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快盗戦隊ルパンレンジャー

かいとうせんたいるぱんれんじゃー

快盗戦隊ルパンレンジャーとは、『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』に登場する戦隊。
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予告する。アンタのお宝頂くぜ!

概要

義賊として一市民から英雄視される三人組の怪盗

それぞれが過去にギャングラーに属する氷漬けの能力を持つギャングラー怪人によって大切を失っており、コグレによって「ギャングラーから全てのルパンコレクションを取り返せば失った人を取り戻せる」とスカウトされたためにギャングラーとの戦いに身を投じる。
ゴーグルはシルクハット型で色はそれぞれのパーソナルカラー。
エンブレムはVの字が刻まれたシルクハット。一部の関連グッズでは「快盗Vエンブレム」と呼ばれている。
変身後は左胸にシルバーのエンブレムとして現れる。これはコグレの胸にも同じマークがある。

日常生活では、表向きにフランス系企業が経営するとされる(但し経営実態は無いペーパーカンパニーである)フレンチレストラン「ビストロ・ジュレ」で働いているが、コグレからの指令を受けたりギャングラーが暴れていることを知ると、たとえ客が食事中でも追い返し(その際、お詫びの品としてマカロンを手渡すなどして何らかのフォローは保っているが)、各メンバーカラーの礼服に着替え、シルクハットとアイマスクを着用し出動する。ちなみにアイマスクには認識障害機能が備わっており、顔だけでなく声でバレる心配もなくなる。

快盗としての任務中(つまり礼服姿の時点から)はお互いをコードネームで呼び合っているが、3人しかいない時は本名で呼び合うこともある。

メンバー間の関係は、「誰かが倒れても残った者が必ず願いを叶える」として窮地に陥っても助けないという不必要な馴れ合いはしないドライなものだが、決して冷徹というわけではなく、助けないのは多少のピンチなら助けなくても切り抜けられるという互いの実力への信頼もあってのことである。最も話が進むにつれ、仲間意識が芽生えてきてはいる模様。

コレクション回収のためにギャングラーと戦い結果的にトドメを刺すこともあるので義賊的な一面もあるが、基本的には動機が動機なため関係ない一般人を助けるような気持ちは希薄で(#1ではギャングラーから仕掛けてきたとはいえ一般人の客がいる中で銃撃戦を始めている)、特に透真に顕著だが、彼らは大切な人をギャングラーに奪われている復讐者でもあり真っ当なヒーローとは言い難い面を持つ正義のアウトロー

ただし、現実でもよくある「警察への不信感」に囚われている市民は多く、ルパンレンジャーも怪人の策略で死にかけた市民の救助などに手を貸すことがあるため(#7)、市民の中にも快盗の支持者は少なくない様子#14では幼稚園の園児が(照れ隠しもあるのだろうが)圭一郎に向って堂々と「快盗の方がいい」と言い放っている。しかし#9#12のようにコレクションを所持した人物からは警戒されたこともあった。


当初は「ビストロ・ジュレ」にパトレンジャーが来ることをあまり良しとしていなかったが、彼らから情報を引き出す目的で敢えて接触するようになった(コグレもギャングラーが持つルパンコレクションを優先させ、パトレンジャーに関しては泳がせる方針を取った)。
パトレンジャーは追ってくる相手なので邪魔な存在ではあるが、ルパンレンジャーの目的はあくまでもルパンコレクションの回収であるので、完全に倒さなければいけない関係ではない。そのため、状況次第では回収が完了した時点でパトレンジャーにギャングラーを任せて撤収する事も多い。

#7以降は、パトレンジャーに感化されてか、お人好しな行動を見せることも多くなっていく。

快盗なのもあって、敵にも一般人にも正体を知られていなかった戦隊であり(家族に知られていることも多かった21世紀の戦隊では稀有なケース)、パトレンジャー含む国際警察側も正体を知らない(変身前の礼服姿は知られているが、ある程度顔が隠れているために正体を特定できていない、#26でマスクに認識障害機能が付いている事が判明)。ルパンレンジャーが一方的にパトレンジャーの正体を知っている形になっていた。

#48でメンバーが自ら正体を明かしたことにより警察から指名手配され(未成年の初美花のみ名前が公表されていない)、ビストロ・ジュレはコグレの手によっていち早く引き払われてもぬけの殻となり、古い洋館を新たなアジトとしている。

メンバー


アイテム

今作のキーアイテムおよび巨大マシン。
ルパンレンジャーが使うものは飛行マシン型のダイヤルファイター
#38以降において、ルパンレンジャーが所有しているVSビークルは、レッドダイヤルファイター、ブルー、イエロー、サイクロン、シザー、ブレード、マジック、トリガーマシンスプラッシュ、サイレンストライカー、ビクトリーストライカーの10種類(内、サイレンストライカーの方はデストラに奪われた#42でパトレンジャーの所有になったためルパンエックス強化やサイレンルパンカイザーへの合体にのみ使用される。)。

両戦隊共通の変身アイテム兼射撃武器。
巨大マシン搭乗時には操縦レバーとして使用。

  • ルパンソード
共有武器。柄にマジックハンドのついた剣。

  • バックル
ベルトのバックル。
犯行予告に使うカードが収納されている他、取り外してワイヤーを射出するワイヤーガンとしての機能もある。

  • ルパンカード
ベルトのバックルに収納されているカードで、予告や報告に使われる。投擲することで鋭利な武器になるほどの強度がある。

  • マスク
快盗の衣装に合わせた正体を隠す為のマスク。
主に変身前に着用している。目元周りしか隠せていないが認識障害機能(認識阻害と同じ物)が付いているため正体がバレる事はない。

#34より登場。不思議な力を秘めた必殺銃。
使用者はルパンレッド。大快盗アルセーヌ・ルパンが愛用していたルパンコレクション。

必殺技

  • イタダキストライク

ルパンレッドのVSチェンジャーに、グッドストライカーダイヤルファイターモードをセットし発動する。この時ルパンレッドは分身する。そしてルパンレッド分身とブルー、イエローと共に銃撃で相手を倒す。
他の快盗ブーストやルパンエックスのイタダキエックスストライク(スペリオルエックス)と同時に発動も可能。またパトレンエックスのイチゲキエックスストライク(エクセレントエックス)とも同時攻撃が可能である。

  • 快盗ブースト(サイクロンダイヤルファイター)
サイクロンダイヤルファイターをVSチェンジャーにセットし発動する。VSチェンジャーの銃口から鋭いプロペラが出現し他の二人も同時に銃撃しそのパワーも追加されたプロペラで敵を倒す。一応単体でも発動可能。

  • 快盗ブースト(シザー&ブレードダイヤルファイター)
シザー&ブレードダイヤルファイターをVSチェンジャーにセットし発動する。シザーシールドとブレードブーメランが出現し武器になる。ルパンレッドが良く使用するが、ブルーとイエローも発動可能。※他、イエローはレッドが発動したブーメランを借りて使用した事がある。

  • 快盗ブースト×警察ブースト×スペリオルショット
サイクロンダイヤルファイターとエックストレインファイヤー&サンダーをVSチェンジャーにセットし発動。三属性の快盗ブースト(×2)&警察ブーストにXチェンジャーのパワーを追加した光弾で相手を倒す。

  • 快盗ブースト(マジックダイヤルファイター)
マジックダイヤルファイターをVSチェンジャーにセットし発動する。マジックアローが出現し武器になる。貫通力の高い光の矢を放つことが出来る。

  • 警察ブースト(トリガーマシンスプラッシュ)
トリガーマシンスプラッシュをVSチェンジャーにセットし発動する。スプラッシュバスターが出現し武器になる。強力な水流を放ち攻撃したり消火弾で炎を消せる。

  • イタダキ・ド・ド・ドストライク
ルパンマグナムをVSチェンジャーにセットし、マグナムのダイヤルを3回回し「アン・ドゥ・トロワ」の音声を鳴らして発動。強力な光弾を放つ。その威力はギャングラー怪人の体をも融解させ風穴を開ける。

  • イカサマ・ドストライク
発動手順はイタダキ・ド・ド・ドストライクと同じだが、違いは巨大化したギャングラー怪人を吹き飛ばす強大な威力である。

人を信じない戦隊

結成経緯やアウトロー(=世間から反発される)の立ち位置であるのに加え、支援者のコグレが胡散臭さの拭えない人物である事から、「人を信じない」スタンスに立つことが多いチームである。
そのスタンスは例えば、協力者であるコグレに対しても隠し事(自分達の仇である氷のギャングラー怪人=ザミーゴを特定したこと)をするという行動にも表れている。
この作品をメインで担当する脚本家・香村純子が「戦隊ではなく余所の作品のヒーローのつもりで描いている」と発言したという話もあり(後述)、この戦隊らしからぬスタンスはどうやら意図的なものらしい。

とはいえ、ライバルである警察戦隊と長い付き合いをする中で彼らに感化されている部分も多いらしく、#7でギャングラーに襲われて死にかけていた市民の救出に手を貸して以降、消極的ではあるが人助けをする場面が増えたり、場合によっては警察と手を結んで戦ったり#13#32)と戦隊らしい行動も増えている。

また、そもそもの人間不信についても、警察とのコンビネーション(互いに信頼し合えなければできない)を咄嗟に成功させたり(#13)、圭一郎の性格を把握した上で大事なコレクションを託したり(#32)、コグレと同じぐらい胡散臭いノエルにザミーゴのことを情報共有する#38)など回を重ねるごとに薄れている。
チームの中だと初美花が一番この手の不信が薄く、魁利と透真がこれに続く形だが、魁利も#40では捨て犬を守るためにコンビニのおばちゃんやレストランの店長に相談をし、独力で捨て犬を飼ってくれる人を見つけることに成功するなどだいぶ丸くなった印象を受ける。恐らく某熱血おまわりのおかげだろう。

余談

メンバーの名前の最初の字を拾っていくと「かいとう=快盗」になる(かいり、おま、みか)。
苗字は夜を連想させるネーミングとなっており、朝などを連想させるパトレンジャーのメンバーと対になっている。(早見→はやみで初美花にも入っている)なお、奇しくも夜野魁利を演じる役者の名前があさひである為、こちらでもネーミングが対になっている。

「氷漬けになって失われた大切な人を取り戻す」という目的の面から、恐らくは「解凍」の意味も名前に込められていると思われる。

マントを羽織った戦隊はマジレンジャー以来。
ゴーグルの色がメンバーカラーなのはゴーバスターズ以来。
個人名が「(戦隊名)+(色)」なのはキョウリュウジャー以来。

よく間違われるが、「盗」ではなく「盗」である。
ただし、上記の通り、戦う動機や、馴れ合わない態度など、御世辞にも「快い」とは言えず、義賊扱いされているのもギャングラーと戦っているから結果としてそう思われているからに過ぎず、対立している警察戦隊パトレンジャーが正統派のヒーローであるのに対し、どちらかと言えばダークヒーローに近い。メインライターの香村純子氏もルパンレンジャーを別の番組のヒーローのイメージで描いているとのこと。

2018年2月25日には日曜ワイド枠にてのび太の宝島公開記念としてのび太のひみつ道具博物館が放送したため、偶然にもルパン繋がりとなった。

関連記事

快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー スーパー戦隊シリーズ

海賊戦隊ゴーカイジャー:同じく義賊のスーパー戦隊。仲間意識も大っぴらに出さない、人助けよりお宝を探すのを優先している等共通点が多い。
轟轟戦隊ボウケンジャー:敵組織とお宝を奪い合うスーパー戦隊。尚、こちらは敵組織の方が複数存在する。
パワーレンジャー・S.P.D.:ライバルであるパトレンジャーの先輩戦隊。ちなみにレッドとイエローが元義賊である。
秘密戦隊ゴレンジャー太陽戦隊サンバルカン:同じく飲食店を拠点とするスーパー戦隊。
怪盗BN団:前作に登場した本職が怪盗のコンビ。
忍者戦隊カクレンジャー忍風戦隊ハリケンジャー:ソーシャルゲーム『スーパー戦隊ウォーズ』にてボウケンジャー、ゴーカイジャーと共にルパンレンジャー陣営にいる戦隊。なお、ルパン三世では銭形警部の部下が忍者だった事がある。
鳥人戦隊ジェットマン:こちらも巨大メカが飛行する物のみで構成される戦隊。また、元祖正義のアウトローと呼ぶべき人物が所属している。
爆竜戦隊アバレンジャー:初期メンバーの配色が一致(+)、イエローが女性、拠点が飲食店繋がりと言う共通点を持つ戦隊。しかし『人を信じない戦隊』であるルパンレンジャーに対し、こちらは私利私欲や身勝手に走る人間に何度も巡り合っても他者を守る事を貫いた『人を信じる戦隊』である。
なおアバレンジャーモチーフのルパンコレクションは#31で登場(「楽しくいこうぜ~Plends-le dessus~」)しているのだが、能力を伏せられたまま回収されたと言うあからさまに雑な扱いをされた、現在唯一のコレクションとなっている。これは何を意味するのだろうか?

ルーペロイド…怪盗をモチーフにしたスーパー戦隊の怪人。中の人はのちに『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』のナレーションを担当していた。

仮面ライダールパン:ルパンの名を冠する仮面ライダー。変身道具も銃である。ただし、こちらは悪役。
仮面ライダーアクセル:ルパンレンジャーと同じく親しい人達を氷漬けにされて奪われ謎の後援者により仇を討つ手段を得た仮面ライダー。ただし、こちらは警察官でもあり、また氷漬けにされた人達(家族)は取り戻せる可能性が見出されているルパンレンジャーのケースとは違い、彼の目の前で完全に死んでしまっている。

快傑ズバット:同じく『怪』の字を『快』の字に置き換えて、ヒーロー要素を強めたネーミングとなっているヒーロー。ちなみにこちらも正義のヒーローではあるものの、警察にはヒーロー的行為が黙認されていない。

ルパン三世アルセーヌ・ルパンの子孫。変身時の音声はルパン三世のテーマの「ルパン・ザ・サード!」にそこはかとなく似ている。
心の怪盗団:悪人をターゲットにする怪盗繋がり。リーダーの分身が「アルセーヌ」という名の赤い怪人
キャッツ・アイ:普段は飲食店で働いている三人組の怪盗であり、目的がある物を回収する為であることから、元ネタの一つと考えられる。#27ではメンバーの1人似たような格好になっていた。
快盗天使ツインエンジェル:悪と戦う「快」盗繋がり。こちらにも執事がいる。ちなみに同作品に登場するキャラを演じた釘宮氏はこの作品の追加戦士を演じている













ここから先、#48のネタバレの為注意!!!
















ギャングラーに捕まったノエルの処刑が全世界へ中継されると知り、助けにいこうとする魁利達。
コグレは反対するが、ゴーシュのコレクションを回収する為でもあると伝え助けに向かう。

先に駆けつけたパトレンジャーはゴーシュの攻撃によって変身解除。
ノエルの処刑が始まろうとした瞬間にマスクをした魁利達が現れる。


しかし、待っていたとばかりにドグラニオはルパンレンジャーにノエル解放の条件を伝える。
それは、マスクを外して素顔を見せた上でゴーシュと戦って勝つ事だった。

ノエルを人質に取られている以上、他に選択肢はない。

後戻りができない事を覚悟した3人は、遂にマスクを外し、その素顔をライバルのパトレンジャー達、ギャングラー、そして全世界の人々に見せたのだった。

続く#49にて魁利と透真の顔写真や姓名等が公表され(19歳である初美花のみ未成年のため非公表扱い)、全国的に指名手配されてしまう。
そして巨大化したドグラニオからコレクションを回収するため戦いを挑むも、ザミーゴが氷漬けの3人の関係者を見せ付けたことで動揺し、ドグラニオのコレクションを駆使した攻撃に圧倒されて重傷を負った上、透真と初美花が国際警察に身柄を確保されてしまった。

#50では1人残った魁利がザミーゴと戦っている最中に、時を同じくして意識を取り戻した透真と初美花も警察病院を脱出し、魁利の救出に向かおうとするも咲也とつかさに止められる。しかし、無茶をする魁利と共に戦うことを強く誓い、咲也達も彼らの決意を理解し送り出す。苦戦する魁利を助けることに成功し、激戦の末に遂にザミーゴを倒し、大切な人を取り戻すことが出来た。

ルパンレンジャー3人の目的はここで果たすことが出来たため、#50が「快盗戦隊ルパンレンジャーとしては最終回」に当たる。しかし、#51でもルパンコレクションを全て集めることを宣言し、快盗を続けることを決意した。
(おそらくは『大切な人を取り戻す手助けをしてくれた』ノエルコグレへの恩返しとしての意図があるものと推測される。)

かくして、快盗と警察の戦いはこれからも続いていくのだった。

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