概要
初使用はハピネスチャージプリキュア!12話。
ラブリーライジングソードの応用技であり、剣がバットに描き変えられている他はライジングソードと同じバンクである。
攻撃には使用せず、サイアークとの野球対決に使用。
サイアークの豪速球を打ち返せるほど頑丈という以外はただのバットであり、性能は本人の野球の能力に依存する。
身体能力が強化されたプリキュアといえども、野球の知識や球種の見分け、戦略の立て方までは変身前のままと思われる。
それらは自分でやるか、ベンチに野球に詳しい人をおいておく必要がある。
ヘルメットをかぶるが、どこから持ってきたものなのかは不明。
打ち返すときの技名はラブリーホームラン。ライナー性で高さのある打球であり、打球はお星様になる。なお、技名は打ち返す直前に叫んでいるため、一種の予告ホームランである。
これ単独でサイアークを浄化することはできないが、打ち取られたサイアークは意気消沈してしまい、ナマケルダも潔く浄化されろと指示したため、別の必殺技にて浄化された。
ラブリーホームランは「敵に敗北を受け入れさせる力」がある心を折る必殺技なのかも知れない。
なお、本作には「野球」のプリカードが存在するが、ハピネスチャージチームが獲得したのはこのサイアークを撃破した後だったため、この時点では使えなかった。
プリキュア野球回
野球は一般的に女の子受けしにくいスポーツだが、なぜかプリキュアシリーズでは敵とプリキュアが野球で対決する回が何度か出てくる。
プリキュアたちはラクロス(美墨なぎさ)やフットサル(夏木りん)、チアリーディング(星空みゆき)、バレーボール(日野あかね)、女子サッカー(緑川なお)、弓道(青木れいか)など様々な運動部に所属しているが、野球系スポーツの部活動をしているのはソフトボール部の日向咲のみで、他には北条響や相田マナが他の部活の助っ人として参加した程度にとどまっている。
経緯も登場回も脚本担当もバラバラだが、「プリキュアと怪物がバトルでなくなぜか野球で勝負することになり、プリキュア側が勝利すると怪物は大人しく浄化される」という展開になることが多い。
野球以外も含めたいくつものゲームで勝負するお話の場合もあるが、怪物の登場に野球部の男子が絡む(知念大輔、山崎健太)場合は勝負は野球のみになる。頭脳派キャラがバントするのも定番。
なぜプリキュアに野球回が出てくるのかは不明だが、考えられる理由としては
- プリキュアの基本コンセプトである勇猛果敢な女の子を描きやすい。
- 男子を多く登場させられるため、男子とプリキュアの関係を描きたいときに向いている。
- ピッチャーが投げるまで展開が止まるため、試合中に敵味方で話していても不自然にならない。
- 女子野球は日本代表の活躍がめざましく、大人気といわないまでも一定の人気がある。
- 東映アニメーションの親会社である東映は、かつてプロ野球チーム東映フライヤーズ(現北海道日本ハムファイターズ)を保有していた(厳密には「保有」していたのは東映の親会社だった東京急行電鉄で、東映は「運営」を委ねられていた。この関係はややこしいのでウィキペディアなんかを参照)。
- 東映アニメーションのスタジオは西武鉄道沿線にあって、そこの最寄り駅から西武池袋線で西武ドームへ直に行けるため(因みに東映太秦映画村はJR西日本嵯峨野線(山陰本線)沿いにある)。
- 『秘密戦隊ゴレンジャー』の野球仮面のオマージュ(ただし、野球仮面とは攻守が逆)。
- プリキュアをチアガールの姿にしておくため。
- 毎年高校野球のために制作局が遅れネットで放送しなければならないことへのあてつけ。
- 単純にスタッフに野球好きが多い。
などが挙げられる。
もっといえば、前作の放映中に始まった裏番組が野球を題材にしてるためそちらへの対抗意識との声も・・・・。しかしその4年後、快盗戦隊の巨大ロボが・・・・。
野球回一覧
- 『フレッシュプリキュア!』31話
- 『プリキュアオールスターズDX3』
- 『スマイルプリキュア!』29話
- 『ドキドキ!プリキュア』9話
- 『ハピネスチャージプリキュア!』12話
この他、野球回ではないが『ふたりはプリキュアMaxHeart』には野球をモチーフにしたザケンナーが、『Go!プリンセスプリキュア』にも野球をモチーフにしたゼツボーグが登場している。
関連イラスト
上述の通り武器には使用しないが、キュアラブリーの歴代でも一二を争う荒ぶりようから、バットで直接相手を殴るイラストが何枚か出ている。
※絶対に真似しないように!
関連タグ
ロボットジュニア :グレートマジンガーに登場するロボット。バットが武器でコクピットユニットも野球帽モチーフ。
ポンちゃん :ロボットガールズZに登場するゲッターポセイドンモチーフのガールズ。背中のバットで「全盛期の山本浩二並みのフルスイング」をかます。
ガンバスター・・・設定のみであるがバットを装備している。
品田辰雄:元プロ野球の選手。ならず者のバットの扱いに「バットは人を殴るもんじゃねぇ」と言い放つ。
グローブン:投げるボールの爆発はもちろん、乱闘時にはバットで直接殴った。中の人はHUGっと!プリキュアでも敵役を務めた
真島吾朗:主に金属バットを武器として使用。バッティングセンターでは反応に困っていた部下に「笑いどころやないかい!」と叫んでバットでシバいた。
ネス:MOTHER2の主人公。本編での装備はバット。大乱闘スマッシュブラザーズシリーズにおいてもスマッシュ攻撃でバットを使う。
沢村将馬:ゲーム中は赤いバットや野球ボールで攻撃する。
イナズマイレブン:サッカーなのに「ドこんじょうバット」というある意味で間違った必殺技を放つ。
アイドルマスターXENOGLOSSIA:上官の差し向けた軍により差し押さえられた基地を奪還するため、スタッフの1人「源千佳子」が兵士の頭にバットを叩き付けた。次回予告でも頭に狙いを付けるための講座を開催するクレイジーさ。
ファイナルファイト:シリーズの「ファイナルファイトタフ」でマスクを付けた敵が背負ったバットを大きな動きで振りかぶって攻撃する。わかりやすい攻撃の分ダメージも大きい。
Mr.4:バットを使って爆弾を飛ばしたり、人を直接殴ることもある。ウソップの声真似に騙されて仲間のミス・メリークリスマスを殴って倒してしまった。