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概要

一つ目小僧」の様に、大きな目玉顔面の中央に1つだけ付いている形態である。
ロボットデザインがそのように見える場合にもこのタグが付く。
多くの場合は生まれつき一つしかがない。

人間を含む現実の生物でもごく稀に発生し、単眼症と呼ばれ、奇形の一種に位置づけられる。母体のビタミン類の過剰欠乏で発生確率が上昇するとされるが、ほとんどが流産または死産となる。生まれたとしても右脳・左脳と分裂していない為、脳神経系に重大な障害があり、また口や鼻が不完全または全く無く、すぐに死んでしまう。

発生初期の胎児では、まず、神経管と呼ばれる後に中枢神経に成長することになるパイプ状の構造が形成される。これは次第に複雑さを増して脳胞とよばれる袋状の構造になり、この脳胞の前側ははある時期に正中線を対称軸にして左右にY字型に分岐して成長していくこのことで右脳と左脳の分離が行われ、のちに、この左右に伸びた脳胞の先端部から眼(眼球や眼窩)の形成を誘導する物質が分泌されことで体の表面に左右に分かれた2つの眼が形成され始める。しかし、脳胞の分岐が何らかの要因で阻害されると脳胞が分岐せずに異常な構造のまま発生を続けることになるこの状態を全脳胞症という。全脳胞症でも脳胞がどれほど本来の形を残しているかはさまざまな段階があり、比較的軽度の場合は脳の発達がほぼ正常に進み眼もやや間隔が狭くなるものの正常に左右に分離して形成され、脳機能も知的障害を抱える程度で生存機能には問題がないものとなる。この場合、単眼症はさまざまな重さが考えられる全脳胞症というカテゴリーの中でも特に重度な症状を呈するもの、という位置づけになる。たいていの場合すぐに発生のプロセスに重大な異常が起きたことが感知され、ヒトを含む多くの動物に備わる母体保護機能が発動し、発生が停止し自然流産となる。しかし稀にそのような機構をすり抜けて発生を続けることがあり、その場合正中線に沿って棒状に伸びた異常な脳胞の先端位置を基準に眼窩や眼球の形成が始まるので顔面の正中線に眼球を持った単眼症となる。正常な発生であれば鼻(鼻腔)は頭の高い位置(額の位置、イルカの鼻を想像すればよい)で形成が始まった後に正中線に沿って下に移動し両眼と口に挟まれた本来の位置に収まるという経過を経るが、単眼症では鼻や鼻腔が収まるべき位置は眼球と眼窩で占領されているので、鼻の形成が阻害されて事実上無形性となるか、形成されたとしても正常に移動できずに、眼球の上の額に相当する位置に不完全な鼻が留まることとなる。基本的に哺乳類には、母体を保護するために、発生中の胎児に生存の見込みがないほどの重大な異常が検知された場合、自動的に自然流産となる仕組みが備わっているため、単眼症の胎児がそのような機構をすり抜け続けて出産に至るまで発生を続けること自体がまれである。死産であってもそこまで至ることがまれで、死産とならずに出生するのはさらに稀である。出産まで生存しても、脳の発生の初期における異常であるため、脳はもとより中枢神経系の大部分に致命的な異常が生じており、摂食・排泄や呼吸・心拍の制御など最低限の生命維持にも事欠く場合が多く(この辺は無脳症に近い状況である)、普通であれば出産後数時間で死亡し、延命措置を施しても数日以内で死亡することがほとんどで、単眼児がどの程度の視力や知能を持っているかは医学上の関心の対象ではあるが、生後わずか数日の新生児に視力・知能テストに協力してもらうなど普通の(単眼症でない)赤ちゃんであっても無理な話であり、ほとんど分かっていない。

画像検索すると単眼症のものとされる写真は数多くヒットする。前述のように現代の医学技術では単眼症の患者は新生児の状態にほぼ死亡する為、新生児以外の単眼症のヒトと称される写真はコラを疑った方がいい。

単眼症は脳胞の左右への分岐という基礎的な発生のプロセスに起因しているため、ヒト以外の脊椎度物でも見られる奇形で、ヒツジなどの哺乳類の家畜や魚類でも発見例があり度々ニュースになる)。基本的にヒトと同様に出生直後に死亡することが多いが、発生率や生存のしやすさは種によって差があり、ヒツジやヤギなどは出生後も比較的長時間生存しやすいといわれており、獣医学的な延命措置なしで牧場主の世話だけで単眼のヤギが一週間以上生存した例もある

その為、後述の節足動物や微生物などを除けば、現実の生物界では存在しない形態であり、フィクションの住人である(少数だが、正常な発育の過程で2つの眼球が癒着し、単眼になる生物は存在はする)。

なお妊娠中の羊が毒草バイケイソウおよび近縁種を摂取すると、胎児の発生を制御する物質の伝達を阻害することにより種々の奇形を生じさせ(いわゆる催奇性物質)、しばしば脳胞の分岐を妨げて単眼の子を死産する場合がある事が知られており、分離された毒成分はサイクロプスからとった「シクロパミン」と名づけられた。ある牧場で単眼症を含む奇形の羊が次々と生まれ、何らかの超自然的な呪いではないかと大騒ぎになったが調査の結果、牧場内にシクロパミンを含有する毒草が繁殖していた、という事もある

「単眼の怪物」という存在は古代から世界各地の異なる文化圏の伝説に広くみられることから、低頻度ではあるが印象的かつ世界中で共通して発生しうる奇形である単眼症がこれらの伝説の起源となったのではないかという説もあるが、確証は得られていない。

一つ目小僧サイクロプス等、妖怪や神としては紀元前から見られ、ゲームのモンスターとしてもしばしば登場する。それらの場合は目以外の部位も人間とは異なる形態で描かれる事が多い。
一方で通常の人間キャラクターの様式で描かれ、目の部分のみ単眼としたキャラクターもあり、そのミスマッチさが奇異な絵を好むイラストレータに好まれる。

とりわけ注目されやすい顔のパーツの中でも、当然目の部分が注目されるため、その目に対してのアレンジ具合が試される。瞳の大きさ(三白眼だったり)、目自体の大きさ、まつ毛の長短(多さ)、眉の位置、瞳の光源具合あえて(ハイライトを薄くしたり)、その他目に髪型を被らせるかや眉の数とそれだけでも大きな差が出る。

なお、某ベア子のように、一つ目であっても「片目を髪で隠した」ようなアレンジも見られるが、これはデザイン的には、むしろ“メカクレ(片目隠れ)”に属するだろう。
また、2つ目のうち片目がつぶれている場合は隻眼という。

異形から萌え要素へ

従来の作品では、単眼キャラはおおむね異形の扱いであり、ほとんどが悪役モンスターとしての登場だった。しかし、いつの頃からか「大きなぱっちりとした愛らしい瞳」のデフォルメとして、女性キャラや動物と組み合わせた萌え要素として認知されていく。
当初は同人作品などのオリジナルキャラクターがほとんどだった(名前のない、単発のイラストも多かった)が、モンスター娘のジャンルが発展・拡大するにつれ、商業作品にも徐々に進出。主役級として活躍するキャラも見られるようになった(後述の関連作品も参照)。
これらの単眼キャラは、前述の「通常の人間型で、目の部分のみ単眼」としたキャラクターが多い。
頭蓋骨、特に眼窩がどうなってるか」を問うのは野暮というものだろう(例えばメイン画の娘の場合、少なくとも「目」の横幅以上の直径を持つ球体が頭蓋骨に納まっている事になる)。

備考:複眼と単眼

生物学の世界において「単眼」といえば先に述べた「単眼症」の他に、「複眼の対義語」としての単眼がある。
「複眼」とは単純な構造を持った目(個眼と呼ばれる)が複数集まって一つの目としての機能を持つもので、トンボを特徴的な例として節足動物が多く持つ特徴であるが、それに対し個眼がたった一つで機能しているものを単眼と呼ぶ。
単眼の構造は複眼を構成する個眼とほぼ同じであるが、単一で存在しているため脳への伝達が早いという特徴を持ち、光などを検知する役割を持っているといわれている。

単眼のキャラクター(一例)


関連イラスト

ふたごの
全身図
おりじなる
蛆子さん



関連タグ

 モノアイ 一つ目 隻眼
単眼娘 単眼女学生 単眼の日
一つ目小僧 サイクロプス 一本ダタラ 一目連 山童 唐傘
三つ目 多眼 異形
人外 / 人外娘 オッドマン クリーチャー 妖怪 亜人 非人間 モンスター / モンスター娘

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