「この俺の金庫は俺以外には開けられねぇ~!」
「俺達ギャングラーを怒らせて、生きて帰れると思うなゲロ~!」
人間態の演者∶兼任
データ
身長 / 179cm
体重 / 197kg
犯罪歴 / 賭博
犯罪技 / スポーン・ボム
ルパンコレクション / 「転がる賽のように~Comme un cube qui roule~」
概要
恰幅のある体形をした黄色のカエルに似た外見で、口からネクタイの如く垂れ下がった長い舌と、マフラーの様に首と肩へ巻き付けたゼリーに包まれた卵が特徴。人間界に潜伏している際はちょび髭を生やし、腹が出ているカジノのオーナーの男の皮を被っている。
ルパンコレクションを収納する金庫は腹部に付いており、暗証番号は「207」。
借金債務者等、金銭的に困窮した者達を自身のカジノへ誘い一発逆転のギャンブルを持ち掛けるが、ここで所有するサイコロのルパンコレクション「転がる賽のように~Comme un cube qui roule~」の力で確率を操作するイカサマを行い、相手から有り金を全て巻き上げ、払い切れなければ臓器を取り出して売らせる事までして、あくどく荒稼ぎしていた。
戦闘では長い舌を武器にする他、上半身の卵から爆発エネルギーを取り出して投げ付ける犯罪技『スポーン・ボム』で攻撃する。ただ本人の実力は低めで、当時急速に実力を付けていた快盗戦隊ルパンレンジャーにはまるで敵わなかった。
然し、違法カジノ、イカサマ賭博、果ては臓器密売と言った悪事の数々を働く外道ぶりから、1話目から異世界犯罪者集団ギャングラーがどう言った連中であるかを視聴者に解り易く見せ付けてくれた存在とも言えるだろう。
尚、彼の死後、ボスであるドグラニオ・ヤーブンの館で開催された誕生パーティーの際に、同じギャングラー怪人であるガラット・ナーゴからルレッタが倒されたと聞いたナメーロ・バッチョが「あのカジノは実に良いカジノだったのに!」と、そのカジノが潰されたことを惜しんでいた所から、他のギャングラー怪人達にとって彼の違法カジノは好評で居心地が良かった様である。
活躍
とある高級ホテルの一角で違法カジノを開き、人間態となっていつも通りルパンコレクションの力で客から金を巻き上げていた。
だがそこへルパンレンジャーの三人(夜野魁利・宵町透真・早見初美花)が窓を破って出現。魁利の投げたカードで化けの皮を剥され、ガードの黒服に変装させていたポーダマンを差し向けるが、あっと言う間に接近を許した上でダイヤルファイターの力で腹部の金庫を開けられ、ルパンコレクションを盗られてしまう。
コレクションを盗られたルレッタはスポーン・ボムを投げ付けて爆殺しようとするも、咄嗟に快盗チェンジを行った三人はルパンレッド・ルパンブルー・ルパンイエローに変身して戦闘再開。今度もポーダマンへ戦闘を任せつつ物陰から隙を窺うが、イエローからの銃撃で燻り出された後圧倒されてしまう。
そしてポーダマンを片付けられた後、ルパンレンジャーからVSチェンジャーの必殺銃撃を浴びせられてアッサリ敗北、金庫も残らず爆散した。因みにこの直前で国際特別警察機構の三人(朝加圭一郎・陽川咲也・明神つかさ)も駆け付けるが、異世界犯罪者集団ギャングラーと対等に戦える力の無い彼等はその光景をただ見ているだけしか出来なかった。
余談
名前はルーレットのスペイン語訳であるルレッタ(ruleta)と、カエルの鳴き声を組み合わせた物。悪党だからかゲロウには『下郎』の意味も掛かっている模様。
体のヒラヒラや腕、すね部分にはオタマジャクシの意匠がある。ギャングラー共通の骨の意匠は胸。
ギャングラー怪人の中で唯一の両生類がモチーフのギャングラー怪人であり、「お金持ち→財布→がま口→カエル」という松井Pの連想からコノハガエルをモチーフにデザインされた。
巨大戦無しで倒された1号怪人としては獣電戦隊キョウリュウジャー以来、5年ぶりになる。
スーツは#12に登場したジェンコ・コパミーノに改造された。
実際のスーツでは金庫の部分がデザイナー・久正人氏の想像より大き目になってしまったため、下腹部に想定された金庫の位置が股間付近に来るようになってしまい、その点に関して苦言を呈されたことを久氏は後に述懐している。
ルパンコレクションのモチーフは動物戦隊ジュウオウジャーのジュウオウキューブ。名前の由来はボブ・ディランの楽曲「Like A Rolling Stone」の邦訳「賽を石とするのなら」から。
関連項目
マネー・ドーパント、ポカネ・ダニーロ:闇カジノを経営する怪人。負けた客に非道な仕打ちをする共通点があり、前者は魂を奪い、後者は客を宝石に変えて売り捌こうとした。
ニードルスマッシュ:同時期の作品に登場した1話に登場したライダー怪人で物語の初期に倒された点が似ている。