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ナリズマ・シボンズ

なりずましぼんず

『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』に登場する、ギャングラー怪人の一人。
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「手に入れた化けの皮が、たまたま東雲悟だっただけさ」
「そんなに熱くなっちゃ、俺には勝てねぇよ?」

演:秦野浩孝 / CV:高階俊嗣 / スーツアクター草野伸介

データ

身長/185cm(巨大金庫身長/46.3m)
体重/214kg(巨大金庫体重/535.0t)
犯罪歴/身分偽装、機密情報漏洩
犯罪技/シーホースナイプ
ルパンコレクション1/「しなやかな心~Le cœur élastique~」→「人形遣い~Le maître des marionnettes~」
ルパンコレクション2/「万人の声~Un million de voix~」

概要

国際特別警察機構フランス本部に潜入し、その機密情報をギャングラーに流していたギャングラー怪人
黄色いタツノオトシゴに似た姿で、銃の弾と蹄鉄を下げるベルトを腰に巻いた姿が保安官を彷彿とさせ、コートの様な形状の赤い皮膚で身体を覆っている。
また胸部に金庫を2つ持っている為『ステイタス・ダブル』に分類される。
その外見に違わず銃撃戦を得意とし、口吻を伸ばしたタツノオトシゴを模した拳銃・海馬銃『シーホースナイパー』を用いた犯罪技『シーホースナイプ』で戦う。

かつて圭一郎つかさと共に国際警察の日本支部に配属され、現在はフランス本部に帰投している筈の東雲悟の化けの皮を被って彼に成りすまして本部に侵入。本編序盤よりザミーゴ・デルマと内通して数々の機密情報を盗み、ギャングラーに流していたスパイの正体である。
しかし、スパイの足取りを追っていたノエルにその尻尾を捉まれた事から急遽悟の皮を被って日本支部に赴き、ルパンレンジャーにも肩入れするスタンス上パトレンジャー達からの信用面に不安があるノエルにスパイの濡れ衣を着させて、両者の関係を決裂に追い込みノエルを間接的に排除しようと目論む。

当初は左胸の金庫に反発弾ルパンコレクション「しなやかな心~Le cœur élastique~」を入れていたが、前話でトカゲイル・ナクシャークを騙して彼が所有していたタクトのルパンコレクション「人形遣い~Le maître des marionnettes~」を強奪し(代わりに「しなやかな心~Le cœur élastique~」を手放してトカゲイルに譲った)、この力により対象の身体のコントロールを奪い意のままに動かす能力を手に入れた。なおコントロールの度合いは調節が効き、自然な動作でノエルにXチェンジャーを発砲させたりパトレンジャー同士で銃口を向けさせる芸当が可能。
更に右胸の金庫へ入れたマイクのルパンコレクション「万人の声~Un million de voix~」の力で他者の声を完璧に模倣する能力も手に入れており、悟に成りすませていたのもこの能力があったのが大きい。

金庫の暗証番号は右胸の方は「310」、左胸の方は「930」。

パトレンジャーにとって大切な仲間だった悟の姿や立場を国際警察の情報を横流しにするという悪事の為に利用し、目的の為なら同胞を謀る事さえ一切の躊躇も無しに実行、更には奪った力で自分の手を汚さずにターゲットを追い詰めたうえで同士討ちさせようとするなど非常に狡猾・陰湿な性格。その非道卑劣を絵に描いた様な態度は典型的なギャングラー怪人の姿と言える。
正体を現して以降の活躍期間は短かったが、これまでに何度もギャングラーが国際警察しか知り得ない情報を得てたびたび国際警察の活動を妨害していた事を考えると、ある意味長期に渡りパトレンジャー達を苦しめた存在だったとも言える。

活躍

まだ存在が明るみになっていない本編序盤より密かに暗躍しており、フランス本部からサイクロンダイヤルファイターとトリガーマシンバイカーの件保管された金庫の残骸の件など国際警察の関係者でなければ知るはずも無い様々な機密情報を長い間ザミーゴに横流ししていた(クレーンとドリルをギャングラーに流したり、咲也がパトレン2号の正体であることをピョードルに流したのもナリスマだと思われる)。
しかし、スパイの情報漏洩の足取りを追っていたノエルにフランス本部のデータベースに不正アクセスした痕跡を見付けられてしまい、その容疑をノエルになすりつけて彼を排除しようと目論み、様々な裏工作を張り巡らせていく。

手始めにトカゲイルの持つコレクションを強奪して対象を自由に操る能力を会得し、その後トカゲイルにはノエル名義の手紙をつけた自身のコレクションを送りつけてノエルにコレクションを貰ったと彼に信じ込ませた。
そして悟の化けの皮を被って圭一郎と対面するとノエルが情報漏洩の主犯であると発言して彼らに疑念を抱かせ、裏ではノエルに右胸のコレクションの力で自身の声をヒルトップ管理官の声に偽装、トカゲイルの潜伏先のアジトを突き止めたと吹き込んでそこに向かわせ、ノエルにコレクションを貰ったと信じ切っていたトカゲイルとノエルが居合わせていたタイミングでパトレンジャー3人にそれを見せつける。
更にトカゲイルから奪った左胸のコレクションの力でノエルを操り発砲、ノエルがギャングラーのスパイであると完全に思わせ、現場に駆けつけた圭一郎たちを対立させると、撃つのを躊躇った圭一郎からVSチェンジャーを取り上げてノエルを射殺しようと追撃するもノエルの逃走を許す。
その間、コレクションを貰ったと言うトカゲイルの発言とゴーシュからノエルは人間ではないと聞かされたルパンレンジャーからも間接的に信用を無くす事にも成功し、ノエルを精神的にじわじわと追い詰めていった。

しかし、かつての悟は肌身外さず持っているレコーダーでいつもクラシック音楽を聴いていた事を知る圭一郎は、悟の置き忘れた音楽プレーヤーに音楽データが一切入っていない事に気づき、つかさ咲也の方もノエルが日本支部に配属される前からギャングラーに情報が漏れていた事や、もしノエルが情報漏洩しているのならヨシー・ウラザーの件で自らフランス本部に指示したのを漏らす筈が無い事などから、悟に疑惑の目を向けてゆく。

翌日、圭一郎に呼び出されて詰問されると本性を表し、左胸のコレクションの力で3人にVSチェンジャーを向けさせて同士討ちを図るも、被っていた化けの皮を駆けつけたノエルに剥がされた事で完全に正体が露見。
悟の姿に化けたのは、「手に入れた化けの皮がたまたま東雲悟だったから」というだけの理由によるものだった。
「化けの皮とは何だ!?悟はどうなってるんだ!?」と圭一郎は詰め寄るが、ナリズマは素っ気なく答える。

「知らねえよ。まあ、化けの皮になったって事は…死んでんだろ」

実際、化けの皮を扱う売人から購入しただけのナリズマにとっては、化けの皮となった人間がどこの誰かなど知らなかったであろうし、関心もなかったであろう。
しかしその一言はパトレンジャーに2つの大きな衝撃を与えた。
1つは、今までのギャングラー怪人達は変装術で人間に化けていたのではなく、殺害した人間を素材とした化けの皮をかぶっていたという事。
そしてもう1つは、悟もその化けの皮製造のための犠牲になっていたという事だった。

圭一郎「化けの皮は人間から出来ているのか…… ギャングラー……!」
つかさ「…許さん……!!」

圭一郎とつかさはこれまでに無い程の凄まじい怒りを見せ、咲也や容疑の晴れたノエルと共に警察チェンジ。僚友の敵討ちとばかりに猛然と立ち向かって行く。
その勢いに最初は押されるが、再び左胸のコレクションの力を行使してパトレンジャーの同士討ちを図るも、レッドの放つルパンマグナムの一撃を受けてダウン。そこでブルーイエローに取り付かれてダイヤルファイターで金庫を解錠、コレクションを二つとも奪われた事で形成が逆転。最期はぶらっと現れたグッドストライカーを捕まえたパトレンジャーがなったパトレンU号の『イチゲキストライク』と、レッドの手でチェンジしたスーパールパンエックスの『スーパースペリオルストライク』を同時に喰らい敗れ去る。

その後、現れたゴーシュはルパンエックスに「その内あなたを可愛がってあげるわ。楽しみにしててね♡」と言い残してナリズマに巨大金庫を施し、ナリズマは「よくもこのナリズマ様を!」と怒りを露わにして巨大化。パトカイザーとエックスエンペラーと戦闘になる。
銃撃戦を得意とする2機相手でも「銃撃の早さなら、負けないぜ!」と高い狙撃能力で戦い優位に進めていたが、パトカイザーがノエルから渡されたサイレンストライカーとトリガーマシンバイカー・クレーン&ドリルを使ってサイレンパトカイザーに変形。犯罪技で対抗しても高い防御力でダメージが無効化されてしまい、逆に相手の火力に押し負けてしまう。
最期は『パトレンジャーサイレンガンナーストライク』『エックスエンペラーガンナーストライク』を同時に叩き込まれて「警察なんかに化けるんじゃなかった~‼」と叫んで爆散した。

一方、ナリズマを通して国際警察内部の情報を掠め取っていたザミーゴは、彼が倒される様子を遠くから見届けた後で「あ~らら、せっかくの情報源が。ま、いっか……」と呟くだけであった。

戦いが終わった後、圭一郎は必ず事件の真相にたどり着いて見せると悟の形見のレコーダーを握りしめて強く決意した。
そして続く#45にて、これまでに倒したギャングラー怪人の被っていた化けの皮の外見と、都内で最近失踪した人々の関係の洗い直しが徹底して行われる事となる(劇中ではギーウィ・ニューズィーピッチ・コックルレッタ・ゲロウの皮の素材となった人物が特定された)。

余談

名前の由来は悟に化けて成りすましていた点からそのままストレートに『成りすまし』、そしてタツノオトシゴの英訳『シーホース』の捩りである。
もしくは成りすましと『絆』を意味するボンズ(bonds)を組み合わせた物とも考えられ、『パトレンジャーとの絆の深い人物(=悟)に成りすます』と言う意味合いを込められたネーミングだとも解釈出来る。
ギャングラー怪人共通の骨の意匠は首から上半身にある。

2つある金庫の暗証番号で、右胸の「310」は化けの皮に使った悟の名前の語呂合わせ、左胸の「930」は「偽装」の字を数字に当てはめたものと思われ、2つ合わせても悟に成りすましている事を端的に表している。

タツノオトシゴがモチーフに使われた怪人は近年では未来戦隊タイムレンジャーカウンセラー・ゼクター特捜戦隊デカレンジャーテンカオ星人ラジャ・ナムナンがいるが、どちらも警察のスーパー戦隊に登場しており、奇しくもナリズマも同じく警察であるパトレンジャーに因縁の有る怪人と言う造形になった。どうも戦隊シリーズにおいてタツノオトシゴは警察と因縁深い関係にある様だ。
また、タイムレンジャーには保安官紛いの悪事を働いていた悪徳警官・アーノルドKが、デカレンジャーには警察側の人物ながら悪事を働きその濡れ衣を戦隊側の身内に着せたカイト・レイドリッヒが登場している。

ルパンコレクションのモチーフは爆竜戦隊アバレンジャーのウイングペンタクトと、忍風戦隊ハリケンジャーのシュリケンズバット。名前の由来は前者はMETARICAの「Master of Puppets」後者はオットー・ノウズの「Million Voices」と思われる。
モチーフ元の所有者達はそれぞれ“戦隊と長い間反目した後終盤でようやく心を交わした”、“幾つもの姿で神出鬼没に表れ立ち回る”とノエルに似通った行動を取っていた。

声を演じた高階氏は天装戦隊ゴセイジャーに登場したスキャンのバザルソLJ以来、8年ぶりのスーパー戦隊シリーズ出演である。その間、仮面ライダーウィザード白い魔法使い(正体発覚前時)など仮面ライダーシリーズで出演している。

ギャングラーの怪人達は性質上極悪非道な怪人ばかりであるが、彼の場合、『パトレンジャーの旧知の仲間である悟の姿を悪事に利用する』『自身の罪をノエルに擦り付け心身ともに疲弊させた上で彼の信頼を失わせる』『目的の為に同類さえも欺きその力を利用する』等ほかのギャングラーに勝るとも劣らない陰湿かつ非道な行いを平然とやってのけたのが、直近の回で登場したデストラ・マッジョドグラニオに忠義を尽くして正々堂々戦って散った事に比較される形でその極悪非道ぶりがより際立つ事となった。
また最近のギャングラー怪人は犯罪技が個性的だったり、前回のトカゲイルの様に性格や口調が特徴的だったりと憎めない悪役なギャングラー怪人が多かったのだが、今回の件でいかにギャングラーという組織が極悪かつ卑劣な怪人達の集団である事を再認識させた存在と言える。

関連項目

快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー ギャングラー ギャングラー怪人
みんなのトラウマ
ピョードル:劇中ナリズマからのと思わしき電話を受けるシーンがあり、それから得た情報を使い洗脳した咲也へ爆弾を持たせて国際警察日本支部を壊滅させようとした。その咲也が悟がなる可能性のあったパトレン2号の変身者なのは、今考えると皮肉であり伏線だったのだろうか。加えて所持するルパンコレクションの効果も似ており、ナリズマの方は話さずとも対象を操れるため、上位互換と言える。
アンチラ星人 スラン星人クワイラ:こちらもヒーローの変身者に化けた敵繋がり。アンチラ星人は防衛組織の基地を壊滅しようとしたという共通点もある。
アトランタ星人:同じくヒーローサイドの人間を殺して成り代わり、非道の限りを尽くした敵繋がり。
サンババ:2年前戦隊怪人で、タツノオトシゴの仲間であるリーフィーシードラゴンがモチーフ。
妖精のサラワレテ居:8年前に登場した戦隊怪人で、こちらも外見と声を完璧に模倣して戦隊メンバーの始末を目論んだ。

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