『マスカレイズ!』『快盗チェンジ!』
『パトライズ!』『警察チェンジ!』
CV:三村ロンド
概要
快盗戦隊ルパンレンジャーと警察戦隊パトレンジャー専用の銃型変身アイテム。物語のキーアイテムであるルパンコレクションの1つでもあり、ノエル曰く、ルパンコレクションを改造し、人間が扱えるようにしたものらしい。
最終回にて確認できるコレクション台帳に記されている本当の名前は「Changer le monde(世界を変える)」(名前の由来はエリック・クラプトンの楽曲Change_the_worldであると思われる)。
変身以外にも銃としては勿論のことVSビークルを戦闘兵器として、巨大化させ、使役したり、ロボへの搭乗時に座席に差し込む操縦レバーとしての機能も有している。
各人のメインVSビークルを合体させた状態では必殺技に位置する破壊力重視の光弾を放つことが可能。
威力が高い反面、距離が遠すぎる、遮蔽物を挟んだ場合等では威力が減衰するという割とリアルな描写もある。
基本的にルパンレンジャーは片手、パトレンジャーは両手で構える。
『ルパンレンジャーVSパトレンジャーVSキュウレンジャー』ではルパンレンジャーのメンバーがパトレンジャーのVSチェンジャーとトリガーマシンでパトレンジャーに変身している事から、(少なくともパトレンジャー側の)VSチェンジャーには使用者を制限するような機能はない模様。
快盗戦隊ルパンレンジャー
主にダイヤルファイターをセットして扱う。通常時と同様に赤い引き金を押すことで弾を放つ。
物語開始前にコグレから支給され、所持するようになる。
変身用ビークルのみでのフルパワーが使用されたのはテレビシリーズではルレッタ・ゲロウ戦のみ。テレビシリーズ終了後の話ではガニマ・ノシアガルダとグリフォンマイナソーにトドメを刺す際、ルパンエックスとパトレンジャーと騎士竜戦隊リュウソウジャーとの合体技・イチゲキソウルストライクとして使用された。
警察戦隊パトレンジャー
主にトリガーマシンをセットして扱い、変身後の引き金はトリガーマシン側に依存するようになる。
#1中盤で国際警察上層部経由で支給され、所持するようになる。変身前は右足に付けているガンホルダーに携行。
フルパワーが使用されたのはテレビシリーズでは一度もなく、テレビシリーズ終了後の話でのイチゲキソウルストライクのみだった。
機能
VSビークルをセットすることが出来、ダイヤルファイターをセットする場合は上にトリガーマシンをセットする場合は下に半回転させる。
一応、セットする度に待機音が鳴るが、劇中ではルパンレンジャーやパトレンジャーの操作が早いため、聴ける機会は少ない。
変身
快盗チェンジ
快盗戦隊ルパンレンジャーが行う変身。
「快盗チェンジ!」と発声した後、ダイヤルファイターをセットし、「〇〇(カラー名)!」と鳴ったあとにダイヤルファイターの暗証番号をダイヤルを回して「〇〇(暗証番号)」の音声と共に入力、「マスカレイズ!」の音声が鳴った後、もしくは音声と同時にダイヤルファイターが上部に来るように回転させ、「快盗チェンジ!」の音声が鳴ったあと前方へトリガーを引くことで「ルパンレンジャー」の音声と共に変身が完了する。
警察チェンジ
警察戦隊パトレンジャーが行う変身
「警察チェンジ!」と発声した後、トリガーマシンをセットし、「〇号」と鳴った後、「パトライズ!」の音声が鳴ったあと、もしくは音声と同時にトリガーマシンが下部に来るように回転させ、「警察チェンジ」の音声が鳴ったあとに上にトリガーを引く(両手でVSチェンジャーを構え、横や前方に銃口を向ける時もあり、その際にはトリガーを引く際に「警察チェンジ!」と発声)ことで「パトレンジャー」の音声と共に変身が完了する。
必殺技・武器召喚
快盗ブースト
変身用以外のダイヤルファイターをセットし、「〇〇(各ダイヤルファイターの名称)」と鳴った後にダイヤルファイターの暗証番号をダイヤルを回して、「〇〇(暗証番号)」の音声と共に入力。「マスカレイズ!」の音声が鳴った後、もしくは音声と同時にダイヤルファイターが上部に来るように回転させ、「快盗ブースト」の音声が鳴った後、トリガーを引くことで特定の音声と共に必殺技を繰り出したり、武器を装備する。
使用するダイヤルファイター | 暗証番号 | 効果 |
---|---|---|
サイクロンダイヤルファイター | 3・1・9 | 回転ノコギリ状の竜巻を放射 |
シザーダイヤルファイター&ブレードダイヤルファイター | 9・6・3 | シザーシールド&ブレードブーメラン装備 |
マジックダイヤルファイター | 0・2・9 | マジックアロー装備 |
警察ブースト
変身用以外のトリガーマシンをセットし、「〇〇(各トリガーマシンの名称)」と鳴った後に「パトライズ!」の音声が鳴る。もしくは音声と同時にトリガーマシンが下部に来るように回転させ、「警察ブースト」の音声が鳴った後、トリガーを引くことで特定の音声と共に必殺技を繰り出したり、武器を召喚する。
使用するトリガーマシン | 効果 |
---|---|
トリガーマシンバイカー | 必殺技「バイカー撃退砲」を発動 |
トリガーマシンクレーン&トリガーマシンドリル | クレーンバズーカ装備 |
※トリガーマシンスプラッシュ | スプラッシュバスター装備 |
※TV本編ではルパンレンジャーが所有しているために快盗ブースト扱いだったが、『リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャー』ではパトレンジャーが使用した。
グッドストライカー
使用するダイヤルファイター | 暗証番号 | 効果 |
---|---|---|
ダイヤルファイターモード | 3・2・1 | ルパンレッド分身 |
トリガーマシンモード | パトレンU号への合体 | |
ジャックポットストライカー | 7・7・7 | ルパントリコロールへの合体 |
VSビークル巨大化
巨大な敵が現れた際などに使用。縮小サイズのビークルを巨大化させる。
ダイヤルファイター
ダイヤルファイターをセットした状態で、1度半回転させ、もう一度ダイヤルファイターが上部に来るように回転させると「ゲットセット!レディ?飛べ!飛べ!飛べ!」という音声が鳴り、トリガーを引くと「ゴー!〇〇(各ダイヤルファイターの固有音声)」という音声と同時にダイヤルファイターが巨大化する。巨大化させる際にはVSチェンジャーの先端から滑走路が伸びる。
使用するダイヤルファイター | 固有音声 |
---|---|
レッドダイヤルファイター | レ・レ・レ・レッド |
ブルーダイヤルファイター | ブ・ブ・ブ・ブルー |
イエローダイヤルファイター | イ・イ・イ・イエロー |
サイクロンダイヤルファイター | サ・サ・サ・サイクロン |
シザーダイヤルファイター&ブレードダイヤルファイター | シ・シ・シ・シザー&ブ・ブ・ブ・ブレード |
マジックダイヤルファイター | マ・マ・マ・マジック |
ビクトリーストライカー | ビ・ビ・ビ・ビクトリー |
トリガーマシン
トリガーマシンをセットした状態で、1度半回転させ、もう一度トリガーマシンが下部に来るように回転させると「位置について用意!走れ!走れ!走れ!」という音声が鳴り、トリガーを引くと「出動ーン!〇〇(各トリガーマシンの固有音声)」という音声と同時にトリガーマシンが巨大化する。固有音声は四字熟語で統一。
巨大化させる際にはVSチェンジャーの先端から道路が伸びる。
使用するトリガーマシン | 固有音声 |
---|---|
トリガーマシン1号 | 轟・音・爆・走 |
トリガーマシン2号 | 百・発・百・中 |
トリガーマシン3号 | 乱・撃・乱・打 |
トリガーマシンバイカー | 縦・横・無・尽 |
トリガーマシンクレーン&トリガーマシンドリル | 伸・縮・自・在&一・点・突・破 |
トリガーマシンスプラッシュ | 激・流・滅・火 |
サイレンストライカー | 勇・猛・果・敢 |
グッドストライカー
ダイヤルファイターモード | グ・グ・グ・グーッド |
トリガーマシンモード | 一・撃・必・勝 |
ジャックポットストライカー | ジャ・ジャ・ジャ・ジャックポーット |
エックストレイン
エックストレインファイヤー | ファ・ファ・ファ・ファイヤー |
エックストレインサンダー | 疾・風・迅・雷 |
※ちなみにスロットを回す際はどっちでも構わないが、ダイヤルファイターは一部を除いて構造上の関係から引っかかってしまう物が多い。
立体化
玩具ではダイヤルファイターのダイヤルを回す際の音声の出方が本編とは異なってしまっている(本編では回す動作に合わせて数字が鳴るが、玩具では3回回した後に3つの数字が鳴る仕様になっており、本編通りに1つの動作に対して1つの数字の音声を鳴るようにするにはゆっくり動作をするしかない)。
2020年には魁利(ルパンレッド)と圭一郎(パトレン1号)のボイスが収録されたVSチェンジャー(おまけにノエル〈ルパンエックス/パトレンエックス〉のボイスも収録)とVSメモリアルブロマイドセットがセットの「VS MEMORIAL SET」がプレミアムバンダイ限定品として発売された。VSチェンジャーにはDX版との仕様が変更され、ダイヤルを回す際の音声の出方がピッタリとなった。ちなみに付属のレッドダイヤルファイターとトリガーマシン1号以外のVSビークルの動作は保証していないと書かれていたが、実際に動作が出来ている(ただし、liteのみのVSビークル・ルパパト両戦隊のエンブレム・没となったVSビークルの動作は廃止されている)。また、魁利モードでトリガーマシンスプラッシュとサイレンストライカーをセットする事により、TV本編と同じ仕様の音が流れる。後に展開する「MEMORIAL EDITION」の原点といえる存在だが、こちらは同シリーズには含まれていない。
余談
CVの三村ロンドは、『星獣戦隊ギンガマン』以来20年ぶりの参加となる。
2000年中盤以降の戦隊のアイテム音声はナレーションが兼任することが多いが、本作では珍しく別々となっている(本作のナレーションは安元洋貴が担当)。
関連タグ
セイザブラスター←VSチェンジャー→リュウソウチェンジャー