「お前の好き嫌いなど、どうでもいい。我々は裏の世界で生きる身…」(#3)
「私の名はデストラ・マッジョ。ドグラニオ様の右腕だ。お前達はギャングラーの恐ろしさ、少しは思い知った方がいい!」(#5)
データ
身長 | 203cm(巨大金庫身長:50.8m) |
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体重 | 223kg(巨大金庫体重:557.5t) |
犯罪歴 | 人間界襲撃、異世界拉致監禁 |
犯罪技 | デストランチャー、デストラストアタック |
ルパンコレクション(右肩) | 「遠く離れて~Au loin~」(#15)→未所持(#15~42)→ビクトリーストライカー(#42) |
ルパンコレクション(左肩) | 「幸運の大当たり~Le coup de chance~」(#18)→未所持(#18~42)→サイレンストライカー(#42) |
CV | うえだゆうじ |
スーツアクター | 藤田洋平(エックスエンペラーも兼演) |
概要
異世界犯罪者集団ギャングラーのボス、ドグラニオ・ヤーブンのボディガード(実質的な立場はNo.2である)。
怪獣のような頭部に光る単眼が特徴で、ギャングラー共通の骨の意匠は両足の脛に有る。緑色の鎧をまとった大柄でごつい体格からして、一見すると力のみで相手をねじ伏せる典型的なパワーファイターと思いきや、頭も切れるくせ者。寡黙な性格であまり私語を話さない。また、金銀財宝にも興味が無く、他のギャングラー怪人のように私欲で動くことはまず無い。一人称は『私』だが、『俺』と言うこともある。
真面目で礼儀作法にうるさい方らしく、ドグラニオへ不遜な態度を見せたり自分の趣味としか思えない犯行を犯す一般ギャングラーに対して窘めることが多い。だが、当のドグラニオは「いいじゃないか」と寛容に返す場合が多く、その度に困惑するデストラの姿がよく見られている。
#14にてドグラニオの機嫌を損ねるとどうなるか明らかとなりそれを警戒しての行動かもしれないが、ドグラニオへの高い忠誠心から見ると純粋にボスへの敬意の可能性も高い。
一方で、デストラ自身はその忠誠心と実力の高さも相まってか、終始ドグラニオからの信頼が非常に厚く、劇中における彼の独断行動と失態は、ドグラニオから一度も咎められなかった。
ボスのボディーガードを務めるだけあり、その戦闘力は驚異的。
コレクションに頼らない単純な肉弾戦でルパンレンジャーとパトレンジャーを纏めて圧倒する実力の持ち主であり、ドグラニオからも自分の側に置いておかなければ既に後継者になっていただろうと言われる程(他作品の敵幹部にも言える結果論ではあるが)。
主な攻撃面においては、後側がミサイルランチャー、前側の打突面が周囲に爆破を誘発する能力を持つ大型ハンマー・爆砕大槌『デストランチャー』を軽々と振るう他、ランチャー部分からは小型飛行機型のミサイルを連射して爆撃する事も可能。また、柄にあるピンを外した状態で叩きつけると広範囲の衝撃波と共に地面から複数の火柱が発生する武器名と同じ犯罪技『デストランチャー』を発動。その威力は辺りを一瞬で破壊し尽くす事ができ、劇中では一発放っただけで弘澤地区を中心に13の地区を壊滅状態に至らしめた(言及こそされていないが、以前他のギャングラー怪人が行った破壊活動とは比較にならない数の犠牲者を出していることは容易に想像できる)。
他にも両腕に巻きつけている多数の筒型の銃から光弾を連続発射する。
更には独自の手駒として疑似生命体・ゴーラムを保有しており、それを特殊なユニット弾に圧縮して携行している。
そしてデストラの最大の特徴は、その巨躯に違わぬ圧倒的な防御力・耐久力である。大抵のギャングラー怪人の身体を融解させ風穴を開ける威力のルパンマグナムの必殺技の直撃にもすぐに立ち上がって戦闘を継続している他、多少消耗した状態でパトレンU号とスーパールパンエックスの必殺技が直撃しても致命傷にならず、更にはこららにルパンレンジャーたちも加えた両戦隊の最大火力を食らっても耐え切る化け物じみた頑丈さを誇る(流石にいずれの戦いでもダメージは負っており、後者2つの戦闘に関しては戦いを続行していない)。この頑丈さと耐久力を頼りに正面から押し切る戦い方故に、予知能力を頼りに敵の行動を潰しながら優位に立つ戦闘スタイルのスーパールパンレッドでは相性が悪い。
総じて彼の戦い方は、被弾前提で真正面から戦うパトレンジャーの上位互換とも言える。
そして、もう1つの犯罪技でもあり自身が命の危機に陥った時の隠し球として両肩と胸部の装甲を解除して内蔵されたキャノン砲から大量のミサイルと強力な破壊光線を放つ『デストラストアタック』を持つ。
ただし装甲解除の結果、持ち前の防御力が大幅に下がって致命傷を喰らい易くなるリスクがある、文字通り諸刃の剣とも言える攻撃である。デストラ自身もそれを自覚しているためか、この犯罪技を後述の巨大戦における終盤で使用しており、使い所はしっかり見極めていた模様。
ルパンコレクションを収納する金庫は両肩に備えており、右肩の暗証番号は『752615』、左肩の暗証番号は『321222』。ちなみに幹部クラスの為金色の金庫になっているが彼の様に金色の金庫を2つ持つギャングラーは珍しい存在らしく、ルパンコレクションを研究する高尾ノエル/ルパンエックス/パトレンエックスからは『ステイタス・ダブルゴールド』と呼称されている。
所有していたルパンコレクションは、射程距離を10倍に延長する力を持つスリング「遠く離れて~Au loin~」と、攻撃の命中率を上げる力を持つ照準器「幸運の大当たり~Le coup de chance~」の二つでどちらも戦闘に特化した力を持っていた。
後述する様にVSビークルの出自を探る為に他のギャングラー怪人に手渡してしまい、長らく二つの金庫は空でありコレクションは所持していない状態であったが、#42でゴーシュの協力もあってレッドとエックスから「ビクトリーストライカー」と「サイレンストライカー」を強奪し、近未来予知(スーパールパンレッドと同じもの)と重力操作能力を獲得。これによって、未来予知で敵の奇襲や攻め手を完全に看破して叩き潰すことが可能となり、加えて重力操作能力を利用して
- 重力波による押し潰し
- 重力バリア展開
- 斥力による遠距離攻撃反射+敵の接近阻止
- 敵を引力で引きよせ打撃を叩き込む
といった技を手に入れた結果、元々の高い戦闘力と防御力が大幅に強化されるなど、ますます手がつけられなくなっている。
ゴーシュ・ル・メドゥとは彼女が何かしらの発言や行動をする度に不満な態度を示し、ゴーシュからも邪険に扱われて自身の行動を密告されている等犬猿の仲。ただ、有事の時には協力を申し出る所から、それなりに信頼はしている模様。
自身達と同格扱いされるザミーゴ・デルマとは情報を得る為接触する事も多く、一応敬語を使われて接されているが、自身の居ない所では呼び捨てであからさまに馬鹿にされている(と言うか、本心が見え見えの敬語はザミーゴがジョークで言っただけの様で、デストラ側も承知で付き合っていた様子)。そして影では作戦を邪魔される場合も有る。
寛容すぎるドグラニオや前述の通りのゴーシュとザミーゴ、そして思考が短絡的で義理人情すら薄い舎弟と言った面々に挟まれており、意外と苦労人なのかも知れない。実際、ドグラニオからゴーシュを助ける様指示された際には、「ボスはあの女に弱い....!」と裏で愚痴を吐いていた。
ただし、仲の悪いゴーシュに自身を手伝った借りを返す(=援護する)様な、気に入らない相手に対しても義理を通そうとするあたり、その生真面目さが見て取れる。
自身にシンパを持つギャングラー怪人の舎弟もおり、私用の際は彼等を動かす事もある。というよりも、デストラの強さを知っているだろうギャングラー構成員の大半は正面から彼に歯向かうのは避けていると思われ、ボスの後継者はいずれデストラが継ぐだろうという認識が浸透しているのかもしれない。事実、舎弟の中には長い物には巻かれようと考えてデストラに従っている様な言動を見せた者がいる。もっとも、デストラも彼らを分析用の囮として使うこともある。
苦労人の面も裏返せば、大抵の事は苦労しつつもこなせてしまう有能さを持ち合わせていると言う事なのだが、それ故に目下の者を使うのが少々苦手だとも言える。
実際礼儀作法を前に出し過ぎた態度は他のギャングラー怪人の反感や顰蹙を買い兼ねない物にもなっている他、舎弟連中を本人の与り知らぬ所で実質囮扱いして見捨てる冷淡さも見せている。
だがどうやら、こうした威圧的な言動を自身の力を盾にして押し通し、他者の反発を黙殺している節があるらしく、結局ご機嫌取りで擦り寄ってくる舎弟連中以外の他者に敬遠されて孤独、下の者が全く付いて来ない状態になっているらしい。組織のトップに近い地位なのに、力とボスへの忠誠心があり過ぎて『腹心の部下として主君に仕える』姿勢を重視し、結果として『上に立つ者として人を従わせる』トップの資質が損なわれてしまっているのは余りに皮肉である。
同格の一人だったライモン・ガオルファングが戦死した時に彼の事を『下品』と嘲っていたが、同時にそれによって格下達を威圧する自身の姿勢を正当化していたのかもしれない(事実ライモンは横暴だが、自らが率いる派閥の構成員に慕われており、結果ドグラニオの周辺に似た環境を構築していた)。
ドグラニオが素直にデストラへボスの座を譲らず、後継者レースを提示して候補者を募ったのはこの点も憂慮したのだろうか(あるいはドグラニオ自身が忠誠心の厚いデストラを手放したくなかったのかもしれない)。
もっとも、作中でデストラと露骨な態度で接するのは同格のステイタスゴールドばかりであり、直接の部下らしき存在を複数持ってるのも彼とライモンくらいであることから、統率力はギャングラーの中ではむしろあるほうと言える(人望がないと煽られたこともあるが、これは独自の思惑で動くザミーゴの気まぐれな横槍のことを指しており、人望が実際にないという描写でもない)。
総評すると、私心を捨てて組織に尽くしているとはいえ、規律等を下の者へ半ば無理矢理押し付けて他者よりの求心力を失う傾向がある事から、ギャングラーらしい身勝手な一面はやはり有している様子(『ルールを無理に押し付ける』面ではサモーン・シャケキスタンチンに通じる物がある)。
両戦隊との戦闘時において、ルパンコレクション由来のものも含めた強大な力を振るい一人だけで戦う(=付いてくる仲間がいない)姿はその象徴とも言え、当初は対立こそすれどやがて利害を超え全員で団結してデストラと対峙していった両戦隊とは対比の形を成している。
デストラの舎弟達はこの状況へ陥らない為の保険とも言える存在だったが、それより前に全て倒されてしまい結果的に意味を成さなかった。
また、舎弟であるなしを超えてデストラの元へ他の構成員が集まらなかった現実は、この時点で数多の構成員が倒されていた事実は勿論、ドグラニオ個人のカリスマ性に依存していたギャングラーという組織の限界をも如実に表していたと言える。
そして、後のドグラニオの心変わりを考慮すると、デストラという存在はドグラニオにとってのストッパーにして、(ドグラニオから最後に切り捨てられたゴーシュとは違って)本当の意味で「お気に入り」だったのかも知れない。
VSビークルを巡る独自行動(#5〜38)
凶悪だったり強欲な性格の者が殆どを占めるギャングラーにおいて、そうした私心が薄くドグラニオの片腕であり続けるデストラは幹部ながら異彩を放っている。
だがその一方、ギャングラー内でルパンコレクションとして扱われるVSビークルの出自に疑いを持っており、新しいVSビークルの存在を知る度にそれを調査する独自行動をドグラニオにも黙って取っている。
因みにVSビークルに対しては『何者かがルパンコレクションを複製して作った同等の代物ではないか』と言う見解を述べている。
#5・6
VSビークルの出自を疑い、ザミーゴから得た情報を元に舎弟の一人であるブンドルト・ペギーを動かしてヒルトップ管理官を襲撃、新たに配備予定のビークルを強奪させる。
その後、ルパンレンジャーの誘いに乗ったせいで両戦隊と戦う羽目になったブンドルトを見かねて自らその場に出現、初邂逅となるルパンレッドとパトレン1号以外の両戦隊を圧倒する。だがそのドサクサに紛れてブンドルトが勝手に逃げ出した為、「あの鉄クズ!」と怒りを露わにして後詰めとしてゴーラム(赤個体)を召喚して撤退した。その後の翌話で、この一件をドグラニオに知られる事になったが、不問に済まされた。この時「あの女余計なことを…!」と憤慨していた事から、どうやらゴーシュが密告した模様。
#9・10
ギャングラーが強奪する以前で行方不明となったVSビークルの可能性があるエマ・ゴルディーニの持つペンダントを狙い、舎弟のブレッツ・アレニシカを動かして彼女を襲撃させる。一度目はしくじった物の、次は偽物のペンダント(※ギャングラーを誘き出すべく国際警察が用意した)が展示される宝石展にブレッツを赴かせ、本物を持つエマの元へ自身が直々に赴き、エマに張り付いていた魁利=レッドに妨害されたので交戦。しかし余裕綽々にデストランチャーからの爆撃で二人を追い立てて建物の一角へ追い込むも、魁利の姿勢に心動かされたエマがレッドにペンダントを譲っていたのでそれを見せられる形で動きを牽制され、屋外に逃げられてしまう。
直後、レッドがVSチェンジャーにペンダントを翳した事で封印が解け、本来の姿であるシザー&ブレードダイヤルファイターに戻る。それに乗ったレッドが逃亡したのでそれを追わせるべくゴーラム(青個体)を召喚、自身は撤退した。
しかし、実質ブレッツを囮にして見放したも同然の為、翌話でドグラニオのいる目の前でゴーシュから単独行動をバラされたが、今回も不問になった。
#15
ドグラニオの目の前でパトレンジャーを抹殺すると言うデモンストレーションが失敗、ボスから失望を買ってしまったトゲーノ・エイブスの元へボスの言伝役として現れる。
しかし言伝もそこそこにしたデストラは、情けなくもすがるトゲーノに対し「ではトゲーノ。クラッシュブラザーズが持っていたコレクションについて知っている事を話せ。話せば、汚名返上するチャンスをやろう」と前話でトゲーノに協力したオドード・マキシモフ達クラッシュブラザーズがVSビークルを自身のコレクションとして与えられていた事情を探るべく、左肩の金庫から取り出した「遠く離れて~Au loin~」との引き換えでトゲーノに情報提供を持ち掛けた。
取引は成立した模様で、新たなコレクションを得たトゲーノはその力を使い両戦隊を抹殺しようとした(そもそも舎弟であるオドードを失った直接の原因であるトゲーノを処刑しないだけでも寛大である)。
ボスの命令次いでに私用を果たしたのはまだいいが、独断で自身のルパンコレクションを取引材料として持ち出し、それすらルパンレンジャーに盗られ取り戻すのが困難になったと言う、幹部として些か不味い行動まで取ってしまったのだが、これに関してもドグラニオから一切咎められなかった。
なお結局トゲーノはパトレンジャーに敗北、その様を一通り見物したドグラニオは素気無い態度で退席するも、その傍らでデストラは意味ありげな視線をボスに向けていた。
#17・18
ネロー・キルナーの起こした事件が終息した時期にザミーゴと接触、彼の真心が無い敬語を適当にあしらい新たな情報を入手。
それを元にしてゴーシュへ依頼、国際警察日本支部へ潜入させ、保管されていたアニダラ・マキシモフの金庫の残骸に巨大金庫を使って蘇生・復活させる。そしてしばらく後に状況を理解したアニダラの前へゴーシュと共に現れ、ギャングラーの本拠の洋館がある森へと移動する。
そこで蘇生時にアニダラの金庫に右肩の金庫から取り出したルパンコレクション「幸運の大当たり~Le coup de chance~」をゴーシュに託す形で入れて譲った事を伝え、それを上手く使って弟の仇を取れと、自身の舎弟の一人でもあるアニダラを激励する。
しかしこれは恩を売って真意を悟られない様にする為でもあり、アニダラが蘇生した直後の短い間で何かしらの調査をしていた模様。そしてその結果、ルパンコレクションは元々ギャングラー側の世界で作られた物で本来なら人間に扱える物ではない事、それを人間が扱える様アルセーヌ・ルパンに改造された物がVSビークルだったと言う確信を得るに至った。
最終的にアニダラはルパンレンジャーに倒されてしまうが、その様子を見ていたデストラはVSビークルの疑惑がより確信的なものになったと納得したような素振りを見せつつその場を後にした。
一方、コレクションの事を聞かされたゴーシュはその内容をドグラニオへ三度密告。さらに自身のコレクションを手放した事もバラされてしまうも、ドグラニオは「デストラにはデストラの考えがあるのさ。俺は、面白いと思うぞ」といつもの鷹揚な返事をゴーシュへ返すだけだった。
実はこれらのデストラの確信は、ある人物たちの正体と出自にも繋がる伏線でもあり、ゴーシュもコレクションの力を使った事で偶然この真実に辿り着いているが、(デストラの意図ではないとはいえ)彼女を特に警戒していた彼らにも気付かれないまま、これらの確信を明らかにする辺り、デストラの有能さも描写されている。
#en film
ルパンレンジャーとパトレンジャーの抹殺を目論むウィルソンへゴーシュと共に手を貸す。
手始めにウィルソンが捕らえ、ギャングラーの世界へと連れて来たルパンレッドとパトレン1号へウィルソンも交えて三人がかりで襲い掛かる。拘束され満足に動けない相手を圧倒した上に止めに飽和攻撃を叩き込む事で二人を崖下に突き落とし、相手が死んだと確信した後ドグラニオの屋敷へと戻る。しかし、転落寸前でワイヤーを使用したレッド=魁利が1号=圭一郎の腕を掴んだ事で二人は生き延びていた。
その後屋敷内でウィルソンとその相棒が計画の大詰めに入った事をドグラニオへ報告するのを見ていたが、始末した筈の魁利と圭一郎が忍び込んでいるのを察知し先制攻撃。ドグラニオから「おや?死んだはずの快盗と警察じゃないか。どうなってんだ、デストラ?」とウィルソンが言ってたのと全く違う事を問いかけられるも「問題はありません。この場で始末致します」と返答。ウィルソンを人間界に行かせた上で、自身はゴーシュと共に2人を倒そうと襲いかかり、屋敷内を壊すのを承知で上の階からデストランチャーから放つミサイルの弾幕を浴びせ掛ける。
しかし、ゴーシュの金庫にジャックポットストライカーが押し込まれ、彼の“秘技”により身体を勝手に操られ人間界への道を強制的に開かされてしまい、魁利と圭一郎がゴーシュにしがみ付いて道を潜った結果、二人が人間界へ帰還するのを許してしまった。
#38
#18以降はVSビークルの事に関して何も発言はしていなかったが、ドグラニオに呼び出されるとそこには珍しくザミーゴがドグラニオの館に赴いており、彼からビクトリーストライカーの情報を受け取ると、ルパンコレクションを所持していない為にそれを奪って自分の物にすべく人間界へと向かう。
そして2時間後にビクトリーストライカーが飛来する弓引山では、ビクトリーストライカーを回収しようとするルパンレンジャーとビクトリーストライカーを操って妨害するジャネーク・ソーサーの攻防が繰り広げられていた。ジャネークを見つけたノエルが変身したルパンエックスの後ろから奇襲攻撃を仕掛け、ジャネークに妨害を任せて自身はルパンエックスと交戦。
ルパンエックスと戦うのは初めてだったが圧倒的なパワーから繰り出される攻撃でルパンエックスを追い詰めていき、更に警察チェンジしたパトレンエックスの戦い方を瞬時に見切ると、それをいなしてデストランチャーの一撃を何発も食らわして、デストランチャーを地面に叩きつけて起こした爆発でパトレンエックスを変身解除に追い込む。
「目障りな快盗だか警察だか…、1匹始末できる」とノエルに歩み寄って、トドメを刺そうとするも、駆けつけたパトレンジャーに妨害されてデストランチャーを大きく振りかぶって攻撃を与えようとするも1号のバイカー撃退砲を加えた一斉射撃をデストランチャーの打突面に受けた事で衝撃が発生し吹っ飛ばされてしまう。
それでも無傷で直ぐ立ち上がり、「警察ども…。このまま大人しく立ち去れば、この場は見逃してやる」と迫るも、もちろん4人が聞くはずもなく再度警察チェンジして応戦している間にルパンレッドがビクトリーストライカーから発射したサイレンストライカーの放つ砲撃をもろに浴び、その間にコレクションをルパンエックスに盗られたジャネークが倒されてしまい、ビクトリーストライカー諸共ルパンレンジャーの手に渡ってしまった。
悔しさを噛み締めていたが、ゴーシュがジャネークに巨大金庫を施して巨大化させるとジャネークにコレクションの強奪を命じ、パトレンジャーを倒す為にゴーラム(灰個体)を召喚して撤退した。
落胆、そして再燃する闘争心(#39〜41)
#39・40
戦闘に参加はしなかったが、前話でビクトリーストライカーを入手出来ず、何よりドグラニオから与えられた絶好のチャンスを逃した事に不甲斐なさを感じており、ドグラニオが居ない大広間でやけ酒をしていた(ジャネークにイセロブ・スターフライドと、舎弟達を連続で失った事もあると思われる)所、デストラの元へ来たゴーシュに協力を持ちかけられる。
当然、対立している相手の手など借りないとばかりに反発するが彼女が退室した後、言葉にならない唸り声を上げつつその事を思い詰めていた。
その後はしばらく現れなかったらしく、#40ではドグラニオの前にも姿を現さなかった。
#41
ドグラニオに呼び出され、デストラはしばらくドグラニオの前に顔を出さなかった事を謝罪。
しかしドグラニオは彼を処罰する為に呼んだ訳ではないと話すと、「俺はな…デストラ。お前がまた暴れるのを見たかったんだよ」と吐露し、「俺が手元に置いてなきゃ、今頃お前がライバルどもを蹴散らして、この椅子を奪い取ってたんじゃねぇかってな…」とドグラニオから自身の後継者としても厚い期待を寄せている事を話す。
デストラはそれを受け取り、強い闘争心を焚きつけて自身がドグラニオの意志を継ぐ事を決意すると、両戦隊をギャングラーの世界へと連れていきドグラニオの前で処刑しようと動き出す。
人間界で透真とつかさを発見して襲いかかり、つかさが変身したパトレン3号と交戦。パトレンジャー1人だけでは到底自身の敵ではなく3号を追い詰め、つかさの連絡を受けて駆け付けたパトレンエックスが乱入にも介さず3号をデストランチャーで吹っ飛ばして変身を解除させると空間を歪ませて異世界の扉を開き、2人に向かってミサイルを発射。爆風で吹き飛ばされてしまった透真とつかさはそのままギャングラーの世界へと送り込まれてしまう。
変身前のルパンブルーの姿は知らなかった為に「つまらんおまけがついたか」と呟いたが、まず両戦隊の内の2人を捕まえた事に成功し今度はパトレンエックスことノエルに狙いを定める。高い防御力でパトレンエックスの攻撃を防ぎつつ猛攻を加え続けた後、デストランチャーで爆発を起こしてパトレンエックスを吹き飛ばす。
そのままパトレンエックスは水に落ちてしまうが、デストラはエックスは死んだと判断すると残る4人と気付かない内に送り込んだ透真の捜索を再開。
捜索したその先で圭一郎と咲也を見つけて光弾を発射、変身する間も与えずに扉を開いてミサイルを発射し、2人をギャングラーの世界へと送り込んだ。
捻じ曲げた扉を閉じようとすると快盗の姿の魁利と初美花、ノエルがデストラをワイヤーで捕縛し、扉を閉ざせない様にするも想定済みなデストラは力任せにワイヤーを引っ張って3人を地上に落下させると「心配するな。お前達もすぐに連れてってやる!!」とギャングラーの世界にいる4人の後を追わせてやろうと変身した3人と交戦。
レッドは状況を打破しようとビクトリーストライカーを使ってスーパールパンレッドにスーパー快盗チェンジ。近未来予測でデストラの動きを読もうとするも、この頑丈さを頼りに正面から押し切る戦い方をするデストラには相性が悪く、デストラの放ったデストランチャーの強烈な一撃を頭に受けてしまう。
あまりの衝撃にレッドは立ち眩みを起こして膝をついてしまい、デストラがそのままデストランチャーを振りかぶって叩き潰そうとするも、ギャングラーの世界で気まぐれにザミーゴが開いた扉を使ってパトレンジャーと透真が人間界に帰還、パトレンジャーのVSチェンジャーの光弾を連続で浴びて怯んでしまう。
元の世界に帰れないはずの4人が帰ってきた想定外の事態に動揺し、咲也から「お前、人望ないんだよ」と言われて怒りを露わにすると警察チェンジした3人と交戦。デストランチャーから繰り出される攻撃や3人に羽交い締めにされても、それを物ともしないパワーでパトレンジャーと応戦するが、レッドが投げたサイクロンダイヤルファイターとマジックダイヤルファイターを受け取ったブルーとイエローが自身のダイヤルファイターも使って金庫を解錠するが過去に他のギャングラー怪人にコレクションを手渡したので金庫の中は空だった。
スーパールパンエックスにパワーアップしていたルパンエックスはこのまま一気にトドメを刺そうと判断し、パトレンジャーはグッドストライカーの力でパトレンU号に変身してイチゲキストライクとスーパースペリオルストライクの同時攻撃を放つ。
だが、デストラは疲弊しながらも化け物じみた防御力で必殺技を耐え抜き、「まだだ…ドグラニオ様の期待に応える為… 私は、ここで倒れる訳にはいかんのだ‼︎」と叫ぶと2体のゴーラム(白個体)を召喚してギャングラーの世界へと帰還した。
その後、「まさか…この私が人間どもにぃ…!!」と下等な存在と見下す人間に自身が追い込まれた事に屈辱を味わい、怒りに任せて木々をなぎ倒していた所、以前協力を持ち掛けてきたゴーシュがその場へと赴く。コレクションの力を使う事を催促する彼女に対しデストラは鋭い眼光を向けているが…。
ドグラニオの為、ギャングラーの為……忠義を尽くした男の散り様(#42)
前話で追いこまれた事で、彼は自身のプライドをもかなぐり捨ててゴーシュに協力を仰ぐ。人間界に赴き魁利とノエルを発見してデストランチャーからミサイルを放ち、快盗チェンジした2人と戦っていると協力を持ちかけたゴーシュも援護に参戦する。
「ドグラニオ様の期待に応える為ならば、私のプライドなどどうでも良い!! ドグラニオ様のお側に控えるのでは無く、あの方の意志を受け継ぐのだと!!」
レッドとルパンエックスに強い覚悟を見せつけて交戦。その最中、ゴーシュに「世界を癒そう~Guéris le monde~」の力を使われたルパンエックスはその所為で動揺して上手く戦えなくなり、ゴーシュに圧倒されて迂闊にもサイレンストライカーを落としてしまう。それを見逃さなかったレッドが助けようと向かうも、デストラは猛攻を仕掛けてそれを阻み、レッドが落としたビクトリーストライカーを手にし、ゴーシュに手渡されたサイレンストライカーも自身の両肩の金庫の中へと収納。
2つの強力なVSビークルを手にして戦闘力を底上げしたデストラはビクトリーストライカーの近未来予測でレッドの動きを先読みしてカウンター、更にサイレンストライカーの重力操作で2人を追い込み、デストランチャーのピンを外して広範囲の衝撃波を発生させて2人を吹き飛ばしその場を去る。駆け付けた直後に巻き添えを食らったパトレンジャーは耐え抜いてみせたが、一瞬にして焦土と化した町の姿を見て衝撃を受ける。
国際警察に一旦戻って甚大な被害状況とノエルからデストラがコレクションの力を身に付けた事を聞かされてこれ以上被害を出させない為にも圭一郎たちは快盗は必ずデストラに奪われたコレクションを盗り戻しに現れると睨み、それを利用してコレクションを奪取させたうえでのデストラ撃破を考える。
一方、ジュレで手当てを受ける魁利の方も警察は必ず市民を守ることを優先すると確信している為それを利用してコレクションを奪取する事を考え、偶然にも互いを「利用する」と言う方法で両戦隊の考えが一致。一夜明けて、デストラ撃破の為にそれぞれ準備を始める。
そして再度人間界に現れたデストラは手始めにパトレンジャーを抹殺するべく国際警察機構本部を襲撃するが、パトレンジャーが本部襲撃を阻みそのまま戦闘に突入。
デストラは「貴様らの命、ドグラニオ様に捧げる!」と3人に亡き者にしようと襲いかかり、高い戦闘力と防御力でパトレンジャーを苦戦させるもルパンレンジャーが来る時間を稼ぐ為に3人は必死に戦い続ける。様子を窺っていたルパンレンジャーも隙を見て金庫にダイヤルファイターを当てようと向かうも魂胆が分かっていたデストラは重力操作で吹き飛ばしてそれぞれの作戦を頓挫させる。
更にデストランチャーのピンを外して犯罪技を発動、広範囲の衝撃波と火柱を発生させて両戦隊を変身に解除に追い込み、ブルーとイエローが落としたサイクロンダイヤルファイターとマジックダイヤルファイターを手にしてしまい、最早為す術無しと勝利を確信したデストラは「粘ったようだが、いよいよ終わりか…」と両戦隊を嘲笑して高笑いする。
しかし、深手を負いながらも立ち上がった魁利は攻撃してデストラに視線を向けさせて「まだ終わってねぇぞ」と挑発、再度快盗チェンジして懐からルパンマグナムを取り出す。
魁利の挑発に「言うじゃないか。近づけもしないくせに」と余裕なデストラは重力操作で防ごうとするが、レッドは咄嗟に振り返りルパンマグナムの高い火力を利用しブースターとしてデストラに特攻を仕掛ける捨て身の作戦に打って出る。
動きを変えたレッドにデストラは近未来予測で動きを読んで重力の壁で防ごうとするが、レッドは続けてルパンマグナムを地面に向けて発砲して重力の壁を破壊、そして至近距離で『イタダキ・ド・ド・ドストライク』を放とうとし、対するデストラは再度重力の壁を発生させて『イタダキ・ド・ド・ドストライク』ごとレッドを反射し消し飛ばそうとするも、レッドの考えを読んで再変身したパトレン1号が2つのダイヤルファイターの持つ右手に向かって発砲してデストラの手から離す事に成功、それを回収して左肩の金庫にダイヤルファイターを当てて解錠してサイレンストライカーを奪取。
これで重力操作を使えなくなってしまい、そのまま『イタダキ・ド・ド・ドストライク』を撃ち込まれて大きく吹き飛ばされて倒れ込んだ所へ、両戦隊の姿を見て自身の信念を貫く事を決意したノエルが変身したパトレンエックスが飛ばされた2つのダイヤルファイターを右肩の金庫に当てて解錠。ビクトリーストライカーをも取り返されてコレクションを両方失う事になってしまう。
怒りに燃えるデストラはデストランチャーからミサイルを発射して爆撃するも、爆発に紛れた両戦隊は再変身、名乗り終えると今度こそデストラを撃破すべく、敵対同士でも今は心を1つにした両戦隊はデストラに向かって強く叫んだ。
レッド「快盗も…」
U号「警察も!」
エックス「ギャングラーには屈しない!!」
全員「終わりだ。デストラ!!」
あれだけ追い詰めたというのにまだ立ち上がる両戦隊の姿に更に怒りを見せるも、スーパールパンレッド、ブルーとイエローのスーパー快盗ブースト、パトレンU号のイチゲキストライク、スーパールパンエックスのスーパースペリオルストライクの一斉射撃を受けて爆発。しかし…、
「まだだ…。こんなもので私は倒れん…!」
なんと、持ち前の防御力で最大火力の一斉攻撃をも耐え凌いでみせてしまった。
デストラは疲弊しながらも立ち上がり、
「私は…ドグラニオ様を絶望させる訳にはいかんのだっ!!」
両戦隊に向かって強い執念を見せつけて、呼びつけたゴーシュに「巨大金庫」を施す様指示し巨大化。
両戦隊もVSビークルを全発進、グッドストライカーと合体してグッドクルカイザーVSXを完成させてデストラとの決戦に挑む。
グッドクルカイザーVSXとの激しい戦いを繰り広げるが、次々とVSビークルを換装して繰り出される攻撃に追い込まれてしまい、デストランチャーも喪失。そしてルパンマグナムを装備したグッドクルカイザーVSXの繰り出す『グッドクルカイザービークルバーストマグナム』に対し、最後の手段として自身の装甲を解除、デストラストアタックを発射して応戦する。
「まだだ! 貴様らは…、この私が潰すーっ!!」
まさに全身全霊の一撃で両戦隊を消し炭にしようとしたデストラであったが、コレクションの総数にして18以上という相手の圧倒的な攻撃を前にそれすらも押し返されてしまい、雌雄は決してしまった。
そして自らの敗北を悟ったデストラが爆散の刹那に放った最期の言葉は、
「ドグラニオ様……。申し訳……ございま……」
それは両戦隊への恨み節でも自身の敗北への嘆きでもなく、期待に応えられなかった事に対する主君への謝罪の言葉であった。
かくして、ドグラニオの右腕として、ギャングラーの未来の為に戦った男は、死する最期の時までボスへの忠義を貫き通して散って逝った。
彼の死後、本拠地である洋館でゴーシュからデストラの死を聞かされたドグラニオは彼女を下がらせ、暗い部屋の中でデストラと呑み交わす祝杯にするつもりだったのか、2つ用意されたワイングラスにワインを注ぐと、「デストラ…お前は良い右腕だったよ……」と口にして1人静かにデストラの死を悼む。
一方、ジュレではパトレンジャーの面々が来店して盛大に祝賀会を開き、もてなす側であったルパンレンジャーの3人もグラスを出しささやかな祝杯を挙げるのだった。
デストラ亡き後随分と気落ちしていたらしいドグラニオだったが、#43にてゴーシュによって明かされたノエルの秘密に興味を持った際には「しばらく気がまぎれそうだ」と発言している。
とはいえ彼の死はドグラニオにとって大きな転機となったらしく、以降のドグラニオは後継者の選定よりもむしろ一人のギャングとしての行動に重きを置くようになってゆく。
ギャングラーという組織にとってデストラの死は、主要幹部の喪失はもちろん、後継者争いの事実上の終焉をも意味していた。そしてこれ以後、ドグラニオの心変わりに伴い、デストラが命を賭して守ろうとした組織はその扇の要を失い、急速に瓦解への一途をたどることとなる。
誰よりも主君や組織の未来のために尽くしながら、死してなおその労が報われなかった彼の最期は、ギャングラーの中で最も美しく、そして最も救われないものであったと言えるかもしれない。
翌#43以降、OPでドグラニオたちが並び立つシーンにデストラは引き続き登場する物の塵となって消える描写が加えられている。
#44では回想シーンでアルセーヌ・ルパンの宝物庫にドグラニオと共に攻め込んでいた。
余談
モチーフは手榴弾・重火器と、ディロフォサウルスという肉食恐竜。加えて、「パワータイプだけど紳士的」ということで襟や左胸の懐中時計(時限爆弾のタイマーがモチーフ)が造形された。
デストラはイタリア語で「右」を意味しているがモチーフ的には英語の『デストロイ』(破壊を意味する)も含まれていると思われる。また、マッジョはイタリア語で「5月」を意味するが、こちらには『マッチョ』(スペイン語で強靭さを意味する)が掛かっていると推測される。
声を演じるうえだ氏は、特捜ロボジャンパーソンのキャラクターであるロボット・エンジェル役以来の特撮出演となる。
暗証番号の1つ「752615」はゴーシュ同様、担当声優のうえだ氏の名前「752=ゆうじ」と誕生日「615=6月15日」から取られていると思われる。
怪人情報が公開された時、両肩のデザインからスイカが連想されたため、考察勢の間でギャングラー幹部はスロットの出目がモチーフの1つとして取り入れられているのでは(ドグラニオ=チェリー&ベル、デストラ=スイカ、ゴーシュ=プルーン)、と考えられていた。
関連タグ
快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 異世界犯罪者集団ギャングラー 右腕
ブンドルト・ペギー、ブレッツ・アレニシカ、クラッシュブラザーズ、ジャネーク・ソーサー:舎弟達。
ダマラス: 『海賊戦隊ゴーカイジャー』のマッシブな体格の切れ者という似た立場の幹部キャラ。戦隊を容易く圧倒し戦隊の最大火力を受けても耐えきる、組織ではあまり重視されてない戦隊側の分析を密かに行う、ボスへの忠誠心が非常に高い、表面上の協力体制にあった相手からの裏切りで戦隊との戦いに水を刺されるなど類似した行動も多い。
ガードノイド・ガッシュ、ユガンデ:過去の戦隊における腹心のパワーファイター系幹部で、最期までボスへの忠誠心が高かった点も共通している。
カー将軍:『科学戦隊ダイナマン』における忠臣の幹部で、こちらも自身の死をキッカケに組織そのものが急速に終焉への足取りを速めていく事となった。