリニティ」、アクション!、カカ..カット! | 4月12日 |
12 | みんなで変身!フサフサ大作戦!! | ラブが、お父さんが作った動物のカツラがナケワメーケになってしまい、戦いに苦労する。ウエスターが、住民にカツラをかぶせるが、不幸のゲージが一滴もたまらなかった。/ウイーッグ、不幸にならななかった回、アデランス | 4月19日 | |
13 | シフォンが病気!?パインの新しい力!! | 祈里がシフォンの病気が分からず、どきまきする間に、ナケワメーケと対峙し、キュアスティックを入手。浄化終了後につきとめ、シフォンの病気を治す。/ヒーリングプレアフレッシュ初披露 | 4月26日 | |
14 | 4人目のプリキュア!?アカルンを探せ!! | ハムスター、つばめのヒナ | シフォンが喋れるようになり、「ピルン、ブルン、キルン、アカルン」と言いラブたちが、妖精アカルンを探すが、捕まらなかった。その間にピーチたちがイース達3幹部とチーム戦で戦う。 | 5月3日 |
15 | せつなとラブ相手を思いやる心! | - | せつながリンクルン強奪のために、ラブたちとデートしたが、失敗に終わる。サウラーの作戦で人々の本音が暴露されるも、ラブは、すべて本音しか言わなかった。/ボウリングボールの色を選ぶことをためらうせつな、オターケサーン | 5月10日 |
16 | 恐怖の文化祭!夜の学校に響く足音!! | ラブと大輔が学園祭準備の夜に、ナケワメーケになったガイコツと対峙する。/キュアベリーがナケワメーケを倒すのに失敗、あまずっぺー | 5月17日 | |
17 | シフォンは任せて!ベリーの新しい力!! | 美希がシフォンのお世話をするが、うまく行かず落ち込む。小さい頃にはぐれたことを思い出し、愛情を知ったおかげで、ブルンをゲットし新技で浄化する。/エスポワールシャワーフレッシュ初披露、「は~いシフォンちゃん、美希たんでちゅよ~!」、育児の本で完璧のmktn、キュアベリーがキュアスティックを入手 | 5月24日 | |
18 | プリキュアに会いたい!小さな女の子の願い!! | - | ラブ、美希、祈里。プリキュアに会いたいと言った病院に入院していた女の子と会う約束するも、ウエスターと対峙してしまう。/地デジ、東京タワー/4人目のプリキュア登場予告その1 | 5月31日 |
19 | 新たなカード!イースの新しい力!! | - | イースがメビウスよりカードを授けられナキサケーベを召喚する。ナキサケーベがプリキュアと初参戦。/4人目のプリキュア登場予告その2 | 6月7日 |
20 | ダンスとプリキュア…どちらを選ぶ!? | - | ラブ・美希・祈里がダンスとプリキュアの両立をしたが、過労で倒れてしまう。/飛びます、飛びます!、4人目のプリキュア登場予告その3 | 6月14日 |
21 | 4人目のプリキュアはあんさんや!! | 疲労で入院してるラブ達/タルトがミユキをプリキュアに勧誘/ラブたちがミユキの前でプリキュアに変身/4人目のプリキュアの登場予告その4 | 6月28日 | |
22 | せつなとラブあなたがイースなの!? | - | ラブ達はミユキのガードマンをする、その途中せつなが、トリニティのコンサート会場で倒れ、ラブから救助される。イースが最後の切り札を使い、ラブにせつなは自分だと明かす。 | 7月5日 |
23 | イースの最期!キュアパッション誕生!! | - | ラブが、せつなの正体を聞いて落ち込むも、キュアピーチとイースに変身し勝負する。戦闘の最中にイースが寿命を迎えてしまうが、シフォンが呼び出したアカルンの力でキュアパッションに転生する。/「ラブ、ねえ聞いてあの娘はイースだったの。せつななんて娘は元々居なかったのよ。」 | 7月12日 |
24 | せつなの苦悩私は仲間になれない! | - | せつなが、ラブの母あゆみに家族ぐるみで食事に誘われ、桃園家に居候することになる。せつながキュアパッションに初変身し、パッションハープを使用した技ハピネスハリケーンを初披露し浄化する/ラブせつ | 7月19日 |
25 | イース対パッション!?私は生まれ変わる!! | - | せつな。犬を見て、自分がしてきたことについて思い出してしまう。イース型のナケワメーケと対峙し、キュアパッションに変身し、浄化する。 | 7月26日 |
26 | 4つのハート!私も踊りたい!! | - | せつな。ラブたち一緒にダンス合宿をする。テレポテーションで忘れ物を取りにいく。/エスパー魔美、白井黒子/主題歌がリニューアル | 8月2日 |
27 | 夏だ!祭りだ!オードリー!! | 若林正恭・春日俊彰(オードリー) | ラブ、せつな、美希、祈里、漫才に出場、オードリーと出会いアドバイスを受ける。オードリーの出演中にナケワメーケが乱入も、プリキュアとともに戦い、勝利する。/おめーんごめーん。 | 8月9日 |
28 | 大切な記憶!おじいちゃんとの思い出!! | 桃園源吉 | ラブ。サウラーの写真機ナケワメーケの罠にひっかかってしまい、亡くなった祖父である源吉のところへタイムスリップしてしまう。源吉がラブを説得し、元の世界に戻る。 | 8月16日 |
29 | 謎だらけの男!カオルちゃんの正体!? | ジェフリー、ジュリアーノ、ゴードン | カオル。プリキュアと連携して、ウエスターを倒す。来日したメクルメク王国のジェフリー王子を助ける。 | 8月23日 |
30 | タルト危機一発!正体がばれちゃう!? | タルトが腹痛を起こしたことで、タルトにへそがないことを『探偵ペットスクープ』という番組で取り上げられ、正体がばれかける。/朝日放送、探偵!ナイトスクープ、桂小枝探偵 | 8月30日 | |
31 | ラブと大輔仲直りのしかた! | ラブ。大輔と約束していた野球応援をすっぽかしたことで喧嘩になる。ラブが、仲直りに応援にいくも負けてしまう、ラビリンスと野球対決 | 9月6日 | |
32 | さようなら!タルトとシフォン!! | アズキーナ、長老 | タルト・シフォン。自分の役目が終わったことで、故郷へ帰り、アズキーナと出会うが、魔物の封印説いてしまい、プリキュアが封印をする。ラッキークローバーボックス入手 | 9月13日 |
33 | 美希とせつなの怖いもの | 美希。タコが大の苦手なことをせつなに言う。せつな。怖いものが、ひとりぼっちということを美希に言う。/ぼっち | 9月20日 | |
34 | インフィニティ現れる!明日を取り戻せ!! | ウエスターとサウラーの仕業で夜が続いてしまう、シフォンが突如、自分のほんとうの名前と存在を明かしてしまう。/わが名はインフィニティ。無限のメモリーなり | 9月27日 | |
35 | シフォンの隠された秘密! | ノーザ | 長老が、シフォンの秘密について、ラビリンスとの関係を、ラブたちに話す。プリキュアがシフォンを取り戻す。ラビリンスからの新刺客ノーザが登場する。/一杯になったFUKOのゲージ | 10月4日 |
36 | 新たな敵!その名はノーザ!! | ソレワターセ | シフォンが歩けるようになったので、公園でどんぐり探しをする、ノーザ。プリキュアの前に現れ、初めて対戦する。 | 10月11日 |
37 | シフォンを守れ!プリキュアの新しい力!! | ラブ・美希・祈里・せつな。ミユキさんに勧められたミコシバグループの屋敷内でトレーニングを始める。ラッキークローバー・グランドフィナーレ | 10月18日 | |
38 | クローバーボックスをさがせ!! | - | 美希。女の子を助けるために、クローバーボックスをなくしてしまい。みんなで探す。/悩みは青春のビタミンだよ、変身時のBGMが変更、「ベリーソードは囮よ!」 | 10月25日 |
39 | ケンカは禁止?沖縄修学旅行!! | - | ラブ・せつなの修学旅行回。大輔が、ラブとお近づきになりたいために、仲良く接することを試みる。/シーサー | 11月8日 |
40 | せつなとラブお母さんが危ない! | あゆみがソレワターセと入れ替わられる/せつながあゆみをお母さんと呼ぶ | 11月15日 | |
41 | 祈里と健人の船上パーティ! | 祈里と健人が、船上パーティに招待されるが、ラビリンスのソレワターセが襲来するもパインが単身でソレワターセを浄化する | 11月22日 | |
42 | ラビリンスからの招待状! | せつなが、ノーザからの招待状を受け取り一人で戦いに行く。せつないなことに気づいたラブたちとも合流しソレワターセを浄化する | 11月29日 | |
43 | 世界を救え!プリキュア対ラビリンス!! | プリキュアが罠にはまって同士討ちをさせられる | 12月6日 | |
44 | 妖しき草笛!奪われたシフォン!! | シフォンがラビリンスに捕らわれる | 12月13日 | |
45 | 4人はプリキュア!クリスマスイブの別れ!! | ラブたちが家族などに正体を明かす/2000年代最後の放送 | 12月20日 | |
46 | サウラーとウエスター最期の戦い!! | サウラー&ウエスター一時退場/2010年代最初の放送 | 2010年1月3日 | |
47 | 世界が変わる!ドーナツが起こした奇跡!! | タルトが渡したドーナツでラビリンスの人々が正気を取り戻す。 | 1月10日 | |
48 | 最終決戦!キュアエンジェル誕生!! | サウラー&ウエスター復活/キュアエンジェル登場 | 1月17日 | |
49 | 驚きの真実!メビウスの本当の姿!! | メビウス達ラビリンス上層部の正体発覚 | 1月24日 | |
50 | 笑顔がいっぱい!みんなで幸せゲットだよ!! | 最終回 | 1月31日 |
※1…エンディングの「声の出演」で名前が出ていたキャラクター名
※2…イースと同一人物
主題歌
オープニングテーマ
「Let's!フレッシュプリキュア!」(第1話 - 第25話)
作詞:六ツ見純代 / 作曲:高取ヒデアキ / 編曲:亀山耕一郎 / 歌:茂家瑞季
「Let's!フレッシュプリキュア! 〜Hybrid ver.〜」(第26話 - 第50話)
作詞:六ツ見純代 / 作曲:高取ヒデアキ / 編曲:亀山耕一郎、村田昭 / 歌:茂家瑞季
エンディングテーマ
「You make me happy!」(第1話 - 第25話)
作詞:六ツ見純代 / 作曲:marhy / 編曲:亀山耕一郎 / 歌:林桃子
「H@ppy Together!!!」(第26話 - 第50話)
作詞:六ツ見純代 / 作曲:marhy / 編曲:村田昭、marhy / 歌:林桃子
劇場用映画
「映画 フレッシュプリキュア! おもちゃの国は秘密がいっぱい!?」2009年10月31日公開。
漫画
上北ふたごによるコミカライズ版が『なかよし』に連載された(2009年3月号 - 2010年2月号)。
連載はラビリンスに最終決戦を挑む所で終了しており、その決着は描き下ろし最終回で描かれ、ムック本及び単行本(プリキュアコレクション)に収録されている。
小説
詳細は「小説フレッシュプリキュア!」。
関連イラスト
後のプリキュアシリーズに与えた影響
上述した通り、本作で初めて取入られた要素の多くが後のプリキュアシリーズに継続的に取入れられている。代表的なものを以下に記述する。
- 1年完結前提での作品作り
- 2月に番組開始、3月までに初期メンバー全員加入&クロスオーバー映画、5月に合体攻撃用アイテム登場、7月に追加キュア加入、10月に単独映画、それと同時期に最終決戦用アイテム登場、クリスマスを終えてから最終決戦、という1年の流れのテンプレ構築(このテンプレはこれ以降追加キュアがなかった『スマイルプリキュア!』を除き2019年放送『スター☆トゥインクルプリキュア』まで大体不変であった。2020年放送『ヒーリングっど♥プリキュア』以降はコロナ禍に伴うスケジュール乱れ等に伴う混乱や3月のクロスオーバー映画廃止などで混乱状態となり、2023年放送『ひろがるスカイ!プリキュア』からは一部初期メンバー登場が4月以降となる等分散される様になる等、完全にテンプレが崩壊)。
- エンディングが3DCGによるダンスムービーに。ダンスはプロ振付師監修。
- 敵組織が積極的に一般人を狙う様になる。それに対抗するプリキュアの立ち位置は自動的に「皆のために戦うヒーロー」となった。
- 敵キャラに三幹部制導入
- 敵キャラから光堕ちキュア誕生
- 敵キャラとの和解展開
余談
プリキュアシリーズはこの『フレッシュプリキュア!』以降、本家シリーズに限れば、いわゆる「2期」が見られなくなったが、これは偶然ではなく、シリーズ構成・前川淳の発言によれば、「最初からどんなに人気が出ても2期目はない」といわれていたらしい。その上で『フレッシュプリキュア!』が商業的に成功すれば今後のプリキュアシリーズはスーパー戦隊シリーズ同様1年単位で作品を更新する長期シリーズを目指すが、コケたらこの作品でシリーズを打切ると示唆されていたということ(参考)。このことは逆にいえば「『フレッシュ』は人気に関わらず1年と決まっているから、その範囲内で好きな様にやって良い」という意味合いもあったのであろうが、やはり後のプリキュアシリーズの命運を握ることには多少なりともプレッシャーもあった様である。
プリキュアシリーズがこの後も続いたのはご存知の通りであり、『フレッシュ』は現在のプリキュアシリーズの形を確立させた作品ともいえるであろう。実際、『フレッシュ』で導入された新機軸(番組中盤での追加キュア導入・敵キャラの光堕ち・「皆を守るヒーロー」としてのプリキュアの定義など)は、後のプリキュア作品でも積極的に取入れられ、現在ではプリキュアシリーズにおける定番として認識される様にまでなっている。
ただ、やはりこの当時は「2年目以降も続けられるのは成功の証」という認識が強く、どんなに頑張って人気を集めても、翌年には次世代にバトンを渡さなくてはならないというのはスタッフ達の間には複雑な感情もあった様である。本作で主人公のラブを演じた沖佳苗は2018年、プリキュア15周年を迎えた際インタビュー(リンクは上述の参考サイト参照)では、翌年作『ハートキャッチプリキュア!』を最初の頃はどうしても見ることが出来なかったことを吐露している。お母さんの様な気持ちで後輩達を応援出来る様になれたのは「最近のこと」としているので、映画「プリキュアオールスターズ」DX三部作やNS三部作で後輩達と共演していた頃は複雑な思いをずっと抱え続けていたのかもしれない。
プリキュアシリーズが1年交代制となった経緯は同記事や過去作、及びかつてこの枠で放送されていた『おジャ魔女どれみ』『明日のナージャ』等も参照のこと。
Pixivイラストにおける、プリキュアの変身前後の姿のタグの使い分けの配慮について
近年では、変身前の姿のみが描かれたイラストに対して変身後の姿の名前のタグが付けられている事や、変身後の姿のみが描かれたイラストに対して変身前の姿の名前のタグが付けられている事が多い。
しかし、そのような行為はどちらか一方の姿のイラストのみを検索したい人にとっては検索妨害にあたるので、行うべきではない。
中にはもちろん、変身前後の姿の両方のタグが付けられている事を気にしない人もいるだろうが、検索の際に気になるという人もいるため、そのような人への配慮としてタグの使い分けをしっかりと行う事が推奨される。
関連タグ
外部リンク
「プリキュアシリーズ」タグ
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